« 5/6(水)「十条シネカフェ寄席」@シネカフェ・ソト | トップページ | 5/9「落語芸術協会上席」@新宿末広亭 »

2015.05.09

5/9(土)「本牧講談会」@とんかつ武蔵野

上野で開催するのも今月いっぱい。

いちか「臆病侍(だったかな)」
梅湯「無心は強い」
天歌「(極道が人手不足で…って話)」
~中入り~
一乃「明智左馬之助 湖水渡り」
鶴遊「遠藤実物語」

まだ前座デビューをして一年も経っていないのに、いつもすごくしっかりしているいちかさんが今日は珍しく「およよ?」って事に。梅湯さんが先日の独演会の事とか次回(7/20)とか次々会(9/1)の事とか。梅湯さんもちょっと集中力に欠けてるかな?って印象。

チラシには書いていなかったけど天歌さんも登場。高座の脇にちょこんと置いてある包が気になる。と思っていたら話の中で使う小道具だった。顔の感じが歌之介師匠に似てる。一乃さんはまくらほとんど無で湖水渡り。何を言っているのか一回目では理解できなかったりもするのだけど、やっぱりこういう軍談いいなって思う。一乃さんの声って結構独特(私は好きなタイプ)だなってあらためて。

トリの鶴遊先生。「この会はいつも何が起こるかわからなくて…」というまくらをふっていたたら「あ、今めくりが到着しました!」とここでめくりをセットする。確かに何が起こるか分からない、ゆるい。ついこの前までお披露目興行をやっていて、「それにも来てくださったあの人とかあの人が今日は来てくれるかもしれないから、あれもやれないこれもやれないと色々考えて、最近あまりかけていなかった話を…」と「遠藤実物語」を。この話は一鶴先生と「いつか二人の大作曲家の会が出来たらいいね」と話していたネタだそうで(因みに一鶴先生は「古賀政男物語」)。

作曲家の遠藤実氏が生まれてから売れっ子になる位までの若かりし頃の部分。物語としては一人の男の子が色んな事に悩みながらも「歌謡曲に携わりたい」という気持ちで一躍売れっ子作曲家になっていくという成功談なので、もっとハッピー感があふれてもいいのかもしれないのだけど、鶴遊先生が読むと全編にわたって切なさとか哀しさというか抒情的な印象の方が強く感じる。実少年が母を思う心がいじらしくて哀しい。芝居っぽい演出はなしでグイグイ引っ張っていって、いつの間にかすっかり話に取り込まれちゃう鶴遊先生の高座。カッコイイ。

鶴遊先生は小さい頃から一鶴先生の元に通っていたけど、それを差し引いても関係が密だったんだろうなって感じる。師匠と弟子で「期待」と「尊敬」という所で相思相愛だったのかなあって。鶴遊先生が一鶴先生の話をする度に、回りの人が二人の事を話すのを聞く度になんとなくそんな事を思うのでした。

« 5/6(水)「十条シネカフェ寄席」@シネカフェ・ソト | トップページ | 5/9「落語芸術協会上席」@新宿末広亭 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/34575/61566015

この記事へのトラックバック一覧です: 5/9(土)「本牧講談会」@とんかつ武蔵野:

« 5/6(水)「十条シネカフェ寄席」@シネカフェ・ソト | トップページ | 5/9「落語芸術協会上席」@新宿末広亭 »