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2016.01.15

1/15(金)「第3回噺の会」@神保町らくごカフェ

1回目は2011年1月17日でした。

4人でトーク
小蝠「恋の新宿」
今輔「英会話」
~仲入り~
小助六「網棚の荷物」
夢丸「妻の酒」

2回目から数えても数年ぶり、芸協にあるネタをかけるということで、最初の4人でのトークにもあったように今回はすべて金語楼作のものばかり。狭い高座に四人並んで「誰から習ったか」等の話をするように夢丸さんが促すも、あまり皆「俺が!俺が!」というタイプでもなくあっさり打ち明けて終わる。夢丸さんが病院に上げに行った(金語楼師匠にではない)エピソードとか、今輔師匠が寿輔師匠に習ったいきさつとか、話してみると面白い話しばかりなのだからもっと皆積極的にエピソードを披露して。

小蝠さんの「恋の新宿」は中盤位からずっと湯屋番の若旦那のように一人で妄想してる話し。前半の設定が時代を感じさせるけど、そこをなんとかあれすれば今でも面白そう。おかみさんが自分の目の前でおならをするってまくらで話していたのだが、その「ぶう」っていうおならの表現がすごく良かった、ツボだった。「ぶう」っていうね。

今輔さん「今日の会はオレの為の会だ!」発言。最初に習った噺が「バスガール」っていうのがいいよねえ。「英会話」は16年くらいぶりというのに驚き。芸協の寄席だとよくかかるし、そもそも師匠もちょこちょこかけているので、てっきり今輔さんもかけていると思い込んでた。前座のころはこれや「表札」とかこの辺の新作をよくかけていたと。だからという訳じゃないけど全然違和感がなかった。まくらを含めて今輔さんって、古典落語の味わいの面白さではないけど、又別枠で面白いよなあと改めて。

小助六さんは随分前に(笑三師匠の腰がまだ「ピン!」としてるころ)に習ったけどかけてなかったのでネタおろしと。定番の学校寄席まくらに入る風で「え?なにも今日までそのまくらでなくても」と思ったらこれと関係している先輩のエピソード披露だった。戦後すぐの話なので(配給とか)「網棚の荷物」が一番時代を感じるけれど、時代をうつしていくのも落語の役割(というのも変ですが)だと思うので、これはこれでたまに誰かがこうやってかけてくれたらなあと。定番のおばあさんアクション(両手を胸にあてるあれ)を小助六さんがやるのが新鮮。

夢丸さんはサラリーマンの二人のトークで始まるような昭和の匂いのする新作だけど、後半の奥さんが酔っ払ってくるあたりからは夢丸さんらしい弾けたキャラが楽しく、時代遅れな印象は無し。すごく笑った。夢丸さんの酔っ払いキャラはエッジがたっているけどちょっと馬鹿で可愛い。

どの噺も「時代を感じさせない、全然大丈夫!」とは言わないけど、ちゃんと四人のカラーになっていて面白い。勿論古典って大事だけど、こうやって芸協に残っている噺を継承していくっていうのもとてもいいなあと思う。あとちょうど自分が落語を聞き始めた頃この四人はまだ二つ目で深夜寄席にも出ていてなんというか「ザ・二つ目」な感じで。だからこそ芸協のこの世代に思い入れもあって。良いも悪いもガッツかない、どこかのんびりしている、でも非常に落語に対して愛のある芸協の雰囲気が好きだったからこそ、今まで続いているのかなあなんて。そんなことをしみじみと。

楽しい企画なので、長めのスパンでもいいからずっと続けて欲しいものです。

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