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2014.09.10

9/10「第二十六回メディアセブン寄席」@川口メディアセブン

一番雨の酷い時に家を出た。

鯉和「つる」
一邑「長井長義」
~仲入り~
ぴっかり「転失気」
陽司「小惑星探査機「はやぶさ」のキセキ」

鯉和さんのつるは非常にスッキリしていていい。前座さんはこれくらいハキッ!スパっ!と程よく聴かせてくれる位がちょうどいいな。

で、陽司先生。まず高座の後がいきなりウィーンと開き大きなスクリーンが登場。前座の鯉和さんが釈台とともに何かコードをセッティング。そして陽司先生は手に小さなノートPCらしきものを持って登場。話しながら徐にPCとコードをつなげると後ろには「はやぶさ」の画像が。このお話は演題通り「はやぶさ」が行って帰ってくるまでのお話なのだけど、いきなり「はやぶさを少年忍者という設定で」と。ここで一瞬ポカンとするも、この設定の妙が素晴らしく(ちなみにJAXAが親方の設定)、涙なしでは聞けない切ない話、でもハッピーエンド(というのかわからないけど、ミッションは達成するので)。はやぶさを擬人化したり、言葉は簡単な言葉で読まれているおかげで、非常に聴きやすく「はやぶさ」がどれだけの偉業をなしとげたのがわかる。それをただ事実を説明するだけでなく、一つのロマンチックな講談として成立させてて、陽司先生すごい!って思った。後半ほぼ泣きながら聴いておりました…。

陽司先生の新作講談って、私もまだ数えるほどしか聴いた事がないのだけど、どれもちょっと切なくてでもなんだかロマンのあるお話が多いような気がする。

出る時にちょうど豪雨状態で一瞬出かけるのを怯んだけど、行って良かった。

2014.09.09

9/9お江戸寄席@お江戸日本橋亭

オッサン達、パーソナルスペースをとりすぎ。

円満「近日息子」
陽司「わんぱく竹千代」
談之助「お国訛り」
~仲入り~
玉八
小柳枝「井戸の茶碗」

落語芸術協会、立川流、日本講談協会それに玉八師匠っていう番組は永谷ならでは。この日は永谷のお散歩のツアーの日だったようで、それに参加してから聞いてるお客さんが多かった模様。

陽司先生はさっきまでのお散歩の事をはなしつつ、せっかくだから江戸城のお話を~な流れで「わんぱく竹千代」を。このお話って自分は前座さんや女流のお若い人で聴くことが多いのだけど、どうも子供出てくるせいか可愛さ!元気さ!重視な作りに感じて今まであまりピンとこなかったのだけど(そもそも前座さんとかならそれでも有なのかもしれないけど)、陽司先生が読むと子供っぽい感じはなくて、他の歴史物の講談と同じという印象。ああ、こんなにも違うのかあ。となんだか妙に納得。

小柳枝師匠はお客さんの「まってました!」の声のタイミングが中途半端で、ちょっと出の所で間がずれちゃった。おなじみのまくらのなかで、初めて聞いたのがあった、新鮮。お噺は「井戸の茶碗」だったのだけど、もーぽんぽんサクサク進む。言葉もそうだし、演出も回りくどい事一切無。すごくサラっとしてる。それが物足りない人もいると思うのだけど、私はすごくいいなあって思う。聴いた後にもったりしたものが残らない、スカッとして帰る気持ちよさよ。

永谷の演芸倶楽部ってホントお得。

2014.09.07

9/7朝錬講談会@お江戸日本橋亭

前回の貞橘先生の時もこの組み合わせ。

みのり「寛永宮本武蔵~闇討ち」
貞橘「大久保彦左衛門~太助との出会い」「外郎売り」

みのりさんは今日もネタだけだと短いのでと、朝っぱらから自殺率の話。みのりさんって声は大きくて聴きやすくていいのだけど、ちょっと動きが多すぎる(大きすぎる)ような気がするなって思う。

貞橘先生は今日これが終わったら春陽さんのパーティに行くと。鶴丸さんのパーティの日も朝錬の後だったな。引きごと少なめでかっちりした感じ。何度も聴いているのに、初めて太助が彦左衛門に会った時に17~8って事に急にピンと来て、もしかして父親っぽい感じで彦左衛門の事を見てる時もあったのかなあなんて思う。終わったらまだ20分位で、続きもちょっと話で、それでもまだ早めだったので、みのりさんが「ありがとーございます」といいつつ幕を締めるのを「待って!待って!」と止めて、ほぼ閉じた幕を再度開けさせて、「外郎売り」を読んでくださったのだ!嬉しい!。貞橘先生の声が大好きなので、こういう言い立ては音楽を聴いているようで心地よくていいな。こういう「ちょっとしたおまけ」的なものがあると、とっても嬉しい。

そういえば出てきて話したら声が結構ガラガラしていたのに、話にはいるとほとんど気にならなかったな。

2014.09.06

9/6「2014貞水夏舞台」@文京シビック 小ホール

思っていた以上に立体。

貞橘「黒田武士の由来」
貞友「」
~仲入り~
貞水「累」

開演前のアナウンスで「携帯電話などの電源を~」とか「許可の無い撮影録音等の~」の中に、「当会場は携帯電話抑止装置を使用しておりますので~」な台詞に客席がザワッとした。「抑止装置」ってなかなかインパクトのある言葉だしね。個人的には賛成、全力で抑止してほしい。聴き入っている時の携帯の着信音は本当に迷惑なのだもの。

貞橘先生はまくらもほとんどなし、引きごとも定番のものでまさにご自身の台詞通り「ひざ固め」としての役割に徹している感じ。なので終始凛々しくて男らしいのに、なぜか「がんばります♡」の台詞だけが女子風。ギャップが!ギャップが!
貞友先生は自作の新作を。両親のいない貧しい姉妹の話。

中入り後幕が開くと、さっきまでなかったセットが登場。今日は「累」というお話を。基本的には怖い話なのだけど(殺された累が次々に元旦那の嫁になった女を呪って行く)、貞水先生が脱線しまくるのでそこまで、怖い!という感じにはならなかったかな。
立体怪談を見るのは初めてだったのだけど、思っていた以上に色々な演出があった。まず岩とか障子とか提灯などでおどろおどろしいセットあり。途中ライトだけでなく、風の音などの三味線や太鼓以外の音も入る。おおー!思っていた以上に色々ある!って感心した。講談を聴きに行くというより、何か別の舞台を見に来たという印象。だから「立体怪談」なんだよね。

初体験、面白し。

2014.09.05

9/5「三遊亭天どん落語会「どこまで続くか!?100番勝負」第24番勝負」@道楽亭

1席1席が長め。

天どん「茄子娘」
龍玉「木乃伊取り」
~仲入り~
天どん「不動坊」

天どんさん最初の方はずっと龍玉さんについて延々語る。さすが前座時分から仲良くしてるだけあって、それはそれは色々と。「茄子娘っていったらこう言うのを…」と茄子に棒をつけたようなものをゼスチャーで表現してたけど、それ自分も初めて茄子娘を聞いた時思ったな…と思った。

龍玉師匠はこの前ネタおろしをした「木乃伊取り」。二回目に聴くとグッと噺が短く感じる。後半の清造の横に花魁がついてからのうっひゃうっひゃした盛り上がりが、とっても楽しい。聴いているこっちが、すぐ側で「何やってるんだよもー握っちゃいなよーきゃー」的なのに参加しているような気分になる。またそこでの清造のイキイキした表情がとっても可愛い。はしゃぎすぎて「★○}*#▼!」みたいな言葉にならない擬音炸裂。龍玉師匠ってこういう、文字に出来ないようなおのまとぺがちょいちょい出てくるね。良かったな。

天どんさんが10月中席の鈴本演芸場夜席でトリをとられるそうで、前売り券を販売してた。お披露目興行以外の通常のトリの興行でも前売りが有る時があるのねえって思った。

まだまだ知らない事ばかり。

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