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2014.08.31

8/31「日本講談協会定席」@上野広小路亭

濃かったな。

みのり「寛永宮本武蔵~狼退治 序」
紅佳「秋色桜」
松之丞「慶安太平記~戸村丹三郎」
紅葉「小泉八雲~青柳」
阿久鯉「天保六花撰~森田屋 内藤家を騙す」
愛山「不破数右衛門 幽霊退治」
~仲入り~
南海「山内一豊の妻」
鯉風(緑の十字の飛行機の話)

松之丞さんの「戸村丹三郎」は講談研究室で松鯉先生が読んだ時に聴いて「うほ…」って思ったけど、やっぱり今日も「うほ…」となんともいたたまれない気持ちに。戸村の慢心もいけないけども、あんな風に打ちのめされたら恨まずにはいられないだろうなあって。切ない、切ないよ。笑いをとる感じの高座じゃなかったけど私はこういうのが好きだな。別に講談は笑えなくってもいい。

阿久鯉先生カッコよかった。ものすごくスケール大きい感じで二千両っていう大金を騙し取るって話。騙すのだけど以外に人を殺したりっていうのはないところが救いがあるし、だから聴いていても嫌な気持ちにならない。悪人の話なのにどこかスカッとしている。後で先生に聞いたら「嘘は大きい方がいいって江戸時代から決まってる!」って。カッコいい台詞だな。

愛山先生は珍しい話といって義士伝から「不破数右衛門 幽霊退治」。不破数右衛門いい奴!浅野内匠頭様も優しい!って話(端折りすぎ)。つかえている中間の為とはいえ、ようは自分の「人を斬ってみたい」という気持ちを墓暴きまでして実行するってDQNだろって気もしつつ、あくまでも生きてる人では試さないってのがまあ律儀(当然と言えば当然)。首を切ってもよかったのにあえて生かして逃がしたってのは、内匠頭様も不破の事を嫌いじゃなかったのかなって思う。そして日本講談協会の定席を見てるとかなりの高確率で一日の中で一回位誰かの松鯉先生の物まねが披露される。

今日は上方の南海先生が登場。素敵だった!。高座が明るくて声がいい声なの。東京でもよくかかる山内一豊と千代の話なのだけど、知り合う場面が入ったり今まで聴いた事のあるのとは細部が色々違ってた。随分と抒情的な場面が入りつつも、馬が話したりコミカルなくすぐりもあり、でも全体的なトーンは柔らかくってチャラチャラした感じがしなくて、とっても楽しかった。声がいいの、声が。また聴いてみたい。

今日は男性の出演者が多く、レアネタ有、そして上方の先生も聴けて、濃い日だった。

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