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2014.08.29

8/29「《国立能楽堂夏スペシャル》企画公演 狂言と落語・講談」@国立能楽堂

初国立能楽堂

松鯉「扇の的」
市馬「宗論」
~仲入り~

狂言・大蔵流「宗論」

初めて行く場所って緊張するけど色々楽しい。能楽堂に高座を作るってどんな風になるのかなと思っていたら、正面から見て左の柱あたり(目付柱というのかな)を中心にした形で高座が作ってあった。なので橋掛かりのすぐ横の席だった私はほぼ真横から見る感じ。あの作りだと結構見ずらい人も多かったんじゃないのかなって思う(そもそも柱が)。かといって正面に向けて高座を作るとさらに見づらい訳で、あれが最善なのかな。

どこから登場するのかなって思っていたら揚幕の向こうから「おねがいします」って松鯉先生の声が聞こえて、そこからすっと登場。高座に着くまでが長いね。でも黒紋付に袴姿で向かう姿がカッコよかった。今日は持ち時間30分だったので寄席で聴く「扇の的」よりもまくらもふんだんに、最後も少し後日談的なものも足されてたっぷり。高座の角度は思うところはあれど、能楽堂の雰囲気に「扇の的」というお話はピッタリ。ただちょっと作りのせいなのかマイクのせいなのか声が響き過ぎかなって気はした。そんなうわ~んって響かなくってもいいと思う。真横からの高座姿という貴重なものも見れて嬉しいかぎり。

市馬師匠は「宗論」だったので(話短し)やはりまくらたっぷり。師匠の話や、寄席の相撲甚句やお相撲さんの相撲甚句も披露してくださった(お囃子でそのさんが来ていたみたい)。松鯉先生の講談の時は音が反響しすぎるかなって思ったけど、甚句の時はぶわーっと声が広がっていって気持ちいい。またいい声なんだよね市馬師匠の声って。真横より後にもお客さんがいるっていう高座のつくりのせいか上下の下を振る時かなり大きい角度で振っていたような気がした。なので横顔じゃない顔が見える時があった。

仲後(寄席じゃないから仲入りって言わないか)、楽という囃子の演奏が。笛・栗林祐輔、小鼓・鳥山直也、太鼓・佃良太郎の三人で。小鼓の音っていい音だなあって思った。

最後は狂言の「宗論」。シテ/浄土僧 山本東次郎、アド/法華僧 茂山七五三、アド/亭主 山本則俊。最初は初めて能楽堂で見るのだし、わからないところがあってもガイド無でみてみようかなと思っていたのだけど、理解しなきゃ!って気持ちが先に立ち過ぎると話を楽しめないなって思って、無理せずガイドを見ることに。そうそう能楽堂の椅子には全てに小さなモニターが付いていて、そこにあらすじが表示されるようになっていた、なんと豪華な。しかも脇からだとモニターは見えないようになっているので視界の邪魔にはならないという。国立お金かけてるね。ほんの数行だからチラっと見ればいいし、初心者にはありがたい。まあ、なきゃないで不満もないとも思うのだけど。外国の方にはすごくいいなって思う。

ガイドもあったおかげでか、「もー話がわかない!」って事もなく楽しく見られた。何せ初心者なので皆が笑ってるけど「え、ここ笑う場面なんだ」ってのがあったりするのも、それはそれで未体験なものを体験してる新鮮さが有って楽しかった。最初は能楽堂で講談か…聴きづらそうだしなあと少しだけチケットを買うのを躊躇したのだけど、でもここはやっぱり!と買ってみて良かった。

そうそう最初のアナウンスで「携帯の電源を…」「許可の無い録音撮影を…」の他に「前のめりになっての御観覧はご遠慮ください」ってのが入って「それいい!」って思った。寄席でもたまに妙に前のめりになって聴いてる人がいて、まあご自分はいいかもしれないけど、ああいう席って皆が座席に背を着けた状態だとしっかり見られる作りになっていると思うので、前のめりって実はすごく迷惑。寄席でもあのアナウンス入れてくれないかな。

中の売店で面を売っててさすがだなって思った。

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