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2008.10.23

10月23日(木)「だしぬけ二人衆」お江戸両国亭

せっかく万全の体制で脱出出来るようにと昨日遅くまで頑張ったのに、こういう日に限ってなぜに突然急ぎの仕事が。

めったに出さない集中力でかたずけて両国へ。それでも少し遅刻で、雷太さんの一席目のまくらと噺の頭の方を逃してしまった、無念。しかも駅から小走ったら「ウギッ」っと軽く足を捻った。駄目すぎ。入ると、あぁ、きさっぺのことを話してるぅ〜と、コソコソと端に腰掛け、少し落ち着いたと思ったら本編に。ヨカッタ!

春雨や雷太「手紙無筆」
桂夏丸「英会話」
〜仲入り〜
桂夏丸「酉の市」
春雨や雷太「堀之内」

手紙無筆は会話のテンポの良さがいいな。聞いていてなんだかこうテンションが上がってくる気持ちのいいテンポなのですよ。カッコよさげなのになんだか抜けてる兄貴分がラブリーだ。ああやって手紙って小道具がたくさん登場する噺だと、雷太さんのカッコイイ手も大活躍で嬉しい。

次は夏丸さん。着流し姿で出ていらしたけど、小豆色の織りの着物が素敵だ。まくらでは芸協まつりのことを。「実行委員長の歌助師匠は実は雨男。雨が降ったあかつきには歌助師匠を校舎に吊す」と。…いかん、むしろそれはそれで見てみたいよ!←鬼か。夏丸さんも実行委員だけど、担当は「米丸師匠のお目付役」だそうな。ハハハ、最高顧問の懐刀だね!←ちょっと違う。自分が噺家になるいきさつを話している下りで、実家から鈴本に行くための吾妻線に二時間半近く乗っているのが退屈になってきて…って、「大前、万座、袋倉…」と大前から上野までの50個近くある駅を全て言ってみせるという技を披露。いちいち夏丸さんって不思議な人だ。

この前寄席で聞いたのはショートバージョンだったけど、今日はフルバージョン。こういう馬鹿馬鹿しい噺を楽しく軽やかに聴かす夏丸さんてすごい。奥さんキャラも脳天気でいい。日本語から英語に変えるの噺家シリーズの時の、

「しょうちょう(正朝)師匠は?」
「シンボル!」

ってのもいい。

「チェリーゴールデンワン!」
「ストリッパーの名前みたいねぇ」

ってもナイス。まくらで夏丸さんから下ネタ風な単語が出たのも新鮮だった。ここで仲入り。そういえば今日はお囃子さんがいらっしゃるよう。出囃子が生だといいよね。

「酉の市」は初めて聞く噺、まずは色々簡単に説明をしてから。噺自体は若いもんが皆で集まってダラダラ話してるという、ともすれば平坦そうな感じだけど、夏丸さんのはガヤガヤと楽しそうな雰囲気が伝わってきて面白い。若旦那キャラがお似合い!

主任は雷太さん。自分の楽屋での慌てものぶりを披露。「幕と共に着付け」の話に大笑い。出囃子のネタも楽しかったな。堀之内では一席目同様に会話のテンポの良さが心地良い。何でもない会話が笑えるのはやはりこのテンポの良さなのかな。「うわぁーん!!」と金坊の風呂に行きたがらないぶりは、唐突で激しくて強烈。「そんなにも行きたくないっすか!」って勢い。お賽銭で間違えて財布ごと投げてしまう時もナイスアクション!(実は投げる前の懐の財布を探す時に「おや?」っていう行動が…)。いやー楽しい堀之内だった。

しかしだ、慌てものの噺で手拭いを忘れちゃうなんて、出来過ぎだよ雷太さん!。袖に引っ込んで「入れたと思ったんだけど」って言った声が聞こえてるよ!あの大きなアクションは照れ隠しだったのかな?なんて思ったり。いつもしっかりしているように見える雷太さんのちょっとヌケたところがむしろチャーミング。相変わらず楽しい会でございました。

いつも配られるプログラムに夏丸さんの句が書いてあって、それも楽しみの一つ。今日はちょっと紹介してみようかと。実は夏丸さん俳人としての評価も随分高いらしい。いちいち不思議な人。今回の句も素敵。

「秋の夜のネオンは眩しカステラ屋」

来月は11月29日(土)になかの芸能小劇場にハコを変えての特別版。

で、お二人の自主的な会だけど終わりは妙にクールでドライなので、盛り上がったお友達と三人でご飯。今度の芸協らくごまつりの事や、他ではなかなか話せない楽しい落語の話で盛り上がる。友人が「まつりが楽しみで考えるだけでニヤニヤしてくる」的な事を言っているのを聞いて「そんなにもー?」とその時は言ったけど、Tちゃんゴメンよ!アタイも同じくらい楽しみにしてるよ!今日だってもはや仕事はあまり手につかないよ!

どんなに楽しいか気になる方は(いるのか)、10月26日(日)10時~に西新宿の芸能花伝舎に集合なのですよ。芸協のサイトで色々お知らせしているので是非。鶴光師匠が冷やし飴を売っていたりするかもですよ。
落語芸術協会

楽しい落語の話を満喫して帰宅。

がだ、

友達と別れて総武線に乗っているときのこと。何か聞きながら帰ろうかなあと思った瞬間に「そういえばSDカードってどうしたっけ?!」と。出した覚えはあるけれど、元に戻した覚えがゼロ。急におろおろし始めて電車を降りてさっきの店へ電話する。まあSDカードくらい…と思ったけど、いやいや、ちょうど今日の昼にデータの整理をして、色んな物をカードに保存したばっかりだった。わー大変!泣く!無くしたらマジ泣き!と店員さんに聞くも「ありません」の声。「アンタ真面目に探してないでしょ!」というくらい早い返答にちょっとイラッときてみたり。とはいえ無いと言われたものはどうしようもないし、がっくり全開で次の電車を待つ。とはいえ、もしかしたら無意識に鞄にいれていないかしら?とがさごそがさごそ(歌春師匠のまくら風に)しばらく探す。…無い。あぁ、私のプライスレスが…。まさかカメラに戻してないよなあ、全然覚えがないもの。でもまあ一応見るかな、とカメラをチェックすると…。

スンマセン、入ってました!

知らないうちにちゃんと自分で戻していたみたい。疑ってゴメンよお店の人!。反省&安心。はー良かった良かったと家に帰るのでした。

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