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2007.10.01

毎月第一月曜は芝浜ワイン寄席

平日の落語会は、よほどの好カードで、かつ時間が兼ね合わない限りは予定を入れないのだけど、今回の芝浜ワイン寄席は馬治さんはネタ下ろしで「茶の湯」だし、弥助さんは聞いた事のナイ「星野屋」だし、これは行きたい!と、定時速効退社で小走りを交えながら向かう。それでもギリギリ。程よく席も埋まった今回の番組はこんなふう。

金原亭馬治「無精床」
五街道弥助「星野屋」
〜お仲入り〜
金原亭馬治「笠碁」

あっれー?「茶の湯」がないよー。まあ、ネタの変更なんて良く有る事だし、昨日頭を聞きそびれた無精床だし、大好きな笠碁だし、何よりニ席きけるし!という気持ち。そして今日は全体を通して楽しかった。キャラクターが全然違う二人というのが、功を奏したのではないかと。朗らかで心和ます馬治さんの楽しい高座と、丁寧でシャープでドキドキ感の有る聞かせる高座と、いやーよかった。

「星野屋」という噺は騙し騙されな箇所も多いし、なかなかに「アンタそれはない!」と突っ込みたくなるような登場人物も出てくるのだけど、弥助さんの話し方とお人柄のせいか、そんなただ嫌な奴には感じなく、むしろちょっとお間抜けな所もあるぐらいで。地で話す所が非常に聞きやすく、かつ派手では無いけど引き込まれる口調(とお顔)で、おまけに私の席が丁度正面だったものだから、もー聞きながら頷いちゃって頷いちゃって。今まで聞いた弥助さんの中で、一番のヒットだったかもしれないなあと思いましたとさ。

でもって馬治さん。珍しく少しだけ長めにビリーズブートキャンプネタのまくらを。昨日途中から聞いていて「お似合いなんじゃないかなあ」と思っていた無精床、やっぱりお似合いだった。自分勝手な親方と、妙に馬鹿正直な客が良く似合ってる。元結をはじく場面はさりげないけど印象的だし(「切る」じゃなくて「はじく」なのね、元結って)、頭を後ろに引っ張られて何かと思ったら「小僧さんが元結をはじこうと引っ張ってる所」で、その台詞を言ったとたん、小さな小僧さんが一生懸命引っ張ってる可愛い姿が目に浮かぶもの。後にやった笠碁でも仕種がきちんとしているから、ふっと笠を頭にのせたとたん、大きな笠をのせた御隠居のみょうちくりんな姿がふっと浮かぶ。そういうのがいい。笠碁の仲直りする「ならば試してみるか!」「おう!」と二人がせきを切ったように碁盤の上をじゃらじゃらする場面では、そのタイミングの良さに客席もドッカンと笑いが弾けた。いやーお二人ともよろしゅうございました。思い違いかもしれないけど、昨日の無精床と今日のでは、微妙に細部が違うような。まあ、違ったからどうだという話なのだけども。

予定はしていなかったけど、懇親会にも参加。ご飯も美味しかったが、色々なワインが飲めて良かったな。落語会の時もワインが1杯ついてきたので、正味4〜5杯飲んだら、すっかり酔っぱらってしまいましたよー。自分より年嵩の人ばかりの懇親会は、ちょっと疲れるけど楽しいものですよ。ほとんどの人が私より人生も落語もベテランだから色々な話が聞けますしね。中の一人が志の輔さんについて「話は大した事無いけど」とさらっと言ったのが私のツボにヒット。噺家さんの評価は人それぞれ、良いも悪いも自分次第。

結構酔ったので、ちょっとコーヒーでも飲んで帰ろうと、ルノワールで一人SOFT BALLETを聞きながら、さっきの落語会の事を思い出しつつ、のんびりしてると「毎日こうやって過ぎたらいいのに…」と思う。ま、金も時間も体力も続かないって話ですよー。

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