カテゴリー「文化・芸術」の64件の記事

2007.12.15

広小路亭→彩の国芸術劇場→末廣亭

落語漬け。

今日は一月に一度くらい有る「超落語漬け」の一日だった。どうやって過ごしていたかと言うと、
お江戸日本橋亭で定席
彩の国芸術劇場で昇太さんの独演会
末廣亭で深夜寄席
運のいい事にどれもきっちり時間が被ってない。なので全て見る事が出来たのでした。演目はこんな感じ。

日本橋亭
前座 橘ノ美香「無学者は論に負けず」
笑福亭里光「始末の極意」
瀧川鯉橋「時そば」
一矢<相撲漫談>
桂伸治「浮世床(フルバージョン)」
※予定があったのでここで退場

彩の国芸術劇場年末落語会(春風亭昇太独演会)
前説 春風亭昇太
前座 春風亭昇吉「無学者は論に負けず」
春風亭柳好「悋気の独楽」
春風亭昇太「リストラの宴」
〜お仲入り〜
柳貴家小雪<水戸太神楽>
春風亭昇太「茶の湯」

末廣亭深夜寄席
瀧川鯉之助「にらみ返し」
瀧川鯉太「ぜんざい公社」
笑福亭里光「江戸の荒物屋」(あれ?江戸の荒物だったかな?)
春風亭べん橋「化け物使い」

自分で書いて改めてみると、「同じ噺を二度も聞いてるなあ」「春風亭と瀧川が多いなあ」「里光さんを二回も見ててちょーファンみたいだ」「始めて聞く噺が4つもあるぞ」そんな感じ。伸治師匠のポップさと軽やかさ(と楽しい馬鹿馬鹿しさ)、美香ちゃんのかつ舌の悪さ、鯉橋さんの妙なおっさんくささ、里光さんのまくらの落ち着きのなさ、鯉太さんのミラクルぶり、柳好さんの運動神経のニブさ。あ、これは高座と関係ない!(昇太さんが柳好さんを紹介するまくらで話してた台詞なのです)、そして昇太さんの混沌。どれも楽しい。詳しく書きたいけどもう眠いので今日はこのへんで。とか書くと、たいてい続きは書かずじまいだったりもするけど、大丈夫、今年中には今年中のを全部書くから。誰が楽しみにしているともないだろうけど、まあ自分の為に。

深夜寄席終了後は現地であった落語のお友達と飲みに行く。お互いの最近あったネタを交換しあいながら楽しく話してお開きに。そしてお互い明日も寄席通いと。私がいうのもなんだけど、落語のお客さんって面白いひとが多いよね!

2007.11.25

初「落語馬花」

築地本願寺から歩いて行ったら40分、楽勝。

モスの上にある門仲天井ホールにエレベーターで上がると、「ちーん」とあいたらそこがすぐ入口。箱が狭いことよりも、入口にずらっと並ぶスタッフの多さに驚いた。狭い入り口なんだから、なにもそんなに大人数で出迎えなくても。横幅は狭くて天井が高く、いす席の前に座布団席もあり、超大入り満員の第9回落語馬花はこんな風でした。

前座 柳家緑君「道灌」
金原亭馬吉「黄金餅」
柳亭こみち「堪忍袋」
柳家花緑「二階ぞめき」
〜お仲入り〜
柳家初花「竹の水仙」

緑君(前座)は、初めて見た時と比べるとずいぶんびくびく感が無くなったけど、もしょもしょ感はまだまだ溢れまくり、でもいいよねえ先も長いし。馬吉さんの「黄金餅」は初聞き。よくよく考えるとえらいえげつない噺だけど、馬吉さんがさらっとやるせいか「ええー!」という印象がなくていい。最近汗をかかなくなったなあと思っていたら、今日は汗かきまくり。ライトのせいかしら?。こみちさんの高座は初めて拝見、顔が誰かに似ている。まくらでの言葉の乱れのネタは「ごもっとも」とは思うけど、あんまり面白くはないかな。おかみさんが威勢良く堪忍袋に喋り捲るところはテンポがよくて聞いていても気持ちがよかった。

ここで花緑さん登場。一年くらい前に何度が高座を拝見したのだけど、そのときはどうもあまりピンと来なくて「七光の人…」としか思えなかったのだけど、今日はぼんぼん風味(いや、風味じゃなくてまんまぼんぼんか!)も微笑ましく、とはいえ自分のお弟子さんがお二人もいるせいか師匠(というか責任者)な顔も見えつつ、まくらは非常に長かったけど楽しく聞けたし(おじいちゃんの事、昔やった落語会の事、弟子の事等々)、なにより「二階ぞめき」という若旦那の明るいおバカぶりが似合っていて(褒めてます)、とても楽しい高座だった。初めて聞いた「二階ぞめき」という噺の馬鹿馬鹿しさにも関心。自分の家の二階に吉原を再現しようなんて(人は含まず)、どういうセンスだ。パノラマ島かよ。喜ぶ若旦那も若旦那だけど、作っちゃう番頭や棟梁もナイス。若旦那が皆から愛されてるってこと?。おバカだけど呑気で可愛い若旦那のナイス噺だった。他の人でも聞いてみたいなあと思うけど、難しそうな噺だな。

ここで仲入り、もらったチラシに書いてある番号を使っての抽選会。出演者の手ぬぐいなどなど。私はこういう抽選に当たったためしがないので、お隣の友人と「当たったことないや」な話をしているうちに、抽選は今日の目玉の出演者やスタッフも欲しいという花緑さんのサイン色紙と手ぬぐい付絵馬に。「おー」と関心していたら、なんとその抽選の一発目で大当たり。ぶほーぶほー。あたったことがないのであたふたしてしまい、選ぶ余裕も無くとりあえず一番近いところの色紙を頂戴いたしました。色紙には御自分の似顔絵と「感謝がすべての解決策」との言葉が。嬉しいハプニングとなりました。

そしてトリは初花さん。まくらで噺家というのは…と話し出し、「まくらが長いと師匠に似てると言われますので」なんておっしゃるから短めかと思いきや、長くなりそうな気配の時に、楽屋口がパタンと開いて「いいから早くやりなさい!」と私服に着替えた花緑が、ははは。師匠と弟子とはいえ、この二人は十くらいしか離れていないのよね。師匠に急かされ始めた噺は「竹の水洗」。最初は甚五郎のキャラがいまいちピンと来なかったし、妙に同じ場面を押す所とかは飽きちゃったりもしたのだけど、後半になるにつれて聞きやすく、テンポも良くなり、良かった良かったでした。

興味深かったのは花緑さんのまくらでの話。「自分が真打になったころのお客さんは最近は見なくなった人も多いけれど、でもその時の自分を支えてくれていたのはその時に来てくれていたお客さん。ただ上手い人だの面白い人を見たいなら、他にいくらでもあるけれど、こういう若手達のは、その高座も勿論だけど、この子達が育って行くというドキュメントも一緒に見ている、そういう気持ちで見に来てくだされば、本当に有り難い」ちょっと言葉尻は違うかもしれないけれど、そんなような事をおっしゃっていて、ほんにほんにと納得。花緑さんとかは物凄ーく恵まれている事が沢山あるのだろうけれど、きっとそれと同じくらい苦労や辛い事もあるのでしょうし、そういう人だからこそこういう事も言えるのかなあなんて。今日はまくらも高座も楽しかったので、珍しく少し花緑さんを贔屓目に見てるかな。噺家さんが育って行くドキュメントねえ、上手い事言う。つか、緑君が真打になるまででもまだ軽く15年近くあるよ!えらい長いドキュメントだな。延々やってるぜ情熱大陸!みたいなね。

終演後は出演者がエレベーターホール(狭い)に並んでお見送り。終わって時計を見てみると10時を20分ばかり過ぎた所。大変長丁場、でも楽しい落語馬花でございましたとさ。

2007.11.17

第6回ひろし寄席

今年の頭から行き始めた「ひろし寄席」、今日は4回目だったので手拭いをいただきました(スタンプカードのスタンプ4つでもらえる)。綺麗な水色に使いやすそうなシンプルな柄。最近ハンカチの変わりに手拭いを持って出かけるのでものすごく重宝。ひろし寄席はネタ出ししているけど、変わる事がしょっちゅうで、本日も大幅変更の番組となりました。

五街道弥助「ぞろぞろ」
金原亭馬治「茶の湯」
〜お仲入り〜
金原亭馬吉「転宅」

プログラム通りやったのは馬治さんのみ。楽しいといえば楽しいのだけど、今日は終わった後に「んー聞かせてもらったなあ」という満足感が少し薄かった。弥助、馬治の両名の時は照明のせいでえらい暗くて表情がはっきり見えなくて、まずそれがいかん。昔はそうだったかもしれないけど、今はやっぱり表情がはっきり見えないと、どうも集中力も欠くし。弥助さんにいたっては「怪談噺ですか…?」な雰囲気。呑気で楽しい噺だっただけに勿体無い。本当は「紋三郎稲荷」の予定だった弥助さん、「何度かやってみたんですが、どーも思い出せなくって…」と。ははは、思い出そうぜ。でもあの弥助さんの口調で言われると「仕方ないかなあ」なんて思っちゃう。甘いよ、思うなよ。馬治さんはネタ下ろしだったのかな。どこが悪い!ではないけれど、まだちょっとピンとこない感じ。声の出るトーンがいつもと少し違ってた。でもあのご隠居のキャラはきっと似合うと思うから、これからもかけてみて欲しいな。明るい噺だけど照明暗し。

お仲入りの時に照明を調整してもらって馬吉さんのときはクッキリハッキリ、こうでないと。一応自分の席だけがそうやって見えているかもしれないので、周りの人にもうかがって見て、自分だけじゃない事を確認してからお店の人に言ってみたのだけど、こんなにハッキリするなら最初からこの照明でみたかったぜ。本当は「薮入り」のはずだった馬吉さんの転宅はいい意味で軽くって楽しくて聞きやすい。お菊が「ねぇ、おまえさん、お菊って呼んどくれよぅ」と泥棒にせがむ台詞が妙に色っぽい。先日も聞いたけどこんなに色っぽく、しかも押せ押せだったっけかしら?。聞いていて少しドキドキするようなお菊なのでした。「本当は変えるつもりはなかったんすよ。でも弥助兄さんが『今日は二人も変わっちゃって』っていうんで、馬治が変わってないから、もう仕方なく変えたって訳で」と。こらー、薮入り楽しみにしてたんだぞー。つか、弥助さんにしろ馬吉さんにしろ、飄々としてるわね、あ、馬治さんもか。

楽しかったけれど、せっかく三人でやっている会なのだもの、もちょっとドン!とした噺を聞きたいなあとも思ったり。他ではかけられないような「今オレ、これやってみたい!」というようなそういう噺をね。

そしてここはその後に打ち上げもあり。普段は2000円(最初の乾杯含)+飲んだ分の酒代なのだけど、「今日は料理がいいもので…」ということで2500円。確かに今日は鍋もありで、大変色々美味しくいただいた。えらい長丁場な打ち上げ&二次会。これでもかという位に、少し飲み過ぎちゃったひろし寄席なのでした。噺家さんがテーブルをまわっている時は、グラス片手に談笑、いなくなるとご飯!的に過ごすアタイ。わかりやすい。

打ち上げの席で出るご飯は、美味しいのにいつもどんな落語会の打上げの席でも残っていたりするのを、勿体無いなあと思うのでした。作る流れや人数からして仕方がないのかもしれないけど、残さない料理の量で出してくれたらいいのになって。ご飯は残したら駄目なのですよ。

2007.11.12

春風亭昇太「ムードデラックス」

東京ムード学園。

誰かが使っていたネタを拝借だ。今日は昇太さんの独演会「ムードデラックス」の初日。仕事をなんとか切り上げて本多劇場へ行ってまいりました(以下ネタばれ有りなので、明日以降見に行かれる方は、空欄を作ったのでその間に逃げて逃げて)

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今日の番組はこんな風。
「携帯撲滅キャンペーン」ビデオ
春風亭昇太 まくら
立川笑志「堀之内」
春風亭昇太「唖の釣り」
春風亭昇太「時そば」
〜お仲入り〜
春風亭昇太「寝床」

今日の撲滅ビデオは、弟子の昇吉くんと城趾に行ってというシチュエーション。シャツをインした着こなしのダサ昇太さん、「もしもし、東大出身の昇吉です」の台詞が感じ悪い昇吉君、携帯を切らない人は往復ビンタなのですよ。

私服で登場してしたお話は、「ダイエットで成功のあかつきには油祭り」と「中世城郭について」。座布団を使って「ここが掘りきりで…」との大講議、お陰でよく理解出来ました中世城郭。「天守閣なんてのは城の歴史の最後の一ページ!」「天守閣なんて全部燃えちゃえばいいのに」、アンチ天守閣な昇太さんだ。深大寺城に行って来たなんてお話も。深大寺には喬太郎さんプロデュースのそば屋もあるし、うちからそんなに遠く無いし、今度行ってみるかしらと思った。

今日のゲストは「真打昇進おめでとう」の笑志さん。空港のそば屋での注文の、笑志「ミニ天丼セット」、昇太「おろしそば」、昇吉「鴨せいろ」が非常にナイスだ。東大を出ていても(弟子の昇吉くんは東大卒)、人の気持ちや人間関係の機微はわからないという好例ではないかと。笑志さんの堀之内はほのぼのしていて、ものすごく特出したキャラとかがあるわけじゃないけど、手堅くて心地よく聞いていられる高座でございました。ちなみに昇々くんの話題はほとんど出なかったけど、今日の高座返しや着物の投げ渡しは昇々くんだ。年は10も上で東大卒の昇吉くんが三番弟子、まだ10代の昇々くんが二番弟子というのも、考えての事なんだろうなあと思ったり。そうそう、あの二人に地味な着物を着せているのも(寄席の時もだいたいそうだ)昇太さんの指導なのかなあ。

閑話休題。昇太さんは、最初はえんじの着物、生着替え後はえんじ(というか小豆色かな)に白い模様の小紋に、卵色の羽織り。仲入り後は若草色っぽい着物にクリーム色の袴。昇太さんは柔らかい色がお似合いだ。好きでよくやる噺と好きだけどやらない噺があって、今日は好きだけどやらない、絶叫系のを、と。好きな噺はなんかやるのが勿体無い気がして…といいながら、ちょっと照れてる。そういってやった噺が上の三つ。へー唖の釣りとか寝床好きなんだぁと、少し意外な感じがした。どう意外かは説明しずらいけれど。

唖の釣りは、最初につかまる男の馬鹿振りが馬鹿すぎて可愛いし、唖のフリをする所も「唖」というより「わたわたしすぎちゃった人」っぽくて見やすかった。あれ、リアルにやりすぎると、ちょっと笑えなくなってしまう。あ、昇太さんがさっきの笑志さんのまくらを受けて、昇吉くんの事を話しながら、自分の体験談を(おいでと言われてもすぐ入らない、頼むものは師匠より安いもの)。柳昇師匠の話をしている時の昇太さんは、本当に嬉しそうというか楽しそう。時そばもあの「わからない男」の馬鹿さがたまらん。わかったフリをしてみせるとことか、蕎麦屋で全部を真似しようとする所が、昇太さんがやると馬鹿というより度を超えた素直な人に見える。引っ張られる間(本当に突然に「あっ!」って引っ張られる)、蕎麦の食べっぷり(美味しそう…)、「まごや」の主人の困りぶり(情けなく困らせたら昇太さんの右に出る人はいないな)、真似をしようとする男の表情(嬉しそうだ…)、どれをとっても面白い。

でも今日の私の一番のヒットは「寝床」。急に「あ、時そばやらなきゃよかった…」と。客席から「なんで?」という空気が流れたかと思ったら「間くらい静かなのをやればよかった、咽が痛くて」。そういう理由ですかい!。あ、そういえばどっかのまくらでの「落語蘊蓄野郎を今なら論破!」がいい(僕を好きな人だけ見にきてくれればいいんです!、もいい)。「今なら逃さない!」と強き発言。そうとう昔は叩かれたのだろうなあと。いや、今も叩かれているだろうけど。いや、そうじゃなくて「寝床」、どこもかしこも面白い!。茂蔵が来れない人の説明をするくだり(脚気の人ばっかり)、どうも茂蔵だけは主人の義太夫から逃れられなさそうな事が決まった時の激しい落胆振り(どんだけ不幸なんだっていうほどの落胆ぶり)、前の番頭さんがあった恐ろしい出来事の回想(胸で壁を這い上がるって!)、義太夫を避けようと野戦部隊の歩伏前進状態の客席(頭を伏せろー!)、最後の場面(カマボコで耳せんしてる!、あ、師匠も!)、まあいったら全部だ。あと、まくらとかでは「悪口のかたまり」みたいな昇太さんだけど、噺の中に出てくる大店の主人や番頭さんのようなほんわりしたキャラが良くお似合いなんだなあ。あれか、年相応って事か。泣いている小僧を前につれてくる場面も、あの頭を撫でる仕種で、小僧の小ささと可愛がっている様子が感じられるものね。どんなにエキセントリックになっても、古典では今の言葉は使わないし、今のシャレとかは使わない、そういう昇太さんの古典がいいなあと思う訳なのでした。

結局はげしくオーバーして終了。最後には来年の予定や、今日古典ばかりをやった理由などなどをまた色々お喋りしてくださったので、終わったのは9時20分近く、大満喫だ。最後もなんか妙に「言っておきたい」って感じで、あれやこれやと喋っておられました。最後はいつもみたいに片膝立ててピース!じゃなくて、深くおじぎをしての幕引きとなりました。ああいう時すごく丁寧でいいなあと思っちゃう。あ、昇太さんの術中にはまってる?!

そして終わった後、友人と楽しくご飯を食べて、帰る電車の中でさっきの高座を思い出すも、…全然でてこねえ!。ものすごく一生懸命聞いているのに、穴が開くほどジーッと見ているのに、まくらでどんな話をしたか、どんな仕種をしたか、ちっとも思い出せない。まるでライブを見ているようなテンションなんだなあと思った。全然保存が出来て無い、「Ctrl」+「S」を押さないと。

ただただ、「面白かったなあ〜」「昇太さんかっこいいなあ〜」という気持ちばかりが残る、ムードデラックスなのでした。

2007.11.11

雨の末廣亭。

風情がある。

昨日は芸協担当上席の千秋楽、今日は落語協会担当の初日。末廣亭2デイズ。昼席のトリの途中からの入場となりました。

昼席
柳亭左楽「寝床」

夜席
古今亭志ん坊(前座)「(与太郎が酒粕を食べる噺)」
金原亭馬治「強情灸」
近藤志げる<漫談>
古今亭菊丸「豆屋」
林家種平「忘れ物預かり所」
柳家小菊<俗曲>
古今亭菊志ん「一目上がり」
柳亭小燕枝「肥がめ」
ロケット団<漫才>

今日はここにて退出。私の近くに若い女性の三人組が座ったのだけど、のべつ何かを食べて感想を言い合ってる。そりゃ寄席だし桟敷だし、ものを食べてはいけなくないし、そうやってのんびり聞くのもイイと思う。でも、大きく三人で広がって座って、畳に食べ物を散らかして、ずーっと何か食べて何かの匂いをさせまくっているというのは、ちょっと気がそげる。ピクニックなら他でおやりなさいませな。自由にのんびりと、好き勝手だらしなくは違う。これで相当に気がそがれちゃったので、早めに退場というわけだったのでした。

今日見た中では、年輩の方より若い方達の方が楽しく聞けた。志ん坊くんは酒粕を食べて酔ってしまい、皆から色々教えてもらって素直に聞いている与太郎が似合ってかわいらしい。馬治さんは末廣亭でこうやって聞くと声が大きいなあという、今さらながらの感想。きーきー高い声で大きいのじゃ無く、全体のボリュームと量が大きい感じ。若者らしくてとてもナイスではないかと。威勢が良くって、ちょっと能天気で朗らかってキャラが良く似合うと思うので、強情灸はピッタリ。女の仕種で、ひょいとはすっかいに傾くような形は、芸協の若い子にはいないかもなあと思った。

さっき菊丸さんに「急に気が違ってとても皆様の前に出て来れないので」と言われていた菊志んさんは、少し遅い時間に登場。久しぶりに拝見するのだけど、少し顔の感じが変わられたような。明るくて呑気な楽しい一目あがりでした。ロケット団の倉本さんは、出番の少し前からずーっと楽屋の小窓から高座を覗いてる。のぞき過ぎですって!。気が付くとしょっちゅう倉本さんの顔が三分の一くらい窓から見える。そんなロケット団は今日も面白かった。良く聞く四字熟語のネタは、最近の話題の人に変わって新鮮だし、漢字で果物のネタは少し流れが変わってた。御葬式ネタは不謹慎ながらも笑ってしまう。あの、倉本さんの軽やかで怪しい動きと、三浦さんの唐突さがいい。

末廣亭を出て花園神社の大酉市を見に行ってみると、私が思っていた以上の人でびっくりした。買いはしなかったけれど、沢山並んでいるのを見ているのも楽しい。沢山美味しそうな屋台が出ていて、酒も沢山売っていて、皆楽しそう。ふと、これって一人じゃなくて、好いた殿方とか、仲良しの友達と来たら楽しいんじゃないの…と、超高速でブルーになる。雨も降り出しちゃったから余計にか。「一緒に大酉市に来る人もいない自分、しかも雨に降られても傘がない…」。井上陽水気分で、えらいしょんぼりしながら総武線で帰宅。予定より早く帰って来たので、フジガーデンでお買い物をして、先日買った奥薗さんのレシピ本の中から二つ試して、食べ終わった頃には、「はーご飯美味しいなー♪」。単純すぎ。

しかし近藤志げる、寄席でやるには暗すぎないかい。童謡や唱歌は良い歌が沢山有るけど、ああもしんみりというのは少し苦手。どうせ懐かしいなら川柳師匠ぐらい、景気よく朗らかな方が好き。って、好みの問題ですが。

2007.11.03

末廣亭のトリは伸治師匠。

部屋の更新の為の不動産屋へ行ってから末廣亭に。なんとか出番が早くなった文月師匠に間に合った。私が入ったのは昼のお仲入り前の米丸師匠の時だったのだけど、なんとお立ち見。仲入りまで立ち見、後半は上手桟敷、夜の部は最前。今日はずっと桟敷でもいいかなーと思ったのだけど、どうも上手からの視界が居心地が悪くて、入れ替えの時に移動。自分が見やすい方向とか場所ってあるものね。そんな途中からの末廣亭はこんなふう。

昼の部(途中から)
桂米丸(始めて聞いた、銭湯の話題)
〜お仲入り〜
桂文月(やかんの途中までって感じ、「魚寝問」でしたっけ?ヒデさん?<聞くなよ)
玉川スミ<俗曲>
三遊亭遊之介「ガマの油」
古今亭寿輔「地獄めぐり」
林家今丸<紙切り>
三遊亭笑遊「片棒」

夜の部
瀧川鯉八
柳家小蝠「無精床」
やなぎ南玉<曲独楽>
神田陽子「楊貴妃(講談)」
春風亭柳好「町内の若い衆」
ぴろき<ギタレレ漫談>
桂伸乃介「唖の釣り(一人目が見つかって説教くらう所まで)」
桂南なん「初天神」
東 京丸・京平<漫才>
三遊亭圓雀「転宅」
昔昔亭桃太郎(歌詞に突っ込んで行く話)」
〜お仲入り〜
神田紅(大高源吾と宝井其各の話、講談)
松乃家扇鶴<音曲>
三遊亭栄馬「二番煎じ(一巡目が見回りするまで)」
春雨や雷蔵「子ほめ」
松旭斎小天華<奇術>
桂伸治「厩火事」

同じ話題も有るけど、新しいネタもポンポン入ってくるし、何よりしょぼしょぼした感じがないのが素敵な米丸師匠。もうお元気そうなのを見るだけで「良かったなー」とか思っちゃう。文月さんのこの噺は初聞きなのだけど、とぼけた感じがとてもナイス。文月師匠を見ると「男らしいチャーミングさ」っていつも思う。ああいう薄い茶の着物がお似合い。寿輔師匠はあれだ、ちょっと離れて見ると面白いよ!。最前列だと顔のクドさに気を取られちゃって、少し間違うといじられちゃってあれなのだけど、桟敷くらいで見ると距離のおかげか、自分には丁度いい濃さに。発見だ発見。今日も最前の派手な服のおばちゃんやら、桟敷でペットボトルのお茶を飲んでいるおばちゃんをいじり倒しておりました。

夜の部開始。ああゴメンナサイ、鯉八さんの噺をメモするのを忘れてしまいました。私は仲入りとか終わった後にメモする派なので、結構忘れがち。鯉八さんは無地の濃い青の着物がお似合いだ。というか前座さんは妙に柄柄しい着物の人より、縞とか無地とかを着ている方が私はイイと思う。小蝠さんまだ足の調子が良くなさそう、大丈夫かしら。公園で練習している時のまくらは何度聞いても面白い。柳好さん寄席で拝見すると、あのひょうひょうとした軽い感じが心地いい。見かけはどうみてもよろよろした殿方なのに、気の強い内儀さんがお似合いだ。

ぴろきさんの緩い漫談に思わず含み笑い。「新聞を切って送ってくれ」と「パーカーを耳に」のネタがとくに好き。そいえばぴろきさんは、この後の仲入りの時にCDを売に客席まで来ていた。降りると腰の低い普通の人だ。南なんさんの初天神は子供がやんちゃというよりこまっしゃくれで、その子供が南なんさんにピッタリ。美味しそうに飴を持った指先をなめるよねえ。圓雀師匠の転宅は泥棒のとぼけ感が可愛い。しかし圓雀師匠は年齢不祥だ。あ、そうそう、師匠が出て来た時に返しが「夢之助」になっていて、「何ぃ!話題の人が出るのか!?」と思ったが、単に間違えただけで、途中でこーっそり鯉八くんと初音ちゃんが正しいのに交換してた。どんなにこっそりやってもバレバレなのがなんとも。桃太郎師匠の噺は先日「芸協らくごまつり」で聞いた噺だ。聞いたばかりだけど、あのゆるーいゆるーいトーンがどうも笑えてくる。いつもの台詞だけど「しけた茶碗だね。せめて茶托に置いて蓋でもしておけばいいのに」と、まさに。ハイテンション押せ押せの高座じゃないけど、ついなんか笑ってしまう桃太郎師匠。楽しかったので素直にジーッとみながら拍手をしていたら、緞帳がおりきる寸前に、ぴらぴらっと手を降ってくだすった。嬉しい…

栄馬師匠は話しはじめると二番煎じ。今からやって時間は間に合うのかなあと思い、しかも見回りの所をすごくじっくりやる。聞いているうちに、ああ、なるほどこういう聞かせ方なのかなあと。一緒に見回りに出ているメンバーが得意な声で夜回りのかけ声を聞かすっていう、皆の声色の違い、そこをじっくりと。なるほどなあ、渋いなあと思った。師匠の噺の間、妙に楽屋が盛り上がっていたようで、なんか「おめでとー!」ってな声も聞こえて来た。何にそこまで盛り上がっていたのか楽屋よ。雷蔵師匠は初体験、若い人じゃない子ほめって雰囲気が違う。雷蔵師匠の他の噺も聞いてみたいな。小天華先生は黒のパンツスーツでかっこいい。あの紙袋から花の入ったハコが出てくるマジックは、何度見ても不思議でならん。どーなんてんのー?!

で、トリは伸治師匠。あ、お着物が袷になったかな?。そりゃそうか11月ですものね。縁に関してのまくらをふっていらっしゃってるなーと思ったら「厩火事」。師匠の厩火事も初聞き。印象としてはちょっと平たんな感じがするなあなんて。あらやだアタシったら生意気。師匠だったらもっと軽やかでポップにメリハリが利いてもいいのにと。とはいえ、勝手な事ばかり言っている内儀さんが憎たらしいというより可愛く見えるのは師匠ならではじゃないかと。今日は随分派手で素敵な襦袢(薄い抹茶色と黒の鱗柄かな)を着ていらっしゃるなあと思ったら、途中袂から襦袢を少しひっぱりだしてさめざめと泣く場面が。そういう使い方の為?。前にも何人か「あー男性の割には派手な襦袢だなあ」と思うと、たいてい「引っぱり出して泣く」場面があった。そういうものなのかしらん。そうだとしたら細かい技だよねえ。私は師匠のどんな噺でも、サゲを言う時の声のトーンが好き。絶妙。

と、今日も満喫!で終わりにくいのが土曜日、そのまま深夜寄席の列に並ぶ訳だ。表に出る時に木戸に和光さんを発見。「あれ?今日出るんですか?」「あ、花丸兄さんの変わりに」。和光さんが出るなんてなんと運が良い事よ。と列に並んで切符を買って待っていると、某師匠が食事に連れていってくださるとの事。嬉しい!。あれ、でも深夜寄席。…素敵な殿方の誘いにはめっぽう弱いので、お目当てさんの出順を聞いて、お食事に。美味しいご飯と楽しいお話を満喫して師匠とは別れて深夜寄席に。やっぱりあれだよ、大人の男は違うよ。

柳太さんの途中で入場、ん!?この時期に皿屋敷?!。なにやら盛り上がっていたような終盤でした。次は小蝠さん。まくらは一緒だったけれど、やった噺は「蛙茶番」。なんとも馬鹿馬鹿しい噺なのだけど、さっき聞いた「不精床」よりこっちの噺の方が良かった。小蝠さんは番頭さんがすごく似合う。最後は和光さん。時間を気にしていらっしゃるのか、妙にわたわたした雰囲気。いや、でも前もそうだったな。こういう芸風か。自分の一門(鶴光師匠のお弟子さんなのです)の事、出番を交代した花丸さんの事、長めのまくらのあとは「狸賽」。「たーちゃん」と呼び掛ける男と狸との掛け合いがテンポよくかつ可愛らしい。狸が賽子に化けたのを見た瞬間「あ…」と目線を上げるだけで、ああ、大きい賽子に化けちゃったのね、ってのがわかるのが、落語の素敵な所だと思う。あと狸と普通に会話してるとこ。和光さんにお似合いの「狸賽」でした。このタイプのサゲは初聞き。サゲも色々有るのねえ。しかし二人楽しみにしている人が出てると、えらい儲けた気分になる深夜寄席だ。ちなみに今日も満席。

終了後は常連さんたちと飲みに行く。またここでも爆笑につぐ爆笑で、ずっと飲んでいたかったのだけど、翌日早起きだったので(7時半は早起きか?)終電手前でおいとまを。楽しい落語漬けの一日でしたとさ。

2007.10.29

稲田つつみ寄席第47回特別公演

稲田つつみってどこ?

ちゃんと調べてみると、職場から思いの他近い事と、昇太、山陽、紋之助、柳太郎とナイス番組だったので平日ながらの参加。職場からタクシーで千歳船橋まで行って、小田急線に乗れば上手くすると開場と同時ぐらいに会場着くなと思っていたのが甘かった。タクシーが全然つかまらず、おまけにバスもなかなか来ず、結局は開演5分前着というはめに。ホールなのに自由席だったので、こりゃもう後ろだな…と諦めて入るも最前列に1席ぽっかり空いている。

落語の神様ありがとう!

開場の入は満員とは言えない状態だったけれど、主催の方も、当日のスタッフの皆様がどの方も非常に丁寧で感じが良くて、雰囲気が良かった。もらったプログラムを見ると、あれ?山陽さんがいないぞ?、という変更ありの番組はこれ。

前座 桂ち太郎「饅頭恐い」
桂平治「親子酒」
国本武春<浪曲>
春風亭昇太「権助魚」
〜お仲入り〜
三増紋之助<江戸曲独楽>
春風亭柳太郎「尻餅」

そそーっと出て来たのはち太郎くん。あんなひょりょひょろの男の子だけど、思いの他啖呵を切る所がいい感じだなあと。会場のおばさま達からヒソヒソと「可愛い」「可愛い」と声が漏れておりました。平治師匠は出てくるなり「さっきのち太郎というのは私の弟子で、あの噺も私が教えたのですが、あんなに下手に教えた覚えはないんですが…」と、ほほほ。私はあまり平治師匠は好みではなかったのだけど(声や喋り方がガラガラしてる感じがなんとなく)、今日の親子酒は楽しかった!。酔っぱらった親父がお似合いで、酔っぱらってガラが悪くなって行くけど、なんだか可愛い。あのへの字になった眉毛も、酔っぱらって「ニコー」っとしたキャラにはお似合いだ。深くおじぎをした時に見えたうなじが綺麗でございました。何をみてるか自分。

国本さんは「待ってました!」「たっぷり!」「名調子!」「日本一!」のかけ声の練習をたっぷりと。ここのお客さんは非常にノリが良く、ちゃんと声をかけてる。また国本さんの「泣きそうな悲しそうな顔で」とか「たっっっっぷり!と小さいつが沢山入るように!」の説明が楽しい。「たっぷり!」を言っている時の顔がチャーミング。「唾が前の人に飛んだってかまいませんから」「待ってましたの後に笑わない!」。後半は宮本武蔵の話(唄?)だったのだけど、これを聞くと船頭佐助の台詞で泣ける。

綺麗な若草色の着物に袴、半襟は橙色、良くお似合いの組み合わせで登場の昇太さんはご自分がずっと小田急沿線に住んでいらっしゃるから(大根に始まって今のお部屋まで)、小田急ネタが多かった。なので始めて聞く話も多くて嬉しい。「新宿当たりだと荒んでるから鞄が当たっても『ふん!』って感じですが、そこへいくとこちらに来ているお客様は、ぼやーんしていて余裕がおありでいらっしゃる」と。昇太さんが地元の人たちをこうやっていじるのってあんまりないな。お話は権助魚。昨日の「私的落語論」で端折ったバージョンを話したけれど(しかもスーツ姿で)、今日はフルバージョン!。最初はちょっとお疲れかなあという顔だったのに、進むにつれてツヤツヤしてくる昇太さんのお顔。何ドーピングだよ。口を少しとんがらせほっぺた膨らまし気味に「ムフー」っと笑いながら旦那に物を訪ねようとしている権助が可愛いったらないですよ。ナイス場面目白押しの大笑いの権助魚。なんでもない場面かもしれないけど、帯を掴んでいた権助の両手をもってゆっくり権助を前にまわすところが好き。なんかあのそっと権助の両手を持つ感じがね、良いのですよ。あれで「あ、権助ってかなり小さい子供なんだなあって」と思う。とすると、内儀さんの「旦那のお妾さん探り」も本気じゃないんだなあと。そんな小さな子供にやらせてるんだからな。そう思うと呑気さ倍増だ。「権助、山家育ちだから魚の事よくわかんねえ」って台詞が可愛い。

そして本日は口上あり。下手から平治師匠、柳太郎さん、昇太さんの順で進行役は平治師匠。柳太郎さんが非常に気のいい人だという事をお話。昇太さんもそんな事をいいつつも、「トリで話ている時に帰るお客さんの顔というのは良く覚えているものです。そしてここは柳太郎の地元ですので、後を付いて行って嫌がらせをするかもしれませんので」なんて。最後の三本締は昇太さんの音頭で。平治師匠に「昇太師匠お願いします」といわれて、小さく頷きながらすごく照れてる。あんな絶妙な表情あんまり見ない。いわれて昇太さん「三本締というのは、やってみるとなかなか気持ちのいいものです。」と少しだけ師匠の顔になって、「よーっ」と三本締。昇太さんの音頭は非常に落ち着いた少し間をとったナイス三本締だった。そして手を打つ形も綺麗。暴れん坊な昇太さんだけど、こういう時は本当に丁寧で形がいいと思う。

柳太郎さんの最後の口上の後は紋之助さん。紋ちゃんは今日もキュート。柳太郎さんの真打披露と言う事で、名前入りの扇子を使い、お客さんをステージにのせ「もんちゃん!しょうちゃんの!綱渡り」をトトロ付きでやって、最後の風車は、客席に降りて披露。上手から降りて客席まん中あたりまでいって、ぐるっと進んで下手の方からステージに上がる。皆でぽっかーんと口をあけて見てる。グー!紋ちゃんグー!。最後はスキップで退場、どこまでもポップな紋之助さんの曲独楽なのでした。

トリは柳太郎さん、まくらはいつもの先生の話。確かに面白いまくらなのだけど、もうちょっと他にもバリエーションがあってもいいのでは?と。まあ、そんな皆しょっちゅう来ている人ばかりではないから、だったらウケるのをってのはわかるけど、でももちょっと冒険して行こうぜ!という気もする。始めて聞いた「尻餅」という話は、驚きの馬鹿馬鹿しさ溢れる噺だった。だって年末に餅がつけないからって、女房のケツをひっぱたいて餅付きの真似事ってアンタ!。まくらは同じで「あらー」と正直思ったけれど、噺は気が強い内儀さんも、言われて真似する気のいい主人も柳太郎さんの勢いのある口調に合っていて楽しかった。ただ、どうみても絵的には女性らしさがみじんもないのがあれだけど。もちょっと柔らかいところがあったらいいのになーなんて。

いやー口上もあったし大満喫だなあと思いながら出口に向かうと、出口で着物のまま挨拶をしている大きな体の柳太郎さんが。移動早っ。帰るお客さんに何度も何度も頭を下げて挨拶をしている柳太郎さんはえらいなあと思いながら帰宅。柳太郎さんも、文月さんも、定席以外でのお披露目を見たけど、夢花さんだけ見にいけなかったなあと。落語歴一年目で縁があって沢山見たお三人のお披露目興行。ずっと印象に残るだろうなあ、いい思い出になったなあと、今書いていてしみじみ思った。

何ごとも縁。

2007.10.27

国立演芸場→武蔵小山again

台風の日にハシゴ。

まずは国立演芸場に「芝浜革財布」を見に行く。今日は着物で出かけようと思っていたのだけど、雨が降っていたのであっさり却下。着物汚れたり下駄に雨が染みたら嫌だもの(ガッツゼロ)。国立は有るかどうか怪しかったので、途中末廣亭に寄ってかわら版を買ってから行こうかなあと思ったのだけど、なんとなく早く行っておきたい気分だったので寄らずに国立へ。はり出されている進行表を見てびっくり「馬治さんじゃーん!」。今回は交代出演が馬吉さんと彦丸くんだったので、ちょいとがっかりしていたのだけど、開口一番に馬治さんの名前が。良かったー早く来て良かったー。座ってみると、4列目のど真ん中、見やすい…。

(高座返しは玉々丈くん)
金原亭馬治「強情灸」
金原亭馬吉「ざる屋」
金原亭世之介「小粒」
古今亭菊春「一分茶番」
林家正雀「七段目」
蝶花楼馬楽「手紙無筆」
金原亭馬生「酔っぱらい」
獅子舞(世之介、菊春)
〜お仲入り〜
鹿芝居「芝浜革財布」

世之介師匠は物まね有りで(志ん生、彦六、談志)、正雀、馬楽、馬生の皆様は踊りあり。お仲入り前には獅子舞が入るし、盛り沢山な雰囲気で楽しい。ああやって続けて見ると踊りにも個性があって面白い。きちっかちっとした感じの正雀師匠、それより柔らかくて上品な感じのする馬生師匠、私は馬楽師匠のが一番好みかなあ。綺麗!というのではないけれど、見てるといい心持ちになってくる。皆様落語はぽぽんとやってという中、正雀師匠は座布団周りに汗が飛び散る大熱演。後から出た馬楽師匠が笑ってた。

獅子舞の先導は今日は馬吉さんと彦丸くん。馬吉さんは声をかけるのがお上手なので、呼び止められ度も高くてなかなか前に進めない。あ、今日は途中でオカメやひょっとこの面を被った人が出て来て、獅子を追い立てるという小芝居が入ってた。色々盛り沢山だ。

そしてお芝居。前回見た七段目よりこっちの方が面白い。七段目はちょっと真面目に芝居をやり過ぎる場面が長くて、見ていて少しだれてきちゃった。だけどこちらはメリハリよく、笑い所も多くて飽きない。場面転換の時の暗転がちょっと長いなあとは思ったけど。途中ビリー隊長は出てくるし、世之介・菊春の物まねもあり(菊春さん全然似てない…そこが面白いのだけれども)、張り切って台詞を間違える人もいるし、でもこれくらいの方が私には楽しい。馬楽師匠、大家さんが似合い過ぎ…。馬治・馬吉・彦丸の三人で順繰りに小咄を喋って行く小咄リレーがヒット。ホント、三者三様全てが違う。でも皆可愛い。

そうそう、こういう会を見ると、馬治さんや馬吉さんというのは、まだスタンスとして子供なんだなあと感じた。親は勿論馬生師匠。師匠の保護下にいる二つ目さんなんだなあと。あ、真打ってのはその保護下から出るって事なのね。なんとなく妙にそんな事を感じたのでした。

最後に皆様が出て来て手拭いを投げたのだけど、今回は私も取ることが出来ましてよ!。「どうせ無理だしねえ」とぼんやりしていたら、ぽんと私の膝の上に落ちて来た。ちなみに馬楽師匠のでした、あけてみたらシックでカッコイイ。ヤターっ!。思いがけず馬治さんの高座は聞けたし、色々と盛り沢山な番組だったし、手拭いもいただけたし、満足満足の国立演芸場。その後お知り合いの方に誘ってもらって、少しお茶を。

次は武蔵小山に移動してagainで喬太郎さんの独演会。ギリギリに会場に着いてみると、お客さんはほとんど皆様到着の御様子で、お席ぱんぱん。はばかりが近いからという理由で一番後ろの席にしてもらう。緊張しいの私に、あんなまん中の出難い席で見るのは無理だ。通路までぱんぱんの独演会はこんなふう。

前座 笑福亭羽光「犬の目」
柳家喬太郎「時そば」
〜お仲入り〜
柳家喬太郎「子別れ(中)(下)」

前座で羽光さんが出て来てラッキー。眼鏡をかけていらっしゃらなかったので、一瞬「あれ?羽光さん?え?」と思った。寄席とは違う客層に少しやり難そう。私は面白い!と笑った場面でもあまり外の人にはウケてなかったりする場面多し。でも「おい助手!」とかいう台詞でえらいウケてた。この日の犬の目で、羽光さんができるネタの3つをコンプリートだ。羽光さんはノミとカナヅチで目を取り出すのね。イテテ。

そして喬太郎さん登場。武蔵小山、母校でのお仕事、ウルトラマンのストラップ、台風、色々な事をテンポよく、ちょっと毒々しく話すまくらは面白いったらない。自分の身の回りで起きた事を、あんなに面白くはなせるってねえ、すごいよね。コロッケそばの噺から時そばに。最初は「以外と普通かなあ」と思ったけど違った。後半に進むにつれて蕎麦屋も客もキャラが暴走し始める。「バートンクレーンって何?。オレバームクーヘンかと思ったよ!ハハハ」。ハコの中の看板を見てすかさずこの台詞。楽しい時そばだった。

えんじっぽい色の鮫小紋のような着物で登場の後半は子別れ。これもまたキャラが立っちゃって立っちゃって。亀が冷めて大人で生意気だし、熊もお菊も他の人の噺のような人の良さより、もう少しなんというか複雑な感じ。古典落語なのに「オッケー、GOサイン出す♪」ってな台詞が出ちゃう。オッケーて、GOて。亀は終始大人びた事ばかり言うのに、最後の最後で線が切れちゃう。それがきっかけで元のさやになるけど、サゲはスタンダード子別れとはちょっと違う。玄翁でぶつ場面も出てこないし。やっぱり喬太郎さんの落語って誰とも似てないなあなんて思うのでした。

今日もタイプの違う噺家さんを沢山見られて満喫満喫。翌日は「芸協らくごまつり」、どうか雨が降りませんように!と思いながら寝た。

2007.10.21

第75回大和田落語会

今日は大和田の丸花亭で「第75回大和田落語会」に馬治・馬吉ペアで出るので、それを見に。珍しく予定より早く現場に到着、やれば出来る子ですよ。最寄り駅に着いてホームを歩いていると知り合いのご婦人に声をかけていただいたので一緒に会場まで行く。どこへ座ろうかな〜と思っていると「こっちこっち!ここ座りなさいよ!」と隣を勧められたので、年長者の言うことは聞いておくもんだと隣に着席。会場いっぱいのお客様で落語会スタート。開演前にぼんやり部屋の中を見ていたら、花丸亭と勘違いしていたことに、開演前に気がついた。

金原亭馬治「牛ほめ」
金原亭馬吉「転宅」
〜お仲入り〜
金原亭馬吉「あくび指南」
金原亭馬治「幾代餅」

偶然にも二人とも同じような薄い茶系の着物に、濃いめの青色の羽織で登場。馬治さんはどちらも聞いた事の有る噺、馬吉さんはどちらも始めての噺。

「牛ほめ」も「幾代餅」もちょっと久しぶりだけど、今日のはとても丁寧にやってる感じがした。「牛ほめ」とかは一生懸命すぎて少しくどくなったり、変にだらだらしか感じにもなる時があるけど、今日は非常にいい具合。動きもきちっとしてるし、良かったなー。思わず物凄く熱心に見てしまった。いや、いつも熱心だけど。幾代餅の清三が世話になっている親方がいいよねえ、なんだかんだいって手を貸してくれてさ。主役じゃない人のキャラがじんわり感じられるのがいい。動きがしっかりしていて、しかも自分が調度上下を切る先にいたせいで、つい自分が与太郎の立場になっちゃって、「牛ほめ」の手を三角においてと挨拶を教える場面の「ほらこっち見ろ、手をこうやって」の台詞の時に、思わず馬治さんの言葉にならって、「ん?」と膝前に置いた手のほうを見かけちゃった。そんなに物語に入ってどうするよ。

馬吉さんは、やっぱりあれだよ女性がチャーミングだよ。転宅に出てくるお菊なんてのは非常にお似合い。なんつかねおきゃんでチャーミングな女性って感じなのですよ、馬吉さんのやる女性は。おきゃんって今どきあれだけども。馬治さんよりもちょっとカチッとしていて、やはり仕種は丁寧できちんとしてる。師匠が師匠だからなのかなあ。あくび指南のとぼけた感じも可愛いけれど、女性キャラが可愛い転宅の方がよりお似合いかなと思った。転宅の最後で派手に台詞を間違えるも、上手に間違えた台詞を噺に取り込んでてナイス。こうやって見ると、馬治さんと馬吉さんでは、上下の切りの角度が随分違うなあと実感。馬治さんの方が浅い。まあ、だからどうしたという訳ではないのですけれどもね!

各二席ずつ満喫でございました。惜しむらくは馬治さんの高座の時に、思いっきり派手に携帯が鳴った事。あれ程切っておけと最初にアナウンスがありましたでしょうに、んーもー。唯一の残念。

終了後は打ち上げに参加。さっさと帰るつもりだったのだけど、お知り合いの殿方に「出てよ♪」と言われたので、年長者の言う事はとりあえず聞いておくのが信条なので、参加。お値段2500円とお値打ち価格でありながら、お料理がどれも凝っていて美味しかった!。カルパッチョのせバタートーストとかねえ、チャプチェとかねえ、馬刺しとか、もうそれはそれは色々。今までで一番料理の充実した打上げでしたとさ。

少々前に出た落語本の「美形落語家」のページに馬吉さんが載っているのを見て皆で大ウケ(一緒に載っている佐助さん(現・馬石師匠)にも大ウケ)。いや、馬吉さんや馬石さんが美形かどうかというのが問題ではなく、「なぜ半裸なのか」ということで(あとなぜ変なポーズなのかとか)。

馬治・馬吉ペアが、いったいどんなナリをしているのか、こちらの「大和田落語会」のページで見られますので是非に。お二人ともなかなかの男前なのですよ!。私も馬鹿ヅラ下げて写っておりまする。残しておくようなツラでもないので写真は苦手なのだけど、こうやって見るとイイ記念になるなあなんて思ったり。

大和田落語会
http://www21.ocn.ne.jp/~oowada-r/pg-rakugokai_75th.htm

2007.10.14

葉山福祉文化会館→池袋演芸場

今日もハシゴ。

朝はロッピーに並んでチケットとり。少し出遅れたら先客が!。ああ、もういい席は期待出来ないか…と少し落胆。落胆しつつも並びつつ携帯から電話をかけると一発でかかり、前に並んでいたお姉さんがロッピーをいじっている間に確保終了。どうもロッピーの回線が混んでいてつながらない様子で、7分を過ぎた頃断念して場所を譲って下さいました。今確保したチケットを引き取ろうと思ったけど、これまた混んでいてつながらず。まあ、確保出来てるし後でいいやと葉山に。一体どのあたりの席かしらん。

葉山文化会館での落語会は、ホールなのに何と全席自由。開場1時間前位についたら前に20人弱並んでおりました。前にいたおじさんが「早くあけろよ!」等々えらくぞんざいな口を聞くなあと思っていたら「あいつ福祉課長だ」って。お知り合いでございましたか…。前にそれなりに人がいたけど運の良い事に自分の座りたいあたりが空いていたので、ニコニコで着席。今日の番組はこんなふう。

開口一番 瀧川鯉斗(前座)「強情灸」
林家たい平「二番煎じ」
〜お仲入り〜
林家ニ楽<紙切り>
春風亭昇太「壷算」

んーナイス番組、これで2000円とは何とお得な、って交通費に2000円くらいかかっているけど。今日は口角泡を飛ばし巻くりの方ばかり(ニ楽さん以外の落語を話した三人)。私が高座を見ると、対角線で向こうの黒幕がバックになってしまい、唾が飛んでいるのが見えちゃって見えちゃって。三人ともすっごい勢いで飛ばしてた。まさに最前、唾被り席。若さ溢れる勢いの鯉斗くん、灸がどこに乗ってるのかよくわからないぞー。熱いっていっちゃってるぞー。でも元気で勢いがあるからいい。たい平さんの二番煎じはちょっと季節が早いかなあという気もした。とはいえ、聞きやすくて楽しい。まくらの内容が、去年の年末に聞いていたのとほとんど変わらないのに、微妙に改良されて面白くなっててすごいなと思った。お客さんのいじり方が上手だ。「さすが御用邸があるだけあって、品のある方ばかりというか、お金が余ってそうというか…」「前の奥様もさすがセレブというようなレースの付いたバックをお持ちで」「そちらのかたも頭をまるで長靴下のピッピのような…」。親しみやすそうな話し方をしながらも、たい平さんの視線は時々何も見ていないような感じもしたり。

ニ楽さんはなんと立って紙切りを。「にらちゃん」とか、のりぴーのように「にらぴー」と呼んでいただければ…と。ははは、にらちゃんて。ずっと右足を前に出す形で半身前に傾けて切っているのだけど、たまにちらっと足をかえるも、またすぐ前の形になりを繰り返してた。「富士山」と言われてペロンと富士山を切るのではなく、「手甲脚絆の旅支度をした二人が松の木陰から見ている姿」も含めて切る所がプロだ。「かえる」というリクエストがかった時に前のほうから「柳家!」と声がしたら、「え、馬風師匠を切るの?!」と。違うって。富士山がかかれば「それくらい自分で切れるんじゃないですか!」といい、持っているかえるのぬいぐるみを切ってと言われれば「そこに持ってるんだからいいでしょう!」と返すにらちゃん。お席が最前で、しかも立って切っていてすぐそこを歩かれるので、つい「足袋が足にぴったりだなあ」とか「やっぱりまだ暑いのかなあ単着てるなあ、柔らかそうだなあ正絹かなあ」なんて事を思った。にらちゃんの紙切りはすっごくポップだ。

そして昇太さん。少し久しぶりだったから出てきただけで「うひー!」ってなる。まくらは良く出てくる海外旅行と相撲ネタ。結構さぐりさぐり喋っているかなあという印象。まくらで相撲ネタが出てきたから、あー力士くるか力士と思ったら、すーっと方向転換して結局は「壷算」。昇太さんの壷算は笑い所が多いから、感動とかそういうのじゃなくて思いっきり笑わせて!という時にはピッタリだ。今日はえんじの着物に黄緑色の半襟に袴。薄い色の着物が多いので、たまにみるこういう濃い色の着物もかっこいい。今日はたっぷり間をとって話してた感じ。何かに気が付く時や、言われた事を返そうとする時、一つ一つの間がたっぷりで、そこに「ブハハハ!」とお客さんの笑いがくる。あの間がいいんだよ!あの間が!。その瞬間のあの「ぽっかーん」という表情もね!。足をバタバタさせんばかりに笑っていたらあっという間にお終い。あーもっと聞きたい!もっと喋って!楽しい話を聞かせて!。そういう気持ちですよ。海外旅行のまくらの最後で「はーもう疲れちゃった」と高座の座布団の上にだらーんと横になり、ニヤって顔をするのがチャーミングだ。

他に沢山いるおばさまやおじさまも口々に「はー面白かった」「笑ったわねえ」と。私も血行が良くなってポカポカしながら移動。

池袋演芸場は、頑張っても前座さんからは見えないけど、それでも伸治師匠がトリだしなあと向かってみた。入ってみると代演のマグナム小林さんがあがっているところ。ああ、文月師匠には間に合わんかった…、残念。途中で入るのもなんなので、茶楽師匠が始まる所で入場。

三笑亭茶楽「紙入れ」
春風亭小柳枝「時そば」
〜お仲入り〜
宮田章治<売り声>
桂右團治「甲府ぃ」
桂歌春「強情灸」
東 京丸・京平<漫才>
桂伸治「お見立て」

おお、今日も初の組み合わせが多くて嬉しい。茶楽師匠は男性客がほどんどなせいなのか結構エロ気味。新吉が逃げて飛び出してきて朝確認に行くまでに家でもんもんとする場面をみっちりやったのがちょっと新鮮。小柳枝師匠の時そばは早い。喋りもテンポも早い。まくらで話した「…ふっ」ってな小咄もよかった。よかったけど師匠がさらっと言い過ぎるので、覚えておらず。

宮田先生は皆に話し掛けるように、つかここはあれか、学校とかか。鋳掛け屋とか普段とちょっと違う変わったのがリクエストに上がってた。お客さんに向かって「お若いのによくご存じですねえ」と。あ、そうそう羅宇屋とか出たの。私もリクエストしたかったのだけど、いかんせん気の利いたのが思い浮かばず、残念。紙切りとか売り声とかでナイスリクエストができるように、色々勉強したい。右團治師匠の甲府ぃはさらっとしてる。私が聞いた中では珍しく地でご自分の事を喋る場面が多かったな。甲府ぃっていい話しだ。

歌春師匠も違うお話、運がいいぜ。師匠の歯の浮くような世事が好き。今日は「お美しい女性ばかりで、楽屋で涙が止まらなくて、やっと乾いたので出てきた次第です」ってな感じの事を。当たり前の事だけど鯉斗くんのとは違った(本当に当たり前だ!)。一本調子でハイテンションな鯉斗くん、メリハリのある歌春師匠。歌春師匠はそんなに大きな灸を我慢しないのね。さすがにちょっと疲れてきてここでロビーで休憩。最後は伸治師匠。ほぼ男性という客層のせいかまくらが下世話で下世話で。でも本来こういう面も多分にありなんだろうなあと。そしてやったお噺はお見立て。おー師匠のお見立ても初で、なんだかもう今日は初物だらけ。今日の師匠はなんだかさぐりさぐりっぽいような、ビシッ!と狙いが定まってないような…。こう書くと「つまらなかったのか?」と思う方もいるかもしれないけど、そういう訳じゃない。そういう意味じゃあないんだよう。とはいえ喜瀬川チャーミングだし、喜助の調子のイイキャラは伸治師匠のポップさに良くお似合い。しかし師匠はサゲを焦らさないな。

終わった後はちょいと素敵な殿方とお食事を(楽しゅうございました!)。演芸場を出てふと見ると、右紋師匠とWモアモアのけんさんがぐずぐずに酔っぱらった人を抱えて歩いているのを発見。出てきた師匠に「あそこに、右紋師匠が」と言うと、「あ、まん中は可楽師匠だ。昼終わって飲んでたんだな」ですって。おーい、何時間飲んでんだー。

これでもかというほど落語を満喫して日曜日終了。

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