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2009.05.03

5月3日(日)「落語芸術協会新真打ちお披露目興行」新宿末広亭

昼席の終わりがけに末広亭に到着。入ってみると「うぉー」後ろから通路までほぼいっぱいの立ち見ぶり。そのまま帰ろうかと思った。とはいえ帰ってもしようがないので、ずっとこんな混みようだったら、新真打ちには申し訳ないが口上を見たら帰ろうと思った。結局は昼が終わったらずいぶんとすっきりして(とはいえほぼ満席)、自分もちゃっかり好きな席に座る事が出来た。落語の神様ありがとう!

夜の部の前座は宮治さんで「饅頭こわい」。ちょっとせかせか喋りの時もあるけど、宮治さんだと高座が明るくなるからいいよねえ。交代二つ目枠は鯉橋さん。「道灌」って苦手なのだけど、鯉橋さんの飄々とした雰囲気で聞くと楽しい。あれ?なんだかちょっと男前度が上がった?。柳好師匠は「動物園」を。へえこういう噺もかけるんだ。動物園に勤めるまでのくだりが今まで聞いた事のないタイプで新鮮。いや、それ以降も、言ったら全体的に初めて聞く感じ、ちょっと現代風というかなんというか。師匠のふにゃふにゃした(良い意味ですよ!)高座もいいよねえ。

昇太さんは「権助魚」。まくらで名古屋のおばちゃんにとっつかまった話をしはじめたから、あらー今日は漫談で終わっちゃうのかなあと思ったら権助魚で嬉しい!。何度聞いても昇太さんの権助はチャーミングでいいよねえ。旦那の後ろを着いていく時も、魚の分のお金をもらおうとする時も、下品な田舎者というより行儀の悪い小僧ッコって感じ。何度も書いていると思うのだけど、帯をつかんで着いていこうとする権助の手をつかんで前にもってくる場面がいいんだよ。あの二人がいい関係にあるって感じがするのがいい。主従であり年長者と子供っていう感じの。「あんな立派な奥様がいらっしゃるのに」という台詞も、権助がただのお馬鹿さんじゃなくて周りを見ているって思えるし。登場人物がいい関係で(浮気してるだけど)、全編ニコニコで爆笑。素敵だ。

米丸師匠は数年前に病気をして、その退院の経過というかなんというか。ご自分の長い人生を思い出すように(というか本当にその場その場で思い出してる風にも見える)、色んな思い出話を。実際にどれも体験された事だから、聞いていても感心することしきり。いつまでも元気で、そういう昔の話をしてくださいませね!そして夏丸さんが真打ちになる時の口上に並んでくださいません!と切に。

仲入り後は新真打ちお披露目の口上。今日は前半なので鯉班。上手から米丸、小遊三、鯉枝、鯉太、鯉昇、昇太で、司会は昇太さん。鯉昇師匠が唐突に「この二人は親孝行で…今日は鯉太の親孝行の話をします、明日は鯉枝の」といって親にタケノコを食べさせる話をし始めた。…?。なんか変、つかタケノコを食べさせるってどこかで…。と思っていたのだけど、その謎(というほどたいしたものではない)は翌日4日の口上ではっきりしたのですか。あーそうかそれだ!ってね。最後はおめでたく米丸師匠の音頭(って言わない?発声?)で三本締め。

そうそう、鯉朝さんが「鯉太の口上注目」って話をしたので見てみると、言ったとおり顔を上げたあたりでもう汗が。口上が進むにつれて汗がどんどん出て来て、目をバチバチさせているし身体を支えている両手も辛そう。横にいる鯉枝さんが無表情で微動だにしないから対比で余計に目立つ。

そんなお披露目興行でしたよ。

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