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2015.01.15

1/15(木)「春陽・馬治・すず 三人会」@神保町らくごカフェ

らくごカフェ初め。

馬治「井戸の茶碗」
すず「紀伊国屋文左衛門 生い立ち」
~仲入り~
春陽「陸奥間違い」

馬治さんの「井戸の茶碗」はネタおろしからもう何度も聞いているけれど、その都度何かしら工夫がある。今日はちょっとテンポゆっくり目な感が。それを「まったりしてるなあ」と感じる時と「今日は随分丁寧に運ぶなあ」って思う時とあって、今日は自分的にはなんとなく後者な印象。本当にもうすぐ真打ちなんだなあ…ってしみじみする。

すずさんはすごく追っかけている訳でないけど聞く機会はそこそこあって、それがいつも別の話だったりして、勉強家なんだなあって感心する。明るくて言葉がはっきりしていていいよね。今日は新年初の三人会だからか黒の普段よりかちっとした印象の着物だったのだけど、とってもお似合い。濃い色が似合う気がする。

春陽さんは「食べ物に色々入ってたっていいじゃん!」的なまくらから「陸奥間違い」(関係性とかは特にない)。お使い間違いで四代将軍にまで話がいっちゃうっていう、いったらドタバタな話。シリアスに読む事も出来る話だと思うのだけど、春陽さんは軽やかで、最後は皆「良かったね♪」で終わっていい感じ。お、終わってみると皆最後がハッピーエンドなおめでたい話だ。

例えば節目の会で「何百人集める!」とか、「このネタおろしを!」って会も勿論大事だし良いと思うのだけど、こういう宣伝は派手でなくて一定のスパンでこつこつと開催してる会って、各自がネタおろしをしたばっかりの話を練るとか、鉄板ネタを久しぶりにかけるとか、その時その時の自分の気持ちや速さにそったネタをかけているような気がするので、それはそれでいい会なんじゃないのかなあって思ったりしたのでした。

ここはあんまり三人がべたべたしてない感じがするのもいい。

2015.01.04

1/4(日)「痛快!豪快!娯楽の殿堂!無声(サイレント)ちゃんばら映画傑作選」で『韋駄天数右衛門』@神保町シアター

初神保町シアター。

「韋駄天数右衛門」
昭和8年、白黒
監督:後藤岱山
出演:羅門光三郎、市川龍男、阪東太郎、静田二三夫、市川花紅、原駒子 他

弁士:坂本頼光
ピアノ:小林弘人

実は前日の回も見ようと思っていて「前の予定が終わり次第即行向かえば大丈夫だろうと」たかをくくっていたらツイッターで「売り切れました」の告知が…。後で詳しい友人に聞くと「人気のものは10時前から並んでチケットを先に買っておいて、時間になったら来る」と。って詳しい人が近くにいるなら先に聞いておけよ!な訳ですけども。私おバカさん。

売り切れとは出たけれど一応向かってみたもののやっぱり入れず(そりゃそうだ)、改めて窓口で色々聞いて初日はすごすごと帰る。そして翌日は早くに来て無事チケットを購入して見ることが出来たのだけど、この日は昨日の「混み混みツイート」で尻ごみした人もいたのか、はたまた連休最終日だったからかそこまでの人出ではなく、昨日ぐらいの時間に来ても見られた模様。

最初に少し坂本さんから映画の説明が。弁士がいらっしゃるとこういう「映画マメ知識」的なものが聞けるのが楽しみ。特に私は映画の事を全然知らないので、どの話も興味深い。

で、映画。

赤穂浪士の一人、不破数右衛門が主人公。生来のおっちょこちょいな性格で色々ポカをしでかすも意外に皆から好かれている。が、城内の重役の息子を間違って斬ってしまった事から浪人となる。そんな中、赤穂の殿様が殿中で刃傷におよんだというのを知って、質に入れた鎧櫃を強引に取出して「お家の一大事!」と城に駆け付けるってお話。

羅門光三郎の不破数右衛門がカッコ良かった、顔がバシッとしてる。城内にいる時は愛嬌がある。粗忽者で殿様の頭をそっていて怪我させちゃうのに「数右衛…」で済んでしまう所とか、随分好かれてる。自分的にはそっちもいいけど浪人になってからボサ髪・髭・よれた着物の立ち回りとかの方がワイルドで好み。特に最後に背中に鎧櫃を背負ったまま、途中槍で向かってくる多勢をバッタバッタと切り倒しながら、なおもそのまま全力走っていく場面がいい。その続きで橋の上で倒してる場面を引きの絵で映してて、そこが妙に切なくて、ただただ忠義の気持ちを胸に走る姿に思わずホロリ。

白黒だから色はわからないのだけど着物の柄が派手で、紋が今よりずっと大きい。直径が倍位有りそう。これは映画だからなのかあの時代だからなのか。柄も「小さい格子に大きい格子に水玉」みたいな柄&柄さらに柄!の組み合わせも多くて、これカラーで見たら随分華やかなんでしょうね。

坂本さんの説明と小林さんのピアノも後半になるにつれてどんどん映像と絡まって来て、数右衛門がお家の一大事を知ったあたりからは別々って感じがしなかった、グッと一つになって盛りあがっていくのに飲みこまれていくような。ワクワクした。

時代劇面白いね<今更!

2015.01.03

1/3(土)初席一部@神田連雀亭

子供、始まる前から飽きてる。

可女次「雑俳」
雷太「続寿限無」
琴柑「左七文字」
双葉「やかん」
まめ平「犬の目」
~仲入り~
橘也「かつぎや」
双葉<にがおえ>
馬治「天狗裁き」

可女次さんの「雑俳」軽やかで朗らかで楽しい。琴柑さん、前にいた子供に張り扇を持たせてあげようとするも「嫌だ!」とあっさり断られる。丁寧に講談の説明をした後で「茂助頑張って!」な話を。茂助が皆の前で一から書く場面の琴柑さんが可愛い。いつもより派手で華やかな着物姿。

橘也さんは出てきたそうそう箱根駅伝の状況報告を。初席で「かつぎや」みたいな、ならではの噺をかけてくださる人がいるのっていいよね。なぜか最初ずっと出囃子が小さく鳴っていて、噺の中で「早く止めてくれないかな~」って台詞を入れてやっと止まる。双葉さん再度出てきて書いてきた幾つかのを見せた後にお客さんの似顔絵をその場で書く。書いている間ずっとぼやきトーク。

トリは馬治さん。時間が押しているせいもあってかまくらほとんどなしで噺に入る。「天狗裁き」って繰り返しが多すぎて、それが面白い所なんだけど私はちょっと途中飽きちゃうのだけど、馬治さんは本当ダレないスピードで進むので聴きやすい。「大ネタやってますよ~」感を出さないのが好きなのです。カッコ良かった。

連雀亭でオリジナル手ぬぐいを作ったらしいのだけど、仲入りやはけの時の「手ぬぐいいかがですか!」攻勢がすごくて、まあまあ売りたい所ではあるのだろうけど、あまり強く言われると寧ろちょっと引いてしまうので、程々にしてもらえたらいいなと思った。

子供がチラシを丸めて高座を見てて「飽きてる子供の見本かよ」って思った(缶ジュースの口で「ヒュー」もやってた)。飽きすぎ。

2015.01.02

1/2(金)落語芸術協会初席三部@上野広小路亭

動物園の帰りに友人を連れて。

笑松「新聞記事」
歌若「ちりとてちん」
富丸「老稚園」
ぴろき
松鯉「初夢の由来」

一日動物園を見てかなりへとへとだったのだけど、何せすぐそこだし、友人とお茶飲みながら休憩していたらちょうどいい時間になったので、じゃあ一緒にと。この広小路亭の三部って誰がトリでも人が少なめな事が多いのだけど、入ってびっくりいっぱいのお客さん。何があった広小路亭。

笑松さんはまくらも含めてとってもいい感じだった。ふわっと明るい雰囲気でポンポン進むのがいい。もうすぐ真打ちさんなんだもんなー。歌若師匠は「お正月のお祝いでお膳を用意した」設定でちりとてちん。こちらも今までの歌若師匠の印象よりテンポ良く進む感じで面白かった。メガネをかけたままなので、隠居がちょいちょいメガネの位置を直してても、それもなんだか妙にあってた。

ぴろきさんは酔客のタイミングの悪い掛け声を上手に返してる。奥様ネタの時、客席の奥様であろう感じの女性方がすっごくウケてて、それが面白かった。奥様的にツボなんだなと。お正月なのでいつもより礼装っぽいパンツ(黒地に金糸っぽい感じ)。

松鯉先生は昨日に引き続きやっぱり少し早口な感じ。中身はほぼ同じで初夢の由来がメインであとはおせちの由来等々色々入れて入れてなのだけど、お客さんがすっごいウンウン頷いてる。前の方に子供がいて、その子供に話しかけてた。師匠があんなふうにお客さんに話しかけるなんて珍しいなあと思った。

ものすごくお正月感のある二日目なのでした。

「上野動物園」に行ってきた。

女二人で。

二十年来の友人と年明けすぐに動物園に行くのがなんとなく恒例に。昼前に待ち合わせて上野でインドカレーを食べて(インドカレーもお決まり)、それから動物園に。

色々見ては突っ込み、どうでもいい話をしつつぶらりぶらりとちゃんと西園まで見る。こども動物園でヤギやヒツジにも触ったりする。のだが、今年はヒツジは特別扱いで別枠、記念撮影の為に連れていかれてた。

友人が楽しみにしているナマケモノは、「確かこの辺りにいたはず…」と探してみるも一向に見つけられず。スタッフに確認してみると、なんと去年亡くなってしまったそうで。夏に来た時にインカアジサシがいるはずでと聞いてみると、こちらも今はいなくてという返事をもらったし、思いの外動物園の中にいる子達にも変動がある。友人は随分ガックリしていたが、合うのをそんな楽しみにしていたをあのナマケモノが知ったら嬉しかろうよ。知るよしはないわけだけども。

小獣館だったかな。ネズミ系の動物にスタッフのお兄さんがえさをやってた。「わー餌の時間か―、寄ってくるかなあ」と餌の皿を覗いたら、

ヒーッ!!!

なんていうのかしら、人参とかと一緒に小さくてモゾモゾする系の虫がお皿いっぱいに山のように盛ってあった。勿論生きてる。多分私「ヒャtや×★※→○!!!!」って素で声をあげて、50cm位後ろに飛びのいてた。本気で驚いた時って思いがけない行動をとるなって思った。

園内の売店でハシビロコウの手ぬぐいを買ったら、可愛いピンバッチをくれた。新年の特別企画のようで、すごくちゃんとしたヒツジのピンバッチ。

今年一番の発見はこの「ノスリ」。色も地味だし形も特に派手な特徴がある訳ではないのだけど、たたずまいがすごくカッコいい。しかしたった600円で、こんなに沢山の動物が見られる動物園がうちから130円の距離にあるなんて、ありがたい事。色々考える事もあるけれど、動物園は楽しい。

男前ノスリ。
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2015.01.01

1/1(木)落語芸術協会初席三部@上野広小路亭

新年早々広小路亭大好きっ子。

歌春「加賀の千代」
~仲入り~
鯉津「真田小僧」
歌助「たらちね」
富丸「老稚園」
うめ吉
松鯉「初夢の由来」

うめ吉さんが黒地に華やかな裾模様の着物に、オレンジ系の帯でもう全体的に華やかでとっても素敵。「は―素敵―」って声が出そう。「梅は咲いたか」と「十日町小唄」を歌ったのだが、そういえば歌助師匠が十日町出身でっておっしゃっていたような?それで?それでこの唄を?。「春雨」を踊ったのだけど最初に白い手ぬぐいを被っている姿の美しい事よ。

松鯉先生、なんだか妙に早口。そしてメガネが赤くてオシャレなフレーム。初夢の「一富士二鷹三茄子」の話をしているうちに「大高源吾」の両国橋のたもとで宝井其角と会う場面を読み始める。お!このまま大高源吾か?と思う位に結構長く話していたけど急に「という両国橋ですよ」って、元に戻った。ものすごく大きくて豪華なあんこだった。その後はバクがいい夢まで食べちゃったらどうするか?なお話。松鯉先生のこういう初夢の話とかを聴くと「初席だなあ…」って思う。

永谷の方たちにも「今年も宜しくお願いします」と挨拶する初日。

1/1(木)初席二部@神田連雀亭

連雀亭初の初席。

くま八「年末年始」
桃之助「熊の皮」
駿之介「オリンピック物語」
昇也「馬のす」
きらり「寛永三馬術」
緑君「小言念仏」
きらり・昇也「ミニコンサート」
羽光「まめだ」

お酒が出ていたり、手ぬぐいを売っていたり。

くま八さんって普段もっと落ち着いてる印象があったのだけど、今日はえらくあたふたしてた。駿之介さんってこの日に出た人達と年齢的には同じ位なのに、やっぱりどこか古風な感じがする。そしてそこが好きな理由の一つだなと。東京オリンピックに加えて宝船と昔話のしりとりが聞けるのが初席っぽくていい。話している中に「言葉鎖」って単語が出てきたのだけど、妙に耳に残る。

普段の寄席では色物さんが出るけどこの初席では色物も二つ目さんでやることになっていて、今日はきらりさんと昇也さんでコント。これが面白かった。昇也さんがストリートミュージシャンを見つけて…って話なのだけど、きらりさんが爆発してた。あんな事も出来るのかと。笑い過ぎてお腹がイテテとなった。

羽光さんは「オイオイオイ」っていうような(でも的を射てるなあという)笑えるまくらから「まめだ」っていうなんのつながりもない流れ。このまめだってお話は個人的に泣きのツボで、やはり少しホロリと来てしまった。小狸がイチョウの葉っぱで薬を買いに来て、使い方が分からずに塗り薬を貝殻の入れ物ごと身体にくっつけて、そのまま死んじゃうなんて。それを見て「なんで聞きにこうへんのや、ちょっと聞いたら教えたるがな」っていってやるなんて。うう、切ない。これ関西弁だからこその話かなあって思う。

開演前や終演後、黒紋付の二つ目さんが各協会入り乱れて沢山いらっしゃるのが新鮮。

あけましておめでとうございます。

寒いですね。

元旦、二日目と、もう寄席に行ったり動物園に行ったりしております。動物園は二十年来の友人とのここ数年の年始恒例なお出かけで、ランチには上野でインドカレーを食べて、その後上野動物園に移動して、「寒い寒い」といいつつもぐるっと一回りしてくるという。

久しぶりにカメラも持って行き色々写真を撮ってたのだけど、やっぱり撮るの楽しいなあと。自分なりに考えつつ撮って、少しでも「イケてる!」って思えるのが撮れてたら、嬉しいもので。今年は沢山撮りに行こう!と思った一日なのでした。

不忍池を上野動物園テラスより。
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