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2007.07.26

三巡目終了。

人生そんなに経ってしまった。

「三巡目」というのは友人がくれたメールに書いてあった台詞で、なかなか素敵な言い回しだなあと。今日から四巡目なんだから、充実させたいなあとなんとなく思う。投げやりな意味でではなく、もっと広く!という意味で「どうでもいいや」という気になった。

今日は生理痛で物理的にも気分的にもだるく、とっとと帰りたかったのに、こんな日に限って職場飲み。酒も飲む気にならないし、ご飯もあまり食べる気になれず、積極的に会話をする気力もなく、ただぼさーっと空になった紙コップを持って時間を過ごす。

家に帰って体重を計ったら1.5キロも増えてる、最近パンツがきついような気がしていたけど、気じゃなかった。1.5キロ増えると、見た目がぼてッと大きくなる。

四巡目の初日、あまりにしょっぱい一日。でも大丈夫、明日はENDSだもの。到着は開演ギリギリだけど、見られるだけでありがたい。今日がしょっぱかった分、明日は激甘だ!

メールをくれたお友達の皆様、ありがとうございまする!大変に嬉しかった!自分もお友達の誕生日にはメールを送るぞ!と思った。

2007.07.21

ひろし寄席→志の輔らくご

今日は天気も大丈夫そうだし、時間があってリハも出来たので着物でお出かけ。久しぶりに着たけど、やっぱり着ると気分がいいなあ。好きなお洋服でも着ると嬉しいのと同じよね。

まずは銀座で「ひろし寄席」。今日でやっと3回目、次の回で手拭いがもらえるの。今まで見た2回よりも人が多めのひろし寄席はこんな感じ。

五街道弥助「禁酒番屋」
金原亭馬吉「死神」
〜お仲入り〜
金原亭馬治「らくだ」

弥助さんは「しゃべることないんで…」と宣伝を。「死んでないのに祭られちゃって」と弥助祭りの事や、「鯉橋さんとの唯一の共通点は死ぬ程酒癖が悪い事」と「朝日いつかは名人会」の事を、えらい小さな声でもそもそと。そして「でもお酒はいいですよねえ、女の人…とか裏切るけど酒は裏切らないですもん。いつも気持ち浴させてくれる」とお噺へ。弥助さんの高座はいつみてもお上手だなあという印象。一つ一つがきちんとしてる。あのひょろっと痩せた着物姿もいい雰囲気だし、大きくて細い手の動きが綺麗でステキ。先に酒を飲む方の番屋の時に顔芸が冴えてた。

馬吉さんは整っているなあという印象。まくらはいつもその会場の状況なんかを少し話すだけ。今日も「沢山のお客様で、知らない方も結構いらっしゃるようで」とかなんか言ってすぐ噺へ。死神をとっぱらっちゃう呪文の最後の「最後が難しいぞ。ぱとぽのあいだでぽぁって」てのが可愛い。死神の時に扇子を杖に見立てて床高座につくのだけど、男と死神の会話がクロスしてくると、ちょっと杖をついたり置いたりの動作がせわしないかな、とも思ったり。地下に行って「死にたくないよー」と懇願する所が、困ってる場面だけどチャーミング。サゲは「自分でふぅ〜とやってせっかくの蝋燭の火を消しちゃうバージョン」。あれ、どうせだったら倒れた瞬間に暗転しちゃえばいいのにね。

馬治さんは明るいなあという高座だ。明るいと言っても本人の雰囲気だけでなく、聞いている方の気分が明るくなると言う意味の。まくらは「大銀座落語祭で月亭可朝を見て、昔は〜」ってのをちらっと話しただけ。総じて馬治、馬吉ペアはまくらが短い。

今日は「酢豆腐」をやる予定だったのが、急遽変更で「らくだ」に。「らくだ」は始めて見た人のがあまりにも自分にあわなくて、ちょっと「苦手な噺」な意識もあるので、馬治さんのらくだは大丈夫かしら…?と思ったのだけど、大丈夫でございましたよ!。やっぱりあれだな「誰がやるのか」って重要だな。馬治さんのらくだは、くず屋の困りぶりが愛嬌があって、らくだの兄貴分が勝手ばかりいう奴なんだけど、馬治さんがちょいと腕を捲って見せる姿はちょっとカッコよかったり、かんかんのうを歌を歌う声がえらい大きかったり、美味しそうにお酒を飲んでいたりで、別の噺家さんで始めて見た時の嫌な感じとかが全然無い。細かい所で「ふつ」と笑える所も多く、楽しく聞けた。最後まではやらず酒を飲んでいる場面でお終い。馬治さんで最後まで聞いてみたいもんですよ。菜漬けの樽にらくだを「バキッ!」と入れる所も、馬治さんだったらえげつなさが緩和されるかも。

ひろし寄席恒例の親睦会にも参加。他の親睦会に比べて若い女性率が高い、さすが男前三人組の会。ほどなく酔っぱらった所で退座して新宿の明治安田生命ホールに「志の輔らくご 21世紀は21日」を見に行く。知り合いがどうですか?と誘って下さったのだ。いつもここは一瞬「入り口はどこかしら?」になる。ロビーに入ると、もう開演10分前位なのにロビーで演奏していて(どなたかわからない…)、私が厠に行って戻ってくると、その皆様はロビーから客席内に移動してた。そしてほどなくして開始。このホールはどの席で見ても良く見える。

「ちりとてちん」
「時そば」
松元ヒロ(パントマイム)
「唐茄子屋政談」

・花緑さんが出ている「宝塚BOYS」を富山に見に行って、芝居の良さと富山のお客さんの良さに感動(*1)。
・腰を悪くしてしまい、「詳しい事はわかるけど諦めなさいという西洋医学と、詳しい事はわからないけど治します!という東洋医学の狭間で、どうしたもんかという話し。
・英語で落語をする難しさ。
なまくらを。

「時そば」は、上方の時うどんを英語にしてもらって、それを日本語に直したもの、を。最初に少し英語で噺を。英語で時そばって不思議な感じだ。志の輔さんの古典を始めて聞いたけど、独特の質感があるなあと思った。なんというかこう「理系の落語」というか、んー説明しずらい。同じちりとてちんや時そばでも、昇太さんとは全然違って面白いなあと。唐茄子屋政談の後半では少し目が潤んでしまった。フォローする人がいるって大事よね。感動された若旦那の公正を手助けするおじさん、その方法が少々荒っぽい事に対して「お前の事を思って辛いのにやってるんだ、おじさんを恨んじゃいけないよ」と諭す長屋の兄貴、そういう兄貴とかに志の輔さんの口調が良く似合ってる。噺が全部終わって、これからの予定の説明などをしてお開き。終わったら9時半近かったけど、そんなに長くは全然感じなかった。

そういえばお仲入りがなくて、合間に松元ヒロさんのパントマイムが入ったのだけど、それも面白かった。ニュースを読む声に合わせて動くのだけど、「ノムヒョン大統領」の時は、酒を飲む+ピョンと跳ねるでノムヒョン、「油断は禁物です」の禁物は股間を持つ、「石川遼くんは」でははにかんで見せて、「〜近海では」の時は股間を掻く、ハハハ、ノムヒョンて。

落語を見にってると、もっともっと見たいなあと思うばかり。

2007.07.18

ちくわにチーズをね。

入れて揚げると美味しいよね!

仕事中に急に「作るかなあ」と思い立って、ちくわと小麦粉とチーズを買ってさっそく調理。衣にゆかりを混ぜてシソ風味にしてね。なんていうかさ、少々衣がぼてっとしていても、自分で作った揚げ立てというのは美味しいものですねえ、奥さん!。衣が余ったのでタマネギのかき揚げも作ってみたのだけど、これもまた美味しい訳。絵的はちょっと不細工だったけど、ま、自分が食べるのだし、始めてだし、及第点だ。

明日も何か揚げてみようかしら。

2007.07.17

祭が終わって…

3日も出ずっぱりの落語まみれだったので、今日仕事に行ってもエンジンがかからないこと、かからないこと。とはいえ、平日のがんばりが休日の充実を生むのだしと、ふらふらしながら8時まで仕事。よく頑張った自分。

なのでもう寝る。

2007.07.15

大銀座落語祭2007→中シゲヲグループ

連休中日、今日もはしご。

まずは大銀座落語祭2007の博品館劇場での東西特選会に行く。雨がまだ少し降る銀座、時間が12時前ということで、人が少し少なめ。でっかいおもちゃ屋さんの天辺の博品館劇場は、縦長のなかなかみやすそうなホール。なんとなく席が小さいような気がした。

1部
笑福亭遊喬「手水廻し」
柳家権太郎「不動坊」
林家正楽<紙切り>
春風亭松喬「住吉駕篭」
〜お仲入り〜
2部
笑福亭学光<腹話術>
笑福亭鶴光「動物園」
姉様キングス
月亭可朝「小言念仏」

上方独特のあのつっこみ感っていいよねえ。江戸ももちろん大好きだけど、名古屋育ちなせいかしら、関西弁も全然違和感なく聞ける。特にあのつっこみ、いいよねえ。遊喬さんの「手水廻し」は、宿屋の主人を初めとする宿屋の皆の真面目さが微笑ましい。遊喬さんの声も聞きやすいな。

権太郎師匠は、テレビで見た時は、あの舌なめずりみたいなのがちょっと苦手で、あまり良い印象がなかったのだけど、今日見た時は苦手な感じは全然しなかった。私の苦手な仕種がほとんどなかったからかな。ちょっと声が大きくてしかも少しガラガラで、耳に来る事もあったけど、嫌〜ってことはなく楽しく聞けた。やっぱりテレビだけどか一回みただけで判断しちゃあ駄目だなあと思った。しかしお滝さんが来ると決まった時の吉さん、えらい喜びよう。「そんなにかいな!」という位に喜んでた。

正楽師匠は「相合い傘」「一寸法師」「船徳」「子供が花火してるとこ」「猫の釣り」などなど。「猫の釣り」を切っていらっしゃる時に下座さんが弾いていた曲は、前にうめ吉さんが歌っていた曲かなあ、なんて。ああいう日本の曲を色々覚えれば、また楽しいだろうなあと。「船徳」すごく素敵だった。どんなネタが出ても切れるあのバイタリティがすごい。普通はどっちも出来ないよ。上手に紙を切る事も、瞬時にお題にぴったりの絵を考える事も。プロの技だ。

松喬師匠は、なんというか、ナイスオッサン!って感じ。「古典芸能とは、一回聞いてもわからないもの」には笑った。能に対しての「はよ歩きなはれ」とか。見台と膝隠しについて「米朝一門は無くても問題ない時だけ使わなくて、私らは無いと困る時だけ使う」(言葉尻は間違っているかも)と。ははは。始めて聞いた住吉駕篭。後半に出てくる酔っ払いや嘘ついて二人でこっそり乗ろうとするおっさんが、悪い事しているけど悪人な感じがしなくて、かわいい。まくらで話した事とサゲがかちっとはまるのっていい。あほんだら!ってな言葉も東京に来てからはめったに聞かないから新鮮だ。この後4時の飛行機で北海道に行くと言う師匠、そのお忙しさにびっくりだ。

お仲入り。今日の高座返し、顔は見た事がある気がするのだけど、名前がわからない。落語協会の子だとはおもうのだけど。彼が出てくる度に頭をひねる自分。(お友達に聞いたら市丸くんとのことでした)

あけて2部は学光さんから。どこが!というのはよくわからないけど、先日見た和光さんと雰囲気が似てる。兄弟弟子だから似てても変じゃ無いかもしれないけど、出身地も育ちも全然違うのにな。台風で大変な事、学光という名は、はらたいらさんが付けてくれた事、最初は嫌だったけど名前のお陰で学校に良く呼ばれるようになってありがたい事、鶴光は「つるこう」じゃなくて本当は「つるこ」。だから僕も「がっこ」。などなど話した後で、「僕にも弟子ができまして、紹介させてもらってもええですか」とおもむろに横に置いてあったまるまると膨れたふろしき包みを解き出した。あ!やっぱりなんか出てくる!気になって気になってしかたがなかったざますよ!てか何で弟子が風呂敷包みから?!。と思ったら風呂敷の中からは、じゃーん、腹話術の人形が弟子が!。学光さんのお弟子さんの小学光くん(しょうがっこうだな…)登場。昔話を練習していますと、「鶴の恩返し」の各種バージョン違いの噺と、「た」を抜いて「桃太郎」を。「〜しました」が「た」が言えないから全部「〜してまんにゃわ」になるのが可愛い。「何を持って帰りましたか?」「…じゃがりこ」。また風呂敷にしまわれながらも「警察呼んでくれー!」「もっといいものにいれろー」と叫ぶ小学光くん、ナイス。

姉様キングスは大変にキュート。あやめさん曰く「私は仕事で〜この人は趣味で塗ってますのよ〜」。バカみたいに派手な芸者のヅラに真っ白な顔、薄い色だけど華やかな色の着物(でも化繊)で、染雀さんは三味線、あやめさんはバラライカを弾きながら、都々逸や小唄を。段ボール入り肉まんの話題の時の「カロリーは低いわねえ〜」と、染雀さんの「おねえさんの芸歴位の年の前座さんいてはるものねぇ〜」がグッときたな。あ、ロシアでバラライカを弾こうと思ったら弦が切れた時に「自決したんやろかー」もいい。大変にかわいらしかったので叉見たい。

可朝師匠はねえ、んー、あの痴漢の歌、私は不愉快だったな。艶っぽい噺は嫌いじゃ無いけど、私はあれはただ下品なだけに聞こえたな。小言念仏も中途半端だったし。「え?これでトリなの?」というのが正直な感想。姉様キングスまで上がり調子で見ていたのに、最後はちょっと「…」な、銀座落語祭の中日なのでした。

そして三越に寄るが天候のせいで中止とのこと、そのまま銀座東芝ビルに。山野はえらい混みようだし、ここも無理かなあと行ってみたらすんなり入れた。大変に広い会議室に高座が作ってあり、皆様のんびりと絨毯に座って聞いてる。三遊亭道楽さんの「宗論」が聞けた。ついこの前聞いた遊雀さんのとは随分違うのだなあと(サゲが「実は隠れキリシタンで」だったり、歌う曲が違ったり)。

落語はこれで終了、移動の合間に北海道フーディストでチーズケーキを食べたり、渋谷で寿司を食べたり、バーゲンをひやかしたりしつつ、渋谷KABUTOというライブハウスへ。中シゲヲグループを見に行ってきた。

前のKABUTOとは随分様変わり、普通のライブハウスになってる。前はもっとクラブっぽくて大人向けだったのにな。ちょっと残念。クラブといっても踊る方じゃなくて、じっくりお酒を飲んだりする方のクラブですよ。今日はTHE BLUE HORIZON、YOUNG FOLKS、SWINGING DOORS、中シゲヲグループという順番。落語も楽しいけど、やっぱりライブはライブで楽しいなあと。ブルホラはエレキな感じで、オリジナル曲もカッコ良かった。杉本さんのベース素敵。SWINGING DOORSは村中さんのペダルスチールも素敵だが、玉ちゃんがなんともチャーミングだ。20代にも40代にも見える男、玉川裕高。「故郷のミシシッピ…天白川ってのがあって」というMC、天白川は私には大変に馴染みの有る川なので、嬉しいMCだ。あそこにいたお客さんで天白川がわかった人は何人いたのかなあ。SWINGING DOORSはお酒片手に聞いていると心地が良い。

でもって中シゲヲグループ、色々やったよ。「サーフを期待している人に全然違ってるよー踊れる曲ありません!」と中さんはおっしゃっていたが、踊れないと文句をいうやつとかいるのかなあと逆に思ったり。こういう聞き込めるセットリストも楽しい。そのセットリストはねえ、覚えて無いの。「え?そんな曲!」とか、「あーやっぱりイイ曲だなあ」とか、「中さんが弾くと全部中シゲヲ臭むんむんだなあ(誉めてる)」とそういう素敵セットリスト。さり気なく新曲もあったりしたのですよ。セットリスト覚えて無いと思ったら、中さんのブログにアップされておりました!皆様是非そちらをごらんになって。カッコイイ!と思った曲が新曲だった。

http://ameblo.jp/surfdelic

久しぶりの中シゲヲメインだったせいか、最初のほんの少しの間だけ微妙に違和感があったけど(演奏にというより私の耳に)、2曲もすぎた頃にはすっかり中さんのギターにやられまくり。あまりの聞かせぶりについ息を詰めて聞いてしまうばかり。音の間と重さが自分に丁度いいんでしょうねえ。軽やかだけど軽くない、そこが重要。

MCでは誰からもスケジュール的な告知は無く、「もうすぐ誕生日」とか「もうすぐブログを始める」とかそういうのばかり。緩い。MCは緩くてもギターは倒れそうに上物なのがNSGだ(書くまでもないが「中シゲヲグループ」の略だ)。弾いてる途中で「ん!今の弾き姿はジェフベックみたいじゃなくって?!」とか思った。ジェフベック良く知らないけど、なんとなく(知らないのにかよ)。本編はあっという間に終わり、アンコールでは中さん曰く「祝ってるんだか罰ゲームなんだか」の、主催のSさんにスプロケットの「たまがわ」を歌ってもらうと言う趣向。ニッコニコしながらSさんを見つつ、コーラスを入れる本家の酒井さんがチャーミングだった。中さんはただただ楽しそうにえらいウケてた。

そしてダブルアンコール。「一曲だけ」と言ったのに、お客さんが静かになったのをうけて「そんなんならもう一曲やっちゃうぞ!」と結局「Fly Up」と「Misirlou」を演奏。いやーMisirlouいいなあ。もう数え切れないくらい聞いたけど、生で聞くとそのつどカッコイイ。Misirlouでピシッとしめて終了。はーカッコイイ。

家に帰るといきなりどっと疲れが出て、バターンとお休みなさい。動き回り過ぎか。写真は北海道フーディストで食べたおやつ。北海道フーディストは色々美味しいものがあるので、行くとかならずイートインで休憩。
070715

2007.07.14

にふ亭→大銀座落語祭2007

今日もはしご。

着物でおでかけをしようかなとも思ったけど、何せ大雨。雨が降ったら着物が汚れちゃうし、着物は洋服みたいに気軽に洗えないし、とあっさり洋装に予定を変更。何がなんでも着よう!というガッツゼロ。

まずは大森のnifty本社で「にふ亭 ぽっどきゃすてぃんぐ落語」を見に行く。土曜だからいる訳ないよなあと思いつつも、やぎの目の林さんがいないか探しながら会場へ。

開口一番 春雨や雷太「八問答」
三笑亭夢吉「宮戸川」
三遊亭金兵衛「祇園会」

…3人?
4時位にはいつも終わっていたよなあと思って行ってみたら、今日は終了が4時半とのこと。なんですと!。それじゃあ大銀座落語祭に間に合わねえべ!。ということで、泣く泣くお仲入りの時に退場したので三人と。折角当たったのに申し訳ない気分でいっぱい。ま、でもそういうことになってしまったのなら仕方なしと。

雷太くんも初だし、八問答も初。雷太くんはひょろひょろっとしたすっきり顔の子で好みだ。若い子がああいう地味な着物(濃い茶の縞)を着てるのってかっこいい。八問答というお噺は爆笑!ではないけど、言葉遊びがずっと続くので「ああ!」「ほー」と聞いていて楽しい。息つく暇なくポンポンと噺が進むのであっという間だ。夢吉さんはまくらも噺も「若さ大爆発!」。まくらでのちょっと情けない噺も明るく話すからむしろ好感度ぐっと上昇。チャーミングな宮戸川だったけど、肝心な所で言葉を言い間違えちゃって意味が通じないところがちらほらあって残念。あと着方のせいなのか、胸元が弛んでしまって、肌襦袢が見えちゃってる事が良く有る。チラリと見えてしまうとハラハラするので、ピシッと着て欲しいなあなんて思ったり。そういう所もありつつも、やはり声が大きく明るい高座は大変にナイス。ハートのついたメールをワタクシが送って差し上げても欲ってよ!と思った。いらんだろうが。

金兵衛さんは、お若いのかそこそこなのかどっちにもとれる風貌。オールバックのせいか。一番の兄貴格がぽんぽーんと啖呵を切る所がなかなかカッコイイ。「ここをまっすぐ行くと橋がある、そこを渡って左にいって右に行って〜本斗町だ」って所で、実際の道を思い出して妙に感心。京都って昔からあるのねえ(なんだそれ)。ハキハキしていて兄貴がカッコ良かったからか随分と好印象な金兵衛さんでした。

ここで脱出。ベルポートの出口がわからずに右往左往。立ち食いそばに入り、たぬきそばでお腹を落ち着かせ(これからが長丁場だから)銀座へ。山野楽器に行ってみるが入り口で満員な事を知る。聞いてみたら昼からずーっと見てる人もいるので、もしかしたら次の回で出る方がいて空きが出るかも、と。そんな混んでますか無料の所も!。あっさり諦めて雨の銀座を「移動中の噺家さんがいないかしら?」と思いながら移動。

中央会館は古めかしい所で、入ってみると思いのほか大きくてびっくり。そしてお席は5列目。前も通路横も通路というナイス場所。年齢層もぐっと高めな「大銀座落語祭2007 究極の東西寄席Dブロック」はこんなふう。って少し前までは、どこの落語会もきっとこんな客層だったんだろうなあ、とも思う。

1部
春風亭昇太「力士の春」「茶の湯」「宴会の花道」
2部
橘家圓十郎「弥次郎」
橘家圓蔵「鰻の幇間」
桂春團治「皿屋敷」
3部
桂文珍「らくだ」
高座返しは鯉斗くん。いよっ、このタイガー&ドラゴンを地で行く男!

圓十郎さんは体格が力士並み、お腹がぱんぱんだもの。お噺にもうちょっとメリハリがあったらいいのになあと思った。ご自分の体格をいかしたまくらは面白かったな。圓蔵さんは人気の有る方なのはわかるけれど、私は少し苦手。何が苦手なのかなあと思ってみていたけど、なんとなくわかった。なんか微妙な自慢話しが多いのと、顔だ。どうみてもあのオッサンにしか見えないあの見てくれが苦手だ。あの眼鏡か髪形がどっちががもちょっとあれだといいのになあと。噺の間中その人しか見ないのだもの、見てくれが苦手だと厳しい。

春團治師匠は素敵だった。羽織をですねえ、シュッっと大変に機敏に形よくお脱ぎになられるのですねえ。挨拶だけをしてすぐに噺に。上方版の皿屋敷を始めて聞いたけど、姫路にお屋敷があるのな。途中鳴りものもばんばん入って楽しい。お菊が出てくる時の笛が恐い!屋敷に行く時の三味線が臨場感出しまくり!。「アホ!ボケ!カス!」なんて上方ならではの言葉はぽんぽん出てくるし、「このガキゃ!」なんてのも出てくるけど、下品じゃないのが素敵。お菊が最初に出てくる所の姿(うらめしや〜の形ね)も決まってる、カッコイイ。品が良くて、大人しいだけじゃなくメリハリがあって、素敵な高座でございました。あんな年輩の方なのに、ふと若く感じる所があるのがいい。声もハリがあるというか、パンチが効いているというか。また機会を作って見に行きたいな。

そういえば今日はお囃子さんがお上手だったような。やはり六人の会だし、春團治師匠や文珍師匠が御出演とのことで、腕の良い方がいらっしゃってるのかなあと思った。

文珍さんは最初は膝隠しもなしで漫談を。三ヶ月位前にみた時とほとんど内容が同じなのが残念。というかそういうものなのかしら。でもやっぱり笑っちゃうのは言葉の間なのかな。まくらをたっぷり話した所でそでに下がってしまい、一瞬お客さんを驚かせたけど、着替えて再度登場。ここでは膝隠しも登場。お噺は「らくだ」。上方版のらくだも始めて聞くので新鮮。「かんかんのう」の事を「かんかん踊り」というのは上方だからか文珍さんだからなのか、わからないあたりが私の駄目な所。さすが上方、かんかん踊りの場面ではちゃんとお囃子が入りました。あーかんかんのうってこういう曲なのかあとわかって嬉しい。

今まできいた「らくだ」の中で(今までといっても数名だけど)一番聞き良かった。くず屋が「悪い事をした人」ではなく「酒が好きすぎて身代をくずした人」になってたり、くず屋が途中で兄貴分に色々言い付けられているのを面白がり始めるのが、自分的にはよかった。噺の中の悪人度が薄まってホッとする。らくだの髭を当たる前でお終い。しかし文珍さんの着物は高そう。

で、昇太さん。いや、出順は一番始めだったけど。5時を過ぎ「さあ始まるか!」と思った時に何かざわざわ、ん?なんか拍手が?と思って後ろを振り向くと、明るい玉子色のSWA着物に袴姿の昇太さんが通路を颯爽と歩いてステージに向かってきた!ひゃほう!。私の左は通路だったので、ものの30センチもない所(いや、もっと近くだ)を昇太さんが!。しかも私の横あたりでほんの一瞬歩く早さを緩めたので、私はものすごい至近距離で昇太さんを見上げることが出来て、テンションがいきなり振り切れた。意表をついた貴方にノックアウト。軽やかにステージに上がって高座スタート。

・まくらは前座、天気、王子、相撲の事。
・「今日の僕の持ち時間は1時間です。6時になったら噺の途中でも終わります!」
・立ち上がってモンゴル人力士の四股の真似(ものすごく変)。もっとウケていいと思った。
・「どこでとれた鯛だよっていうね。原子力発電所の近くとかで…」
・「これくらいですよ!」と座布団を鯛に見立てて持つ男。
・妙に「早く座んなさい!」が長いなあと思ったら、お客さんが入場してきてた。そのお客さんに向かって「早く座んなさい!ほら、周りの人も協力してあげて!早く座んないと迷惑でしょう!」と。嘘みたいなタイミングの良さ。
・でもそのお陰で「鷹乃爪」の名前を言った時のインパクトが少し薄まっちゃった気も。
・なんと「力士の春」が終わったら生着替え!。袴を脱ぎ出した時、ささやかに「えっ?」って空気が流れた。私は大喜び。後ろのおばちゃんもキャーキャー言ってた。若草色の着物に濃い紫の羽織り。眼鏡も変えた所で笑いが。手拭いも変えて次の噺スタート。
・あっという間に着替えたけど、珍しく裾から襦袢が見えてた。
・茶の湯いい、昇太さんの茶の湯すごくいい。言葉とか乱暴だったり、動きが派手な時も多いから気がつきにくいけど、たけくらげ(間違えじゃないよ、たけくらげっていうのが出てくるの)を置く時の丁寧さとか、ふと正座した時に膝に置いた手の置方の綺麗さとか、さりげないけど形が綺麗。そういうのもいい。
・もだえる姿もいい。
・えー茶の湯が終わったらまた生着替え!ラッキー!
・何がラッキー!だ。
・始めてみる着物だ。薄い薄い藤色がかったような桜色の着物で、白の模様が入ってる、模様かな。50手前であの着物が似合うってどういうことか。
・眼鏡と手拭いをやっぱり変えてた。
・ここであと残り5分、漫談で終わるのかなあと思ったら「ああ、あと5分しかない!」とまくらを話していたのに急に「宴会の花道」に。
・最初えらい急ぎ足でやっちゃうのかしらと思ったけど、そういう事ではなかった。
・もうこの噺のどこが良いとかではなく、聞いてるだけで良い気分だ。
・いいところで噛んじゃった。ちょっとはにかんでた。

そんな感じで、1時間と7分で大満喫、楽しいったらない。最後に幕が降りてくる時、すっくと片膝で立ち満面笑顔でガッツポーズを。そして「休憩は短いけどトイレの数が少ないので、女性の方は気を付けて!」と、わかりやすいアドバイスを。もう、どこもかしこもチャーミングだ。高座を見終わった後のこの満足感と幸せ感。指先の血行が良くなっちゃったでございますよ!。はー良かった、はー有り難かったと家路につくのでした。連休初日終了。

あ、そういえばうちわは「落」と「座」を入手。なぜ2枚か?。入場して一端コーヒーでも飲もうかと外に出たくて入り口でもごもごしていたら「あ、すいません」と私は何も往っていないのにうちわを差し出してくれた。ありがたいので黙ってもらっておいた。「銀」と「大」が欲しいけど、あと3回のうちでそれがもらえるかな。

楽しい落語会を見たあとは、いつも以上にお腹が空くのはなぜかしらん。070714

2007.07.12

ピストンさんとヒデシマさんの顔。

ふと思い付いてJ-WAVEのサイトを見たら、あっさりグルーブラインのお二人の顔が判明した(当たり前だ)。

違うぞー、私が想像していた顔と二人とも違うぞー。

まるっきりこれっぽっちも想像した顔を似てなかった。当たらないにも程が有るくらいって違い様、なんなんだ私の想像力。そして本当の顔を見たのに、もう半年以上勝手に「こんな人かしら?」と思っていたので、声が聞こえてきてもあの顔と混ざらない。想像の中のピストンさんとヒデシマさんになっちゃってる。私はこれっぽっちも当たらなかったけど、そういう勉強をしている人なら(骨とか声とか)、声を聞けば顔の形なんかはある程度想像出来るのかな。

声って面白い。

2007.07.11

浜松町かもめ亭 スペシャル公演

職場を人目を避けるように静かに脱出してきて、浜松町かもめ亭に。避けるようにといっても、制作はみんな一部屋にいるのだから、全然避けれてない訳だけども一応。「もう定時はすぎたもん!自分の仕事はキリをつけたもん!」と心で呟きつつ。

今年から始まったかもめ亭の本日はスペシャル公演だそうで、チケット代も普段よりグッと増しの3000円。スペシャルだからしょうがないかあと思いつつも、普段は噺家四人で2000円で、歌舞伎役者さんが入ったら1000円も増しって、噺家より歌舞伎役者の方が上って訳なのかしら?とちょっと「?」な気持ちに。私が福助さんのスペシャルぶりを感じられていないからかもか。そんな文化放送12階での本日のスペシャル公演はこんな番組。

立川こはる「子ほめ」
金原亭馬治「笠碁」
トーク(柳家喬太郎、中村福助)
中村福助「厩火事」
柳家喬太郎「竹の水仙」

まずはこはるちゃん。渋い紺の着物で登場。まくらはなんだかもぞもぞだらっとした感じだけど、噺に入るとなかなかに通りの良い声で、テキパキした高座という印象。声がポケモンのサトシの声に似てる。いつも立川流の若手さんを見ている時に感じる事を、こはるちゃんを見ていても感じた。それって立川流の色って事なのかな。

そして次は馬治さん。黒の着物と羽織りで登場。せっかくなんだから(何がせっかく?)、黒門亭で着ていたような明るい寒色の着物の方が、溌溂とした感じがしていいのになあと思った。が、御隠居だからあまり溌溂としていても駄目か?と今書きながら思った。まくらでは鹿芝居の事を。福助さんのお客さんも多いであろうこの席に良く合ってたな。噺は何をやるのかなーと思っていたら「趣味というものは…碁や…」と話しだして、「笠碁か!」と思わず小さく拍手。

先日の黒門亭で始めて聞いた笠碁が大変良かったので又聞けて嬉しい。でもって今日の笠碁も良かった。二人の御隠居さん達が、碁のせいで少し仲たがいをしてしまうけど、やっぱりお互いの事を好きというのを、馬治さんはチャーミングに朗らかに演じるのですよ。台詞や仕種の間も非常にいい感じで、ふっと顔が緩む。爆笑!というのではなく、聞いている間中ずっとニコニコな気分、そういう高座ですよ。黒い着物姿も凛々しく、もともと男前だし、「これじゃあ馬治さんモテちゃうなあ」とか思った(思うなよ)。笠を被ってヒュッと体を縮める姿は、何度見てもキュートだし、碁盤の縁を撫でながら話してモジモジ感炸裂。喧嘩していた相手を家に上げようとする時に「こっちは白い方を置いておいて、あいつが喜ぶからな」って台詞が好き。馬治さんがニコニコしながら、その一言で相手の事を好きな気持ちがすごく良くわかるものね。さりげなく言うからこそ余計に。

そんな馬治さんだが、御隠居が怒る場面で派手に二度も噛んじゃった。そんなに派手に噛むのも珍しいぞ!位に。でもいいんだ、高座の善し悪しはそこじゃないから。むしろ怒る場面でよかったねだ。真面目な場面だと空気が変わっちゃいかねないし。碁の事がわかったらもっと楽しいのかなあと思った。

こはるちゃん、眼鏡をかけて高座返し。座布団が二枚用意されてトークのコーナー。まずは喬太郎さんが出てきて少し挨拶。しきりに緊張するとおっしゃってる(あと「すごく座りズライ」とか)。そして中村福助さん登場。トークは福助さんの独壇場な勢い。喬太郎さん曰く「一人で転がっちゃう」福助さんのトークに、喬太郎さんは終始「サイレント顔芸」でリアクション。落語の練習の仕方とか、内容とか、芝居と落語の違いとか、そんなお話でした。

そして福助さんの高座。御本人もおっしゃっていたけど、声がちょっとかさついてて残念。あと、私には台詞が流れて聞こえてしまって、台詞として感じずらかったかな。さすが役者さんと思ったのは、高座に上がる時、下がる時の所作がすっとしていて綺麗だなあって事。

仲入りを挟んで最後は喬太郎さん。始めて聞いた「竹の水仙」。しかし甚五郎の噺って沢山有るのね。相変わらず喬太郎さんの高座は楽しい。ふっというその言葉の間が自分に合うのかな。でも、今日の噺のように「古典に今の言葉やアクションが混ざってる度の高い噺」を始めて聞いたので(今まで「心眼」とか「錦木検校」とか「金明竹」とか、ここまで混ざったのは聞いていなかった)、ちょっと違和感があったな。新作ではどんなネタでも有りだろうと思うのだけど(喬太郎さんの新作は好き)、古典に今のものが入ると一つの噺の中で材質の違うパーツが混ざっちゃってるような、そんな気分。ま、そういう時もあるのかなあと(聞き手の私の方の気持ちの具合で)。違和感とかいいつつも「番匠」「それはバンジョー」とかのネタは好きだったりするのがなんとも。しかし喬太郎さんのお腹はどんどん大きくなってないか?

テイストの違う4人を見られて大満足。エレベーターで降りようとすると角に馬治さん発見。「馬治さんだー♪」(だからどうした)。色々な方に話しかけられていらっしゃいました。

ニコニコで帰ってきて、地元でなんとなく通り道に有る古本屋に「今日はちょいと入ってみようかな」と思ったらこれまた大当たり。探していた「東京人」のバックナンバーの「落語が来てる」の号を発見。かれこれ半年以上探していて今日見つかるとは。ならばあれもあるかもよ…と探すと、あるんだものこれが。「HEART」の7月号、遠藤が倒れそうにカッコよく写ってるの。買うのをすっかり忘れていたから探してたのが、今日見つかるとは。探していた本が二冊も一緒に見つかるなんて、運がいいなーと、自分の運の良さに惚れ惚れ。さらにニコニコになって帰宅。そして「水曜どうでしょう」を見ると。

これで明日、明後日も10時まで仕事を頑張れるな。

070711

2007.07.08

上野広小路亭→六本木SUPER DELUXE

今日もはしご。

昨日の夜更かしが響いいて朝ちっとも起きられず。「んーなにも前座さんからまるっと見る必要はないか…ほどほどの所からでいいか…」と思いつつも、いやいやいや、前座さんが誰に当たるかも楽しみの一つだもの!と、むっくり起き出して御徒町へ。しかし落語を聞きに行くようになって、この駅でおりる事がふえたな。前座さんがあがるころは、まだ空席があったものの、一時間もしたらほぼ満席、お仲入り後はぎゅうぎゅう状態。厠にたって席に戻ると、私の座椅子は移動されている有り様。文月師匠の真打お披露目も今日で一応お終い(にぎわい座もあるけど、まあ一応)。お終いの日が満員でよかったな、の番組はこんなふう。

春風亭昇吉「子ほめ」
桂ち太郎「饅頭怖い」
柳家小蝠「片棒」
古今亭錦之助(新作なのかしら、ネクタリンって渾名の子の噺)
松旭斎小天華(奇術)
桂米福「長短」
桂右團治「熊の皮」
鏡味正二郎(大神楽)
桂伸治「皿屋敷」
〜お仲入り〜
口上(上手から伸治、文月、右團治、遊之介)
京丸・京平(漫才)
三遊亭遊之介「ガマの油」
桂歌春「青菜」
檜山うめ吉(俗曲)
桂文月「蒟蒻問答」

まず出てきた爽やかな前座さん、あーあんまり見た事がないなあと思ったら「昇太の三番目の弟子の昇吉です」と。「やったー昇吉くんに当たったー」。見てみたかったのですよ昇太さんのお弟子さん。今年に入ってからの入門のはずの昇吉くんは、なんと非常によかった。声はハキハキしていて、かつ、こもっていないし、雰囲気は明るいし、自分勝手でおかしなくすぐりとかが入っている訳でもないのに、なんだかちょっとスタンダードバージョンと違う。動きとか、フッとした仕種に、「あれ、今の昇太さん?」って気がしなくもなかったかな。テンポも良くて聞きやすい上に面白い。おまけに可愛らしい見てくれで東大卒との事。出来過ぎじゃないか?出来過ぎなんじゃないのか?驚愕のスットコ事実とかがあるんじゃないのか?と思わす位によかった。髪が一束だけ妖怪アンテナのごとく立ってた。前髪が気になって手で何度も触るようなら、も少し短くお切りなさいませね。昇吉くんを見られて早くから来た甲斐があったなと思った。

そして今日はもう一人前座さん、ち太郎くん登場。またち太郎くんも見てくれ可愛らしく、雰囲気明るく、声もハキハキ聞きやすく、昇吉くんとは違ったチャーミングなキャラクターで(キャラの変な部分を変なベクトルへかわいらしく気持ち悪くする感じ)、見てると楽しい。毛虫とか蟻の噺の時は「気持ち悪いーやめてー」とおもったけど、饅頭を食べる仕種もキュートで、おばちゃんから声が漏れてた。そのかわいらしさのせいか、おばちゃん声をかけやすかったのか、肝心な所を呟かれちゃったりして残念。ち太郎、昇吉の二人が見られて、今日はさい先がいい。

小蝠さんの「片棒」は、お囃子のところが非常に陽気でいい。噺は次男の所で終わってしまったので残念だったな。小蝠さんも何度もあたっているせいか慣れてきて、あのぷっくりした見てくれがチャーミングに見えてきた。軽いキャラクターが妙に似合う(褒めてるの)。錦之助さんのあの噺はなんていうお噺なのかな。始めてみるかたなのだけど、顔(つか、にきび)が妙に印象に残る。親しみやすそうなキャラクターのせいか、まくらの時にずっとおばちゃんに先を言われてた。

今日の小天華先生は非常に楽しかった。今日はロープを使ったマジックが多かったかな。小天華先生はタネをあとからばらしちゃったりする。明かされると結構「あ、そんな事なのね」と思う事が多いのだけど、見てる時はあんなに凝視しているのにちっともわからん。マジック事体も驚くけど、喋りも言葉はちょっと荒いけど面白い小天華先生。今日は最後に腰紐を使ったマジックを教えてくださいました。今やってみましたけど出来ましてよ!私も一つマジックを覚えましてよ!。いつか余興でやってやるか。一番のヒットは、ロープの手品を色々やったあと最後に細切れのロープを丁寧に集め始めたそのあとの事。それを片手にぎゅうぎゅうと握り「おお、これが一本につながっちゃったりじゃないのかしら!」と思った瞬間、小道具箱にポイッ。ハハハ、そのままかよ!。あまりの間の良さにワタクシ笑いが弾けました。

米福師匠は全体は楽しかったのだけど、饅頭を食べる所がちょっと長いなあとか、煙草を早くのむ所が早いのはいいけどちょっと動きが荒すぎるなあとか思った。右團治師匠は女性だけど内儀さんをやっている時より、旦那の時の方がなんとなく私にはしっくりくるのはなんでかしら。右團治師匠、誰かに似ているなあとずっと思っていたのだけど今日判明した、私の母だ。年齢は全然違うけど顔の輪郭とか体つきとか。ってそんな事いわれても嬉しくもなんともないし、どうでもいい事このうえないか。でもまあなんとなく。

正二郎くんは飄々としたキャラクターがチャーミング。前から2列目で見ていたからものすごく迫力満点。何度か見ている芸でも、改めて感心した。迫力満点ということは、ドキドキ感もひとしおで、ここぞ!という場面では、それを見上げている自分の顔が大泉洋がドキドキしている時のあの顔(口半開きで下唇を突き出すあの顔。ケツァールで飛行機が飛ぶ時とかの)になってるなあと思った。「あ、あ、あっ」ってね。「これくらいの芸で拍手をいただいても一向にかまわないのでしてー」の台詞はナイス。

伸治師匠は「今日はあの噺をしようかなーと思って出てきたら、あっちやこっちに常連さんが(笑)。同じ噺ばかりをしてあれしか出来ないのかと思われるのもあれだけど、せっかく決めてきた噺を変えるのもシャクなんてー(笑)」と。ってことは何をやるのかなあと思ったら「皿屋敷」でした。師匠の皿屋敷好き。どうみてもオッサンの伸治師匠なのに、お菊さんが変に可愛いのがなんとも。伸治師匠のカチッとしていない所が、聞いていて気持ちが弛んで楽しい。お菊さんが始めて出てくる時の「うらめしや〜」の瞬間に、太鼓がドコドコドコドコーッ!。お客さんビクッ!。師匠いわく「今日はタイミングがいいぞぅー」。私もすっごく驚いた。

お仲入りの時に厠にたつと、ロビーで涼んでいらっしゃる伸治師匠に遭遇。降りてもニコニコした空気で素敵。ご挨拶出来て嬉しい。

あけて口上。その口上が始まる前のアナウンスで「桂文月あらためー」って。ははは、戻っちゃう戻っちゃう。司会進行は遊之介さん。遊雀さんにくらべると少しだらっとした感じではあったけど、今日はお客さんもフレンドリーと言うか堅い感じではなかったので、よかったかな。右團治師匠はえらい短く、誉めるだけ誉めてスパッとお終い、シャレがお上手!。その変わり伸治師匠がえらい長くて、話がどんどん色んな所へ脱線しまくり。まあ主に「芸の方は真面目」と「嫁をよろしく」的なもので。そして三本締。

京丸・京平さんは「ちゃらんちゃらんらんらん ちゃらんちゃらんらんらん」と馬鹿馬鹿しくて面白いのだけど、途中ダレすぎて、ただの飲みの席の馬鹿話しみたいになって、ちょっと間延び。もう少しメリハリがあったらいいな。遊之介さんは楽しくなくなはいのだけど、声のせいかな、なんだか機械的に話しているようにも聞こえる時があって、私的には少し「むむむ」という気分。あと時々目線がえらい鋭い時とかがあるのも「むむむ」かな。何を狙っているのかしら!。歌春師匠はあの話し方だけで、ちょっと笑えてくる。昨日の小柳枝師匠に続き青菜登場だったけど(夏の間に寄席に行けば、一日一青菜なのかな)、同じ青菜でも感じる(見える)景色は全然違うなあと思った。涼しさでは小柳枝師匠かな。

うめ吉さんは青が鮮やかな薄物に帯揚げも薄い水色、帯に少し入った赤が刺し色になっていて素敵。末廣亭とかでは、少し声が小さいかなあと思うけど、このハコくらいで前の方だと気にならない。というか、そもそも三味線でのああいう小唄とかは、遠くにいる人に聞かすものではないものなあと。私はうめ吉さんの踊りが楽しみなのだけど、今日は太鼓がヘッポコで少し気がそげた。もちょっとセンスよく叩きましょうぞ。終演後偶然外にいたうめ吉さんに遭遇。少しお話出来ちゃった、嬉しい。近くでみると可愛らしいというより大人な雰囲気のうめ吉さんでした。

最後は桂文月師匠、本日は袴で御登場。師匠は結局お披露目期間中、まくらは主に名前の事と、あともう一つばかし軽く話すだけだったなあと。まくらがいちいち違って長かったのは夢花さん、基本的に同じ、時間によって時間調整で長短ありだったのが柳太郎さん(毎日同じ客が来ている訳じゃないから、同じ話でもウケるなら、それはそれでOKだと思う。柳太郎さんはウケてた)。まくらで三人のキャラの違いがよく出てる気がする。

今日の文月さんは、お噺のせいなのか非常に表情が豊かだったような。大きく表情を動かしてるなあという印象。文月さんのやる「権助」なキャラはデフォルメされすぎていなくて良い感じ。寺に尋ねてきた坊主の喋りがもう少し丁寧だといいなあ。少し早口で言葉が流れちゃって聞きづらかった。後半の蒟蒻屋の親分が坊主にばけてからのくだりは、テンポも良く、しかかもこの噺は派手な動きもはいるので、見て楽しく聞いて楽しくで非常にグーでございました。最後のサゲを言った瞬間(この場合言ったというか動きをしたになるのかな)、ふっとゆるんだ笑顔が、成人した殿方にいうのもなんだけど可愛らしい笑顔で良かった。長いお披露目お疲れさまでございました!の気持ちを込めて最後の最後まで拍手。甲斐性のない客にできるのはこれっくらいって話で。

その後はお酒の席に誘っていただいたので、混ぜてもらって楽しい話を沢山聞かせてもらう。さくら水産という噺家さんやミュージシャンにはお馴染みの店に始めて入った。始めてって楽しい。そして六本木に移動、六本木SUPER DELUXEに昇太さんを見に行く、カラフルロスタイムショーなのですよ。

私が入るとちょうど昇太さんが話し始めて5分位の所とのこと。さすが落語運に恵まれている自分、ナイスタイミングだ。まくらは「王子ざんまい」と「賢い前座」と、「女優さんのトローチ」。めずらしく「やっちゃって!」とか下ネタ(という程でもないけど)なネタを話してた。そして若いお嬢さんに「ヤダー」とか言われてる。あ、綺麗な濃いクリーム色の着物に、濃い鼠色の袴姿でした。下ネタはいいが、あの伊東美咲の話は少し気持ち悪いかもですよ。美咲ちゃんが可愛いというのはわかるけど、程々にね、と思った。昇太さんに関してはハードルの低い私でも、ちょっと引きかけた。ま、女を誉めたら女は引くよね(サケロックの子が「DVDに○○が打上げでナンパしてる映像が」と話したら、一瞬にして空気がちょっと冷えてたものね。噺は「力士の春」。今日は客席が昇太さんの脇まで伸びちゃってるから(私も昇太さんの横といってもいい席)上下の切り角度が大きい大きい。普段が90度くらいなら、今日は150度とか。もう少しで「真横じゃん」な勢い。所々切り取られてる、少し短かめの「力士の春」でしたとさ。

休憩の後にサケロック。その後にサムハダさんと昇太さんが出てきてセッション。昇太さんはトロンボーンを吹き、少し歌い、少しもぞもぞしてた。あまりの見えなさに最後は後ろに立ってみていたのだけど、昇太さんがフロントメンバーの中でも一人だけ一歩後ろに下がって吹いていたので、横姿とはいえ良く見えて嬉しかった。高座ではあんなに強気でパンチのある人なのに、高座をおりると一歩下がって一生懸命吹き、自信がなさそうに歌う昇太さんにキュンと来た自分が嫌だ。あれ「そんなギャップが可愛い」と思わせうる戦略かもしれないもん!。歌がまた思いのほかいい味だしてるのがなんとも…。まあ歌は落語と違って噛みませんしね(酷い)。嫌だとはいえやっぱりトキメクなあ、なんて思いながら見てましたとさ。セッションが終わり昇太さんとサケロックの皆様がステージから去り、最後は寒空はだかが一人で歌う「東京タワーの歌」。呑気でいい。サムハダさんって素敵だけど、頭が良さそうで、ちょっと恐そう。

沢山の方を見まくりの日曜日。番外編はまた明日(長いよ)。

2007.07.07

真打昇進披露公演を国立演芸場で。

今年からなんですってね。

文月師匠のお披露目を国立演芸場に見に行ってきた。地下鉄を降りて、始めて迷わずに行けたよ!(今頃か)。お席は7列目の通路際、非常に見やすくて良いお席。あ、そういえば前に馬治さんを見に来た時もこのあたりの席だったな。お目出度い真打お披露目の興行、文月師匠は今日が千秋楽、そんな国立演芸場はこんな番組。非常にナイス番組。まくらは、私が自分の覚えの為に勝手に名前をつけておりますので、そこのところはお間違えのございませんように。

瀧川鯉斗「道懽」
柳家小蝠「無精床」
三遊亭遊雀「宗論」
スティファニー(マジック)
桂伸治「棒鱈」
春風亭小柳枝「青菜」
〜お仲入〜
口上(上手から小柳枝、伸治、文月、鯉昇、遊雀)
瀧川鯉昇「かぼちゃ屋」
ボンボンブラザーズ
桂文月「化け物使い」

今日の前座は鯉斗くん。鯉斗くんに当たる確率が高いなあ自分と高座を見ていると、あー髪が七三になってるよー。いつもは「タイガー&ドラゴン?小虎?」なルックスの鯉斗くん、今日は髪を下ろしてソフト七三みたいになってる。その髪形の方が当たり障りはないけど、はっきりとした顔だちに髪形がついてきて無いぞー。いつもより落ち着いた話し方、まとまりはいいような気もするけれど、今の鯉斗くんだったら、今までに聞いていた「口角泡を飛ばす」な勢いの方が好きだな。

小蝠さんは今まで何度かあたっているのだけど、今日が一番良かった。名前と丸っきり逆の大きなガタイも、国立の高座で見るといい感じ。まくらで話していた「師匠の衣替え」のお話が大変に良かった。突然勝手に衣替えをして浴衣で来ちゃった文治師匠、着物を持ってきていない事を伝えると「しょうがねえなあ」と、浴衣に羽織り、次の年は「しょうがねえなあ」で浴衣に袴。しょうがねえからってそのままかよ!。無精な床屋のオヤジが非常に良く似合っておりました。

遊雀さんは今日は袴姿で登場。私の中で遊雀さんというのは「優等生」というか穏やかで優しげという印象がなぜかあるのだけど、今日の遊雀さんはやんちゃでポップな印象。まくらの「落語界での正しい出世のあり方」は言いえて妙でおかしい。宗論での息子の口調が可笑しくて(すっごく気取ったオペラ口調)、息子が話すだけで笑える。賛美歌を歌ったのだけど、それが非常にいい声でお上手、思わず客席から拍手がくると「こんなんで拍手もらったって!」と。年食ってんだか若いんだかわからない遊雀師匠。大変にポップだ。

ここでマジック。ぽろんちゃんのマジックはメリハリがなくって、わかりづらい。色物さんも好きな私だけど、たまに魔女軍団のスティファニーにはしてやられる。私が男子だったら、あの露出の高い衣裳を見ながら「太もも!」「尻!」的な若干セクハラまがいな楽しみ方もあるのかもしれないけど、自分女子だし。おパンツが見えそうだと嬉しいよりも「ヤバいよ!見えちゃうよ!」と心配の方が先にたつ。が、4色のポンポンを引っ張るのと、スプーン曲げのマジックは良かった。あれはいいよ!。ポンポンのマジックは一瞬あれがマジックだと気がつかなくて、ぽかーんとしていたお客さんが多数いたとみた。赤い衣裳で赤い小道具だと目立たないから、他の色に変えた方がいいよ、と思った。

伸治師匠のまくらの「素敵な我家」で披露された左側の人、面白くって笑っちゃったが、本当だったらかなり怖い。今日は初聞きの「棒鱈」。師匠のやる女性のキャラは、いつもひょろひょろしててチャーミング。あと二人づれ客の悪い酔いしていない方の男の喋り方がカッコイイのね。ちょっとぶっきらぼうで男らしくって。たまたまなのか、伸治師匠の噺はうわっついたヨタさんばかりが出てくる噺にあたっているけど、凛々しい殿方が出てくる噺もきっとカッコイイんだろうなあと何となく思った。そんは噺は少ないかもしれないけど。

小柳枝師匠!。今日は見たい方ばかりで嬉しい限り。小柳枝師匠は綺麗な濃い紫の薄物の着物をきていらして、座布団の座る時、すっと裾を払ったら、薄物の着物がふわっと少しだけひるがった様が涼しげでカッコ良かった。まくらで話した「雷様の落とし物」と「夕立ちを降らせる男」の小咄は、どっちも私的に大ヒット。一人胸の中で「上手い事いうなー上手い事言うなー」と感心しまくり。ここのところ季節柄聞きまくっている青菜だけども、師匠が話すと平家の日本家屋に、緑がキラキラしたような庭の絵が見えて素敵なのですよう。ものすごく美味しそうに鰯を食べる師匠。植木屋さんが柳かげをいただく時、右手でついで左手で飲んでいた。逆だったかもしれないけど、兎に角、注ぐ手と飲む手が違ってた。今まで見た他の方は同じ手だったような。だからどうだって話しだけど、なんか妙に印象的。高座の途中に携帯の音が鳴ったのに、気付いていないかのように少しも反応をしないのがカッコイイ。浅草の時もそうだったな。実は本当に聞こえていなかったりとかか(あれは聞こえるよなあ…)。

お仲入を挟んで口上。ここで思いがけないアクシデント。私の前の列は空席だったのだが、その前に座っていた一人が私の前の席に移動してきたのだ。多分窮屈だったからだと思うのだけど(後ろから見ていて、オッサン達が肩をくっつけあって見ていたから)。が!、その男が「お前はあれか、三才児か」というほどの落ち着きのなさ。右に左に前に後ろに上に下にと、身体を移動さすこと、さすこと。おまけにねえ、体型がどすこいなのですよ。体型がどすこいだから責めてるのではないですよ、自分勝手に席を動いて、おまけにじっとしていられず、モゴモゴ動くその邪魔くささに腹を立てているのですよ。おかけで口上の時、小柳枝師匠と伸治師匠が良く見えず…、ううー楽しみにしてるのに…。

とはいえ今回の口上も日本橋亭と同じく遊雀さんが進行を勤めていらっしゃって、なんだか(絵的には)凛々しい口上でした。鯉昇師匠の「真打になるまでには15年くらいかかって、ちょうど時効になるのと同じ時間で…」ってのは可笑しかった。あと「真打になったらライバル」ってのも、ああそうかあ、そうだなあと納得。小柳枝師匠は今回の新真打の三人を星に例えてのいいお言葉、伸治師匠はやっぱり「嫁をよろしくお願いします」口上になっちゃってる。そして三本締。小柳枝師匠の音頭はカッコよかったな。文月師匠の事を何も書いていないのは、基本的にずっとだまーって両手をついてるだけだから。今日はなんだか終始きりっとした顔をしていらっしゃいました。

お目出度い口上の後は鯉昇師匠。まくらは「始めての人間ドック」。頭をスキャンして悪いとこがあると病院の庭が映るって話しは何度聞いてもいい。庭て。師匠の与太郎は大袈裟すぎなくて、でもいい感じにぽっかーんとしていて好みだ。顔がものすごく濃いのに、声のトーンが穏やかだから、ふわふわ〜っとした優しい聞き心地。かぼちゃ屋も始めて聞く噺だったので、もっと集中して聞きたかったのだけど、前のボンクラがウロウロ身体を動かすせいで、視界がさえぎられたり広がったり、またさえぎられたりで、噺に入り込めなくてものすごく残念。あいつ打ち首。

そしてボンボンさん。なんか私は毎週ボンボンさんを見てる。この前の八王子で始めてみたアルミ食器の芸を、かなり近くで見られて大興奮。あれを持って客席にくると、みんな興味しんしんで見てるけど、体が引けちゃってるのが面白い。あれをもっと間近で見たいが為に、寄席の上手側の前の方に座りたくなる。しかし西田敏行に似てるよね。

最後は桂文月師匠。まくらは「僕の名前」、あと人に使われた事が有る無いの話しを少しして「化け物使い」に。どっかんどっかん爆笑!という感じではないのだけど、なんか面白い噺なのですよこれ。たまに言葉によって少しかつ舌が悪いかな、聞き取りずらいなという箇所が有り。とはいえそれが全体の足を引っ張ると言う事では全然無く。文月さんは妙に御隠居が似合ってる。若いのに!いつかの口上の時「仏壇屋の丁稚」とか言われてたのに!。「んー」っていう御隠居が似合ってる。間が良かったのか、一つ目小僧が来る場面では、自分もその中にいるような気になっちゃって、つい師匠の声に振り向きかけた。そっち見たっていないってーの。あと最後に狸が出てくるのだけど、そこで陰に隠れたり泣いたりしてる狸が随分と可愛く見えた。見えたって、まあ、実際には見えてないのだけども。私は今日までこの狸は子狸だと思ってましてよ!。違ってた、大きい狸だって言ってた。なんで子狸だと思っていたかしら…。同じ噺でも誰で聞くか、いつ聞くかで、印象に残る場面が違うのが面白なあと思うのでした。

はー大満喫の国立演芸場。楽しかった高座の感想を話し合う人もいないので(こう書くと随分寂しい人みたいか)、終了後は渋谷にサンダルを探しにいくが、あまりの人の多さにすぐ撤収。まだ落語が聞きたくて鞄の中のかわら版でチェックするも、今からでも入れるところでピンとくるのはなく、素直に家に帰り、図書館に行き、カロリー度外視の夕飯を食べ、仕事人をみながら、「師匠噺」を読みながら涙していたら、あっという間に夜。そしてこんな長い日記を書いていたらもう午前3時と。

橘蓮ニさんの写真集を見ていたら、SWAのメンバーが楽屋で寛いでいる写真があった。高座に上がったら皆様ベリーチャーミングな訳だけど、それはパッと見たら「小太りオッサンファイブにしか見えんな」と思った。

寝るかな。

2007.07.03

今日の天使は総菜屋の叔父様。

総菜屋でチキンカツを買おうと「一枚下さい」と言うと、総菜屋の店員の叔父様はトングで一度一番手前のを持ったにも関わらず、それを置き違うのを持ち、又置き違うのを持ちと、えらい迷ってる。三枚目位にちょっと「ふふふ」と笑ったら、「一番大きいのをね」とな。ナイス叔父様。そして私が「あれがいいなあ」と思っていたのをパックに入れてくれましたとさ。

カツを見ながら「んー結構大きさに幅があるなあ」と思っていたのが叔父様にわかったのか。

2007.07.02

接骨院初体験。

今までに無い首の痛みに先週から煩わされてる。痛みはだんだん減ってきているようだけど、ここはこじらす前にしっかり治しておいたほうが良いかと思い、初めて接骨院なるところに行ってきた。こういう時どこへ行ったらいいのかわからなくて職場の人に聞いて。

初接骨院では、小指と親指をくっつけての筋反射テストをしながら、横になって上半身に電気を流されたり、ガクンと落ちる枕でピンポイントに力を加えたり、いちいち面白い。筋反射テストは「気のせいなんじゃないのかしら?」と思いつつも、力が入ったり急に入らなかったり。お腹に小さな丸いおもり(といってもすごく軽い)を乗せただけで、さっきまで開かなかった小指と親指が急にぱかっと開いた時には驚いた(戻すとまた開かなく無く)。左肩の一ケ所だけは電気を流されると明らかに他と感じが違って、痛気持ちいい。

私の一番のずれの元は右首筋の付け根あたりだそうで、そこを「そんなにあっさり圧すだけで効くのかい?」というくらいにあっさり触って終了。なんだかんだで1時間と10分位かかった。終わったあと「あーすっごいすっきり!痛みも全然なーい!」という事にはならなかったが、とりあえず面白かったのでよしか。

ところが職場に戻って2時間ばかりすると頭痛がしてきた。これは大変と帰りに寄って聞いてみると、「反応が強く出過ぎてるのかもしれないけど、今日ゆっくり寝たら大丈夫なはず。まくらは高くし過ぎないように」と言われた。家に帰り寝る頃には胃痛も酷くて、大丈夫かいな?と思ったが、これを書いている時点では(3日に書いてる)頭痛も胃痛もなく(朝には消えてた)、首の痛みもほとんど無くなってる。やっぱり効いてるのか?。
治した軸の様子を見るから木曜日にまた行く事になってるのだが、行くのが楽しみ。

ところで私が自律神経がうまく働かなくなった時も、今回の首の痛みも、原因のうちの一つは「ストレス」だと言われた。気持ちの具合が、そこまで物理的に体にまで影響をおよぼすのか。「そんなはずはない!」とはおもわないのだけど、そこまで影響するのか?とは思う。人の身体って面白い。

胃が弱ってない?生理痛酷く無い?自分を責めたりする方じゃ無い?とかも言われた。んー接骨院深い。

2007.07.01

「落語ファン倶楽部 Vol.4」購入の日曜日。

昨日の余韻を噛み締めていたら午前中終了。寄席に行きたいなあと思いつつも、家の事とかの用事もあったので今日は我慢。図書館に行ったり掃除をしたり笑点見たり。夕方から吉祥寺にお買い物に行ってきた。プアール茶を買いにG-Crefに行き、落語ファン倶楽部を買いに啓文堂に。

どこもバーゲン中だからサンダルと鞄を探しに、色々な店をうろうろしてみたけれど、「これだ!」というものは見当たらずで、結局予定のものを二つ買っただけで終了。「これだ!」という物以外は買いたくないものね。

落語ファン倶楽部のVol.4は、これでもか!というくらいに昇太さんが沢山載ってる。志の輔さんとの特集ページと、SWAの三題噺のページと。昇太ファンとしては嬉しいけれど、昇太さんはもう放っておいても育ちそうだから、もっと沢山の他の雑誌ではあまり載らないような、派手じゃ無いけどカッコイイ噺家さんも載せて欲しいなあと思った。

と思いつつも、昇太さんの一週間のご飯を紹介しているページがあって、その一週間と言うのが、ちょうど私が末廣亭に続けて行っていた時で、「ああ、あのお見立てをやった日のご飯はこんなのを食べてるのかー」と、ちょっと嬉しくも。なんでそれが嬉しいのかよくわからないけど、なんか嬉しいよね(そうか?)

これから世界遺産を見る。石見銀山が逆転登録を果たしたので緊急特集らしい。あそこには去年行ってきたのだけど、あの穴に入って、どうやって仕事をしていたかを知って、それを想像すると、今時の仕事はこれに比べたらどれ程楽かと思えるよ。比べるものではないけれど、でも。

今部屋では井上陽水の「氷の世界」をかけているのだけど、ふと雨が降っているのに気がついた。無駄に物悲しい…

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