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2008.08.05

「芸協らくご祭り先行落語会」

本当なら一足飛び石で休みをとったのだから、昼間はどこかの寄席に行き、夜は「芸協まつり先行落語会」に行こうと思っていたのだけど、時間が微妙な上に、えらい雨と雷で朝の行く気が萎えてしまう。それでも「池袋演芸場なら東京芸術劇場の近くだし、小三治師匠のトリだし、立ち見でも短い時間なら」と行ってみて木戸でどれくらいぎゅうぎゅうですかと聞いてみると「180人」と。180人!?。

すいません、じゃあ今日はいいです…

いくら立ち見でもかまわないといっても、そのぎゅうぎゅうぶりはきついかと断念、少し時間をつぶして東京芸術劇場へ。まだほとんど並んでいなくて「またもオイラ勇み足!ちょっと恥ずかしい!」な気分で待つ。遊雀師匠と鯉朝さんがチラシ準備をしていたり、歌助師匠、可龍さん、昇々くんが会場に入っていくのを目撃。ほどなく人も並び始めたということで、少し早めに開場してくださった。

春風亭昇々「雑俳」
三笑亭可龍「ずっこけ」
三遊亭遊雀「初天神」
春風亭昇太「おやじの王国」
~お仲入り~
瀧川鯉朝「夏泥」
マジックジェミー<マジック>
桂歌助「子別れ」

可龍さんを見ると「ずっこけ」に当たる事がおおいな。先日の深夜の時同様、そこかしこに芸協ネタ(というかご自分の師匠のネタ)をいれつつの楽しい「ずっこけ」。しかし男性でああいう色の着物が似合うってのは羨ましいな。アタイ絶対あんなラブリーな色は似合わないよ。可龍さんは良くお似合い。

遊雀師匠はまくらで、先日あった取材で高座を近距離で撮られるって話をして(団子を嘗める場面を「イヤらしい~!」とノリノリで接写等々)、そのときにやった「初天神」。師匠の初天神は振り切れちゃった男ぶり(この場合は子供だけど)が炸裂してる。初めて見る人はちょっと引くんじゃないかなぐらいに。いや、実際私は初めて師匠の初天神を聞いた時、子供のエキセントリック振りにちょっと引いた。でも見ているうちにそれがなんとも楽しくなってくるという、この不思議。品の良い紺の着物に、薄い茶の羽織で、パッとみ上品そうであの金坊。団子の蜜を嘗める時の「カメラマンそんなとこで見てんじゃねーよ!!」の台詞馬鹿ウケ。

後で出てきた昇太さん、遊雀師匠を賞賛の心を満々に込めて「頭おかしいですよ」と。あのテンションやサゲを真似しながらずいぶんと褒めてた。この会が「芸協らくご祭り」の先行落語会だって話の流れで、去年の祭りの事を話していたけど、ははは、随分大変そうだ。ステージや落語以外のプリクラ、サイン、写真も相当に大変そうだったようで、かなりマジ愚痴になっておりました。去年昇太さんが疲れきる前にプリクラやサインをお願いしておいて本当に良かった…。そういう事(昇太さん的に「もー!」な事)をやった人が、今日の会場にもいるかもしれないのに、愚痴っちゃうのがすごい。

他には「ここへ来るのに足袋を忘れてしまったので東武に買いに行ったら小遊三師匠に間違われた」話を。「ホントに~?」とつい言いたくなるほど失礼な話(昇太さんに対して間違えたってのが失礼だって事ですよ)。しかし前回のオレスタイルの時に話していた「りょうくん(石川ではなく)に間違われた話」といい、なんでそうそう面白いネタに当たるかな。噺家さんのまくらだから100%本当だとは限らないとはいえ、近いことは起こっていると思うものね。あれか才能か?なんの?

ここの所よくかかっている「おやじの王国」だけど、何度聞いても面白いよ。親父のうだうだぶりや、ちょっとした間がたまらんのですよ。その時その時で親父の暴走振りが違うけど、今日はそんなに暴走してなかったかな。娘の部屋に行った時「落語家の二つ目の写真ならいいけど…」なんて台詞が。それはそれでどうかと。

鯉朝さん、今日はまくらも噺も妙に卑屈ないじけた台詞が次々と。いつものようにやれば充分楽しいのにどうしたのかしら。前の二人が飛ばしすぎでしたか。ジェミーさん赤が(髪も衣装も)いつものように眩しいです!。ジェミーさんのマジックはビックリするぐらい馬鹿馬鹿しいのと「お!おお!」と本当に驚くのと両方あるのがいい。箱の中にココアちゃん(魔女軍団ステファニーのメンバ-。ピンクのお色気ムンムン衣装)が入るマジック、あれすごい!。最前列で見ていても仕掛けがわからないよ。マジックのお手伝いをする男性、今日はトムと呼ばれてた。手伝っていた坊ちゃん、終始「きょとん」顔。最後は今年の祭りの実行委員長の歌助師匠。挨拶をしたらすぐに「子別れ」。ずーっとオーバーラン気味な人ばかりの中、一人淡々と古典をやられるのでした。意外に亀ちゃんが可愛かった。

とまあ、2000円というのが安すぎなんじゃないの?の「芸協落語まつり先行落語会」でした。この楽しいラインナップなのに空席がちょこちょこあったのが残念。とはいえこれってぴあ売りとかはなく、噺家さん、芸協、かわら版でしか案内が無かったから、それはそれで仕方が無いのかなとも思ったり。一番の客寄せが出来る昇太さんサイドからはなんの告知も無かったですしね。

誘って来てくれたお友達の皆様には感謝!これに懲りずにまた!。残念ながらこれなかったお友達の皆様も、これに懲りずにまた!

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