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2013.09.13

9/13落語協会中席@鈴本演芸場

仲入りMCが駒松さんで嬉しい。

ホームラン<漫才>
正朝「悋気の火の玉」
小菊<俗曲>
龍玉「文七元結」

私、この「文七元結」がなかなか好きになれないのです。娘が吉原に身を売ってつくった五十両を見ず知らずの馬鹿男にやるっておかしいだろと。「そこをそう感じさせないように聞かせられてこそ」っていう意見も前に聞いたことがあるけれど、いやもうそういうレベルじゃなくて、どんなに上手な人がやったとしても、それは無理があるだろうと。

十両盗んで首が飛ぶ×5を知らない男にやるってなんだ、と。

また長兵衛はそれ以外でもクズすぎるし(博打にのめりこむことより、娘がこしらえた五十両なのに、それに礼が言えないどころか「この馬鹿が」とか悪態をつくのが、もうクズ過ぎ)、文七はボンクラにも程があるし(盗まれたかどうかもわからないボンクラ!事実確認してから飛び込むなりなんなりしろ!)、全然感情移入出来ないわけなのです。

が、龍玉さんがやると文七に金をやる時に、かなり逡巡する、そうとうに逡巡する(それはもう顔芸もすごいし、伸びたりしゃがんだり動き的にも物凄くじたばたする感じ)。最初はあげる気もさらさらなさそうだし、あげようか…という気持ちになりかけても、何度も出しかけては仕舞い、又出しかけては仕舞い、あげく迷い過ぎる余り「んっ○にょぅ★※おぅ~」って、よくわかんないうなり声まで上げてる。そして散々迷った挙句に投げつけて行ってしまう。

このあっさりあげない部分があるから、龍玉さんの「文七元結」は「腑に落ちない」って気持ちを余り感じることがなく聞ける。

江戸っ子気質としては「あっさり五十両をやる(もしくは、あっさりやってるように見栄を張ってる)」方が正しいのかもしれないけど、個人的には「娘が体を売って作った五十両」を知らない奴にあっさりやっちゃうのが江戸っ子なのかよ?、と思うのでした。

今日も50分近い長講だったけど、最後までビシッと集中したカッコいい高座でしたとさ。

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