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2015.03.24

3/24(火)「講談実演記録」@東京文化財研究所

講談は話が膨大にあるので出来るだけ色んな人の色んな話が聞きたい。

貞橘「彦左衛門と太助の出会いから楓の茶碗(お直と夫婦になる手前まで)」
貞水「難波戦記~木村長門守」
~休憩~
貞水「雲霧五人男~因果小僧六之助殺し」

貞橘先生はこの会では膝固めに徹しているからなのか、紋無し着物を着流し。おまけに頭坊主っていうね…。でも結構しっかり彦左衛門が太助とで合う所から楓の茶碗のお直が太助に惚れてる!?ってのがわかるあたりまで。師匠の前だと引きごとも抑えめで、かなりしゃんとしてる。カッコいい。

貞水先生前講は読んで、後席は語ります的な。点取りをお持ちになっていてチラっと見えたけど随分年季が入っている感じ(点取りは自分で書くのだけど、若い頃に書いたのは文字が小さくて読めないとか、そういう脱線エピソードも色々面白かった)。この木村長門守の話もすっごく久しぶりだそうで。長門守が家康に堂々と対面して無事和睦の血判をもらってくるという(短くし過ぎ!)、確かに全然他の人では聞いた事ない話だった。長門守は若いのに思慮深く、度胸があって、しかも男前。全編「長門守カッコいい―!」って感じ。あまり面白くないから他の人もやらないというような事をおっしゃっていたけど、この逸話があると、長門守が討たれてその首を家康の所に持って行った時のあの対応とかもしっくりくるような気がする、だから連続で聞くと楽しいのかも。前の方で聴いた事が後からピッタリ来たりする面白さが。それを差し引いても充分楽しかった。

後席の五人男では眼鏡も外し、先の話と比べるとぐっと馴れてる印象。仁左衛門が六之助に対して色々面倒をみてやっているのに、六之助がどんどん増長してきてしまい「他の手下達に迷惑がかかる」とけじめの為に六之助を始末しようとするも、死ぬすんでの所で仁左衛門の正体を大声で叫んでしまい、それがきっかけで自分に手が回ると悟った仁左衛門が別の手下木鼠吉五郎の所へ行き、自分も始末をつけるからお前も今晩中に逃げろと言いに来て…ってな話。

鈴ケ森の近くで仁左衛門が六之助を殺そうとする場面は、雷が鳴りだす中で二人が啖呵を切ったり、仁左衛門が殺した六之助の顔の皮を剥いでいったりと、中々派手でドラマチックで絵になる。六之助の背中には石塔と塔婆と女の生首の彫り物があるってのも強烈。また貞水先生の悪い奴が迫力があって似合う事似合う事。面白かった。

貞水先生が高座に出る寸前まで(というか出ながら)貞橘先生に話しかけているのが見えて、なんだか微笑ましい。

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