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2008.03.23

「MIDSUMMER CARL ガマ王子VSザリガニ魔人」

「MIDSUMMER CARL ガマ王子VSザリガニ魔人」

パルコ劇場で見てきた。最近は500~2000円のチケット代に慣れてしまっていたので告知されて一番最初の印象が「高いな…」というこのお芝居だったのだけど、お席についてみると席は座りやすくて見やすいし(4列目上手通路側)、セットは豪華だし、これなら8500円でもしかたないかなと思った。お姉さんがベルを鳴らして開演案内。

(以下ネタバレ有りご注意を)

変なタイトルだなあと思っていたけど、終わってみるとなるほどなるほどと。大貫の変化があまりにも激しすぎて「そこまで急に変われるものか?」と思ったり。変わる前の大貫がなぜそこまでヒドイ奴なのかがあると、パコがきっかけであれだけ急に変わった事に対しても納得がいったりしたのかも。

あの大貫役をやっていた役者さんは、他の人と較べてパワーというかオーラというが違うなあという印象。変わる前と後は別の人のよう全然印象が違う、おまけに声が、低くて通る渋くてカッコイイ素敵な声だった。

大阪弁で話していた役者さんナイス。じゅんぺいが死んでしまってそれを「いややー」「あかんねーん」と声を上げて悲しむ場面なんだが、じゅんぺいってのは遊びに来ていた猿だったわけで、「猿だったんかいな!」「しかもアンタ猿に撃たれたのか猿に!」という、切ないのと「なんじゃそりゃ」な気持ちと混ざって、なんとも絶妙な場面だった。「撃たれて痛かったやろうなあ、気持ちわかるし!」って台詞がたまらん。そりゃわかるわな、撃たれてるんだもん。

生でシゲを初めて見たのだけど、今まであまりに沢山映像で見ているのと、実物が画で見るのと変わらなかったので、初めて見る感じがしなかった。人が良くってちょっとお間抜けなキャラがよく似合ってる。他のお芝居も観てみたいなあと思った。がんばってナックスのチケットをとるか!

あの看護師二人のような芝居(キャラ?)がどうも苦手でなんとも。中途半端にわざとらしいというか、古くさいというか。木之元くらいになると面白いなーと違和感なく観られるのだけど、あの辺が昔から苦手。というかどうしてあの手の芝居には(果てしなく小さくもなく、めちゃくちゃでかくもなくの規模)ああいう女性キャラが必ずでてくるのかしらん。芝居は苦手だけど、台詞はいい台詞があるなあと思ったし、二人の心具合とかはいいなあと思った。

でもって昇太さん。去年の熱海五郎一座と「きっと長い手紙」しか観てないけれど、今回は役も大変に似合っているし、昇太さんの芝居も一番いい感じ!という印象。あの大貫に言葉でからかっていく場面(どちらが先に来ていたか)とか、タニシを探す場面とか面白いじょ!。意地悪そうなんだけど、ただのおもしろがり屋のようでもあり。タニシの場面で帰りながら片足を台にかけて「先にタニシを見つけたら!」の所の間も抜群だ。タイミングとか言葉とか、そういうのがとても昇太さんにあっていたと思う。いや、昇太さんが芝居をがんばったのか、それとも後藤さんやG2の皆様の台詞力や演出力か。メインの衣装がカエル柄のパジャマ。これもよくお似合いだ。

室町の「ザリガニ魔人」ナイス!雅美もあのザリガニ魔女(だっけか?)はすごくお似合い!スタイルいいし、動きが滑らか。さすが元ヅカジェンヌさん。こういうところは苦手じゃないんだな。パコも可愛かったじょ。最後の方の場面で本当に雨を降らしていてびっくり。だから前の二列分くらいの人が、ビニールシートを持っていた訳ね。納得納得。

全体を通して、馬鹿馬鹿しくて笑えるし、うぅと目頭を押さえるとこもあるし(いや押さえるどころじゃなくて涙涙だ)、観た後はなんとも興奮してしまう「ガマ王子VSザリガニ魔人」だったのでした。泣ける場面は沢山あったのだけど、パコが朝絵本を見つけて「毎日読んでねって書いてある」と大貫に説明するところが一番ぐっときたなあ。あ、今書いていても涙が。もう一回観られたらいいのになーと思った。当日券でがんばるか。

昇太さんがSWAのブログで「昇太は落語だけやってればいいと思っている人もいるでしょうが」的な事を書いていた。役者としてオファーが来るのはすごい事だし、きっと噺家としての昇太さんにも役に立つだろうし(えらそうな事を…)、落語だけやってればとは思わないけれど、お芝居で二週間三週間さけるならば、年に何回かでいいから(初席とかおいらんず意外で)寄席にも出て欲しいなあとは思うのでした。今の昇太さんからすると寄席に出るよりも外部での事のほうが楽しかったり為になるのかもしれないけれど、喬太郎さんなんかは単発の落語会もやりつつも、けっこう寄席にも出ていらっしゃったりするから、寄席でも他でも喬太郎さんの高座を見られる喬太郎ファンがちょっとうらやましかったりもするのでした。昇太さんが寄席に出れば、若い人を寄席にひっぱる牽引力になるのに!

あら、芝居の感想を書いていたのに道がずれちゃった。ともあれお芝居はいいお芝居でございましたとさ!。入り口でもらったチラシの束が1センチ以上あって驚いた。

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