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2010.11.16

座椅子の上手な座り方

未だ試行錯誤中。

広小路亭中席前半。出演者を確認して急きょ行くことに、なんとかギリギリ間に合った。広小路亭は前座さんが二人上がるから、それも見たいところだよ。

明楽「たらちね」
羽光「代書屋」
A太郎「悋気の独楽」
紫「奴の小万」(かっぽれ)
美由紀(深川節)
遊喜「片棒」
円(噺家の思い出話)
東京ボーイズ
歌若「壺算」
~仲入り~
笑松「堀之内」
ひでや・やすこ
遊吉「鰻屋」
小円右「鮑のし」
うめ吉(京の四季から秋と冬)
遊雀「紺屋高尾」

A太郎さんの古典を聞くのはすっごく久しぶり。円師匠は時期が時期だし「酉の市」が聞けるかなと思ったけど、芸協80周年の話の流れで色々な師匠の昔話を。「ん?遺言もすんだし、死ななきゃいけねえかと思って」って言う時の円師匠の表情と声の感じが素敵なのですよ。見ているこっちも気持ちが緩むようないい顔なんだよ。自分が知らない昔の師匠方のお話を聞けるのは楽しい。東京ボーイズさんは今日もゆるゆるで、それが楽しい。ちょろっぽろっと言う台詞が利いてるよ。今日のヒットは「ひょっとするとゴスペーラーズを超えた」。

女性が3人出ていらしたのだけど、3人とも最後に踊りを。何かこう得した気分になる。うめ吉さんは今日も可愛らしかった。紫紺っていうのかなあの着物の色。うめ吉さんのはあくまでも芸人さんとしての着こなしだから私が真似するものでもないけど(そもそも土台が違うだろ!)、あんな風に着物が着られたら素敵だなあとしみじみ見てしまう。踊りも素敵。

そして最後が遊雀師匠。出てきて先のうめ吉さんの事を「綺麗」と褒めつつも「いくつかわかんねえところがまたいいじゃないですか」「以外にいってんのかなあと」「60、70位まであのままで、超えた時に急に玉川スミになるような。そこが楽しみですね」と。そんな軽口を叩いて何をかけるかなあと思ったら「紺屋高尾」だった。良かった…。前半は「バカ男久蔵」なのに、夜が明けて高尾に素性を話すところで急に「カッコいい久蔵」になり、また「バカ男久蔵」に戻り。そのバカ男ぶりのおかげで後半の腹から自分の言葉で高尾に語る久蔵がすっごくカッコよく見える。久蔵の台詞に思わずもらい泣き。「全部そっくり使って来い!」と言って久蔵を送り出す親方がカッコよくて涙。なんだカッコよくて涙って。親方のおかみさんも調子がよくてナイスキャラクターだし、ちょっと出の小僧も可愛い。

遊雀師匠の紺屋高尾は、久蔵が親方達周りの人間の気持ちをわかった上で、それにこたえようとする心で働いてたってところが、ただ盲目的に好きっていうのより共感できる感じがいいなあと思うのでした。いやーよかった。客席でも方々で鼻をすする音が…。帰り際近くにいたご夫婦も「よかったわねえ」と。よかったですよねぇ。

遊雀師匠の与太郎キャラも強力だが、男前キャラをやると本当にカッコいいから困るよね。いや、別に困まりゃしないか。そもそも、落語にそんな男前キャラってそんなに出てこないしね!

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