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2007.10.31

ううっ…

肩こりで死ぬ…

凝ってるとかいうレベルでは無く、首から肩にかけて表現のしようも無い痛さと言うかもどかしさと言うかなんと言うか、そういうのがもぞもぞびりびりしまくりで、仕事どころじゃないですよ。ひっきりなしに肩を廻したり、腕を揉んだり、全然利き目ないけど。

ここまで酷い肩こりはめったに無いので非常に辛い。「肩こりが酷いので帰らせてください」って台詞が前歯の手前まで出て来た。なんとか2時間余計に働いて、頑張ったよ自分!と誉めながら帰宅。しかし明日もこんなじゃ本当に洒落にならん。誰かの呪かしらん?と思えるほどの激しさ、痛すぎてちょっと泣ける。

そんな事をいいながらも10月27日の分の「国立演芸場→again」の日記をあげました。こんなに長々と書いているから肩が凝るのか?

2007.10.30

「男の隠れ家」

なんだよそのタイトル。

今店頭に出ている「男の隠れ家」が落語の特集だったので、買ってみた。思いの外ページも多くて、なかなか面白そう。江戸の事情なんか(時間の数え方とか)が解説してあるのはいいかもなー。載る噺家さんがいつも同じなのが少しつまらん。でもそういうのを売れているとか人気があるというのかもなあとも。

でも、いい年をした大人の男がああいうのを読んで予習してから落語を聞きに来るのかと思うと、ちょっとなんだかなあという気がしなくもなく。大人の男たるもの、マニュアル本になど頼らず、自らの行動によって範囲を広げ経験を積むべし!ですよ奥さん。

先日の芸協らくごまつりで撮った皆々様(昇太、歌春、遊雀、夢吉、可龍)との2ショット写真を誰かに見せたくてしょうがないのだけど、誰に見せたって「へえ…」というなんとも気の無い反応しか返ってこなさそうなのが切ない。

「遊雀師匠と2ショット撮ったんだよー!」
「えーすごいー!いいなー」
「昇太さんとプリクラなんだよー!」
「マジでー!やだ昇太さんお洒落ー可愛いー」

そういう感想が欲しい、無理か。誰にも自慢出来ず、一人写真を見返しては「ふふふ」と半笑い。2ショット以外の写真も楽しいので、久しぶりに絵日記でも作ろうかな。これまた見て面白いのは自分だけという代物だけども。2ショット写真を自分から撮ろうと思ったなんて、そうとうにハイテンションだったんだなあと、我ながらまつりの日の自分のテンションに感心する。

落語マジック。

2007.10.29

稲田つつみ寄席第47回特別公演

稲田つつみってどこ?

ちゃんと調べてみると、職場から思いの他近い事と、昇太、山陽、紋之助、柳太郎とナイス番組だったので平日ながらの参加。職場からタクシーで千歳船橋まで行って、小田急線に乗れば上手くすると開場と同時ぐらいに会場着くなと思っていたのが甘かった。タクシーが全然つかまらず、おまけにバスもなかなか来ず、結局は開演5分前着というはめに。ホールなのに自由席だったので、こりゃもう後ろだな…と諦めて入るも最前列に1席ぽっかり空いている。

落語の神様ありがとう!

開場の入は満員とは言えない状態だったけれど、主催の方も、当日のスタッフの皆様がどの方も非常に丁寧で感じが良くて、雰囲気が良かった。もらったプログラムを見ると、あれ?山陽さんがいないぞ?、という変更ありの番組はこれ。

前座 桂ち太郎「饅頭恐い」
桂平治「親子酒」
国本武春<浪曲>
春風亭昇太「権助魚」
〜お仲入り〜
三増紋之助<江戸曲独楽>
春風亭柳太郎「尻餅」

そそーっと出て来たのはち太郎くん。あんなひょりょひょろの男の子だけど、思いの他啖呵を切る所がいい感じだなあと。会場のおばさま達からヒソヒソと「可愛い」「可愛い」と声が漏れておりました。平治師匠は出てくるなり「さっきのち太郎というのは私の弟子で、あの噺も私が教えたのですが、あんなに下手に教えた覚えはないんですが…」と、ほほほ。私はあまり平治師匠は好みではなかったのだけど(声や喋り方がガラガラしてる感じがなんとなく)、今日の親子酒は楽しかった!。酔っぱらった親父がお似合いで、酔っぱらってガラが悪くなって行くけど、なんだか可愛い。あのへの字になった眉毛も、酔っぱらって「ニコー」っとしたキャラにはお似合いだ。深くおじぎをした時に見えたうなじが綺麗でございました。何をみてるか自分。

国本さんは「待ってました!」「たっぷり!」「名調子!」「日本一!」のかけ声の練習をたっぷりと。ここのお客さんは非常にノリが良く、ちゃんと声をかけてる。また国本さんの「泣きそうな悲しそうな顔で」とか「たっっっっぷり!と小さいつが沢山入るように!」の説明が楽しい。「たっぷり!」を言っている時の顔がチャーミング。「唾が前の人に飛んだってかまいませんから」「待ってましたの後に笑わない!」。後半は宮本武蔵の話(唄?)だったのだけど、これを聞くと船頭佐助の台詞で泣ける。

綺麗な若草色の着物に袴、半襟は橙色、良くお似合いの組み合わせで登場の昇太さんはご自分がずっと小田急沿線に住んでいらっしゃるから(大根に始まって今のお部屋まで)、小田急ネタが多かった。なので始めて聞く話も多くて嬉しい。「新宿当たりだと荒んでるから鞄が当たっても『ふん!』って感じですが、そこへいくとこちらに来ているお客様は、ぼやーんしていて余裕がおありでいらっしゃる」と。昇太さんが地元の人たちをこうやっていじるのってあんまりないな。お話は権助魚。昨日の「私的落語論」で端折ったバージョンを話したけれど(しかもスーツ姿で)、今日はフルバージョン!。最初はちょっとお疲れかなあという顔だったのに、進むにつれてツヤツヤしてくる昇太さんのお顔。何ドーピングだよ。口を少しとんがらせほっぺた膨らまし気味に「ムフー」っと笑いながら旦那に物を訪ねようとしている権助が可愛いったらないですよ。ナイス場面目白押しの大笑いの権助魚。なんでもない場面かもしれないけど、帯を掴んでいた権助の両手をもってゆっくり権助を前にまわすところが好き。なんかあのそっと権助の両手を持つ感じがね、良いのですよ。あれで「あ、権助ってかなり小さい子供なんだなあって」と思う。とすると、内儀さんの「旦那のお妾さん探り」も本気じゃないんだなあと。そんな小さな子供にやらせてるんだからな。そう思うと呑気さ倍増だ。「権助、山家育ちだから魚の事よくわかんねえ」って台詞が可愛い。

そして本日は口上あり。下手から平治師匠、柳太郎さん、昇太さんの順で進行役は平治師匠。柳太郎さんが非常に気のいい人だという事をお話。昇太さんもそんな事をいいつつも、「トリで話ている時に帰るお客さんの顔というのは良く覚えているものです。そしてここは柳太郎の地元ですので、後を付いて行って嫌がらせをするかもしれませんので」なんて。最後の三本締は昇太さんの音頭で。平治師匠に「昇太師匠お願いします」といわれて、小さく頷きながらすごく照れてる。あんな絶妙な表情あんまり見ない。いわれて昇太さん「三本締というのは、やってみるとなかなか気持ちのいいものです。」と少しだけ師匠の顔になって、「よーっ」と三本締。昇太さんの音頭は非常に落ち着いた少し間をとったナイス三本締だった。そして手を打つ形も綺麗。暴れん坊な昇太さんだけど、こういう時は本当に丁寧で形がいいと思う。

柳太郎さんの最後の口上の後は紋之助さん。紋ちゃんは今日もキュート。柳太郎さんの真打披露と言う事で、名前入りの扇子を使い、お客さんをステージにのせ「もんちゃん!しょうちゃんの!綱渡り」をトトロ付きでやって、最後の風車は、客席に降りて披露。上手から降りて客席まん中あたりまでいって、ぐるっと進んで下手の方からステージに上がる。皆でぽっかーんと口をあけて見てる。グー!紋ちゃんグー!。最後はスキップで退場、どこまでもポップな紋之助さんの曲独楽なのでした。

トリは柳太郎さん、まくらはいつもの先生の話。確かに面白いまくらなのだけど、もうちょっと他にもバリエーションがあってもいいのでは?と。まあ、そんな皆しょっちゅう来ている人ばかりではないから、だったらウケるのをってのはわかるけど、でももちょっと冒険して行こうぜ!という気もする。始めて聞いた「尻餅」という話は、驚きの馬鹿馬鹿しさ溢れる噺だった。だって年末に餅がつけないからって、女房のケツをひっぱたいて餅付きの真似事ってアンタ!。まくらは同じで「あらー」と正直思ったけれど、噺は気が強い内儀さんも、言われて真似する気のいい主人も柳太郎さんの勢いのある口調に合っていて楽しかった。ただ、どうみても絵的には女性らしさがみじんもないのがあれだけど。もちょっと柔らかいところがあったらいいのになーなんて。

いやー口上もあったし大満喫だなあと思いながら出口に向かうと、出口で着物のまま挨拶をしている大きな体の柳太郎さんが。移動早っ。帰るお客さんに何度も何度も頭を下げて挨拶をしている柳太郎さんはえらいなあと思いながら帰宅。柳太郎さんも、文月さんも、定席以外でのお披露目を見たけど、夢花さんだけ見にいけなかったなあと。落語歴一年目で縁があって沢山見たお三人のお披露目興行。ずっと印象に残るだろうなあ、いい思い出になったなあと、今書いていてしみじみ思った。

何ごとも縁。

2007.10.28

芸協らくごまつり

最初から最後まで参加。どんだけ満喫するつもりだ。

落語芸術協会が新宿の芸能花伝舎で初めて開催するファン感謝デー的お祭りに参加してまいりました。何せ始めての開催なので、どれくらいに行ったらいいのかわからず、開場30分前位着でと友人と向かうと、んーもー列できちゃってる!。とはいえ定刻に開場、元小学校だけあって門も広く、大変スムーズな入場。入り口にはいきなり鶴光師匠がチラシを持って客を出迎えという、なんとまあ豪華な。

なんかこう場所が場所だけに学園祭な雰囲気満々で、おまけにそこかしこに芸人さん達がいらっしゃって、いきなりきょろきょろしまくりの、テンション上がりまくりの、もう大変。場所が広いし、座れるスペースも多かったので、物を食べたりするのも楽だったし、正面ステージではいつもなにかしらやっているので、それをのんびり見たりもできるし、花伝舎の近くに店もそれなりにあったので抜け出して休憩もできるし(私達はずっと中にいたけど)、なにより芸人さん達がふらふらと歩いているので写真やサインをお願いしやすかった。おまけに皆様首に「春風亭昇太」と名札をぶら下げていらっしゃったので、「あー顔は間違いなくしっているのにお名前ど忘れ!」な方でも、すかさず名札をチラ見して、失礼のないようにお名前を呼べる。初心者にも優しいナイスアイデア。全体的に売り物の値段が安いのもいいなあと思った。家族で来ている方、女性のお客さんも多くて、基本的にはのんびりした感じ。一日中いて色々な所を見たので、以下その個別の感想を。名前が多く出過ぎるので、申し訳ないのですが所々敬称略で。

「伸治の輪投げdeブロマイド」
100円で輪投げが2回出来て、その賞品が豪華豪華。昔の末廣亭のポスター、噺家さんの手拭い、伸治師匠の私物、非売品ステッカーなどなど。輪投げで何も取れなくても芸人さんのブロマイドがもらえるというオトクなお店。私は6回輪を投げるも取れたのは平治の千社札のみ。ど下手。それでもブロマイドは小柳枝師匠、右紋師匠、うめ吉さんの3枚をゲット。右紋、うめ吉両名には後からサインをしてもらいましたよー。あまりの賞品の豪華さに「売ってくれ」というお客さんもいたそうで、そりゃそうだ。

「楽輔の静岡おでん」
一つ100円、300円以上買うとクジが引ける。買うととって付きの可愛いハコに入れてくれるし、静岡おでんらしくダシ粉も用意されているし、黒ハンペンもあり。非常に美味しいおでんでございましたよ!(クジはここでも外れ。でもお茶をもらった)。宣伝係りの夢吉くん(看板を持って会場内をそぞろ歩き)の姿が「毎日香の定吉」のような姿で、これまた驚きのかわいらしさと似合いぶり。女子達から写真を頼まれまくっておりました。静岡つながりで昇太さんが来店しているときにインタビューを受けてた。

「宮田章二の七色唐辛子」
宮田先生が口上付きでお好みの調合で作ってくださる七色唐辛子。宮田先生の売り子姿はとてもお似合いで、作ってくださった唐辛子は良い香。これからしばらく種物を食べる時は先生の唐辛子で。パックには可愛く名前入りのステッカー付き。助手には陽・昇くんが。陽くん赤いTシャツがテラお似合い!

「プリクラ」
ナイツの二人が店番をしていたプリクラ(ナイツで喜ぶ自分、落語歴1年にしてはよく成長してるんじゃないか)。最初は「好きな人を自分で連れて来て一緒に!」という、大変に緩いシステムだったのだけど、昼過ぎ位からは、どなたかが駐在してとるような形にしていた様子。そらね、大変だしね連れてくるのも。私はまだ空いている時に、すかさず昇太さんととっていただきました。ヒャー嬉しい。なぜだか妙にそっけないけど、そういう感じで「ここ見て」「色はどれにする?」と聞かれ、操作して下さるのにグッと来る私、Mか。

「昇太の私的落語論」
入れないのを覚悟で長蛇の列に並んでみたら思いがけず入れて大ラッキー。先生役なのか黒(紺?)のスーツ姿で登場。「担任の先生が急にお休みされたので、私が授業する事になった。落語芸術協会理事!春風亭昇太です!」。落語論とはどんどん遠ざかって中世城郭の話を熱心にする昇太さん。一通り中世城郭について語ったあとは、落語の発生について語りながら思わず教壇の上にスーツで正座。そしてその流れで「一番好きな話を」と「権助魚」を。スーツ姿で教壇の上に正座という珍しい形での「権助魚」を見れましたぞ!。ああ、この人は本当に落語が大好きなんだなあと思える30分でございました。昇太さんの理論でいけば、私達は昇太さんの戦略にはまって格子の掘りに落ちちゃった人だ。昇太さんの作ったお掘りにになら、いくらでも落ちたいよ!。ちなみに落ちた人は「放っとけばいいんです、こんなもの。放っとけばのたれ死ぬから」。これで喜ぶってやっぱりMか、Mなのか。

「ナイツの漫才、うめ吉さんのスペシャルバンド」
青空の下、寄席の何割か増しで激しく突っ込む土屋さんが素敵だ。校庭に響く「一番 谷」のナイス台詞。うめ吉さんは、かわいらしく何曲か披露。手に丸い何か(あれはなんだい?)を持って踊るうめ吉さんは大変にキュート。今日の着物も素敵だ。

「芸協落語会 第三部」
これは有料1500円。チケットが取れなくてしょんぼりだったのだけど、思いがけず譲っていただける事になり見れたという大ラッキー落語会。S様ありがとうございまする!。昇太さんは途中まで派手に飛ばしてまくらを話していたのに「…あっ、そうだ、あっ」と急に呟く。テレビ用に収録していたのを忘れていたそうで、「もう一度最初から!」と登場からやり直し。さっきやったのと話題は同じなのだけど、毒を薄めたバージョンで。「どんだけ働かすんだ!っていう話ですよ!」ですって。確かに昇太さんは一日中どっかで何かやってる。空いてる時はプリクラ。人気者だもの、働こうぜ。理事だしね!<酷い。
桃太郎師匠は歌謡曲の歌詞に突っ込んでいく漫談。扉が空いて人が出入りするのが気になるらしく、しきりにそっちを見ては突っ込んでおりました。米助さんは「ミスター裁き」。寄席ではやらない古典落語をと、最初は天狗裁きと同じなのだけど、最後に出てくるのが天狗じゃなくてミスターだという。ドラえもんやらミスターの出てくる古典落語。寄席でも古典をかけたらいいのになーなんて思いましたとさ。

「にゅうおいらんず」
思いのほか長めに演奏。人のソロの時に、一生懸命さらっていたのに、肝心な自分のソロを出遅れる(忘れる?)昇太さん。広いところで聞くと、上手くなさもひときわなのだけど、メンバーのキャラクターで帳消しにね♪そんなバンド。小遊三師匠は洋服でもオシャレさんに見える。昇太さんは、もうちょっと楽しそうに演奏しようぜ!

ちゃんと見たのはこれくらい(充分だ)。普段は自分の写真に微塵も興味がないし、2ショットは恥ずかしいしで撮ったりしないのだけど、今日はなぜか撮りたい気分で(祭りでテンションが上がっていたのか?)、色んな方にお願いして、2ショットも1ショットも沢山とっていただいた。それもこれも、声をかけにくそうな雰囲気な人がいないという、芸協の芸人さん達のお陰。若手さんからベテランさんまで、幅広くいらして、私のような寄席好きのミーハー客にはたまらない。

本当に蕎麦屋の若亭主のような素敵な可龍さん、割烹着姿が可愛いひまわりさん、寄席の出番を終えていらした私服がナイスな文月師匠、ずーっと会場内を流していた(見回り?)平治師匠、若いスタッフを取り仕切っていたカッコイイ遊雀師匠、ホストの取り仕切り役?みたいなスーツでずっと忙しそうにしていた里光さん、Tシャツ姿を想像した事がなかったので、一瞬わからなかったボンボンの勇二郎先生や東京ボーイズの仲先生、菅先生、Wモアモアのお二人、もー他にも沢山。寄席では見られない姿を拝見出来た訳なのです。

芸人の皆様は色々ととてもお疲れだったと思うけど、来年も是非やってもらいたいなあと思える、楽しい楽しい芸協らくごまつりなのでした。最後の富くじの番号のはり出された所は、押すな押すなの大にぎわい。「リアル宿屋の富か」と思った。ええ、私の富くじはかすりもしなかったデッス!

終了後に友人とお茶をしながら写真を見ていたら、遊雀師匠や歌春師匠なんかは、2ショットの写真を撮る時に、ものすごくこっちに寄って下さってる。これはあれですよ、ファンとしては嬉しいもんで。若い皆様もファンサービススキル的なところで見習って欲しいなあと思った。そうやって撮った数々の写真、見て欲しいのは山々だけど、色々あるでしょう肖像権とか著作権とか。なのでこんな差し障りの無い写真をば。ね、文化祭みたいでしょ?。まあ、もてなす側の年齢層が余りにも幅広いけども。

来年もあったら、寄席的好みの皆様狙いで写真をお願いしたい。円、柳桜、平治、Wモアモア、東京ボーイズ、ナイツ、小天華、等々。あ!、伸治師匠と文月師匠に写真をお願いするのを忘れたよ!<気が付くのが遅い。
071028

2007.10.27

国立演芸場→武蔵小山again

台風の日にハシゴ。

まずは国立演芸場に「芝浜革財布」を見に行く。今日は着物で出かけようと思っていたのだけど、雨が降っていたのであっさり却下。着物汚れたり下駄に雨が染みたら嫌だもの(ガッツゼロ)。国立は有るかどうか怪しかったので、途中末廣亭に寄ってかわら版を買ってから行こうかなあと思ったのだけど、なんとなく早く行っておきたい気分だったので寄らずに国立へ。はり出されている進行表を見てびっくり「馬治さんじゃーん!」。今回は交代出演が馬吉さんと彦丸くんだったので、ちょいとがっかりしていたのだけど、開口一番に馬治さんの名前が。良かったー早く来て良かったー。座ってみると、4列目のど真ん中、見やすい…。

(高座返しは玉々丈くん)
金原亭馬治「強情灸」
金原亭馬吉「ざる屋」
金原亭世之介「小粒」
古今亭菊春「一分茶番」
林家正雀「七段目」
蝶花楼馬楽「手紙無筆」
金原亭馬生「酔っぱらい」
獅子舞(世之介、菊春)
〜お仲入り〜
鹿芝居「芝浜革財布」

世之介師匠は物まね有りで(志ん生、彦六、談志)、正雀、馬楽、馬生の皆様は踊りあり。お仲入り前には獅子舞が入るし、盛り沢山な雰囲気で楽しい。ああやって続けて見ると踊りにも個性があって面白い。きちっかちっとした感じの正雀師匠、それより柔らかくて上品な感じのする馬生師匠、私は馬楽師匠のが一番好みかなあ。綺麗!というのではないけれど、見てるといい心持ちになってくる。皆様落語はぽぽんとやってという中、正雀師匠は座布団周りに汗が飛び散る大熱演。後から出た馬楽師匠が笑ってた。

獅子舞の先導は今日は馬吉さんと彦丸くん。馬吉さんは声をかけるのがお上手なので、呼び止められ度も高くてなかなか前に進めない。あ、今日は途中でオカメやひょっとこの面を被った人が出て来て、獅子を追い立てるという小芝居が入ってた。色々盛り沢山だ。

そしてお芝居。前回見た七段目よりこっちの方が面白い。七段目はちょっと真面目に芝居をやり過ぎる場面が長くて、見ていて少しだれてきちゃった。だけどこちらはメリハリよく、笑い所も多くて飽きない。場面転換の時の暗転がちょっと長いなあとは思ったけど。途中ビリー隊長は出てくるし、世之介・菊春の物まねもあり(菊春さん全然似てない…そこが面白いのだけれども)、張り切って台詞を間違える人もいるし、でもこれくらいの方が私には楽しい。馬楽師匠、大家さんが似合い過ぎ…。馬治・馬吉・彦丸の三人で順繰りに小咄を喋って行く小咄リレーがヒット。ホント、三者三様全てが違う。でも皆可愛い。

そうそう、こういう会を見ると、馬治さんや馬吉さんというのは、まだスタンスとして子供なんだなあと感じた。親は勿論馬生師匠。師匠の保護下にいる二つ目さんなんだなあと。あ、真打ってのはその保護下から出るって事なのね。なんとなく妙にそんな事を感じたのでした。

最後に皆様が出て来て手拭いを投げたのだけど、今回は私も取ることが出来ましてよ!。「どうせ無理だしねえ」とぼんやりしていたら、ぽんと私の膝の上に落ちて来た。ちなみに馬楽師匠のでした、あけてみたらシックでカッコイイ。ヤターっ!。思いがけず馬治さんの高座は聞けたし、色々と盛り沢山な番組だったし、手拭いもいただけたし、満足満足の国立演芸場。その後お知り合いの方に誘ってもらって、少しお茶を。

次は武蔵小山に移動してagainで喬太郎さんの独演会。ギリギリに会場に着いてみると、お客さんはほとんど皆様到着の御様子で、お席ぱんぱん。はばかりが近いからという理由で一番後ろの席にしてもらう。緊張しいの私に、あんなまん中の出難い席で見るのは無理だ。通路までぱんぱんの独演会はこんなふう。

前座 笑福亭羽光「犬の目」
柳家喬太郎「時そば」
〜お仲入り〜
柳家喬太郎「子別れ(中)(下)」

前座で羽光さんが出て来てラッキー。眼鏡をかけていらっしゃらなかったので、一瞬「あれ?羽光さん?え?」と思った。寄席とは違う客層に少しやり難そう。私は面白い!と笑った場面でもあまり外の人にはウケてなかったりする場面多し。でも「おい助手!」とかいう台詞でえらいウケてた。この日の犬の目で、羽光さんができるネタの3つをコンプリートだ。羽光さんはノミとカナヅチで目を取り出すのね。イテテ。

そして喬太郎さん登場。武蔵小山、母校でのお仕事、ウルトラマンのストラップ、台風、色々な事をテンポよく、ちょっと毒々しく話すまくらは面白いったらない。自分の身の回りで起きた事を、あんなに面白くはなせるってねえ、すごいよね。コロッケそばの噺から時そばに。最初は「以外と普通かなあ」と思ったけど違った。後半に進むにつれて蕎麦屋も客もキャラが暴走し始める。「バートンクレーンって何?。オレバームクーヘンかと思ったよ!ハハハ」。ハコの中の看板を見てすかさずこの台詞。楽しい時そばだった。

えんじっぽい色の鮫小紋のような着物で登場の後半は子別れ。これもまたキャラが立っちゃって立っちゃって。亀が冷めて大人で生意気だし、熊もお菊も他の人の噺のような人の良さより、もう少しなんというか複雑な感じ。古典落語なのに「オッケー、GOサイン出す♪」ってな台詞が出ちゃう。オッケーて、GOて。亀は終始大人びた事ばかり言うのに、最後の最後で線が切れちゃう。それがきっかけで元のさやになるけど、サゲはスタンダード子別れとはちょっと違う。玄翁でぶつ場面も出てこないし。やっぱり喬太郎さんの落語って誰とも似てないなあなんて思うのでした。

今日もタイプの違う噺家さんを沢山見られて満喫満喫。翌日は「芸協らくごまつり」、どうか雨が降りませんように!と思いながら寝た。

2007.10.21

第75回大和田落語会

今日は大和田の丸花亭で「第75回大和田落語会」に馬治・馬吉ペアで出るので、それを見に。珍しく予定より早く現場に到着、やれば出来る子ですよ。最寄り駅に着いてホームを歩いていると知り合いのご婦人に声をかけていただいたので一緒に会場まで行く。どこへ座ろうかな〜と思っていると「こっちこっち!ここ座りなさいよ!」と隣を勧められたので、年長者の言うことは聞いておくもんだと隣に着席。会場いっぱいのお客様で落語会スタート。開演前にぼんやり部屋の中を見ていたら、花丸亭と勘違いしていたことに、開演前に気がついた。

金原亭馬治「牛ほめ」
金原亭馬吉「転宅」
〜お仲入り〜
金原亭馬吉「あくび指南」
金原亭馬治「幾代餅」

偶然にも二人とも同じような薄い茶系の着物に、濃いめの青色の羽織で登場。馬治さんはどちらも聞いた事の有る噺、馬吉さんはどちらも始めての噺。

「牛ほめ」も「幾代餅」もちょっと久しぶりだけど、今日のはとても丁寧にやってる感じがした。「牛ほめ」とかは一生懸命すぎて少しくどくなったり、変にだらだらしか感じにもなる時があるけど、今日は非常にいい具合。動きもきちっとしてるし、良かったなー。思わず物凄く熱心に見てしまった。いや、いつも熱心だけど。幾代餅の清三が世話になっている親方がいいよねえ、なんだかんだいって手を貸してくれてさ。主役じゃない人のキャラがじんわり感じられるのがいい。動きがしっかりしていて、しかも自分が調度上下を切る先にいたせいで、つい自分が与太郎の立場になっちゃって、「牛ほめ」の手を三角においてと挨拶を教える場面の「ほらこっち見ろ、手をこうやって」の台詞の時に、思わず馬治さんの言葉にならって、「ん?」と膝前に置いた手のほうを見かけちゃった。そんなに物語に入ってどうするよ。

馬吉さんは、やっぱりあれだよ女性がチャーミングだよ。転宅に出てくるお菊なんてのは非常にお似合い。なんつかねおきゃんでチャーミングな女性って感じなのですよ、馬吉さんのやる女性は。おきゃんって今どきあれだけども。馬治さんよりもちょっとカチッとしていて、やはり仕種は丁寧できちんとしてる。師匠が師匠だからなのかなあ。あくび指南のとぼけた感じも可愛いけれど、女性キャラが可愛い転宅の方がよりお似合いかなと思った。転宅の最後で派手に台詞を間違えるも、上手に間違えた台詞を噺に取り込んでてナイス。こうやって見ると、馬治さんと馬吉さんでは、上下の切りの角度が随分違うなあと実感。馬治さんの方が浅い。まあ、だからどうしたという訳ではないのですけれどもね!

各二席ずつ満喫でございました。惜しむらくは馬治さんの高座の時に、思いっきり派手に携帯が鳴った事。あれ程切っておけと最初にアナウンスがありましたでしょうに、んーもー。唯一の残念。

終了後は打ち上げに参加。さっさと帰るつもりだったのだけど、お知り合いの殿方に「出てよ♪」と言われたので、年長者の言う事はとりあえず聞いておくのが信条なので、参加。お値段2500円とお値打ち価格でありながら、お料理がどれも凝っていて美味しかった!。カルパッチョのせバタートーストとかねえ、チャプチェとかねえ、馬刺しとか、もうそれはそれは色々。今までで一番料理の充実した打上げでしたとさ。

少々前に出た落語本の「美形落語家」のページに馬吉さんが載っているのを見て皆で大ウケ(一緒に載っている佐助さん(現・馬石師匠)にも大ウケ)。いや、馬吉さんや馬石さんが美形かどうかというのが問題ではなく、「なぜ半裸なのか」ということで(あとなぜ変なポーズなのかとか)。

馬治・馬吉ペアが、いったいどんなナリをしているのか、こちらの「大和田落語会」のページで見られますので是非に。お二人ともなかなかの男前なのですよ!。私も馬鹿ヅラ下げて写っておりまする。残しておくようなツラでもないので写真は苦手なのだけど、こうやって見るとイイ記念になるなあなんて思ったり。

大和田落語会
http://www21.ocn.ne.jp/~oowada-r/pg-rakugokai_75th.htm

2007.10.20

黒門亭→三平堂

「むぉうっ!」と起きて、山陽さんの独演会のチケット取りをして黒門亭に。なんとなく朝「これいけるんでないの?」と思い付いて組み合わせた着物が自分的にすごくヒットで、ナイスコーディネイト俺!なニコニコ気分で家を出発。あれだよ、コーディネイトはこーでねいとだね。…退場かい?退場したほうがいいかい?、自分のブログだけども。

少し出遅れたかなと思ったけれど、運良く希望の席に座れた黒門亭昼の部はこんな感じ。

柳家花いち「道灌」
柳家花ん謝「湯屋番」
金原亭馬治「目黒のさんま」
〜お仲入り〜
林家彦丸「紙入れ」
三遊亭歌彦「子は鎹」

今日は皆よかったぞー。花いちくんは目のぱっちりした可愛らしい子で、噺が進むにつれて表情も活き活きしてきて良かった。しかし花いちくんにしろ、緑君にしろ、花緑さんはこういう顔の男の子が趣味か。花ん謝さんは「ちゃんとやると27〜8分かかるはずなのに、自分が先日やってみたら11分だった、だからすぐ噺に入る訳に行かなくて」と、ご自分の昔話と、地元の愛媛ではえらいナイス待遇で、auで携帯買うと花ん謝さんの独演会のチケットがついてくる等々のお話しを。彦丸くんは「若旦那でござーい」な風貌が内儀さんにとてもお似合い。見た目が涼やかだから、少しくどくやってもえげつなくならないのが可愛い。

歌彦さんは「詳しくやるなあ」という印象。他の人のでは出てこなかった描写が沢山あった。木場に行くとすがらに亀ちゃんに会う場面、すんなり親子が再会出来るように仕組んでくれたんだよねえと思っていたけど、今まで聞いた人ではそこは言わなかったけど、歌彦さんのは亀ちゃんに会った後で番頭さんにお礼を言う。言わないでその番頭さん(やそこの旦那)の思いやりを感じるのがいいなあと思いつつも、歌彦さんのように言ってしまうのもそれはそれでありなのかなあとも。「はいからさんが通る」のばあやのような風体の歌彦さん、お上手だなあと思った。

お目当ての馬治さんは「目黒のさんま」。私はこの噺がどうもピンとこなくて、なんだか平たんな噺だなあという印象だったのだけど、今日の馬治さんで聞くと思いのほかカラフルで楽しい噺だった。とぼけお殿様と忠実な家臣が、秋空の下でお腹を空かしてぽつーんと佇んでいる光景が見えるようでした。まくらでその時代の事(「よれぃよれーい」と「下に〜」の違いとか、お姫様「淫売」を間違って覚えるの話とか)を話をしたのもいい。ちょっと噛み所は多かったかな。馬治さんはおじぎをする姿がいい形なのですよ。

前座の花いちくんはあるのに、なぜだか馬治さんと花ん謝さんのめくりがない黒門亭昼の部。今日の皆様、仕種が丁寧で、キャラが違っているけど下品に飛ばした感じがなく、私的には大変楽しい高座だった。しかし馬治さん、前はめくりあったよな、どこへいったか馬治さんのめくり。そういえば、妙に高座もきゅうきゅうと音がしていたし、今川焼の両隣の提灯もはずされてた(これは上がる時あたっちゃうからと見た)、変ぼうする黒門亭。大袈裟か。

黒門亭の後は今日はどうしようかな〜と、開演前にかわら版を見ていたら、ねぎし三平堂で紋ちゃんと川柳師匠が出るの発見、しかも円太郎師匠も出るし、木戸銭千円だし。どうしようかなーと思いつつも結局向かう。御徒町駅に向かって歩いている時に、駅の手前で三之助さん、ホームに上がる途中で三三さんと遭遇。お二人とも黒門亭の夜の部出演者だ。三三さんは、お着物姿に薄茶っぽいインバネスのような上着を羽織り、同系色のハンチングをかむって、手には四角いトランクのような鞄を。お洒落さん!。インバネスにトランクって、あんた金田一耕助か。お洒落金田一先生のようなミミちゃんなのでした。

始めて来た三平堂は、くせのありそうなお客様がもういっぱい並んでおりました。下足番さんがいて、脱いだ履物を「じゃあ一番上におきますね」と、置いた場所を言って下さるのが丁寧でいいなあと。黒門亭同様40〜50ばかり入りそうな三平堂。千円でありながこのメンバーも豪華だと思ったけど、チケットもちゃんとあるし、可愛い番組表もいただけた。ナイス。そんな第98回三平堂落語会はこんな番組。

開口一番 林家たこ平「出来心」
林家うん平「お見立て」
橘家圓太郎「阿武松」
〜お仲入り〜
三増紋之助<曲独楽>
川柳川柳「ガーコン」

たこ平くん、テンポ悪〜。声は嫌な声じゃないし、見かけもイイ感じにしょぼっとしていて「お!」と一瞬期待したのだけど、なんといいますか、テンポが悪いと言うかテンポがないというか。もちょっとハキハキリズムよく話していこうぜ!。うん平さんは汗をかきかき大熱演。さっきのスーパーローテンションのたこ平くんの後だというのもあって、声が大きくてメリハリがあるのが聞きやすい。圓太郎さんは、相撲やらスポーツやら噺家の嫁さんの器量やらに、話が脱線し捲り。まくらでもあっちこっちに行き、噺に入っても、あっちにいったりこっちにいったり。とはいえ押し付けがましいところがないせいか、楽しく聞けた。始めて聞いた「阿武松」というお噺も、最後がめでたしめでたしていいお噺だ。

お仲入りの時に、次の落語会の告知をたこ平くんが。高座を降りてもなんだかもしょもしょした話し方。若者なんだから、もちょっとテンポよくキリっと行こう!。ちなみに次は馬生師匠や喜多八師匠が御出演。お客様の厠具合を確認して後半始まり。

まずは紋之助さん。もー期待した通り楽しい!素敵!テラかっこいい!。(あ、今「テラ〜」って私の中で流行ってる。サクサクでヴィンセントが使っていたのを聞いて気に入ったの。つけると馬鹿みたいなのがいい)。席が近いから迫力満点。ニコニコしながら独楽を廻して、決まると嬉しそうにポーズをきめる紋ちゃんがチャーミング。「今日はなんかイイですよ!」と嬉しそうに何度もいいながら、詳細に独楽の説明をしてくれたり、お客さんをステージに上げて綱渡りをやったり、おまけに最後は風車という技を「お客さんの中でやっちゃうぞ!」と高座から降りて客席で披露。しかも回しながら客席を歩くという、なんともすばらしいサービス満点ぶり。私は風車を下から見上げるという有り難い状況。いやー興奮した。紋之助さんの高座は終始テンションが高くて、しかも芸も「ほーっ!」というのが沢山で、見終わった後は、なんだか妙にドキドキするのでした。素敵紋ちゃん!。

客席がすっかり暖まったところで川柳師匠登場。川柳師匠は久しぶりだけどやっぱり楽しい。随所随所に歌が入るのだけど、それが間延びしない所で切るし、イイ具合に突っ込みを入れたりするので、だれずにきける。75才とかであの声の張りってすごい。「ルーズベルトのベルトを下げて〜♪」って唄がツボにはまった。なんだよその駄洒落!。後ろのオジサマが師匠が歌う軍歌を一緒に小さな声で口ずさんでいらした。どんな気持ちで戦争を思い出していらっしゃるのかなあと、少ししんみりしたが、高座の師匠は楽しそうだし、口ずさんでいるオジサマも、今はこうやって落語を聞いて楽しく過ごしていらっしゃるのだから、いいんだよなあと。最後は立ち上がって「ガーコンガーコン」。楽しゅうございました。

会場を出る時に、後ろにいたご婦人に「着物似合ってらしていいわねえ」と声をかけていただいたのをきっかけに、少しお話していると、そのご婦人も川柳師匠と同い年位で「懐かしいわねえ」と。「つい歌っちゃうのよね」とおっしゃるので、「そうですよね、懐かしいとつい口ずさんでしまいますよね」というと、「でもそしたら、隣の人に『しー』って言われちゃって…」と。いかーん、そういうのはいかんよ。戦争という大変な時を過ごした人が、こうやって今は自由に落語を聞きにこれるようになって、懐かしくてついちょろっと口ずさむのを注意なんかしなくってもいいのに、と思ったのでした。だって川柳師匠かって、小さく口ずさんでくれたりしたら嬉しいんじゃないか、なんて思うし。

どこまでが人の迷惑かというのは難しいかもしれないけど、あまり堅い事は言わないで、ほどほどの緊張感と、ほどほどのゆるさで楽しく落語を見たいなあと思ったのでした。

帰りは顔見知りの猫さんが二匹もいたので、撫でたり喋ったり。おまけに可愛い散歩中のワンさんに、御主人のこれまた可愛いお兄ちゃんが「お前どーしたんだ?」と不思議がられるほど気に入らる。くっついてくるから撫でて撫でて、「じゃあ」とお兄ちゃんが引っ張っていこうとするのに、後ろを振り返り振り返り。お前はあれか、子は鎹の亀ちゃんか。そんな訳で土曜日終了。オルボワール!

2007.10.19

oakを見にヘブンズに。

仕事帰りにoakを見に三茶のHEAVEN'S DOORに。前日にメールをして予約が出来て、出演時間が21時過ぎとわかると、平日のライブも行けると言う話ですよ奥さん。

orkはトリだったのだけど、もうなんというか「すごいなあ」という言葉ばかりが出てくるようなライブでございました。ライブが始まる前は、「ふふふ〜ん」と鼻歌でも出てきそうなのんびりした雰囲気でセッティングをし、用意が出来るといきなり平井さんのMC。「告知しまーす」と、ニューアルバムが11月17日に出る事と、明日もMARZでライブがある事、来月は17日に渋谷のnestでライブがある事を話して「初めまーす」とゆるくライブがスタート。平井さんは途中ガムを噛み足してみたり、いきなり両足のパンツをモモまでまくり上げたり、なんとも気負いがなさそうというか、リラックスしてそうというか。見かけも髪も「まあ手ぐしでね」なゆるいパーマに、無精髭?と間違えそうなヒゲ(いや、無精髭か)、眼鏡というラフ極まりない姿。

ところがくり出されるドラムのすごい事すごい事。リズムのバリエーションが多いし、音にキレがあって、軽やかなのだけどパワーがある。すごい。難しいリズムとかおかずの入れ具合とか、さり気なく叩いているから「誰でもできる事なのかしらん?」と思ってしまいそうだけど、違うな、誰でも出来ないよあんな事。同じリズムで音をだんだん大きくしていく所があるのだけど、最初も充分大きい音なのに、それをスムーズに確実により大きくしていくっていう、書くとなんてことなさそうかもしれないけれど、生で聞くとすごいよ。急にガクンと大きくなるのじゃなくて、綺麗な段階を踏みながらなだらかに確実に大きくなるのですよ。なんかえらいグッと来た。

間のとりかたとかが絶妙で、練習してどうこうというドラムじゃないよなあとしみじみ思う。もちろん練習があっての技術な面もあるのだろうけど、それ以上の持って生まれた資質みたいなね、そういうの。1曲だけ妙にリリカルな曲があったけど、あれは三浦さんの趣味なのかな。平井さんも、ドラムの皮を張るためのネジを、カタンカタンと廻してリズムをとったり、なんか少し他の曲と風情が違う。

短い時間ながら、叩きまくりのドラムを満喫の楽しいライブでございました。ライブが終わると平井さんは男子客に囲まれてた。男子をも虜にする素敵ドラム。私も便乗して握手をしてもらったが、あんな神々しいドラムを叩く人なのに、おりると気取った所のない朗らかなお人柄でそれもまた素敵。

しかしたまにああいうライブハウスに行くと「おおー不良のたまり場かぁー」とか思うよね。今までさんざ行ってたくせに!今も行ってるくせに!

2007.10.16

テレビがースキスキーテレビッ子ー。

「お腹が!太ももが!」なんて言っているのに、お弁当にサイドメニューを追加って、どういう事だ。

家に帰って食事の支度をしながら「あれ?」と何か気になってテレビの方に振り向いたら、山陽さんだー♪。「なんでも鑑定団」にゲストで出ていた。イタリアで買ったというランプシェードを出していた。予想金額より高くて宜しゅうございました。別に男前なわけじゃないのだけど、山陽さんってなんか素敵。山陽さんは、私の中ではセクシー枠に入ってる。

同じ時間にやっていた洋ちゃんが出ていた「暴れん坊ママ」はチラ見。洋ちゃんは好きだし、上戸彩ちゃんは可愛いけれど、やっぱりあまり見る気がせず。たまにちらっとだけ写る山陽さんの方にチャンネルを合わせがちに。単純に「あー洋ちゃんと同じ布団っていいなあ」という、俗っぽい感想しか出てこん。

今日は「有閑倶楽部」もスタートだった。野梨子が一番ぴったしなんじゃないかしら。あのぱっちりした目とおかっぱも可愛いし、凛々しい感じが良く似合ってる。悠理と清四郎もなかなか。可憐があれじゃあキャバクラのお姉ちゃんだ。派手だけどキャバクラじゃなくて銀座のホステス系の派手さじゃないと。みろく(漢字忘れた)はもちょっと硬派な方がいいなあ。赤西くんは可愛いけどちょっとみろくにしては甘い可愛さなんじゃ?。美童はもっと派手に!。田口くんは可愛いけど美童じゃない!。

あ、昔から読んでいたからつい熱く語ってしまった。でも、話しはかなり一話目を再現していたんじゃないかな。勿論「えー」って場面もあるけれど、最初に部屋に入っていた時の、美童と可憐が踊っていて、奥でわざわざ畳の上で碁を打ってる野梨子と清四郎とか、ギターを弾くみろくとか。黒松学園とか、高清水建設とか久しぶりに聞いたら読みたくなったですよ…。しかし悠理の父ちゃんと母ちゃんがなあ。私的には父ちゃんは西田敏行で、母ちゃんは一条先生が希望を出したという夏木マリさんが良かったな。いくらなんでも鶴太郎とかとうかずこはないぜ…。鹿賀丈史さんはナイスだと思った。見かけは全然にてないけど、キャラ具合はぴったりだ。

と、珍しく2時間もテレビを見たのでした。疲れた。

2007.10.15

太ももと腹が!

大変な事になってる。

数カ月前からまずいまずいとは思っていたけれど、なんとなく油断していた夏。もうさすがに無視も出来ず、というかパンツがピチピチすぎ!お腹柔らかすぎ!限界ラバーズ状態!

全体的に均一にふっくらするならまだしも、出て欲しくない所だけが、なぜか集中的に増量されていて、今朝鏡を見ていて本気でブルーになった。ので、ちょっと本気を出して元に戻そうかという次第。

あのジーンズのピチピチ感が自分で耐えられない…

2007.10.14

葉山福祉文化会館→池袋演芸場

今日もハシゴ。

朝はロッピーに並んでチケットとり。少し出遅れたら先客が!。ああ、もういい席は期待出来ないか…と少し落胆。落胆しつつも並びつつ携帯から電話をかけると一発でかかり、前に並んでいたお姉さんがロッピーをいじっている間に確保終了。どうもロッピーの回線が混んでいてつながらない様子で、7分を過ぎた頃断念して場所を譲って下さいました。今確保したチケットを引き取ろうと思ったけど、これまた混んでいてつながらず。まあ、確保出来てるし後でいいやと葉山に。一体どのあたりの席かしらん。

葉山文化会館での落語会は、ホールなのに何と全席自由。開場1時間前位についたら前に20人弱並んでおりました。前にいたおじさんが「早くあけろよ!」等々えらくぞんざいな口を聞くなあと思っていたら「あいつ福祉課長だ」って。お知り合いでございましたか…。前にそれなりに人がいたけど運の良い事に自分の座りたいあたりが空いていたので、ニコニコで着席。今日の番組はこんなふう。

開口一番 瀧川鯉斗(前座)「強情灸」
林家たい平「二番煎じ」
〜お仲入り〜
林家ニ楽<紙切り>
春風亭昇太「壷算」

んーナイス番組、これで2000円とは何とお得な、って交通費に2000円くらいかかっているけど。今日は口角泡を飛ばし巻くりの方ばかり(ニ楽さん以外の落語を話した三人)。私が高座を見ると、対角線で向こうの黒幕がバックになってしまい、唾が飛んでいるのが見えちゃって見えちゃって。三人ともすっごい勢いで飛ばしてた。まさに最前、唾被り席。若さ溢れる勢いの鯉斗くん、灸がどこに乗ってるのかよくわからないぞー。熱いっていっちゃってるぞー。でも元気で勢いがあるからいい。たい平さんの二番煎じはちょっと季節が早いかなあという気もした。とはいえ、聞きやすくて楽しい。まくらの内容が、去年の年末に聞いていたのとほとんど変わらないのに、微妙に改良されて面白くなっててすごいなと思った。お客さんのいじり方が上手だ。「さすが御用邸があるだけあって、品のある方ばかりというか、お金が余ってそうというか…」「前の奥様もさすがセレブというようなレースの付いたバックをお持ちで」「そちらのかたも頭をまるで長靴下のピッピのような…」。親しみやすそうな話し方をしながらも、たい平さんの視線は時々何も見ていないような感じもしたり。

ニ楽さんはなんと立って紙切りを。「にらちゃん」とか、のりぴーのように「にらぴー」と呼んでいただければ…と。ははは、にらちゃんて。ずっと右足を前に出す形で半身前に傾けて切っているのだけど、たまにちらっと足をかえるも、またすぐ前の形になりを繰り返してた。「富士山」と言われてペロンと富士山を切るのではなく、「手甲脚絆の旅支度をした二人が松の木陰から見ている姿」も含めて切る所がプロだ。「かえる」というリクエストがかった時に前のほうから「柳家!」と声がしたら、「え、馬風師匠を切るの?!」と。違うって。富士山がかかれば「それくらい自分で切れるんじゃないですか!」といい、持っているかえるのぬいぐるみを切ってと言われれば「そこに持ってるんだからいいでしょう!」と返すにらちゃん。お席が最前で、しかも立って切っていてすぐそこを歩かれるので、つい「足袋が足にぴったりだなあ」とか「やっぱりまだ暑いのかなあ単着てるなあ、柔らかそうだなあ正絹かなあ」なんて事を思った。にらちゃんの紙切りはすっごくポップだ。

そして昇太さん。少し久しぶりだったから出てきただけで「うひー!」ってなる。まくらは良く出てくる海外旅行と相撲ネタ。結構さぐりさぐり喋っているかなあという印象。まくらで相撲ネタが出てきたから、あー力士くるか力士と思ったら、すーっと方向転換して結局は「壷算」。昇太さんの壷算は笑い所が多いから、感動とかそういうのじゃなくて思いっきり笑わせて!という時にはピッタリだ。今日はえんじの着物に黄緑色の半襟に袴。薄い色の着物が多いので、たまにみるこういう濃い色の着物もかっこいい。今日はたっぷり間をとって話してた感じ。何かに気が付く時や、言われた事を返そうとする時、一つ一つの間がたっぷりで、そこに「ブハハハ!」とお客さんの笑いがくる。あの間がいいんだよ!あの間が!。その瞬間のあの「ぽっかーん」という表情もね!。足をバタバタさせんばかりに笑っていたらあっという間にお終い。あーもっと聞きたい!もっと喋って!楽しい話を聞かせて!。そういう気持ちですよ。海外旅行のまくらの最後で「はーもう疲れちゃった」と高座の座布団の上にだらーんと横になり、ニヤって顔をするのがチャーミングだ。

他に沢山いるおばさまやおじさまも口々に「はー面白かった」「笑ったわねえ」と。私も血行が良くなってポカポカしながら移動。

池袋演芸場は、頑張っても前座さんからは見えないけど、それでも伸治師匠がトリだしなあと向かってみた。入ってみると代演のマグナム小林さんがあがっているところ。ああ、文月師匠には間に合わんかった…、残念。途中で入るのもなんなので、茶楽師匠が始まる所で入場。

三笑亭茶楽「紙入れ」
春風亭小柳枝「時そば」
〜お仲入り〜
宮田章治<売り声>
桂右團治「甲府ぃ」
桂歌春「強情灸」
東 京丸・京平<漫才>
桂伸治「お見立て」

おお、今日も初の組み合わせが多くて嬉しい。茶楽師匠は男性客がほどんどなせいなのか結構エロ気味。新吉が逃げて飛び出してきて朝確認に行くまでに家でもんもんとする場面をみっちりやったのがちょっと新鮮。小柳枝師匠の時そばは早い。喋りもテンポも早い。まくらで話した「…ふっ」ってな小咄もよかった。よかったけど師匠がさらっと言い過ぎるので、覚えておらず。

宮田先生は皆に話し掛けるように、つかここはあれか、学校とかか。鋳掛け屋とか普段とちょっと違う変わったのがリクエストに上がってた。お客さんに向かって「お若いのによくご存じですねえ」と。あ、そうそう羅宇屋とか出たの。私もリクエストしたかったのだけど、いかんせん気の利いたのが思い浮かばず、残念。紙切りとか売り声とかでナイスリクエストができるように、色々勉強したい。右團治師匠の甲府ぃはさらっとしてる。私が聞いた中では珍しく地でご自分の事を喋る場面が多かったな。甲府ぃっていい話しだ。

歌春師匠も違うお話、運がいいぜ。師匠の歯の浮くような世事が好き。今日は「お美しい女性ばかりで、楽屋で涙が止まらなくて、やっと乾いたので出てきた次第です」ってな感じの事を。当たり前の事だけど鯉斗くんのとは違った(本当に当たり前だ!)。一本調子でハイテンションな鯉斗くん、メリハリのある歌春師匠。歌春師匠はそんなに大きな灸を我慢しないのね。さすがにちょっと疲れてきてここでロビーで休憩。最後は伸治師匠。ほぼ男性という客層のせいかまくらが下世話で下世話で。でも本来こういう面も多分にありなんだろうなあと。そしてやったお噺はお見立て。おー師匠のお見立ても初で、なんだかもう今日は初物だらけ。今日の師匠はなんだかさぐりさぐりっぽいような、ビシッ!と狙いが定まってないような…。こう書くと「つまらなかったのか?」と思う方もいるかもしれないけど、そういう訳じゃない。そういう意味じゃあないんだよう。とはいえ喜瀬川チャーミングだし、喜助の調子のイイキャラは伸治師匠のポップさに良くお似合い。しかし師匠はサゲを焦らさないな。

終わった後はちょいと素敵な殿方とお食事を(楽しゅうございました!)。演芸場を出てふと見ると、右紋師匠とWモアモアのけんさんがぐずぐずに酔っぱらった人を抱えて歩いているのを発見。出てきた師匠に「あそこに、右紋師匠が」と言うと、「あ、まん中は可楽師匠だ。昼終わって飲んでたんだな」ですって。おーい、何時間飲んでんだー。

これでもかというほど落語を満喫して日曜日終了。

2007.10.13

池袋演芸場は芸協の番

昨日のライブの為に泊まりに来ていた友人を駅まで見送り、そのついでに散歩をしながら近所にお買い物。ダイソーでかかっていた「魂のルフラン」を聞きながら、あーエヴァ見に行きたいなーと思う。おうちに帰って、着物の支度(組み合わせを考えーの半襟を付けーの)をしていたらあっというまに4時手前、慌てて池袋演芸場に向かう。着くと夜の部が始まる手前でした。なんだか慌てて外へ出て行こうとしている昇々くんを発見。今日は昇々くんが高座返し、なぜか時々妙に半笑い。着物がぐずぐずになっちゃってるぞー。嵐の二宮くん似の昇々くんだ。

夜の部
橘ノ美香「?」(お嫁さんの勘違いで葛湯に入ったりからし湯に入ったりする噺)
柳家小蝠「片棒」
新山真理<漫談>
神田紫「?」(仙台の武芸に長けた嫁が内助の功で旦那が出世する噺)
桂文月「元犬」
ぴろき<ギタレレ漫談>
三笑亭茶楽「子別れ」
春風亭小柳枝「妾馬」
〜お仲入り〜
ナイツ<漫才>
桂右團治「金明竹」
桂歌春「短命」
やなぎ南玉<曲独楽>
桂伸治「らくだ」

私的には非常にナイス番組。気を抜く所がほとんど無しの充実の4時間でございました。美香ちゃんは少し舌足らずな喋り方が苦手だったりもするのだけど、今日のおばあちゃんのキャラは良く似合っていて可愛かった。小蝠さんの片棒は次男の場面がいいの、「破れてない!」「続かない!」の台詞が妙に可愛い。真理さんの漫談は刑務所のネタが始めてで面白かった。髪を下ろしている姿を初めて見た気がする、少しお疲れな表情に見えた。

紫さんの張り扇の説明に「ほー」と感心、着物が素敵だ。文月師匠の元犬はチャーミング、紐を巻き付けてじゃれる場面が好きだなー。文月師匠は権兵衛狸なんか似合いそう。ぴろきさんは聞いた事ないネタが沢山あって新鮮、あのゆるさが絶妙。茶楽師匠はなんかいつもと少し風情が違う気がするなあと思ったら着物がいつもは染めの着物だけど、今日は織りだからじゃないかしら?とさっき風呂の中で気が付いた。どうだろう。茶楽師匠の子別れもさらっとしてる。玄翁できん坊を打とうとする場面での母親がいい、茶楽師匠にお似合い。小柳枝師匠の「妾馬」では、案の定涙。八五郎がつるを見つけてからのくだりがいいんだよぅ。明け透けで調子のいい八五郎がまたぴったりでねえ。

お中入りで途中の階の厠にいって着物を直して地下に降りようとすると、もう扉が閉まっていて中から声が。仲入り短くね!

久しぶりに見たナイツに爆笑。塙さんがゆるーく確実にぼけて行くのを、全部小さくでもピンポイントで突っ込んで行く土屋さん、しかも畳み掛けるように次から次へ出てくるネタ(ぼけも突っ込みも)が私のツボで、物凄く笑った。土屋さんちょっと時計見過ぎ。塙さんのラメのスーツは今までのスーツよりかなりいいよ!。右團治さんの金明竹は、ちょっと顔芸はいってて笑った。歌春師匠の短命は大人っぽい短命、どの噺にあたっても大はずれのない楽しい歌春師匠。南玉さん、珍しく皿独楽を落としていた。が、あの宇宙遊泳はすごいよ!。最前列で見たいなあ。

そして最後の伸治師匠、まくらなしで入った噺は「らくだ」。師匠のらくだって、始まった瞬間イメージが全然わかなかったのだけど、聞いていると違和感はなくて、くず屋の最初の気の弱い感じが笑いを誘う、「いってきまーす」の台詞が絶妙。くず屋が酔っぱらい始めた所で降りたのだけど、師匠がやるならこのあとが面白いんじゃないかなーなんて思ったり。立場が逆転してそのままサゲに向かっていくあたりがね、面白そうなんじゃあないかと。ところであの「かんかんのう」の歌。聞く人聞く人みんな少しずつ違うのはなんなんだ。どれが本当なのかしら。

満喫して、西荻に帰ってきて、寝ているタマちゃんを無理矢理グリグリと撫でて帰宅。明日も着物が着たいので、組み合わせを考えーの、半襟をつけーの、で付けた半襟が逆だった事に全部終わってから気が付いて付けなおしーの、こうやって日記を書くと。時間が足りないよ!

明日も早起きして頑張ろー。

2007.10.11

「ちりとてちん」見てる?

私は見ていないのですが。

面白そうかなあとは思うのだけど、連続ドラマを見るというくせがないから放映時間にチャンネルを合わすのを忘れるし、なんかあのちびちび進む感が苦手で、せっかく落語が題材になったちりとてちんも見ていない。大泉洋のドラマもきっと見忘れそう(ハケンの品格も結局全然見なかった)。私が見られるドラマといえば「ちょんまげもの」だけだ。時代劇はなぜか見られる。現代もので大丈夫だったのは「トリック」とか「時効警察2」とか、あ、「探偵学園Q」もいけた。中途半端に日常的なのが駄目っぽいなあと書いていて思った。

ところで「ちりとてちん」の発音って、最後の「ちん」の音が高くなる人もいるけど、正しいのはどの発音なのかしら。私の中では昇太さんや伸治師匠のタイプのが一番耳馴染みがいい。「あーちりとてちんね!」の「ちりとてちん」。…書いてもわからんか。

2007.10.10

旭五郎さんが。

東京ボーイズのリーダーの旭五郎さんが、今日原発不明癌で亡くなられたそうです。芸協のサイトを見たらそうありました。

年明けてからはずっと寄席もお休みで、いつも「趣味で入院しております」とか「遊びで」なんておっしゃっていたけど、なかなか復活されないなあと思っていたら、こんなニュースが。私のような寄席ビギナーが見ても楽しい東京ボーイズ、もう三人での舞台は見られないのかと思うと悲しい。そんなにお年な方じゃ無いだけに、なんで…と思ってしまう。

御冥福をお祈りいたします。

2007.10.08

無念でございまする。

今月28日に開催される「芸協らくごまつり」の中の昇太さんのでる落語会のチケットが取れなかった。

電話をしていて、それなりの時間に何度かかかったものの「ぴーがーごろごろーぼー」な、「FAXにつながってる音だぞこれ」な音ばかりして、かかった時には「完売です」と。「他の会はまだありますが…」と言われたものの、他の会は別の見たい出し物と被るから行けないってーのって事で、「じゃあ結構です…入れたら…当日で…」と、驚きのがっかりぶりで電話を切る。

私の黄金の右手をもってしても取れずで、その後はしばらくふて寝をしてすごす休日最終日なのでした。大人くせにふて寝!

2007.10.07

早朝寄席→かもめ郵便局

早朝寄席は、朝が苦手な人間にとっては非常に厳しい。9時半に集合って、仕事か、仕事に行くのか、という気合いで起きないと行けない。今日は頑張って向かったけれど、45分頃に鈴本に着くも、客席は相当な埋まり具合、皆早起きだ。そんな早朝寄席、若干の出演者の変更有りでこんな番組。

鈴々舎馬るこ「ハングル寿限無」
古今亭菊可「ガマの油」
入船亭扇里「浮世寝問」
金原亭馬治「笠碁」

馬るこさんは始めて拝見したのだけど、なんかこう「慣れてるなー」という感じ。私はあまり妙な手慣れ感のある人は好きじゃ無いけれど、引く程嫌味ではなく楽しく聞けた。あの丸まるしい見てくれのせいかしらん。ハングル寿限無と聞いて「え、あれをハングル語にするの!?」と思った私が甘かった。ケイウンスクだの冬のソナタのDVDだの、お間抜けハングル単語の羅列の、しかも噺のスジもちがーう。とはいえ、楽しい飛び道具という高座でございました。汗っかきなのか、手拭いをニ本用意していらしたし、高座からおりる時も、前の床を拭いて、その手拭いでそのまま自分の汗を拭いての退場となりました。

最後の馬治さんは「笠碁」。私ももう、馬治さんの「笠碁」はここ数カ月で片手では足りないくらい聞いているけど、楽しい。微妙にノリのいい時と、そこまででもない時はあるけど、大外れな時がなく安心して聞ける(生意気書くなよ)。今日は笠を被る時と、「ほら、ビクってした」って台詞が可愛かったな。近江屋と相模屋(で合ってるかしら)が、お互いを大事に思っている気持ちが伝わってくるのがいいのですよ。あの「白いのはこっちにな、あいつが喜ぶからな」って台詞とか、忘れていった煙草入れが今家で一番大事なもの、三番蔵に入れておけーとかいう台詞に、「あっ」と思わすその説得力、と。あ、また誉め過ぎちゃってる。聞いていて引き込まれるのは、テンポの良さとメリハリかなあ、と思うのでした。

外に出たら落語友達を二人発見。「今日はきてるだろうと思って」と行動を読まれちゃってる。ご察しの通り来てるよー。

チケットを忘れたので一度家に帰り、下北の本多劇場に。昇太さんのお芝居を見るのですよ。ギッリギリに開場に付くと、何やら異様な雰囲気。あれですよ、矢口真理ちゃんのファンの方達のようですよ。どうやって芝居を見たっていいかもしれないけど、いつまでも立ち上がって別の席の人間とやり取りしてんじゃねえ、なんだよ「お茶足りてる」って。

「きっと長い手紙〜かもめ郵便局物語」というお芝居で、昇太さんが物凄い感じの悪い郵便局長の役で、矢口さんはそこのお客さんで、矢口さんの恋物語的なお話。お話事体は飽きずに楽しく見られたのですよ。脇の役者さん達の小さいネタは面白かったし。ただ脇は「ザ 小劇団」な匂いがするのに、矢口さんだけが「アイドルでございー」なくっさくさのキャラと演技だったので、なんか温度差があるような、という印象。小宮さんのいい感じのショボさ加減はナイス。年嵩役の女子二人と、葬儀屋の娘役の女子もナイスだった。まゆみちゃんは、昇太さんの着替えとか手伝っていたから嫌。君にーよせーる愛はジェラシー(陽水)。というか、50手前のオッサンの着替えを手伝った女子の役者にジェラって、どういうあれだよ(ほんとに)。

で、昇太さんなんだけど、あれですよ、昇太ファン的には「ああ、楽しきかな昇太さんのコスプレ」って具合で、小学生、リーマンスーツ姿、レッドポストマン(赤基調のダサ正義のヒーローテイスト)、悪キャラ(黒全身タイツ)、包帯(綾波?)、そういうのが楽しかったですよ。スーツ姿であの嫌味な台詞の似合う事に合う事。レッドポストマン姿の似合わない事に合わない事。おっさん体型で、眼鏡の位置を直すヒーローなんていないってーの。黒全身タイツ姿のモサモサぶり(それを舞台の上でモソモソ着替えるゆるさ)、楽しかった。そこかしこに入る昇太さんの柔らかい声は素敵だし、ものすごい拾いにくい小さいボケとか(白い靴〜白い靴〜白い靴〜、あ、みっつになっちゃう、とか)そういうのもいい。

最後はカーテンコールが何度も有り(カーテンは降りて無いけど)、千秋楽お疲れ様でしたーな舞台でしたとさ。しかしアイドル好きの男って気持ち悪いわね。ってバンド好きな女にいわれたくないだろうけれども。(追記)気持ち悪いわね、ではなくて「気持ち悪い人が多いわね」と書いた方がいいかなと追記。別に普通の人かって沢山いるものね。お揃いの服を着て、徒党を組んでそうじゃない人も沢山いる所で、内輪感を出し捲ってベラベラ喋っているのが気持ち悪いという話。

帰りにワンピースを一着購入。どうも最近、服や髪形や行動で元に戻ってる感があって、今日買ったワンピースもレトロ柄でミニでピッタリという、ジャスト俺好み。少し前だと「もうねえ、こういうのはねえ」とか思っていたのに、最近は再び解禁。家に帰って着てみたら短いの短く無いのって。でもなんとなく「別にいいか!」と思ったので遠慮なく着ようかなと。まあ、ヤバかったら言ってもらえたら幸い。「もちょっと長い方が女らしいで」とかで。なんで関西弁か。

明日もーお休みー。寄席に行こうか、家事でもしよか。あ、試しに食べたマックポークはいまいちでした。あれなら普通のチーズバーガーの方がいいな。

2007.10.01

毎月第一月曜は芝浜ワイン寄席

平日の落語会は、よほどの好カードで、かつ時間が兼ね合わない限りは予定を入れないのだけど、今回の芝浜ワイン寄席は馬治さんはネタ下ろしで「茶の湯」だし、弥助さんは聞いた事のナイ「星野屋」だし、これは行きたい!と、定時速効退社で小走りを交えながら向かう。それでもギリギリ。程よく席も埋まった今回の番組はこんなふう。

金原亭馬治「無精床」
五街道弥助「星野屋」
〜お仲入り〜
金原亭馬治「笠碁」

あっれー?「茶の湯」がないよー。まあ、ネタの変更なんて良く有る事だし、昨日頭を聞きそびれた無精床だし、大好きな笠碁だし、何よりニ席きけるし!という気持ち。そして今日は全体を通して楽しかった。キャラクターが全然違う二人というのが、功を奏したのではないかと。朗らかで心和ます馬治さんの楽しい高座と、丁寧でシャープでドキドキ感の有る聞かせる高座と、いやーよかった。

「星野屋」という噺は騙し騙されな箇所も多いし、なかなかに「アンタそれはない!」と突っ込みたくなるような登場人物も出てくるのだけど、弥助さんの話し方とお人柄のせいか、そんなただ嫌な奴には感じなく、むしろちょっとお間抜けな所もあるぐらいで。地で話す所が非常に聞きやすく、かつ派手では無いけど引き込まれる口調(とお顔)で、おまけに私の席が丁度正面だったものだから、もー聞きながら頷いちゃって頷いちゃって。今まで聞いた弥助さんの中で、一番のヒットだったかもしれないなあと思いましたとさ。

でもって馬治さん。珍しく少しだけ長めにビリーズブートキャンプネタのまくらを。昨日途中から聞いていて「お似合いなんじゃないかなあ」と思っていた無精床、やっぱりお似合いだった。自分勝手な親方と、妙に馬鹿正直な客が良く似合ってる。元結をはじく場面はさりげないけど印象的だし(「切る」じゃなくて「はじく」なのね、元結って)、頭を後ろに引っ張られて何かと思ったら「小僧さんが元結をはじこうと引っ張ってる所」で、その台詞を言ったとたん、小さな小僧さんが一生懸命引っ張ってる可愛い姿が目に浮かぶもの。後にやった笠碁でも仕種がきちんとしているから、ふっと笠を頭にのせたとたん、大きな笠をのせた御隠居のみょうちくりんな姿がふっと浮かぶ。そういうのがいい。笠碁の仲直りする「ならば試してみるか!」「おう!」と二人がせきを切ったように碁盤の上をじゃらじゃらする場面では、そのタイミングの良さに客席もドッカンと笑いが弾けた。いやーお二人ともよろしゅうございました。思い違いかもしれないけど、昨日の無精床と今日のでは、微妙に細部が違うような。まあ、違ったからどうだという話なのだけども。

予定はしていなかったけど、懇親会にも参加。ご飯も美味しかったが、色々なワインが飲めて良かったな。落語会の時もワインが1杯ついてきたので、正味4〜5杯飲んだら、すっかり酔っぱらってしまいましたよー。自分より年嵩の人ばかりの懇親会は、ちょっと疲れるけど楽しいものですよ。ほとんどの人が私より人生も落語もベテランだから色々な話が聞けますしね。中の一人が志の輔さんについて「話は大した事無いけど」とさらっと言ったのが私のツボにヒット。噺家さんの評価は人それぞれ、良いも悪いも自分次第。

結構酔ったので、ちょっとコーヒーでも飲んで帰ろうと、ルノワールで一人SOFT BALLETを聞きながら、さっきの落語会の事を思い出しつつ、のんびりしてると「毎日こうやって過ぎたらいいのに…」と思う。ま、金も時間も体力も続かないって話ですよー。

いぇーい。

何が「いぇーい」だ。

なんとも毎日が「仕事」「落語」「ライブ」「その余韻」でいっぱいいっぱい状態で、日記を書くヒットポイントが余ってなくってあれなのですよ。近年稀にみる充実ぶりで、ありがたいことこの上無しなのです。

ここの所の一週間で見た、ヒロシくん、馬治さん、中さん、遠藤、昇太さんとそりゃもう目白押し、書きたい事は山と有るのだけど、いかんせん頭がまわらないという。といいますか、たった一週間ばかりで、私の中での各ステージのトップをほとんど見てるってのは、今書いていて我ながらゴージャス。

こんな事を書いている今も、先ほどの落語会と親睦会で、あっさり酔っぱらってヘロヘロな訳で。もう何が書きたいのか良くわからなくなってきたので、このへんでアデュー。

あ、私はmixiにも、これ以上にどうでもいい事を書いていたり、レアーな情報収集には結構重宝なので良く見ていたのだけど、最近ちょっと「なんだかなあ」と思っていた。その矢先にレイアウトが大幅変更になったようで、私のMacさんでみると、見るに耐えないレイアウトで、もう開くのが嫌になるレベル。ああ、これでちょうど足を洗う時期なのかなあと思ったりしたのでした。うちのMacさんがお爺さんだからなのかもしれないけど、もちょっと気をつかってくれてもいいのになあと。なめてんのかmixi、株価がべらぼうに下がっちまえばいいのに!と思った。

ま、mixiをやっていない人にはどうでもいい話ですけど、それはほらよしなに。どうせ直に足を洗うと思うので、よかった見てやってくださいませー、うさ忠のニックネームで書いてますー<投げやり。

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