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2015.03.29

3/28(日)「朝錬講談会」@お江戸日本橋亭

この二人の組み合わせ多い気がする(嬉しい)。

真紅「猿飛佐助」
貞橘「鼓ヶ滝」
貞橘「源左衛門 駆け付け」

真紅ちゃんがちょいちょい自虐ネタを入れてくる、もっとウケてもいいのになって思う。

「朝こんなに声がでないなんて…」な台詞から貞橘先生も自虐ネタ、それとこの日の夜に真打ちお披露目パーティがある駿之介さんとの事(「二人で講談界のキンキキッズ、片方が太ったので解散」等)。貞橘先生の朝錬ってパーティに重なる事が多い。この前の夏の春陽さん、その前の鶴丸さん、どちらも朝錬からのーパーティ(余談)。「鼓ヶ滝」はよくかけているせいか、くすぐりや登場人物のキャラも融通がきいているというか自由自在というか。聴いていて楽しい。

そしてまだ時間があるからと「鉢の木」の駆け付けの修羅場の所をおまけで読んで下さったのだけど、これがカッコ良くて。4月に入ってから「あれ、なんか声がちょっと太くなったような?」と思っていた所に、今日はお酒or朝のせいかほんの少しだけハスキーでそれがまた妙に男らしく、ベテランの皆様のような抜け感ではなく溌剌と若々しい修羅場。貞橘先生の見た目も好きなのだけど、こういう修羅場を読んでいる時は声が心地よくてつい目を閉じてうっとりする。

目を閉じて…といいつつも、修羅場を読む時って貞橘先生は両手を重ねて釈台の上に置いていている事が多くて、あのスッとした綺麗な手を丁寧に重ねて背筋をピシッとまっすぐにして読んでいる姿は本当にカッコいいなって思う。朝からカッコ良くて嬉しい。<我ながら馬鹿っぽいこの台詞。

そうそう、声は少し太くなった気がして、あと修羅場を読むスピードは本当に少しだけゆっくりになったような気がする。本当に少しだけだけど。測ったりしている訳ではないので実際の所はわからないですけども。印象として。

すっごいビシッと男前だったのに、終わったら外で「チケットあるよ~♪(ニコニコ)」ってギャップがすごい。

2015.03.24

3/24(火)「講談実演記録」@東京文化財研究所

講談は話が膨大にあるので出来るだけ色んな人の色んな話が聞きたい。

貞橘「彦左衛門と太助の出会いから楓の茶碗(お直と夫婦になる手前まで)」
貞水「難波戦記~木村長門守」
~休憩~
貞水「雲霧五人男~因果小僧六之助殺し」

貞橘先生はこの会では膝固めに徹しているからなのか、紋無し着物を着流し。おまけに頭坊主っていうね…。でも結構しっかり彦左衛門が太助とで合う所から楓の茶碗のお直が太助に惚れてる!?ってのがわかるあたりまで。師匠の前だと引きごとも抑えめで、かなりしゃんとしてる。カッコいい。

貞水先生前講は読んで、後席は語ります的な。点取りをお持ちになっていてチラっと見えたけど随分年季が入っている感じ(点取りは自分で書くのだけど、若い頃に書いたのは文字が小さくて読めないとか、そういう脱線エピソードも色々面白かった)。この木村長門守の話もすっごく久しぶりだそうで。長門守が家康に堂々と対面して無事和睦の血判をもらってくるという(短くし過ぎ!)、確かに全然他の人では聞いた事ない話だった。長門守は若いのに思慮深く、度胸があって、しかも男前。全編「長門守カッコいい―!」って感じ。あまり面白くないから他の人もやらないというような事をおっしゃっていたけど、この逸話があると、長門守が討たれてその首を家康の所に持って行った時のあの対応とかもしっくりくるような気がする、だから連続で聞くと楽しいのかも。前の方で聴いた事が後からピッタリ来たりする面白さが。それを差し引いても充分楽しかった。

後席の五人男では眼鏡も外し、先の話と比べるとぐっと馴れてる印象。仁左衛門が六之助に対して色々面倒をみてやっているのに、六之助がどんどん増長してきてしまい「他の手下達に迷惑がかかる」とけじめの為に六之助を始末しようとするも、死ぬすんでの所で仁左衛門の正体を大声で叫んでしまい、それがきっかけで自分に手が回ると悟った仁左衛門が別の手下木鼠吉五郎の所へ行き、自分も始末をつけるからお前も今晩中に逃げろと言いに来て…ってな話。

鈴ケ森の近くで仁左衛門が六之助を殺そうとする場面は、雷が鳴りだす中で二人が啖呵を切ったり、仁左衛門が殺した六之助の顔の皮を剥いでいったりと、中々派手でドラマチックで絵になる。六之助の背中には石塔と塔婆と女の生首の彫り物があるってのも強烈。また貞水先生の悪い奴が迫力があって似合う事似合う事。面白かった。

貞水先生が高座に出る寸前まで(というか出ながら)貞橘先生に話しかけているのが見えて、なんだか微笑ましい。

2015.03.22

3/22(日)「与野太郎を探せ」@彩の国さいたま芸術劇場小ホール

お芝居久しぶり。

小林民雄の『与野太郎を探せ』を元にしたお話。与野の桜を見に訪ねてきた柳田国男が太郎桜の由来を住職に聞いているうちに、お堂から与野太郎が出てきて…このお堂と桜の由来を語るってなお話。

この住職がジェームス小野田氏だったのですよ。私の中でジェームス小野田氏と言えば米米クラブ!。その人がお芝居に出てるのを見るとは…。声を聞いたら「あ!あの声だ!」ってなった。

前半の住職とその檀家の酒飲み場面はちょっとダレだけど、柳田が出てきて与野太郎がお堂からでてきた辺りからグッと話しが進んで、何故桜とお堂があるのか、お堂の中のお地蔵さんの意味が明かされていって面白かった。与野太郎に殺された漁師の役の人が妙に印象に残った。笠をかぶっているから顔はわからないので動きと声だけなのだけど、なんか気になるなって。逆に与野太郎役の人は、キャラクターはすごくはっきりしていて印象に残るし声も大きいのだけど、微妙に台詞が聞きとりづらくて(言葉がごちゃごちゃとして団子になっちゃってる感じ)ちょっと勿体ないなって感じた。

で、実際の所お堂はなくても桜はあるだろうと後で聞いてみたら桜もなかった。だけど、お芝居が始まる前にスライドで写っていた桜並木はあの与野のあたりの写真なのかな。写していると周りで「あの田圃は…」とか話し出す方がそこかしこに(全然べつの話をしていたのかもだけど)。とっても綺麗な桜並木で、この話みたいな伝説があってもいいかもねって思った。

たまにはお芝居も楽しい。

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