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2009.06.12

6月8日(月)「珍品物色の会」お江戸広小路亭

仕事で大遅刻、半分見られるかどうかというところだったのだけど、半分でも見られるなら!と大急ぎで広小路亭へ。これで三日続けて広小路亭に来てることに。着いてみると受付に夢吉さんが。そりゃ夢吉さんの出番はとっくのとうに終わってるよね…。でも「蝠丸師匠が今始まったところですから」と言われて、慌てて静かに客席に。

春風亭昇吉「垂乳根」
三笑亭夢吉「殿様団子」
柳家蝠丸「ふたなり」
~仲入り~
雷門花助「両泥」
座談会

「ふたなり」は題名からもう少し艶っぽい噺かなと思っていたのだけど、意外にそうでもなく、よくよく聞くと「そりゃないぜアンタ」って内容でもあるのだけど、妙に牧歌的というか蝠丸師匠の語り口調の妙で昔話みたいに聞こえる。どうなるの?どうなるの?という筋でありながらサゲも「ちゃんちゃん」って聞こえてきそうに軽い。不思議なお噺だ。

仲入り挟んで花助さんは「両泥」。これは題名にあるように泥棒が出てくる噺なのだけど、こりゃまた呑気でとぼけていて楽しい噺だった。頼まれるまま色々教える兄貴分的な泥棒と、それまで腰低く慕っていたのに、自分の家に泥棒が入ってそれがその兄貴だとわかったとたんに、手のひらを返したようにだだっ子みたいに拗ね出す泥棒の対比が可笑しいし、泥棒って悪い事なのだけど、なんかあんまりそんな悪っぽく見えず、軽く進んでいくのがいい。結局お互いの家に泥棒にはいっちゃってたというのも間抜けでいい。いやーこれはそんなに長い噺でもないし楽しいし、是非寄席でかけて欲しい!希望!

最後は三人座って反省会。「殿様団子」はそんなに珍品じゃないとか、その噺にまつわる逸話とか、そもそもなぜこの三人なのかと話題色々。しきりに夢吉さんは「こんなのつるし上げじゃないですか!」とおっしゃっていたけど、何を何を、愛されている証拠でしょう。蝠丸師匠がおっしゃっていたけど、確かに真打ち同士や二つ目同士という会はあるけれどこういう真打ち一人に二つ目二人というのは珍しいかも。なので打ち上げ等々の費用はすべて蝠丸師匠もちだそうだ。

花助さんの「両泥」はなんとご自分で速記本から起こしたそうですよ。なんとびっくり!。他の人は誰かに教わったけど私は自分で…と嬉しそう。さすが花助さん落語マニア。そしてこの日がネタおろしだったそうで、そうは聞こえなかった、すごいなあ。腕か!?花助様の腕の良さか!?。「ふたなり」って噺は題名が題名だけに「書き置き違い」という題もあるとのこと。でも「ふたなり」の方が内容がわからなくて想像が膨らむから、そっち使用がいいなあと思ったり。これはさすがにかける場所を選ぶよね。最後はお客さんと質疑応答。といっても「次もやってほしい」等々のお願い多数。

噺自体も貴重だったけど、それにまつわる色々な噺(円師匠の話題もウケた)が聞けたのも貴重だったな。蝠丸師匠は色々大変だとは思うけれど、是非二回目の開催もお願いしたい気分なのでした。

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