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2009.03.13

「第1回品格のある落語会」神保町らくごカフェ

行ってきたよ、夏丸さんの初めての一人会「第1回品格のある落語会」。

50人完売という訳ではなかったけれど、ナイスな入り具合。実際あの広さで見るならばあれくらいの人数が窮屈でなくてちょうどいいと思う。「こんぴらふねふね~♪」と流れ抹茶小豆の組み合わせで出て来た夏丸さん。

最初はずいぶん丁寧におとなしく話しているなあという印象。今日の落語会の名前の事、初めて落語を見る人への説明などをして、「落語ではこういものを使って…」と説明し始めたあたりから雲行きが…。懐から出した物はなんとホッチキス!。自然にだすな自然にホッチキスを。ホッチキスを出したりしつつも、ものすごくスムーズに「城木屋」へ突入。とても滑らかな入りだったな。

品格のある~といいつつも、女性の胸の大きさについて語ったり(大きくても小さくてもいいそうですよ)、嫌がる女性の声を例に出すのに客席をびっくりさすような大きな声で「ダメー!」と叫んでみたり、鼻の下を伸ばして変な顔をしてみたり(男前台無し)、そんな事をしつつも最後の言い立てはキレイにカッコ良くまとめたり。魅力が全方向に。そして城木屋が終わり拍手の中「ここで普段は仲入りなのですが、今日は歌を…」と、なんといきなり歌謡ショウ!。マイクがつかえないのでと紙をくるくるとまるめてマイク状に…ってここで止めるためのホッチキスかよ!。へっぽこマイクを完成させ、それを片手に「青い山脈」や「丘をこえて」とか懐メロ4曲メドレーを熱唱。そして途中歌いながら客席に降り、お客さん一人一人と握手!後ろにいたハコスタッフの方とも握手!そして帰りながら二度目の握手!。スター様だ!スター様の降臨だ-!。ってこれが多分だしぬけで披露したのだな…。ニコニコしながら扇子を指揮棒代わりに振り振りしつつ、軽やかにかつ熱唱。

お客さんのお手拍子の中、沢山歌ってお賑やかに一部終了。仲入りでドリンクを買ったのだけど、温かい飲み物があるのが嬉しいし(コンソメスープとかあるの)、椅子にドリンクホルダーがついてる。これは非常にポイント高い。飲み物の置き場って本当に困る物ね。非常にいい。

そして後半。着物は黒地に白い麻の葉柄の着物で登場。お酒のことを話だしたなあと思ったらなんと「もう半分」。前回末広亭の深夜で聞いた時よりも、笑い所が少なくなっていてよりシリアス。おまけにおっそろしい場面を話している夏丸さんが薄く笑っているのが非常に恐い。じーっと聞き入っていたらあっという間だった。あのなりで(色白の細面のハンサム)で怪談噺が似合うというのもベタな感じもするけれど、ああいう噺を聞かせられるっていうのは、やっぱり似合うんじゃないかなあと。噺が噺だけに、たまに扇子を置いたり等々の所作が微妙に雑になるのがちょっとだけ気になったけど、まあちょっと気になるくらい。よかったなあ。

前座さんやゲストも入れずに一人で二時間弱。正直持つのかな…?なんて思ったりもしたけれど、危惧だ、おっちゃん危惧だったよ!!キメてくれたよ夏丸さん!。何より、この並びがなんとも。シリアスだけに走らず、お気楽な余興もかましつつという、枠にとらわれず、自分のやりたいことを高座でやるという姿勢がいいなあと思った。いくらでもきれい事に走れるのに、そうせずにあくまでも自分がやりたいことを。ナイス。

しかし歌った歌が「青い山脈」とか「丘をこえて」とか。アンタいくつだ?。非常に充実したいい会だったのでコンスタントにやって欲しいなあと思うのでした。

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