« 堀之内寄席→ごはち寄席 | トップページ | 「金原亭馬生一門会」鈴本演芸場 »

2007.12.26

「金原亭馬生独演会」鈴本演芸場

今日は金原亭馬生独演会を見に鈴本演芸場へ。定時きっかりにタイムカードを押して、こそこそ会社を出て、電車に乗っていないときは全て小走りにしても、結局お目当ての馬治さんは5分も見られなかった、がっくーん。18時開演なんて早ーい。結局その次の馬吉さんも後ろで立ち見、ゆっくり見られる状態になったのは三木男くんからとなりました。いい席だったのに。

金原亭馬治「強情灸」
金原亭馬吉「弥次郎」
桂三木男「人面躁」
金原亭馬生「七段目」
~お仲入り~
柳家小菊<音曲>
金原亭馬生「鰍沢」

「ただいまお立ち見です」の札が出ているにもかかわらず、中にはいると所々に思いの外空席が目立つし、中入りのたびに結構な人数が後ろで待機したあと席に着いていた。ちょっぴりしか見られなかった馬治さんだけど、楽しげな雰囲気だったし、久しぶりにこうやって一番後ろから見ていると、声は明るく姿は凛々しく、ちょいととぼけた所もあって、やっぱり素敵だなーと思った。若くも見えるしオッサンにも見えるところもいい。

馬吉さんの「弥次郎」はよく似合ってた。軽くて調子が良くってお間抜けで。鈴本の後ろで見ていると、お客さんが「ぶふぉふぉふぉ」と低い調子で笑うのが面白い。三木男くんはまくらはちょっとおたおたしていたけど、噺にはいるとそうでもなく。初めて聞いた噺なのだけど、サゲに向かうにつれて、「何?笑うせえるすまん的なダークなサゲか?」と思ったら「ほー」という明るくて、なーるほどねってサゲだった、よかった。

小菊さんは綺麗な紫の着物が素敵、最後にやった「狸」って曲が格好良かったな。聞かせどころのたくさんある楽しい曲だった。で、馬生師匠は「七段目」と「鰍沢」。馬生師匠の「鰍沢」は初めて聞いたけれど、えらい軽くて明るい。私は暗い噺はあまり好きではないのだけど、この噺は笑い所もほとんど無くて、冬の寒さや微妙な人の心の隙間みたいなのが見える方が好きなので(好きというか格好いいと思う)、ちょっと馬生師匠のは明るすぎた。だからこそ、どんなあれでも暗いのはイヤーという人にはぴったりかと。「七段目」のような楽しい噺だと素敵。二階で小僧と芝居をやる場面では、ずっと鳴り物が入ってた。私の席はお囃子ビュー席だったので、馬吉さんが太鼓をたたいていうる姿が見られて、ちょっと嬉しい。

ロビーでは後援会の受付をしていたり、仲入りでは馬治、馬吉ペアが会場内でチケットを売り歩いていたりで、独演会らしい雰囲気という気がした。お客さんもなんか全体的に濃い。常連さんというよりもご贔屓さん(関係者さん?)的風情の人多数。正直にいいうと若い人とか落語初心者には少し入りづらい雰囲気かもなあとも。まあ、そういう事を気にしなきゃいいわけですし。

終了後入り口あたりには馬生師匠と馬吉さんが挨拶に出ていらした、早いな。馬治さんは客席を出たすぐの入り口あたりでお客様にご挨拶。終わった後は、常連のオジサマ二人と飲みに行く。普段話さないような年やジャンルの人と話したり出来るのは落語を好きになった事の楽しい副産物だ。今日は嬉しい電話やメールもあって、最近のやる気無し男気分がかなり晴れた。ヨカッタヨカッタ。

家に帰り「ちりとてちん」を見る。若狭と草々が隣同士の部屋にいる場面の甘酸っぱさにもだえる。好いた殿方への恋心を隠しながら隣の部屋にすむというあれ、新しい拷問かなにかですか。若狭のパジャマがリアルだ。

ちなみに明日は馬生一門会、メンバーほぼ同じ。だから片方しか見ない人も意外に多いよう。おりゃ見に行くよ、馬治さんでるもの。下っぱファンは場数で勝負。ばかず?馬数?

« 堀之内寄席→ごはち寄席 | トップページ | 「金原亭馬生一門会」鈴本演芸場 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/34575/17493249

この記事へのトラックバック一覧です: 「金原亭馬生独演会」鈴本演芸場:

« 堀之内寄席→ごはち寄席 | トップページ | 「金原亭馬生一門会」鈴本演芸場 »