« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

2007.11.30

週末はあんこう鍋。

慰安会だの決起会だのといいながらも、実際はものすごく早い忘年会だ。

あんこう鍋を食べに行った。あんこう鍋を食べに行ったのだけど、その前に料理もでまくり。焼きたらば美味しい、刺身美味しい、豆腐美味しい、日本酒美味しい、でもって最後にあんこう鍋。身自体は淡白なのですねえ。それよりも胆をすりつぶしていれたスープがえらい美味しくて、皆で「スープ美味しい」「スープ美味しい」の連発。最近ちょっとないくらい食べた。

そしてその後はスナックに場所を移して、豪華賞品の当たるビンゴやジョニーデップ様の黒ヒゲ危機一髪などなどのゲーム。ここで思わぬハプニングが。ビンゴの時に同席していた取引先の方や、お店のホステスさんも参加したのだが、なんと1等賞をそのホステスさん(ママ)が当ててしまったのだ。かなりの豪華賞品を会社の人間じゃない人が当ててしまった…。ここで普通なら辞退するだろうと思うのだが、なんとその人はもらっていってしまった。私は思わず「え?」と。そりゃ行きつけの店だし、世話にもなっているだろうけど、それでも辞退するもんじゃないのか。2等賞は司会をやっていたハンサムが当てて(本気で喜んでいた、よかった)、3等賞もその取り引き先の人が当ててしまうという、大番狂わせなビンゴ大会。その後の別のゲームでもホステスさんが当ててしまったり、なんというか、運の悪い会社のメンバーよ。

といいますかねえ、今時のホステスさんってあんなもんか?。一人けっこうちゃんとしている人がいたが、それ以外はお酒のつぎかたは適当だし、客を楽しませるというよりも、自分達がきゃーきゃー言われたい感じで、客に気をつかわせるような態度なのですよ。あれ、私が自腹切って行っていたら絶対腹を立てて帰って来たと思う。なんだかなあという店だった。

そんな気分もあって思いのほか酔っぱらってしまい、「あ、これは以上は危険」と思ったところですかさず脱出してタクシーで帰宅。いやー、お酒を飲む時は、飲む相手も大事だけど、店も大事だなあとつくづく思った。馬鹿女のホステスしかいない店では楽しく飲めねえよ。

大酔っぱらいして帰ってくると、山陽さんからハガキが来ていた。キャー。以前劇小劇場での独演会の時にハガキを買って自分の住所を書いて申し込めば、いつか山陽さんからハガキが届くというのの一通だ。札幌の消印がついてる。何が書いてあったかは私と山陽さんとの秘密だー!

2007.11.27

何が効いているのかしら。

少し前に随分と酷かった肩こりは、今週に入ってからはケロリンパとすっきりしてる。9時まで働いていても大丈夫なくらいすっきり。これは腰湯か、週末沢山歩いたからか、ストレッチか。まあ、何が効いていようとも楽になるなら、それにこしたこたない訳で。

おまけに体重も少しずつ元に戻ってきた。ご飯は食べるのも作るのも好きなので減らす訳にはいかないから(いかないのかよ)、味の濃いものや揚げ物、肉とかは夜はできるだけ控えて(全部じゃないのか)、そのかわり朝と昼は何をどれだけ食べてもよしという事にしたお陰かしら。夜は控えてとか言ってるけど、外で友人知人と食べる時は何を食べても可、お酒もどんとこい!のゆるゆるな調整。でも、やっぱり寝る前の食事って大事なのかと思うばかり。

何を食べても美味しい年頃でかなわん。

2007.11.25

初「落語馬花」

築地本願寺から歩いて行ったら40分、楽勝。

モスの上にある門仲天井ホールにエレベーターで上がると、「ちーん」とあいたらそこがすぐ入口。箱が狭いことよりも、入口にずらっと並ぶスタッフの多さに驚いた。狭い入り口なんだから、なにもそんなに大人数で出迎えなくても。横幅は狭くて天井が高く、いす席の前に座布団席もあり、超大入り満員の第9回落語馬花はこんな風でした。

前座 柳家緑君「道灌」
金原亭馬吉「黄金餅」
柳亭こみち「堪忍袋」
柳家花緑「二階ぞめき」
〜お仲入り〜
柳家初花「竹の水仙」

緑君(前座)は、初めて見た時と比べるとずいぶんびくびく感が無くなったけど、もしょもしょ感はまだまだ溢れまくり、でもいいよねえ先も長いし。馬吉さんの「黄金餅」は初聞き。よくよく考えるとえらいえげつない噺だけど、馬吉さんがさらっとやるせいか「ええー!」という印象がなくていい。最近汗をかかなくなったなあと思っていたら、今日は汗かきまくり。ライトのせいかしら?。こみちさんの高座は初めて拝見、顔が誰かに似ている。まくらでの言葉の乱れのネタは「ごもっとも」とは思うけど、あんまり面白くはないかな。おかみさんが威勢良く堪忍袋に喋り捲るところはテンポがよくて聞いていても気持ちがよかった。

ここで花緑さん登場。一年くらい前に何度が高座を拝見したのだけど、そのときはどうもあまりピンと来なくて「七光の人…」としか思えなかったのだけど、今日はぼんぼん風味(いや、風味じゃなくてまんまぼんぼんか!)も微笑ましく、とはいえ自分のお弟子さんがお二人もいるせいか師匠(というか責任者)な顔も見えつつ、まくらは非常に長かったけど楽しく聞けたし(おじいちゃんの事、昔やった落語会の事、弟子の事等々)、なにより「二階ぞめき」という若旦那の明るいおバカぶりが似合っていて(褒めてます)、とても楽しい高座だった。初めて聞いた「二階ぞめき」という噺の馬鹿馬鹿しさにも関心。自分の家の二階に吉原を再現しようなんて(人は含まず)、どういうセンスだ。パノラマ島かよ。喜ぶ若旦那も若旦那だけど、作っちゃう番頭や棟梁もナイス。若旦那が皆から愛されてるってこと?。おバカだけど呑気で可愛い若旦那のナイス噺だった。他の人でも聞いてみたいなあと思うけど、難しそうな噺だな。

ここで仲入り、もらったチラシに書いてある番号を使っての抽選会。出演者の手ぬぐいなどなど。私はこういう抽選に当たったためしがないので、お隣の友人と「当たったことないや」な話をしているうちに、抽選は今日の目玉の出演者やスタッフも欲しいという花緑さんのサイン色紙と手ぬぐい付絵馬に。「おー」と関心していたら、なんとその抽選の一発目で大当たり。ぶほーぶほー。あたったことがないのであたふたしてしまい、選ぶ余裕も無くとりあえず一番近いところの色紙を頂戴いたしました。色紙には御自分の似顔絵と「感謝がすべての解決策」との言葉が。嬉しいハプニングとなりました。

そしてトリは初花さん。まくらで噺家というのは…と話し出し、「まくらが長いと師匠に似てると言われますので」なんておっしゃるから短めかと思いきや、長くなりそうな気配の時に、楽屋口がパタンと開いて「いいから早くやりなさい!」と私服に着替えた花緑が、ははは。師匠と弟子とはいえ、この二人は十くらいしか離れていないのよね。師匠に急かされ始めた噺は「竹の水洗」。最初は甚五郎のキャラがいまいちピンと来なかったし、妙に同じ場面を押す所とかは飽きちゃったりもしたのだけど、後半になるにつれて聞きやすく、テンポも良くなり、良かった良かったでした。

興味深かったのは花緑さんのまくらでの話。「自分が真打になったころのお客さんは最近は見なくなった人も多いけれど、でもその時の自分を支えてくれていたのはその時に来てくれていたお客さん。ただ上手い人だの面白い人を見たいなら、他にいくらでもあるけれど、こういう若手達のは、その高座も勿論だけど、この子達が育って行くというドキュメントも一緒に見ている、そういう気持ちで見に来てくだされば、本当に有り難い」ちょっと言葉尻は違うかもしれないけれど、そんなような事をおっしゃっていて、ほんにほんにと納得。花緑さんとかは物凄ーく恵まれている事が沢山あるのだろうけれど、きっとそれと同じくらい苦労や辛い事もあるのでしょうし、そういう人だからこそこういう事も言えるのかなあなんて。今日はまくらも高座も楽しかったので、珍しく少し花緑さんを贔屓目に見てるかな。噺家さんが育って行くドキュメントねえ、上手い事言う。つか、緑君が真打になるまででもまだ軽く15年近くあるよ!えらい長いドキュメントだな。延々やってるぜ情熱大陸!みたいなね。

終演後は出演者がエレベーターホール(狭い)に並んでお見送り。終わって時計を見てみると10時を20分ばかり過ぎた所。大変長丁場、でも楽しい落語馬花でございましたとさ。

2007.11.22

あら、もう週末。

一日少ないだけで随分違う。

朝まで飲んでいたので、へろへろのまま出勤。久しぶりだよ夜遊びも。人はどうかわからないけど私の中では、終電で帰れた日は「飲んでいた」で、帰れなくなったら「夜遊び」。どうでもいいよね、そんな事。

もっとダメダメかと思ったけれど、思いの他大丈夫でしっかり仕事、たまに微妙な汗が出たりもしたけど、良く頑張った自分。いっぱい遊んで、いっぱい働けか。窓の外も暗くなって、職場の人数も減って来た頃にかかる「愛しのレイラ」、カッコいい。

朝、新宿二丁目を出た当たりで、「ウコンの力」をサンプリングしてた。朝まで飲んでいたような駄目人間に、無料でウコンを配ってくれるとは。サイバートウキョウシンジュクも、ウコン一つで夢の国かと思うよね。っていうか朝まで飲むなよ。

ほとんど寝ていないから、さすがに眠たいのだけど、今週はサクサクのゲストがDEPAPEPEなので見たい。小栗旬くんも知らないタクが可愛い。でもって今見た。「G線上のアリア」を弾いていてたが、可愛らしい男子二人が、顔を見合わせながらギターを弾くというのは、なかなかいいよね。

2007.11.19

体調悪くて。

ひっくり返りそうなくらいの肩こりから始まって、うっすらと調子が悪く、しかも体調が悪いせいないのか気持ちも盛り上がらず、何をするのも面倒で、右手を動かすのに左手に世話を焼いてもらわないといけないような始末で、ぐだぐだに過ごしていた先週。おまけに人様にがっくりさすような事もしでかして(酔っぱらってゲロったとか、まっぱでどーにかしたとか、そういう下品な事ではない)、仕事へのモチベーションはマイナス、どうしようもない感じであけた月曜日。

今日も昼過ぎまではどうしようもなくて、これはもうちょっとまずいかなと思いかけた夕方から夜にかけてなんとか回復の兆し。良かった、ホント良かったと自分で自分のことにホッしまくる夜なのでした。お友達ってありがたいなあとしみじみ感じた。しかし寒いと気持ち的にも体的にも(冷え)まいったことになりがちで困ったものですよ。

ぐだぐだながらにも、ちょこちょこと見に行った感想は今週中に書く予定。誰が見ているのやらわからなくても、自分の為に日記を書くよ。

2007.11.17

第6回ひろし寄席

今年の頭から行き始めた「ひろし寄席」、今日は4回目だったので手拭いをいただきました(スタンプカードのスタンプ4つでもらえる)。綺麗な水色に使いやすそうなシンプルな柄。最近ハンカチの変わりに手拭いを持って出かけるのでものすごく重宝。ひろし寄席はネタ出ししているけど、変わる事がしょっちゅうで、本日も大幅変更の番組となりました。

五街道弥助「ぞろぞろ」
金原亭馬治「茶の湯」
〜お仲入り〜
金原亭馬吉「転宅」

プログラム通りやったのは馬治さんのみ。楽しいといえば楽しいのだけど、今日は終わった後に「んー聞かせてもらったなあ」という満足感が少し薄かった。弥助、馬治の両名の時は照明のせいでえらい暗くて表情がはっきり見えなくて、まずそれがいかん。昔はそうだったかもしれないけど、今はやっぱり表情がはっきり見えないと、どうも集中力も欠くし。弥助さんにいたっては「怪談噺ですか…?」な雰囲気。呑気で楽しい噺だっただけに勿体無い。本当は「紋三郎稲荷」の予定だった弥助さん、「何度かやってみたんですが、どーも思い出せなくって…」と。ははは、思い出そうぜ。でもあの弥助さんの口調で言われると「仕方ないかなあ」なんて思っちゃう。甘いよ、思うなよ。馬治さんはネタ下ろしだったのかな。どこが悪い!ではないけれど、まだちょっとピンとこない感じ。声の出るトーンがいつもと少し違ってた。でもあのご隠居のキャラはきっと似合うと思うから、これからもかけてみて欲しいな。明るい噺だけど照明暗し。

お仲入りの時に照明を調整してもらって馬吉さんのときはクッキリハッキリ、こうでないと。一応自分の席だけがそうやって見えているかもしれないので、周りの人にもうかがって見て、自分だけじゃない事を確認してからお店の人に言ってみたのだけど、こんなにハッキリするなら最初からこの照明でみたかったぜ。本当は「薮入り」のはずだった馬吉さんの転宅はいい意味で軽くって楽しくて聞きやすい。お菊が「ねぇ、おまえさん、お菊って呼んどくれよぅ」と泥棒にせがむ台詞が妙に色っぽい。先日も聞いたけどこんなに色っぽく、しかも押せ押せだったっけかしら?。聞いていて少しドキドキするようなお菊なのでした。「本当は変えるつもりはなかったんすよ。でも弥助兄さんが『今日は二人も変わっちゃって』っていうんで、馬治が変わってないから、もう仕方なく変えたって訳で」と。こらー、薮入り楽しみにしてたんだぞー。つか、弥助さんにしろ馬吉さんにしろ、飄々としてるわね、あ、馬治さんもか。

楽しかったけれど、せっかく三人でやっている会なのだもの、もちょっとドン!とした噺を聞きたいなあとも思ったり。他ではかけられないような「今オレ、これやってみたい!」というようなそういう噺をね。

そしてここはその後に打ち上げもあり。普段は2000円(最初の乾杯含)+飲んだ分の酒代なのだけど、「今日は料理がいいもので…」ということで2500円。確かに今日は鍋もありで、大変色々美味しくいただいた。えらい長丁場な打ち上げ&二次会。これでもかという位に、少し飲み過ぎちゃったひろし寄席なのでした。噺家さんがテーブルをまわっている時は、グラス片手に談笑、いなくなるとご飯!的に過ごすアタイ。わかりやすい。

打ち上げの席で出るご飯は、美味しいのにいつもどんな落語会の打上げの席でも残っていたりするのを、勿体無いなあと思うのでした。作る流れや人数からして仕方がないのかもしれないけど、残さない料理の量で出してくれたらいいのになって。ご飯は残したら駄目なのですよ。

2007.11.14

半身浴の効果。

朝晩と冷える日が増えて来たなあと思ったら酷い肩こり。普段はそんなに悩まされる事もないので余計に辛い。これを解消する為にストレッチと半身浴を10日ばかり前から毎日やっているのだけど、半身浴の効果がすごいのですよ奥さん。やった日とやらない日だと、翌日の肩の具合が違う。お風呂から上がった時も、かなり長い時間冷えないし、すごいな半身浴。私はぬるめに長くだと飽きてしまうので、寺門さんの本に書いてあった「みぞおちより少し下くらいまではった熱めのお湯に15〜20分」方法で。上半身が冷えないようにバスタオルを巻いて、時々水を口に含んだりしつつ。10分を過ぎた頃から汗がだーだー出てくるのが面白いので、冷えで悩んでいらっしゃるかたは是非に。あ、でも高血圧の人とかはあまり熱いお湯はよくないと思うので、ご自分の体にあった方法でどうぞ。

しかし朝の通勤電車ってマナーの悪い人が多いよね。マナーが悪いと言うかお行儀が悪いというか。一緒か。こっちの心が荒んで来そう。最近たまに見える富士山(八幡山から芦花公園あたりにかけて)で、ちょっと心を和ます毎日。てか、時々ものすごくクリアーにどーんと富士山が見える時があって、あれくらいきちんと見えてると「あ、歩いていけるな」って思うよね。昔の人が歩いていけたのは、ちゃんと見えていたからかもね。

和ますといいつつも、そのすぐ後にダラダラと携帯をみながら歩いてる馬鹿サラリーマンを見ると、「16文キックで(いや、16文ないけど)階段から蹴り落とすぞコラ」とか「お前なんかどうせ会社で役に立ってねえだろう。」とか思う。全然和んでない。

富士山を見たり、ケーキを食べたり、馬鹿男に悪態を付きながら今日も一日終了。

2007.11.12

春風亭昇太「ムードデラックス」

東京ムード学園。

誰かが使っていたネタを拝借だ。今日は昇太さんの独演会「ムードデラックス」の初日。仕事をなんとか切り上げて本多劇場へ行ってまいりました(以下ネタばれ有りなので、明日以降見に行かれる方は、空欄を作ったのでその間に逃げて逃げて)

.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.


今日の番組はこんな風。
「携帯撲滅キャンペーン」ビデオ
春風亭昇太 まくら
立川笑志「堀之内」
春風亭昇太「唖の釣り」
春風亭昇太「時そば」
〜お仲入り〜
春風亭昇太「寝床」

今日の撲滅ビデオは、弟子の昇吉くんと城趾に行ってというシチュエーション。シャツをインした着こなしのダサ昇太さん、「もしもし、東大出身の昇吉です」の台詞が感じ悪い昇吉君、携帯を切らない人は往復ビンタなのですよ。

私服で登場してしたお話は、「ダイエットで成功のあかつきには油祭り」と「中世城郭について」。座布団を使って「ここが掘りきりで…」との大講議、お陰でよく理解出来ました中世城郭。「天守閣なんてのは城の歴史の最後の一ページ!」「天守閣なんて全部燃えちゃえばいいのに」、アンチ天守閣な昇太さんだ。深大寺城に行って来たなんてお話も。深大寺には喬太郎さんプロデュースのそば屋もあるし、うちからそんなに遠く無いし、今度行ってみるかしらと思った。

今日のゲストは「真打昇進おめでとう」の笑志さん。空港のそば屋での注文の、笑志「ミニ天丼セット」、昇太「おろしそば」、昇吉「鴨せいろ」が非常にナイスだ。東大を出ていても(弟子の昇吉くんは東大卒)、人の気持ちや人間関係の機微はわからないという好例ではないかと。笑志さんの堀之内はほのぼのしていて、ものすごく特出したキャラとかがあるわけじゃないけど、手堅くて心地よく聞いていられる高座でございました。ちなみに昇々くんの話題はほとんど出なかったけど、今日の高座返しや着物の投げ渡しは昇々くんだ。年は10も上で東大卒の昇吉くんが三番弟子、まだ10代の昇々くんが二番弟子というのも、考えての事なんだろうなあと思ったり。そうそう、あの二人に地味な着物を着せているのも(寄席の時もだいたいそうだ)昇太さんの指導なのかなあ。

閑話休題。昇太さんは、最初はえんじの着物、生着替え後はえんじ(というか小豆色かな)に白い模様の小紋に、卵色の羽織り。仲入り後は若草色っぽい着物にクリーム色の袴。昇太さんは柔らかい色がお似合いだ。好きでよくやる噺と好きだけどやらない噺があって、今日は好きだけどやらない、絶叫系のを、と。好きな噺はなんかやるのが勿体無い気がして…といいながら、ちょっと照れてる。そういってやった噺が上の三つ。へー唖の釣りとか寝床好きなんだぁと、少し意外な感じがした。どう意外かは説明しずらいけれど。

唖の釣りは、最初につかまる男の馬鹿振りが馬鹿すぎて可愛いし、唖のフリをする所も「唖」というより「わたわたしすぎちゃった人」っぽくて見やすかった。あれ、リアルにやりすぎると、ちょっと笑えなくなってしまう。あ、昇太さんがさっきの笑志さんのまくらを受けて、昇吉くんの事を話しながら、自分の体験談を(おいでと言われてもすぐ入らない、頼むものは師匠より安いもの)。柳昇師匠の話をしている時の昇太さんは、本当に嬉しそうというか楽しそう。時そばもあの「わからない男」の馬鹿さがたまらん。わかったフリをしてみせるとことか、蕎麦屋で全部を真似しようとする所が、昇太さんがやると馬鹿というより度を超えた素直な人に見える。引っ張られる間(本当に突然に「あっ!」って引っ張られる)、蕎麦の食べっぷり(美味しそう…)、「まごや」の主人の困りぶり(情けなく困らせたら昇太さんの右に出る人はいないな)、真似をしようとする男の表情(嬉しそうだ…)、どれをとっても面白い。

でも今日の私の一番のヒットは「寝床」。急に「あ、時そばやらなきゃよかった…」と。客席から「なんで?」という空気が流れたかと思ったら「間くらい静かなのをやればよかった、咽が痛くて」。そういう理由ですかい!。あ、そういえばどっかのまくらでの「落語蘊蓄野郎を今なら論破!」がいい(僕を好きな人だけ見にきてくれればいいんです!、もいい)。「今なら逃さない!」と強き発言。そうとう昔は叩かれたのだろうなあと。いや、今も叩かれているだろうけど。いや、そうじゃなくて「寝床」、どこもかしこも面白い!。茂蔵が来れない人の説明をするくだり(脚気の人ばっかり)、どうも茂蔵だけは主人の義太夫から逃れられなさそうな事が決まった時の激しい落胆振り(どんだけ不幸なんだっていうほどの落胆ぶり)、前の番頭さんがあった恐ろしい出来事の回想(胸で壁を這い上がるって!)、義太夫を避けようと野戦部隊の歩伏前進状態の客席(頭を伏せろー!)、最後の場面(カマボコで耳せんしてる!、あ、師匠も!)、まあいったら全部だ。あと、まくらとかでは「悪口のかたまり」みたいな昇太さんだけど、噺の中に出てくる大店の主人や番頭さんのようなほんわりしたキャラが良くお似合いなんだなあ。あれか、年相応って事か。泣いている小僧を前につれてくる場面も、あの頭を撫でる仕種で、小僧の小ささと可愛がっている様子が感じられるものね。どんなにエキセントリックになっても、古典では今の言葉は使わないし、今のシャレとかは使わない、そういう昇太さんの古典がいいなあと思う訳なのでした。

結局はげしくオーバーして終了。最後には来年の予定や、今日古典ばかりをやった理由などなどをまた色々お喋りしてくださったので、終わったのは9時20分近く、大満喫だ。最後もなんか妙に「言っておきたい」って感じで、あれやこれやと喋っておられました。最後はいつもみたいに片膝立ててピース!じゃなくて、深くおじぎをしての幕引きとなりました。ああいう時すごく丁寧でいいなあと思っちゃう。あ、昇太さんの術中にはまってる?!

そして終わった後、友人と楽しくご飯を食べて、帰る電車の中でさっきの高座を思い出すも、…全然でてこねえ!。ものすごく一生懸命聞いているのに、穴が開くほどジーッと見ているのに、まくらでどんな話をしたか、どんな仕種をしたか、ちっとも思い出せない。まるでライブを見ているようなテンションなんだなあと思った。全然保存が出来て無い、「Ctrl」+「S」を押さないと。

ただただ、「面白かったなあ〜」「昇太さんかっこいいなあ〜」という気持ちばかりが残る、ムードデラックスなのでした。

2007.11.11

雨の末廣亭。

風情がある。

昨日は芸協担当上席の千秋楽、今日は落語協会担当の初日。末廣亭2デイズ。昼席のトリの途中からの入場となりました。

昼席
柳亭左楽「寝床」

夜席
古今亭志ん坊(前座)「(与太郎が酒粕を食べる噺)」
金原亭馬治「強情灸」
近藤志げる<漫談>
古今亭菊丸「豆屋」
林家種平「忘れ物預かり所」
柳家小菊<俗曲>
古今亭菊志ん「一目上がり」
柳亭小燕枝「肥がめ」
ロケット団<漫才>

今日はここにて退出。私の近くに若い女性の三人組が座ったのだけど、のべつ何かを食べて感想を言い合ってる。そりゃ寄席だし桟敷だし、ものを食べてはいけなくないし、そうやってのんびり聞くのもイイと思う。でも、大きく三人で広がって座って、畳に食べ物を散らかして、ずーっと何か食べて何かの匂いをさせまくっているというのは、ちょっと気がそげる。ピクニックなら他でおやりなさいませな。自由にのんびりと、好き勝手だらしなくは違う。これで相当に気がそがれちゃったので、早めに退場というわけだったのでした。

今日見た中では、年輩の方より若い方達の方が楽しく聞けた。志ん坊くんは酒粕を食べて酔ってしまい、皆から色々教えてもらって素直に聞いている与太郎が似合ってかわいらしい。馬治さんは末廣亭でこうやって聞くと声が大きいなあという、今さらながらの感想。きーきー高い声で大きいのじゃ無く、全体のボリュームと量が大きい感じ。若者らしくてとてもナイスではないかと。威勢が良くって、ちょっと能天気で朗らかってキャラが良く似合うと思うので、強情灸はピッタリ。女の仕種で、ひょいとはすっかいに傾くような形は、芸協の若い子にはいないかもなあと思った。

さっき菊丸さんに「急に気が違ってとても皆様の前に出て来れないので」と言われていた菊志んさんは、少し遅い時間に登場。久しぶりに拝見するのだけど、少し顔の感じが変わられたような。明るくて呑気な楽しい一目あがりでした。ロケット団の倉本さんは、出番の少し前からずーっと楽屋の小窓から高座を覗いてる。のぞき過ぎですって!。気が付くとしょっちゅう倉本さんの顔が三分の一くらい窓から見える。そんなロケット団は今日も面白かった。良く聞く四字熟語のネタは、最近の話題の人に変わって新鮮だし、漢字で果物のネタは少し流れが変わってた。御葬式ネタは不謹慎ながらも笑ってしまう。あの、倉本さんの軽やかで怪しい動きと、三浦さんの唐突さがいい。

末廣亭を出て花園神社の大酉市を見に行ってみると、私が思っていた以上の人でびっくりした。買いはしなかったけれど、沢山並んでいるのを見ているのも楽しい。沢山美味しそうな屋台が出ていて、酒も沢山売っていて、皆楽しそう。ふと、これって一人じゃなくて、好いた殿方とか、仲良しの友達と来たら楽しいんじゃないの…と、超高速でブルーになる。雨も降り出しちゃったから余計にか。「一緒に大酉市に来る人もいない自分、しかも雨に降られても傘がない…」。井上陽水気分で、えらいしょんぼりしながら総武線で帰宅。予定より早く帰って来たので、フジガーデンでお買い物をして、先日買った奥薗さんのレシピ本の中から二つ試して、食べ終わった頃には、「はーご飯美味しいなー♪」。単純すぎ。

しかし近藤志げる、寄席でやるには暗すぎないかい。童謡や唱歌は良い歌が沢山有るけど、ああもしんみりというのは少し苦手。どうせ懐かしいなら川柳師匠ぐらい、景気よく朗らかな方が好き。って、好みの問題ですが。

2007.11.10

仕事→末廣亭

スタンプ10個で、手拭いと招待券を獲得ー。

珍しく休日出勤。とはいえ朝起きたら雨が降っていたので「今日は行くのいいかな…」なんて思っちゃった。よかないよ、行けよ。と言う事で頑張って出勤して4時過ぎまで働いて末廣亭へ。小蝠さんのまくらの途中でした。

柳家小蝠「初天神」
松乃家扇鶴<音曲>
三笑亭夢花「湯屋番」
春風亭柳好「悋気の独楽」
新山真理<漫談>
桂伸乃介「長短」
神田紅「(赤穂義士のお話)」
東京丸・京平<漫才>
三遊亭円雀「転宅」
柳亭楽輔(漫談でしたよ)
〜お仲入り〜
桂右團治「金明竹」
東京ボーイズ
三遊亭栄馬「酔っぱらい」
三遊亭左遊「噺家の夢」
やなぎ南玉<曲独楽>
桂伸治「片棒」

なんだか今日はピンポイントに面白かったな。小蝠さんの勢い付いた泣きっぷり、扇鶴先生の視線のさまよいぶり、夢花さんの「さあ皆さんもごいっしょに〜」、柳好さんの肌襦袢姿、楽輔師匠の娘さんの台詞の「チョー普通ー…MAX普通ってね」、右團治師匠の与太郎の一声目の「ああ」と関西弁の口上。綺麗にわかりやすく言い立てるというより、早くいう事を面白がらせるってな勢い。こうやって書いてもわかりずらいだろうけど、まあ、そういう所なのですよ。

栄馬師匠のすーっとしたトーンが、なんだかどんどんいい感じに思えてくる。すーっとした感じがどういう感じかというのが説明しずらいわけだけども。東京ボーイズは二人になってしまったのは悲しいけれど、これからもずってやっていて欲しいな。仲先生の曲名を並べ立てる所はいつ聞いても最新の曲。ゴイス。「千昌夫になって」最高!、「時津風になって」も最高!。楽しい楽しい東京ボーイズ。

でもってトリの伸治師匠は、もうすっごい楽しかった。今日は片棒だったのだけど、二ヶ月ばかり前に聞いたのと少し変わっているような。次男の銀二郎の時は、あれ?なんかいったりきたりして無いか?と思ったけど、もうなんか至る所可笑しくって。ポンポンポンポン笑い玉が飛んでくる感じ。お車代の単位が「万」だったり、山車にのる親父さんの人形が、電線に引っ掛かる前に別の動きをしたり(何かは秘密)、料理を作ってるのが道場さんだったり、そりゃもう色々。師匠も活き活きして話しているように見えた。ちょっと誉め過ぎかもしれないけど、師匠が会場全体のお客さんの笑いの舵を自由自在に操作してるような、そんな風にも思える、トリ最終日なのでした。

そのまま深夜寄席の列に並ぼうとすると、もうすっごい人。雨なのに、この量。今日は苦手な人が何人かいたので思いっきり後ろの席で。

桂花丸(新作かな?子供と親のアンケートがすりかわちゃう噺)
瀧川鯉枝「代演屋」
三笑亭夢吉「狸賽」
神田京子(まくらで退場したので不明)

厳しかったよ…。長々と続く中途半端なまくらも、メリハリのない噺も、目を閉じて聞いたらただの独り言に聞こえる口調も、押し付けがましい感じも、女の媚び丸出しのまくらも、全部厳しい。立ち見の人にしきりに座るように薦めていて、座るまでにカウントまで始めちゃった。座るも座らないも本人の好きにさせたらいいわけで、「私の為に座って下さい!」なんて台詞は気分が悪い。花丸さんに関しては「ちゃんと仕事してください」の一言に尽きる。鯉枝さんは同じ場面が長々続きすぎな感じ。

こんなだったので、夢吉さんの高座がオアシスのようでした。前回見た人がすくなさそうなのを見て、「じゃあ同じ噺でもいいかな」と言ったので、一瞬「ええ!ネタ選びをサボるなよ!」と思ったが、「狸賽」だったので、ホッ。夢吉さんの動物ものはとてもチャーミング。男と狸のやりとりが微笑ましい。狸が尋ねて来た場面での、「狸です」の台詞が妙に凛々しくはっきり低音なのがツボ。普段の夢吉さんのブログを読んでいると、どんな駄目男子だよ!と思える駄目ぶりばかりを発揮している夢吉さんだけど、今日の高座はなんだかカッコよかったよ!

しかし深夜寄席のリピート率の低さに驚き。夢吉さんが「前回も来た人」に挙手をさせたのだけど、200人近くはいっていそうな中で手を上げたのは20人にも満たない数。あれー。私は、この前回というのが、夢吉さんの前回なのか、深夜寄席の前回なのかと一瞬思ったけど、「あ、どっちにしろ来てるや」と挙手。きっと毎回こんな割合なのだろうと思うと、春くらいからずっと200人位入っているのにリピート率がこれって、ちょっとあれじゃないかい。ま、私が心配することじゃ全然ないけれどもねっ。

気が付くと今日も芸協&末廣亭祭りで終了。帰りはお友達と感想など話ながらご飯を。今日の深夜寄席が私的にあまりにも厳しかったので、思わず口角泡を飛ばす勢いで話しちゃった。ゴメンねHさん。

2007.11.09

週に二回もイカソーメン丼

ぼ、ぼくはイカが好きなんだなあ。

昨日発見したことなのだけど、我家から一番近い(徒歩1分)酒屋のズブロッカは以前の価格のままだったのですよ!。ユーロの影響なのかえらい値上がりをしていたズブロッカ。ちょうど私も落語のはまってしまい、洋酒より日本酒を飲む事が増えた時にの値上げ発見だったので、ずいぶん御無沙汰していたのだけど、その値段を見て思わず購入。2年も住んでいて入ったのがつい数日前というその酒屋は、思った以上に日本酒の品揃えが良く、しかも値段も安い。これは良い、これは良いと御機嫌で帰って来た。ズブロッカを飲むならSOFT BALLETないとだな。

今日の帰りは本屋で奥薗壽子さんの料理本を購入。この人の料理本に載っているのは、どれも「あ、これなら私でも出来そう」と思えて、しかも私の好みな美味しそうな料理ばかり。家に帰ってぺらぺら見ていると、「作ってみたい〜(=食べてみたい〜だ)」というのもが多数。しばらくこれの中から順番に作りそう。ホント、ご飯って楽しいよねえ。

11月3日の末廣亭の日記も更新しましたよー。全然関係ない話だけど、今テレビに工藤静香が写っているのを見て、相変わらず口がまがってるなあと思った。お供物の饅頭を食べたに違い無いよね。

2007.11.08

池正ナイト

開催場所:自宅

少しお高めの日本酒と炒り卵とかのちょいとしたつまみを用意。ビールとポテチとかはダメ、池正ナイトだから。テレビは消して(ってうちテレビがついていない時も多いけど)、ジャズもしくはシャンソンを小さくかけつつ、池波正太郎先生の本をゆっくりと読む、池正ナイト。少しでもダンディズムを身につける為にな。

男子は池波先生の本を読むといいと思う。

2007.11.07

ぴったり買いましょう。

ララマートで買い物をしてレジにいくと「ちょうど1000円になります」と言われて「やった!」と返しそうになった、なにがやった!だ。

先日オークションで買ったブーツが、ふくらはぎのところでチャックが止まってしまい入らなかったという悲しい事実が発覚して数日。ささやかにも毎日対策を練っている矢先、太ももにも大事件が。前じゃ無くて後側を久しぶりに鏡で見たらえらいことになってた。「にょー!」叫びそうになった。いや、大袈裟でなく。とトムとジェリーだったら顎がガンッガンッガンッ!と階段落ち状態。これもこれで対策を練らなくては…と、太もも(の裏側)を見ながらうなだれる秋。

しかしあっちこっち不具合が出て来て、対策を練ってる暇も無いって、どっかの政治みたいか。どっかっでどこだ。

2007.11.06

思い通りにはいかない。

それが人生さ。

先週、先々週とそこまで忙しくなかったので、この分じゃ今週もあれかな、早めに上がれるようなら末廣亭に行っちゃおうかな、伸治師匠がトリだしね!と思っていたのだけど、あけたらいきなり状況が変わった。昨日も今日も9時退社、寄席無理、間に合わない。なかなか自分の思い通りにはいかないものですよ。平日くらいしっかり仕事をしろってことか。

もらったデータの表紙に書いてある「州」の字。全体的に長短の差が少ない上に、棒が一本多かった。そんなくだらない事でも笑いが止まらない残業中。

2007.11.05

12時間寝てた。

土曜日は昼席から深夜寄席までと終日落語、日曜日は鉄道博物館に行き一日満喫、二日も予定みっちりだったせいか、鉄博から帰って来た夜、最近まれにみる疲れっぷりで9時前に布団に入り、ものの数分でおやすみなさい。そして今日起きたのが8時半過ぎ。ほぼ半日寝ていたという訳だ。

鉄博の帰り道に友人と、
「疲れてるからすぐ寝ちゃいそうだけど、9時位までは起きて無いと、へんな時間におきちゃうものねえ」
「さすがに9時までは起きてるでしょう。ご飯食べたりお風呂入ったりするし」
と話していたのだけど、ご飯も食べてお風呂も入って、着物周りのものを洗濯したけど、9時前に寝ちゃった。髪を乾かすのも面倒で半乾きで寝たので、朝起きたら「オラ悟空!」なことになってた。

まあそんだけ寝たお陰で今日は肩こり以外は好調だった訳だけども。いったいなんであそこまで疲れたのか不思議。疲れたとはいえ大変に楽しかったので、皆様も行くと良いですよ鉄博。でも、同行者を選ばないと「アンタなんでいつまでもパンタグラフ見てるのよ!」「閉そくきってなにさ!」「動かない車両に載って何が楽しい」てな事で喧嘩になりかねないから注意。鉄スキルが同じくらいの人と行くのをオススメですよ。私と友人は同じ感じなので、写真を撮りまくり、車両乗りまくりで楽しく満喫。詳しい感想はまた明日にでも。

夜半から雨が降り出したけど、寒い時期の雨ってちょっといいよね。なんとなく、なんとなくだけど。

2007.11.03

末廣亭のトリは伸治師匠。

部屋の更新の為の不動産屋へ行ってから末廣亭に。なんとか出番が早くなった文月師匠に間に合った。私が入ったのは昼のお仲入り前の米丸師匠の時だったのだけど、なんとお立ち見。仲入りまで立ち見、後半は上手桟敷、夜の部は最前。今日はずっと桟敷でもいいかなーと思ったのだけど、どうも上手からの視界が居心地が悪くて、入れ替えの時に移動。自分が見やすい方向とか場所ってあるものね。そんな途中からの末廣亭はこんなふう。

昼の部(途中から)
桂米丸(始めて聞いた、銭湯の話題)
〜お仲入り〜
桂文月(やかんの途中までって感じ、「魚寝問」でしたっけ?ヒデさん?<聞くなよ)
玉川スミ<俗曲>
三遊亭遊之介「ガマの油」
古今亭寿輔「地獄めぐり」
林家今丸<紙切り>
三遊亭笑遊「片棒」

夜の部
瀧川鯉八
柳家小蝠「無精床」
やなぎ南玉<曲独楽>
神田陽子「楊貴妃(講談)」
春風亭柳好「町内の若い衆」
ぴろき<ギタレレ漫談>
桂伸乃介「唖の釣り(一人目が見つかって説教くらう所まで)」
桂南なん「初天神」
東 京丸・京平<漫才>
三遊亭圓雀「転宅」
昔昔亭桃太郎(歌詞に突っ込んで行く話)」
〜お仲入り〜
神田紅(大高源吾と宝井其各の話、講談)
松乃家扇鶴<音曲>
三遊亭栄馬「二番煎じ(一巡目が見回りするまで)」
春雨や雷蔵「子ほめ」
松旭斎小天華<奇術>
桂伸治「厩火事」

同じ話題も有るけど、新しいネタもポンポン入ってくるし、何よりしょぼしょぼした感じがないのが素敵な米丸師匠。もうお元気そうなのを見るだけで「良かったなー」とか思っちゃう。文月さんのこの噺は初聞きなのだけど、とぼけた感じがとてもナイス。文月師匠を見ると「男らしいチャーミングさ」っていつも思う。ああいう薄い茶の着物がお似合い。寿輔師匠はあれだ、ちょっと離れて見ると面白いよ!。最前列だと顔のクドさに気を取られちゃって、少し間違うといじられちゃってあれなのだけど、桟敷くらいで見ると距離のおかげか、自分には丁度いい濃さに。発見だ発見。今日も最前の派手な服のおばちゃんやら、桟敷でペットボトルのお茶を飲んでいるおばちゃんをいじり倒しておりました。

夜の部開始。ああゴメンナサイ、鯉八さんの噺をメモするのを忘れてしまいました。私は仲入りとか終わった後にメモする派なので、結構忘れがち。鯉八さんは無地の濃い青の着物がお似合いだ。というか前座さんは妙に柄柄しい着物の人より、縞とか無地とかを着ている方が私はイイと思う。小蝠さんまだ足の調子が良くなさそう、大丈夫かしら。公園で練習している時のまくらは何度聞いても面白い。柳好さん寄席で拝見すると、あのひょうひょうとした軽い感じが心地いい。見かけはどうみてもよろよろした殿方なのに、気の強い内儀さんがお似合いだ。

ぴろきさんの緩い漫談に思わず含み笑い。「新聞を切って送ってくれ」と「パーカーを耳に」のネタがとくに好き。そいえばぴろきさんは、この後の仲入りの時にCDを売に客席まで来ていた。降りると腰の低い普通の人だ。南なんさんの初天神は子供がやんちゃというよりこまっしゃくれで、その子供が南なんさんにピッタリ。美味しそうに飴を持った指先をなめるよねえ。圓雀師匠の転宅は泥棒のとぼけ感が可愛い。しかし圓雀師匠は年齢不祥だ。あ、そうそう、師匠が出て来た時に返しが「夢之助」になっていて、「何ぃ!話題の人が出るのか!?」と思ったが、単に間違えただけで、途中でこーっそり鯉八くんと初音ちゃんが正しいのに交換してた。どんなにこっそりやってもバレバレなのがなんとも。桃太郎師匠の噺は先日「芸協らくごまつり」で聞いた噺だ。聞いたばかりだけど、あのゆるーいゆるーいトーンがどうも笑えてくる。いつもの台詞だけど「しけた茶碗だね。せめて茶托に置いて蓋でもしておけばいいのに」と、まさに。ハイテンション押せ押せの高座じゃないけど、ついなんか笑ってしまう桃太郎師匠。楽しかったので素直にジーッとみながら拍手をしていたら、緞帳がおりきる寸前に、ぴらぴらっと手を降ってくだすった。嬉しい…

栄馬師匠は話しはじめると二番煎じ。今からやって時間は間に合うのかなあと思い、しかも見回りの所をすごくじっくりやる。聞いているうちに、ああ、なるほどこういう聞かせ方なのかなあと。一緒に見回りに出ているメンバーが得意な声で夜回りのかけ声を聞かすっていう、皆の声色の違い、そこをじっくりと。なるほどなあ、渋いなあと思った。師匠の噺の間、妙に楽屋が盛り上がっていたようで、なんか「おめでとー!」ってな声も聞こえて来た。何にそこまで盛り上がっていたのか楽屋よ。雷蔵師匠は初体験、若い人じゃない子ほめって雰囲気が違う。雷蔵師匠の他の噺も聞いてみたいな。小天華先生は黒のパンツスーツでかっこいい。あの紙袋から花の入ったハコが出てくるマジックは、何度見ても不思議でならん。どーなんてんのー?!

で、トリは伸治師匠。あ、お着物が袷になったかな?。そりゃそうか11月ですものね。縁に関してのまくらをふっていらっしゃってるなーと思ったら「厩火事」。師匠の厩火事も初聞き。印象としてはちょっと平たんな感じがするなあなんて。あらやだアタシったら生意気。師匠だったらもっと軽やかでポップにメリハリが利いてもいいのにと。とはいえ、勝手な事ばかり言っている内儀さんが憎たらしいというより可愛く見えるのは師匠ならではじゃないかと。今日は随分派手で素敵な襦袢(薄い抹茶色と黒の鱗柄かな)を着ていらっしゃるなあと思ったら、途中袂から襦袢を少しひっぱりだしてさめざめと泣く場面が。そういう使い方の為?。前にも何人か「あー男性の割には派手な襦袢だなあ」と思うと、たいてい「引っぱり出して泣く」場面があった。そういうものなのかしらん。そうだとしたら細かい技だよねえ。私は師匠のどんな噺でも、サゲを言う時の声のトーンが好き。絶妙。

と、今日も満喫!で終わりにくいのが土曜日、そのまま深夜寄席の列に並ぶ訳だ。表に出る時に木戸に和光さんを発見。「あれ?今日出るんですか?」「あ、花丸兄さんの変わりに」。和光さんが出るなんてなんと運が良い事よ。と列に並んで切符を買って待っていると、某師匠が食事に連れていってくださるとの事。嬉しい!。あれ、でも深夜寄席。…素敵な殿方の誘いにはめっぽう弱いので、お目当てさんの出順を聞いて、お食事に。美味しいご飯と楽しいお話を満喫して師匠とは別れて深夜寄席に。やっぱりあれだよ、大人の男は違うよ。

柳太さんの途中で入場、ん!?この時期に皿屋敷?!。なにやら盛り上がっていたような終盤でした。次は小蝠さん。まくらは一緒だったけれど、やった噺は「蛙茶番」。なんとも馬鹿馬鹿しい噺なのだけど、さっき聞いた「不精床」よりこっちの噺の方が良かった。小蝠さんは番頭さんがすごく似合う。最後は和光さん。時間を気にしていらっしゃるのか、妙にわたわたした雰囲気。いや、でも前もそうだったな。こういう芸風か。自分の一門(鶴光師匠のお弟子さんなのです)の事、出番を交代した花丸さんの事、長めのまくらのあとは「狸賽」。「たーちゃん」と呼び掛ける男と狸との掛け合いがテンポよくかつ可愛らしい。狸が賽子に化けたのを見た瞬間「あ…」と目線を上げるだけで、ああ、大きい賽子に化けちゃったのね、ってのがわかるのが、落語の素敵な所だと思う。あと狸と普通に会話してるとこ。和光さんにお似合いの「狸賽」でした。このタイプのサゲは初聞き。サゲも色々有るのねえ。しかし二人楽しみにしている人が出てると、えらい儲けた気分になる深夜寄席だ。ちなみに今日も満席。

終了後は常連さんたちと飲みに行く。またここでも爆笑につぐ爆笑で、ずっと飲んでいたかったのだけど、翌日早起きだったので(7時半は早起きか?)終電手前でおいとまを。楽しい落語漬けの一日でしたとさ。

2007.11.02

kulie-alorを見に下北にね。

8時20分からだと楽勝だ!

ありゃ、空いてるわねと思っていたけれど、kulie-alor(クリエアローと読もう)の番になる頃にはほどなく人が。前回はワタワタと見ていたら終わってしまったのだけど、今日はこの前よりはじっくり見れた。ちょっとヒロシくんのノリが振り切れていないような気がしたのは、どうもお風邪をめしていらしたからのよう。タカさんは終始ハイテンション。あの花のかんばせであのすっとこMC、素敵すぎ。タカさんは喋っているのに客席から反応が無いのを「えー」と思っていらっしゃるようだが、全部に返事をしていたらそれも変だし、何よりジッと皆タカさんの話を聞いているから静かなんじゃないかな。MCといえばヒロシくんの「オレ今日風邪で声が変で、ちょっとヒデキ入ってしまうかも」と。ヒデキて!。そんな事を言うものだから、その後ヒロシくんをみると、「ヒデキ感激」的せリフが心の字幕に出ちゃう。後から笑えて来ちゃうから、あんまり面白いことを言ったら駄目!。ヒロシくんのMCを聞くと「さすが関西の子はチガウ」と思う。

音の具合はこの前の時の方が良かった気がするけど(今日は最初はベースがどうもはっきりしなかった)、なんとも楽しいライブだった。ベースを弾いている姿はやっぱりカッコイイなあとか、タカさんはやっぱギタリストなんだよなあ、ギターカッコええ。何より妙に「自分がカッコイイ!と思える人が、こうやってステージに立っているのをこんなに近くで見られるなんて幸せだなあ」と思った。あれか、私には死期が近付いていたりしてるのか。あまりにも正面に立ち過ぎて、目が合ってしまいそうで(気のせいだが)、照れて(自分が勝手にな)、あまりジーッと見られなかったよ…。こんだけ長くライブに行っているくせにこの体たらく。

ライブは楽しいし、ヒロシくんは素敵だけど、こんなふうにいつまでも実用的じゃない人をみてキャーキャーはしゃいでいていいのかしらん…とも思う。もちょっと地に足を付けて堅実に生きろよ!的な。とはいえこういうのもある意味性癖だしなあ、仕方が無いよなあ、生き死ににに関わらない事ならいいかなあ、とも。

…性癖て。


2007.11.01

秋の揚げ物祭り。

職場で来たお弁当を並べて見ると9割り揚げ物、フライとかカラアゲとかカツとか。どんな食べ盛りの若者ばっかりいる会社なんだよって風景だ。

ニュースでいっ平くんが三平を襲名とか、夢之助師匠の手話騒動とか色々出てるけど、「アンタ何様!?」っていうような主観ごりごりで知ったか顔(見えてないけど)で偉そうに意見を吐いてる人とかが一番鬱陶しいと思う。偉そうに蘊蓄垂れてる人って嫌ー。

三平襲名も大きな話題だと思うけど、先日の芸協らくごまつりで某師匠がおっしゃった台詞も、本当だったらそうとう大きいニュースじゃ無いのかしら?。まだ芸協のサイトにも載っていないから書かないけども。え、載って無いって事はホラか?(ホラというかノリボケというか)。アタイまた正直に信じちゃってる?素直すぎちゃってる?

自分の中で流行っているので、今日で三晩連続夕飯に明太子パスタを食べてる。今日はあとサンマも食べた。ちゅーぷーちゅーぷーと音がする焼き立てのサンマ最高。何を食べても美味しい季節、体重を減らすのなんか無理。

« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »