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2009.05.13

5月13日(水)「柳昇七回忌追善興行」東京芸術劇場小ホール

柳昇ファイブって写真と会場の様子だけでもなんだし。

遅刻したので最初の四人でのトークは聞けず。柳好さんから腰を据えて、といっても立ち見。

柳好さんは「アタシと柳桜さんは時間が10分しかなくて!」と「雑俳」。所々に柳昇師匠作のくすぐりを入れて楽しく。柳桜師匠は少しお疲れなのかな。何を話すかなかなか決められず(最初のトークが伸びて急に持ち時間が短くなっちゃったので、柳好さんしかり)、この前寄席で入れ歯が取れてお客さんドン引きとか、今出てくる時にマイクのコードの関係で高座を大回りしてくれっていわれちゃったとか、世間話的にのんびりと。結局は「本膳」を。ほよーんとしていて良かった。どこがと説明じづらいのだけど、師匠の高座はのんびりした昔話を聞いているような気持ちになる。

鯉昇師匠は力の自分の高座の力の入らなさな責任の無さについてを訥々と。何度も聞いているのに笑っちゃう。何を言っても嫌味に聞こえないのってすごい。「馬のす」だったのだけど、ついこの前寄席で聞いたのとは違って、色々くすぐりも多めの長めバージョンだった。場所やその日の客でその都度、微妙なさじ加減で出すものを変えていくってすごい!。いや噺家さんは多かれ皆様少なかれそういうことをしているのだろうけど、改めてなんとなく。

桃太郎師匠は今日の会の成り立ちを。ホントか嘘か判断つきかねるとぼけ振りに客席大笑い。まあ、鯉朝さんと柳太郎さんががんばったというのは確実なのだろうな。出て来た時に「あれ?薄いかな?」と思ったら案の定暑いのでもう絽の着物にしたと。「昔は客が着物をつくってくれたんだよね」って。お嬢様や奥様のパンツと一緒に洗っても大丈夫という着物はなかなか素敵だったですよ。

昇太さんはさっきの桃太郎師匠の話の追加を。兄弟子にですら「電話で言いたい放題」が出来る「おおらかな一門」と。今日は嬉しそうだ。といいますか柳昇師匠の話をしている時の昇太さんはいつも嬉しそう。「柳昇師匠の晩年はご飯食べているのを見てるだけでも面白かった。存在自体が面白い。…桃太郎師匠がもうすぐですよ」と。そんな今日のネタは「人生が二度あれば」。これあんまりかからないからたまに聞けると嬉しい。松の精の登場のバカッぷりに会場爆笑。アホっぽい噺にも聞こえるけど、良い思い出だったかもしれない事が悉く裏目に出て、最後に「人生は一度しかないからがんばるんじゃー」と泣きながらつぶやく場面とかを見ると、最後は思いの外しんみりしちゃう。昇太さんの新作はどれもどっかそういうところがあるなあ、なんて。着物の色が座布団とほぼ同じ。

最後は昇太さん曰く、「一門の中で唯一の大人」の小柳枝師匠。袴姿だなあと思ったら「妾馬」ですよ。柳昇師匠の紫陽花の句を披露してお噺に。八五郎が前半は金の話ばかりするし、行儀は悪いし下品極まりないのだけど、だからこそお殿様の横のつるを見つけてからの態度が素直で悪気がないのが感じられて、うぅとホロリ。素敵小柳枝師匠!

最後の最後は柳昇一門皆舞台に上がり(昇太さん曰く「私服に着替えると派遣村みたい」と。確かに。ずっと舞台袖に柳昇師匠の写真が飾られていたのだけど、それを桃太郎師匠は今気が付いたと。昇太さんに「少しは察してくださいよ!」と突っ込まれて照れ笑い。花束贈呈もあり、柳昇師匠のおかみさんをみんなで囲んでのフィナーレとなりました。しかし柳昇一門というくくりになるとこんなに沢山いるのねーと。楽しい一門会でした。

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