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2007.05.31

楽しみはお昼ご飯。

仕出しのお弁当のメニュー、今日は何かなーと考えるのが楽しい。今日はイカソーメン丼と筍と鰯の煮物にしたのだが、まあ美味しい事美味しい事。「週間ロマン鉄道」をみながらご飯を食べ、お昼に外に出た。その時は非常によい天気で、色とりどりの緑と爽やかな空の水色と、夏を思わせる大きな雲を眺めつつ、「あー天気がいいとそれだけでいい気分だなー」と思っていたのだが、午後から急展開。

午後4時をまわったくらいか、社長が興奮して帰って来た。なんと投身自殺の現場を見てしまったそうだ。現場といっても落下した所ではなく、落下後に頭から血を流して倒れている所に遭遇したらしい。職場から100メートルも離れてない。…。まだ若い女性だったそうだ。

そして夕方からは物凄い雷。もうなんつかガラーン!ピシャッ!ゴロゴロゴロー!って、雷の連打。外は真っ暗でさっきまでの快晴が嘘のよう。神奈川の方は大雨で電車が止まったりもしたそうで、大変だ。

今日は早く寝よう。って、いつも言ってるか。070531

2007.05.30

雨の帰り道。

定時よりも余分に働いて、お腹空いたなあと思いながら、小雨の降る肌寒い中帰る途中、ふと見るとそこかしこの飲み屋で楽しそうにお酒を飲みながら話している皆様を見ると、「空腹」「疲れ」「寒さ」と揃っている時だけあって、羨ましくてちょっと涙が出そうにもなるよね。

アタイは疲れて帰ってきて、これから独り(あえてこの漢字で)でご飯を作って、独り(だからあえてこの漢字で)で食べるんだ…

ってね、寒い。倒れそうに寒い、もう6月なのにこの寒さ。なんていいつつも家に着いて好きなご飯を作って、笑点を見ながら(録画してあるの)ご飯を食べてるときは、実はさっき思った事とかケロッ忘れてる、単純。でも今「水曜どうでしょう」の時間を忘れてて軽くショック。

そんな風にふけて行く週のまん中、水曜日。

2007.05.29

ナカイマサヲを見に行く。

今日は朝からがんがんに冷房がかかっていて、三人いる女子がかわるがわるにくしゃみをしているような始末。アタイ達冷食じゃないんだからそんなに冷やしてくれなくてもいい!つか、冷やして上着を羽織るの意味がわからん!冷やさないで上着を着ないじゃだめなのか!

あまりの寒さに腹が立ってきて、午前中はずっとイライラしてすごす。午後になり偶然にも男子が半分以上出かけたので、それみたことかと温度をあげる。暑すぎると仕事にならないのはわかるけど、そこまでカキンカキンに冷やす必要はないと思うのだけど、そこの所全国の殿方達はどう思っているのかしらん。

その寒さのせいか、美味しい昼ご飯(今日は特上ネギトロ丼にはすのきんぴら)を食べても気持ちが上がらず、体はだるいし、全体的に面倒臭い感じ。それでも「今日を逃すとしばらく無いし」とモソモソと渋谷のDeseoへ。サカイマサシさんとナカシゲヲのユニットだから「ナカイマサヲ」と。とうの中さんですら眉根をひそめる微妙な名前。先日のENDS2日目はこれっぽっちも見えなかったので、その分リベンジ、アコースティックギターを弾く中さんを堪能、っても5曲だけど。

その後もscopeが出てたりしたので見て行った。なんだかライブ全体で色々思う事もあったけど、もう眠いので終了。

2007.05.28

新春シャンソンショー。

おやつの時間を少し過ぎた頃、社長が「みんなで」と何か持って来て下さった。開けてみるとケーキだー!。なんのあれもなく、唐突に色々買ってきてくださる我が社の社長。私はオレンジシフォンのケーキを食べたけど、中にオレンジの具まで入ってて(具?)美味しかった。一巡してもまだ残っていたので、果物の沢山入ったショートケーキもいただく。妙にこういう物が美味しい時ってあるよね。

晩ご飯の用意をしていてふと気がつく、「あ、今日は海藻ばっかりだ」と。昼にもずく酢を食べて、夜にワカメとタコの酢の物(昨日の残り)とヒジキの炒り煮(作り置いてある)を食べたので、三種の海藻を制覇だ。だからどうしただが。

新春じゃなくて、最近の夜のお供はシャンソン。特に頭を使わずボヨーンとする時になぜか丁度いい。テレビは、もう、余程見たいもの以外はいい。

2007.05.27

庭が大変な事に。

さすが新緑が眩しい五月だけあって、我家の小さな庭もえらい勢いで色々な草花がはえまくってしまい、そろそろ空家と間違われかねないな…と、今日やっと草むしりを決行。ところが思った以上の勢いで生えているのと、「なんじゃこりゃ」という大物もいて(とげとげしてるし、軽く1メートルは育っちゃってるし)、開始5分もしないうちにうんざりしてきてしまった。

それでもなんとか「ちょっと素人だけどがんばりました」レベルまで引っこ抜いて終了。後はわからんのが多いし、不動産屋に相談してプロにお願いして綺麗にしてもらいたい。正直面倒臭いというのもあるし、そもそもあんな多彩に育った草花をどうしょりしていいのかさっぱりわからん。餅は持屋だ。そう考えると、一個前に住んでいた家は、大家さんが定期的に庭の手入れをしてくれていたので有り難かったな。

売り切れ必須の前売りチケットを池袋演芸場まで買いに行くが(この往復費で値段的には前売りの意味はなくなってるが、値段ではなく「入れる為の」前売りチケットという事で)、私が行った時間にはまだ受け付けが開いておらず、入り口で少し待つ。その間、一人のおじいさんのちょっと手前風情のおじさんが近付いて来て、「これは入れないから待ってるのかね?」と聞くので、「いえ、私は今日の公演ではなく、前売りを買いにきたのです」というと、「ああ、そうかそうか」と大変に納得して帰っていかれた。何にそんなに納得か。

日傘がないと外を歩けない季節。

2007.05.26

第四回 ごはち亭落語会

程よい時間まで休日出勤、末廣亭に「東京かわら版」を買いに行き、神田ごはち亭の落語会へ向かう。

ごはち亭は、名古屋出身のマスターが、名古屋ご飯を出す、ドラゴンズサポーターが集まるお店だそうで、神田に移転してくる前を足すと、20回をこえる落語会を開催してるとの事。しかしなぜ落語会を開こうと思ったか。5月に真打になり、末廣亭と浅草演芸ホールでのお披露目が済んだ所での落語会。ちょっとお披露目の時とは違う感じの高座が見られるのではないかときて見た次第。そんなごはち亭落語会はこんな風。

マスターの挨拶
桂文月「狸賽」
春風亭柳太郎「お見立て」
〜お仲入り〜
春風亭柳太郎「テレクラじいさん」
桂文月「船徳」

文月師匠は最初は黒の着物に濃いサーモンピンクで、もう少しオレンジがかかったような明るい色の羽織姿で、後は黒い着物に濃い色の袴。柳太郎師匠も最初は濃いミントみたいな色の揃いで、後は薄い藤色の揃い。お二人ともきっちり衣裳がえ。

まくらで「売れてくには、化けるしかないわけで」的な話をしていて、ずいぶん下世話な事をいうなあ、あんまり師匠にそういう話しは似合わない気がするなあと思っていたけど、途中で「あ、何かそういう噺にふるわけやね」と気がついたり。遅いよ。「狸賽」は狸の会話の場面が非常に可愛い。文月師匠のやる狸に話しかける男が優しげでとてもナイス。

私は柳太郎師匠の古典を初めて聞いたのだけど、喜助がよく似合ってた。あんな大柄でどう見ても男なのに、喜瀬川も思いのほか違和感が無く、新作ばかり聞いていたので、ちょっと以外だなあと思った。

「テレクラじいさん」は、勢いのある口調が楽しいし、じじいと孫の会話が呑気でほほえましい。会話のテンポがいいからか、何度聞いても面白いよー。でも最近テレクラいう言葉自体がそんなに盛り上がっているわけでもないので、テレクラという言葉自体にちょっと違和感も感じたり。

最後は「船徳」。若い衆のまとめ役の男が、親分に下っ端の悪さを話していくところがテンポはよく、でもちょっと間抜けでいい感じ。徳のダメぶりもチャーミング。櫓で船を出そうとするところや、傘でついて壁から離れる所が上手だなあと思った。文月師匠のちょっとトーンを落とした声がなかなかかっこいい。あと、親分かまとめ役の男が話している時に、ちょっとはすっかいになって、何とはなしに膝に置いている手の形が綺麗だなあと。ああやっって動きが派手になる噺の時は、袴をはいていてくださると、着物の裾の乱れが気にないからいいよね。

と、新真打ちお二人が2席づつという、なかなか嬉しい高座の後は、名古屋ご飯で親睦会。一人だったので参加するかどうしようかと思ったけれど、何事も物は試しで参加。こういう席ならではの楽しい話をお二人から聞かせていただいたり、素敵なお酒も飲めたし(どんな風に素敵かは秘密だ)、名古屋ご飯は美味しかったし、楽しい時間を過ごさせていただきました。感謝感謝。

お店のマスターもサイトなどを見ると、ずいぶん頑固そうにも見えて、どんな人かしらんと思っていたが、ナイスキャラクターなマスターで、全然嫌な感じとかはなく、やはりサイトとかではおいたな客もいるからビシッとする所はビシッとしておかないといけないから、ああいう感じなのかなと思った。

落語楽しい。

2007.05.25

「時効警察」面白い。

皆が言ってるから、改めて言うのも気恥ずかしいけど、あえて。

今日は金曜日なのに、まだ微妙に余力が残っているような気がするのは、それはやっぱり先日のENDS2デイズのお陰かしら。余力があるので明日は休日出勤。

余力はあれど、日記に書くような事は無し、と。

アデュー。

2007.05.24

「かもたま」って。

うどんのメニューみたい。

今日の職場での配給は「ひやむぎ」と「カモメの玉子」、社長の旅行のお土産。皆喜々として冷や麦の袋を持ってる。そう、かもたまって「カモメの玉子」の事なわけ。別に鴨肉と玉子の乗ったうどんの事じゃない。って美味しそうね、鴨肉と玉子のうどん。

昨日は何はなんでも6時には上がらせて!だったくせに、今日は別にいつまででもいられますよーな自分。そうなるとついだらだらと残業しかねないので、適当な所で切り上げて帰宅。残りたくなくても嫌がおうでも残らないといけない時があるしな。

ぴあチェックをしていたら、大銀座落語会やら国立のお披露目公演やら見たいものが、ぼっこぼこと。チケットはー取れるのーかしらー。

遠藤が載っている「HEART」という雑誌を見て驚いた。カッコよすぎ。なんですかあのフォトジェニックぶりは。撮影用にきちんとお目かししてもらった遠藤の美しい事よ。しばらく開いたままぽえーっと見とれてしまった。これはあれだね、買ってね、そこを切り取ってね、職場の自分の席の所に張っておくのがいいね。やる気も出ようって話ですよ。男らしくてワイルド(って表現も今どきなんだけど)で、それでも繊細で美しいというのがいい。あ!パウチとかしてもいいかも!<いくつだ。

2007.05.23

はーカッコイイ、はーカッコイイ。

遠藤の事。

あの人はあれだね、神様が私達に遣わして下さった幸せの天使か何かだね。昨日の衣裳衣裳した衣裳と違って、今日は紺のTシャツにジーンズで足は素足。髪もぎゅっとしばってまとめてあって、大変にシンプル。昨日の衣裳もカッコ良かったけど、今日のようなシンプルなカッコの方が、遠藤の素材のカッコ良さが出てる気がするなあと。

イントロを聞いても何の曲だかちっともわからない程にリアレンジされた曲は、どれもカッコいい。「POD」とか「モンスター」とか「WHOLISTIC」などが私的には特に好み。「あ、いい!」とより思う曲は、中さんのギターが効いてる曲かもよ?ってなんとなく思った。そんな中さんが、今日は一ミリも見えなかった。しかたがないので、ずっと心の目で見てた、もしくは第三の目で。恐い、それは恐い、どっちでも恐い。

リアレンジして「カッコイイ!」と思えるのって、実はすごく難しい事だと思うので(元々だって充分かっこいいのだから、それを上回らなくちゃいけない訳だもんね)、そういう事を各曲であれだけ出来るって、遠藤の力量なのかセンスなのか。曲を進化させていけるって本当にすごい。

あ「HIGH NOON」もカッコ良かったなあ。遠藤の低い声の広がり感が堪能できる曲だし、中さんのフラメンコギターのような素敵ギターも炸裂していたし、また偶然にも前のツアー位から「聞きたいなあ」と思っていたから、なお嬉しい。偶然でも嬉しい。「百花繚乱」は平井さんのドラムテクが大変な事になってた。あのドラムだからこそ成立するあのカッコイイアレンジ。「シャララ」の最後の「ハワイアントランステクノ」みたいなアレンジも、回るミラーボールと相まって気持ち良かった。なんでハワイアンかっつーと、中さんがボトルネックで、きゅわんきゅわん言わしてるから。あの音を聞くと私はハワイアンを思い出す。「日々歌」はサビで綺麗に声が出ないのは残念だけど、それを差し引いてもどこにもゆるみのないあの歌詞を歌う所を生で聞くと、泣けて泣けて。

書いていると切りがない程、どこもかしこも素敵だった。歌が素敵だからこそ、足の裏とか、のど仏とか、二の腕の筋肉すら見ていてぽーっとするものね。って何を書いてるか何を。

さすが遠藤がこれだけ素敵だっただけに落とし穴も。私の前にいた女が、自分の大きな鞄を自分の前に置いて場所をとってる。鞄がそんな所にあったらそこに入りずらい。でも確実に一人は入れるスペースが出来てる。なのでその女は、自分の前を大きくとって視界を広げてる訳だ。えーっと、ライブは無礼講、細かい事をいっていては切りがないけれど、だからこそのマナーってある。鞄の分で一人分のスペースを取るならば、鞄の分もチケット代を払いなさいませよだ。普段は少々見えなくても、途中で気持ちの納まりが付くのだけど、今日はその彼女のさり気なくも確実に図々しい行いに腹が立って最後までなんとなくわだかまってしまった。もちろんライブはライブで楽しんだけれど、それとは別枠で頭にも来ていたと。いい年をしてそういう事もわからないようでは困るよー。

しかし今日のアレンジはどれも素敵だった。あのアレンジを今回こっきりというのは勿体無さ過ぎるので、音源になったらいいのに。CDにしてくれメールとか送るべきか、欲しい気持ちを行動で示すべきか、幸せなら態度でしめそうよか。

ステキぶりを噛み締めながらお休みなさい。

2007.05.22

ENDSを見に代官山UNITへ。

帰り道、友人ともども無口になっちゃうくらい素敵だった。夢見心地過ぎて戻って来てないってか?。頭がどっかにいったままっぽいですよ。ご飯を食べて帰って来たが、えらい疲れよう。お風呂にはなんとか入ったけれど、もう駄目、起きていられないのでこのへんで。なんでこんなに疲れてるのかしら?しかも今日は踊ってないのに。

あれよね、じーっと見過ぎ、じーっと聞き入り過ぎなのよね、きっと。

2007.05.21

虚しく響くよ。

集中力ゼロだったので、今日は残らないぞ、とっとと帰るぞと思っていたのに帰りそびれる午後8時過ぎ。二人しかいない部屋に、FMラジオから朗々と流れてくるゴダイゴの「ガンダーラ」。別にそこまで辛い訳では全然無いのに、妙な気持ちになった。どんな夢も叶う国に行ってみたいもんだよー。

さっきNHKで放映していたパンダ特集見て?。もうカワイイったらないよ!カワイイ爆弾だよ!ちょっとオッサンみたいだよ!。さすが「可愛い」が職業だけの事はあるよね、可愛いのプロ。最後に子供と離されたジャンガーが、飼育員さんが幾ら呼んでも知らんぷりの場面で、なぜかちょっと泣けた。

今日のお昼はイサキの塩焼きで、ホタテとそら豆の炊き込みご飯。イサキ張り切ってはみ出し中。
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2007.05.19

またお披露目興行を見に行ってきた。

三社祭で賑わう浅草を、お神輿を担いでいるのを見つつ浅草演芸ホールへ。もうこれで芸協のお披露目は5回目だ。今日は昇太さんは出ないようだったのだけど(浅草演芸ホール本日の番組表参照)、でも楽しいしなあ、土日しか来れないしなあと思ったので足を運ぶ。自分のお気に入りの席がまだ空いていたので、そこに着席。おにぎり食べて、お茶飲んで、はばかりに行って準備完了。そんな本日の番組はこんな風。

橘ノ美香「愚者」
前座の美香ちゃん。このお嬢さんにあたる機会が多いのは、私の運なのか、美香ちゃんがよく上がっているからなのか。ちょっと舌っ足らずなところが、耳に付くときもあるし、逆に可愛らしい時もあるな。

昔昔亭健太郎「桃太郎」
微妙な言葉の端折り(小さい場面の端折り?)があるような気がして、今日のはちょっとあれだったな。でも出てくる時のあのゆるーい登場ぶりは好き。

三遊亭圓馬「反対夫婦」
ご自分の奥様が「タイガー&ドラゴン」の収録に参加して、やれ長瀬だ岡田だともりあがったけど、最後は圓馬師匠が一番よという、おのろけまくら。曰く「近所で評判の馬鹿夫婦」。前に一度花形演芸会で見た時は、全然ピンとこなかったのに、今日は楽しかったな。噺も楽しかったし、高座に座った時の感じが好み。手を綺麗に膝におく人だなあと思った。

春風亭柳桜「狸の札」
着ているものも前の台にかけてある布も、落ち着いて品のイイ色ばかりだなあと。この師匠ですら「若手ですから」とおっしゃっていたが、いつまで若手なんだいつまで。ちょっと間違うと強面な感じの人なのだけど、こんな狸のお噺も、いい感じなの。この噺は何度聞いてもいい、好きだー。狸の金玉八畳敷、と。「なんだい、ここにずらーっと狸が揃うってか」

林家今丸(紙きり)
今日は舞妓と三社祭とかっぽれ、じゃなくてなんだっけ、寄席の踊りの、あれ(どれだ)。お囃子さんが張り切って歌っていたした曲は、前にいった馬生師匠の高座舞で聞いた事ある曲だった。覚えていられない駄目記憶力。花魁と似顔絵も切りました。お囃子さんの音がちょっと大きすぎたかな。

柳家幅丸「幽霊タクシー」
おう残念、この前と同じ噺。

三笑亭可楽
漫談のみでした。相撲にモンゴル力士が多い事や、野球の駄目な選手の事とか、三社祭の音が聞こえてやりずらそうだった。だから漫談だけにしたのかな。

玉川スミ(三味線漫談)
5回とも大筋は同じ話しなのだけど、なんか笑える。もうあの「拝むと御利益がありそうな妖怪」な佇まいを楽しむという感じ。すごいよおスミさんは。来年の芸能生活85周年のリサイタルには行こうって決めてる。そしていつも着物がカッコイイ。綺麗というよりカッコイイという着物。今日は綸子の白地に墨で書いたようなもわっとした長細い丸のモチーフ(虫?花?)の着物で、浅田雨みたいな色の大きな帯留めも素敵。「やられる前にやっちまいな」だ。

柳亭楽輔
楽輔師匠は今日も同じ漫談だった。面白いのだけど、そういうものなのかなあとも思ったり。あ、でも昇太さんもずっと同じまくらだ。末廣亭の時と違って、黒の羽織に濃い鼠色の着物という、シックな出で立ちでございました。

春風亭小柳枝「がまの油」
小柳枝師匠はまくらから噺に入る流れがすごくスムーズだ。最初の香具師の口上は凛々しくハキハキと淀みなく、しかも何を言っているのかすーっと頭に入ってくるカッコイイ口上だった。これが上手い人ってもんかと思った。渋くて、でもチャーミングな小柳枝師匠。途中で前の方のオッサンの携帯が鳴ったのだけど、師匠は聞こえていないかのように、目線すら動かさずそのままの流れでお噺されていて、それもカッコイイなと思った。

スティファニ−(マジック)
残念、北見伸さんがいなかった。山上兄弟(兄)は、この前タネがチラっと見えちゃってたけど、今日はそんな事もなく、とてもお上手。つか、どういう大人になるんだこの子は。スティファニー事体は、ものすごく微妙なテンションで、微妙な衣裳で、微妙なマジックだった。

桂伸治「錦の袈裟」
まくらで「前の方空いてますから立っている方いかがですかー」と声をかけるも、誰も座らず。もったいないのう。この噺を聞くのは始めてだったのだけど、袈裟とあれどもフンドシの噺で、全体的に馬鹿馬鹿しくて私は大変に好みだ。並んで前のやつのフンドシを持つって場面なんて、だからなんなんだという馬鹿馬鹿しさ。伸治師匠の明るくてお調子もので、勢いのイイ口調がまたぴったり。自分大ウケ。

三笑亭夢丸「肥瓶」
末廣亭でのお披露目の時は、ずっと三亀松師匠のしくじりのお話だったので、今日始めてちゃんとしたお噺を聞いたのだけど、末廣亭での噺ぶりや、口上の時の佇まいで想像していた高座と全然違ってた。かなりハイテンションで熱い。ふと「ああ、夢花さんや夢吉さんはこの人の弟子なんだ」と妙に納得がいった。夢丸師匠は声がセクシーだと思う。

桂米丸
落語界最高齢の米丸師匠。病院のまくらを話していた時に、いい間違えちゃったり、三社祭の音が聞こえたり、あげく入れ歯が取れそうになったり!。結局漫談だけで終わってしまったけど、それはそれ。昔は間違えても知らんぷりして出来たけど、最近は駄目だねえなんて感じの事をおっしゃっていました。こういったらあれだが、可愛いおじいちゃんでした。

厠の近くで人を待っていたら、なんと昇太さんが飛び込んできた。いや、女子用の厠にじゃないよ。夜は銀河劇場で自分の芝居があるのに、リハの合間をぬってなのかな、自分の弟子のお披露目興行に来たのだな。本当に「飛び込む」という台詞がぴったりな勢いで驚いた。

真打昇進披露口上  
(上手から米丸、小柳枝、夢丸、文月、夢花、柳太郎、伸治、昇太、柳桜)
「落語界は嫁不足でして…」のネタになって、微妙な間のあと、お客さんの視線は昇太さんに。そんな昇太さんがもにょもにょした顔に。紹介の時夢花師匠のお名前を「ゆめつき…」と間違えてしまい、昇太さん「混ざってる混ざってる」って手をクロスさせながら小声で突っ込んでた。何かというと横の伸治師匠と笑ってる。今日は「今は皆過っておりますが、一人づつ顔を上げて紹介を」と名前を呼ばれては顔を上げていきました。お三人に余裕が出て来たのが、何かいわれると顔が微妙に笑ってる(末廣亭の時は随分と神妙にしていた気がするもの)。米丸師匠の音頭で三本締。伸治師匠が文月さんを紹介する時に「酒に弱くて、ウイスキーボンボン二つで酔っぱらって、玉川スミの手を握ったら握り返された」ってエピソードがいい。

春風亭昇太
芝居に戻らなくちゃいけないのでしょう、いきなりここで出て来た。胴体着陸と海外旅行のまくら。何度聞いても笑う私。さっきお見かけしたジーンズに黒の柄シャツ、ハンチングとはうってかわって、黒の紋付にたまご色の袴、半襟はサーモンピンク(ようは口上の時と同じ姿)。殿方の黒紋付に袴姿って本当に素敵だ。話し終わって「あー疲れちゃった。僕の持ち時間はこれでお終いです。皆様とは二度とお会いすることはないと思いますが!」と騒々しく話して終了。今日は本当にバタバタしてたな。

春風亭柳太郎「テレクラじいさん」
同じまくらだったのだけど、ちょっと短かめで(教育実習の話とか抜けてた)、噺事体も微妙に急いた感じ。テレクラじいさんを話している時の柳太郎さんはなんか楽しそうね。

桂文月「金明竹」
なんか文月師匠も少し急いた感じ。微妙に場面転換の説明が少なすぎて唐突だったりしてるように感じた所がちらほら。あと今日は上下の切り方が派手だったような。で、この噺にも与太郎が出てくるのだけど、文月師匠の与太郎は私の中では新しかった。与太郎って落語ではお馬鹿さんだけど憎めないチャーミングなキャラクターだと思うのだけど、「お馬鹿さん」の方を強調してやる方が多いので(って私が見ている範囲でだけど)、馬鹿のやりようによっては見ていて辛い時があるのですよ、全然チャーミングじゃない、ただの足らない人になってて。ところが師匠の今日の与太郎は、ぽやんとしててのんびり屋なお馬鹿さんで、見てて辛くない、チャーミングだよ文月師匠!。急きすぎちゃって、肝心のサゲの台詞を先に言いそうになってしまったのも御愛嬌。

都家歌六(のこぎり演奏)
ふひゃ〜ん ほよ〜ん はわわ〜んと絵も言えぬ音をだすのこぎり。えらい人の良さそうな師匠が、こういうまるっきり角のない音を出すので、すごく気が抜ける。癒しタイムだ。しかしどうやったらのこぎりであんなに綺麗に音程がとれるのか。

三遊亭小遊三「夏泥」
高座に座って話し出す言葉はいつも同じなのだけど、それでもちょっと笑っちゃう。小遊三師匠が上手いかどうかは私にはわからないけど、お客さんの前に立つ事(いや、実際には座っているのだけども)に慣れてる人ってのは違うなあと。安心して聞いていられるもの。師匠のシリアスな噺ってのはどんななのかなあと思った。

ボンボンブラザ−ス    
すっごい短かった。何か、そんなに押してるのか。鼻の上に細い紙をのっけるのが無かったし。ってそりゃ無い時もあるか。ボンボンは拍手をしやすいタイミングで芸が流れてく。

三笑亭夢花「ちりとてちん」
こうねえ、なんというかねえ、押し倒してくぜ!な勢い。夢花さんの高座でキャラクターが走りはじめると(この噺だと物を食べて喜ぶ所、そば清だと食べてる所、紙入れだと内儀さんが誘う所)、客席に緩い半笑いのような笑いが広がる。爆笑!じゃなくて「むふふふ うふふふ」的な。後ろの女子が「気持ち悪い」を二度も言ってた。アンタの部屋じゃないんだから、そういう感想を声にだすなってーの。あの「大袈裟にやりすぎ感」がそう思わすのかな(あと妙にくねくね動くから)。今日は私にはちょっとくどいかなあと感じるところもあったけど、でも、あのキャラと表現が暴走してる夢花さんは面白い。夢花さんは、本当に気持ち悪そうにちりとてちんの匂いを嗅ぐ。

そんな感じで昼の部終了。珍しくお尻が痛くなってきちゃったので、ここで浅草演芸ホールを後にする。そしホールを出て歩き始めた途端にいきなりの大雨。「きゃー」「うぉー」の声とともに、あんなに沢山いた人が一斉に両脇の軒先きに。さながらモーゼの十戒のごとく道が開いた。私は兼用の日傘を持っていたので、そのまま歩いて帰る。私がモーゼか。

何せ三社祭とあいまって人が多いので、何処にも寄らずにかえって来て、荻窪で降り、フジガーデンでしこたま買い物をする。それなりの時間に家に帰るも、急に疲れちゃって、ぼーっとしてたらあっという間に夜でしたとさ。

2007.05.18

今日も美味しい物を。

昼はイカそーめん丼とトマトサラダ、夜は中華屋で打ち上げ。どの料理も美味しくてまいったまいった。なんの打ち上げかといえば、職場のレイアウト変更の打ち上げ。レイアウト変更というか席がえ?。半日まるまるつぶしての大掛かりなものだったけど、だからって打ち上げか。何か理由を付けては打上がる会社。

もうあとは寝るだけの今。両手足が呪でもかかったかのようにだるいのは、酒のせいか食べ過ぎのせいか。酔っぱらった勢いで、同僚(ハンサム)に「いかにソフトバレエがカッコイイか」を熱く語ってしまったのが、今思い出すとちょっと恥ずかしい。じゃあ一句詠みます。

ソフトバレエ ああソフトバレエ ソフトバレエ

先日申し込んだチケットが来た。ぴあでは売り切れになっていたのだけど、興行元に問い合せたら一枚なら用意出来ますと言われたチケット。ソールドアウト後に買ったのに13列目、ナイス。今日から始まった昇太さんの出るお芝居。土日ははけが早くて諦めていたのだけど、たまたま公演の10日程前にぴあを確認したら、なんとお席有り。買ってみると驚きの3列目。自分のチケット運の良さに惚れ惚れする今日この頃。

アデュー。

2007.05.17

ニコニコと一日終了。

ああ、日々かく有りたい。

お友達とご飯を食べた。春野菜のミネストローネスープパスタ、美味しい。菜の花とか筍が入っていて、濃いめのスープにチーズがのってる。昨日「きょうの料理」でパスタを紹介していて「美味しそうだなーパスタ食べたいなー」だったので、気分的にもちょうどヨカッタ。ナイス選択。ってそっちの店に入ると決めたのは友人だけども。

お昼はネギとろ丼、これも美味しかったな。そう!お昼に美味しいネギとろ丼を食べながら、ENDSのライブとインタビューを見たのだけど、これがもう素敵で素敵で。イヤホンはずして職場の人にも「こっ、これ!これ聞いて下さい!かっこいいですから!」とか言って回りたいくらいに(迷惑)。「FIGHTER COUNTER」の「かっとばしてくバッター」の所の遠藤ったら、そりゃもうアナタ!。なんども見ちゃった。そしてインタビュー映像の大山さんがすごくナイス、大山さんだからこそあの突っ込みだと思った。遠藤のいいお兄さんみたいだ。フェスティバルの発音には気を付けて、だ。

しかしカッコ良かった(もういいって)。「しばらくは昼ご飯の時はこれみて過ごすぞ!」って思った。三国一カッコイイ人を、三国一の馬鹿ヅラで見てる自分。

2007.05.16

いつまで工事中のつもりだ。

職場の隣の空き地に、かなり大きなマンションが建つらしい。その工事期間なんと約一年、ものすっごく鬱陶しい訳。騒音と振動と埃が酷い。モニターは揺れるし、コンタクトをしていられない程に目はしょぼしょぼするし、電話で向こうの話している声が聞こえない。施行元は被害を被っている全員になんとか手当てを支給すべきじゃないのかオイ。プリンとかビールじゃ駄目だぞ!。こういう四角くて人の顔が書いてある紙の束だ!

四角くて人の顔が書いてある紙の束って、トランプを出されたら困るな。

久しぶりにちゃんと晩ご飯を作って食べようという気になった。やはり丁寧に作って食べるご飯は違う。味も気分も。一日の締めは「水曜どうでしょう」。洋ちゃんが倒れるという大ハプニングも、あの字幕と口調のせいで面白くなっちゃうのが不思議。でも無事で本当によかったね、だ。

2007.05.15

あ、彦いちさんだ。

テレビのチャンネルをあてもなくポチポチと変えていたら、あれ?と思うシーンがあったので止めてみると、彦いちさんとなぎら健壱さんが寄席の案内をしてる。

前座さんとお囃子さんに色々な出囃子をお願いしてみたり、高座に座ってみたり、追い出しの太鼓を叩いてみたり、そんな番組。なぎらさんの江戸を案内してどーのっていう番組のようだった。いつも落語ではないのだろうけれど、彦いちさんの出ている回に当たってラッキーだ。

しかし彦いちさん、着物を着ていないと全然噺家には見えない。

ブルータスの最新号は落語特集。昇太さんの対談も載っているし、喬太郎さんのお噺も収録されてるから買ってみた。この前のDIMEの特集よりはいいかな。サライのとはとんとんかな。サライは中年向け、ブルータスはもちょっと若者向けって感じかな、ってそりゃそうか、雑誌の購読層に合わせてるか。どっちにも入ってないけど、どっちも買った自分。今にananでも落語特集をやったりするのかな。イケメン落語家!なんて。いないのになイケメン落語家なんて。

…ゴメン、いるよ!。ちゃんといるよ!。誰かは秘密。

2007.05.12

「はなやか四派勢ぞろい!」

第151回府中の森 笑劇場 新緑花形競演会

長い。
ものすごくだるかったけれど、買ったチケット無駄にするのも勿体無しと、ヘロヘロしながら行って来た。始めて行った府中の森芸術劇場は非常に立派で、落語会のあったふるさとホールも大変に綺麗なホールだった。11列目だったけれど大変に見やすい。華やかに競演した四派の皆様はこんな風。

開口一番 柳亭市朗「狸の札」
明るくハキハキした高座で、大変聞きやすかったし、その明るい雰囲気が可愛い狸に良く似合ってた。狸に似合ってたと言われても嬉しくないか。
自分の高座が終わり座布団を返し、めくりを返すのかなあと思ったら、めくりの横にちょこんと待機。「?」と思ったら、高座の間に入って来たお客さんが着席するのを待っていたのでした。色々ホール落語を見たけれど、こんな風にした人は始めてみた。誰の配慮かしらん?

柳家喬太郎「金明竹」
焦茶っぽい着物に黒の羽織、随分と地味な出で立ちで登場。まくらでは今日のこの高座の前は中学生になるお子さんの授業参観に行って来た話しを。短かめのまくらでお噺に。「そこまで馬鹿なのかいな」という位に与太郎が馬鹿っぽかった。こういう古典でも喬太郎さんらしい口調というのがぽそぽそ入って、非常に楽しかった。が、内儀さんが旦那に説明するくだりは、喬太郎さんならもっと内儀さんをチャーミングに出来そうなのになあとも思った。

立川談春「道懽」
まくらでは立川流の稽古の付け方(=談志師匠がどんな人か)を。「前座噺で笑いがとれるのが一人前って事で(今日の演目が「道懽」だったり「金明竹」だったりする事について)」「別に一席やって目を覚そうってーんじゃないんですよ!」「柳家は最初にならうのは道懽」「こうやって稽古をつけてもらうから立川流は理屈っぽく…」などなど。前に見た「大工調べ」はあまりピンとこなかったけど、今日の「道懽」は面白かったな。地(談春さん)なのか役なのか、ギリギリあたりの(ギリギリといってもかなり談春さん寄りか)突っ込みが私のツボだった。

ここでお仲入り。ロビーでアイスを食べてる人がすごく多かった。15分しか無いお仲入りにわざわざアイス。

神田山陽「森の石松」
たまご色のSWA着物に袴。なんか山陽さんの袴姿って珍しいような?。まくらでは(ん?講談でもまくらっていうのか?)釈台と講談の説明、「講談を始めて聞く人ー(上がった手を見て)、あーほとんどー」。演目は森の石松だったのだけど、「短い新作をやってもいいですか?」と語り始めたのは「あーレモンだー」。お客さんの微妙なクスクス笑いに向かって「笑う時は一緒に笑って!クスクス笑いが広がっていくと心配になるんですよ!」って。(何かちょっと仕種をしたらちょっと笑いが起こり)「まだ何も面白い事言って無い!」。この噺の頭の、「びぇーん!」と泣く所と、「手が汚れないし!」「洗えばいいじゃない」が二度繰り返される所が好き。この新作をやってから「森の石松」に入ったのだけど、石松が殺されたところで「この先が盛り上がる所なのですが!」と終了。釈台を自分で持って走って退場してしまいました。ははは。「森の石松」に入る前に、着物で眼鏡を拭きまくったあとの「えーゆっくり眼鏡を拭くをご覧いただきました」の台詞がナイス。

三遊亭好楽「胆つぶし」
医者と、師匠に物を聞いた時の事のまくら。好楽師匠の高座は始めて見るのだけど、随分と落ち着いた雰囲気なのな。聞き良かったし「胆つぶし」ってお噺も良かったな。最初は恋煩いなんて呑気は噺なんだけど、半ばどんどん深刻になって来て、後半になると「え、なに、待って、そういう噺?そういうディープな人情噺なの?」と思ったら、最後はカクンと馬鹿馬鹿しい感じで終わるという。よろしゅうございました。

はーよかったよかったとロビーを歩いていると、前を行く三人が山陽さんの事をけちょんけちょんに貶していた。「あんな所で終わるなんて」「講談のすごさをみせつけてやらないと駄目なのに、あんなので」的な、それはそれはけちょんけちょん。確かに森の石松をあそこで終わったのは少し物足りない気もするけど、あの客層で新作をやった山陽さんってナイスだなーと私は思ったのだが。まあ、新作をやったのが「オレの作った講談を聞け!」という心じゃなくて、古典をしっかりやれる自信が無い…だったら、それはちょっとアウトな訳だけど。

それよりそこの三人!人の講釈にケチつけてる暇があったら、服のセンスをどうにかしろ。駄目にも程が有るほどダサだ。一人いた男子にいたっては、友達でもこいつとは歩きたく無い、ってくらいに駄目。服も身のうちだよー。

家に帰ってきてからは「すべての事が面倒臭いモード」。よろよろしながら図書館に行って(今日が返却期限だから)、何時間もかかってこれ打ってる。明日になったら世の中が全部無くなっていたらいいのに。

芸術協会「新真打披露興行」浅草演芸ホール

また来ちゃった披露興行。思いがけず前売券を手に入れる事が出来たので、2200円での入場、安い!。始めて入った浅草演芸ホールは少しだけ薄暗く、イイ感じに緩い。末廣亭のスタッフさんが女性ばかりなのに比べて、こちらは男性ばかり。ここは最前列だと近すぎて首が痛くなってしまいそうだったので、一列遠慮して二列目(そう変わらん)での鑑賞。代演多数の今日の番組はこんな感じ。

桂ち太郎
桂夏丸「釣りの酒」
昔昔亭健太郎「元犬」
三遊亭遊之介「浮世床」
北見伸&スティファニー(マジック)
桂歌春「桃太郎」
柳家蝠丸「幽霊タクシー」
玉川スミ (三味線漫談)
春風亭柳好「町内の若い衆」
春風亭昇太「ストレスの海」
林家今丸 《紙切り》
桂伸乃介「ろくろ首」
三笑亭茶楽「紙入れ」
(中入り)
口上
(上手から柳好、昇太、伸治、柳太郎、夢花、文月、夢太朗、茶楽)

春風亭柳太郎「結婚式風景」
桂文月「がまの油」
宮田 陽・昇(漫才)
桂伸治「ちりとてちん」
三笑亭夢太朗「たがや」
ボンボンブラザース (曲芸)
三笑亭夢花「幾代餅」

桂ち太郎(前座さん)
噺忘れてしまった。見ているときは納得しているのに、なぜ覚えていられないか。初めて見たち太郎くんは、明るい雰囲気にはきはきした口調で好印象。

桂夏丸(前座さん)「釣りの酒」
めくりがかえって見ると「夏丸」と書いてある。夏丸君だー、嬉しい。なんでも本当は前座は一人なのだけど早くからお客様も入ってくださっていることだし、とりあえず出とけって事で」と。色白でひょろ長くてお顔も優しい感じで、飄々としている感じがする夏丸くん。ちょっと色っぽい場面なんかで、照れたような顔で喋る姿が可愛らしい。大変に得した気分。

北見伸&スティファニー(マジック)
初めて北見さんを見たのだけど、ちょいと古風な男前で(美輪様が好きそうな男前だ)、今まで見た奇術とは違い、なんていうかしら「マジック!」な雰囲気がいい。また見たい。途中あの山上兄弟のお兄ちゃんが出てきた。小さいボールを使ったマジックを披露。途中ジャケットの裏からタネが見えちゃっていたのだが、それを見たおばちゃんたちがボソボソと「見えてる見えてる」と連発。黙ってようぜ。

玉川スミ (三味線漫談)
話している内容は9割同じなのだけど、何となくいい。今日の着物は綺麗な、まさに真っ青という感じの着物。いつもかっこいいのを着てるスミ師匠。

春風亭柳好「町内の若い衆」
「近頃の若い子は流行は追っても柳好は追わない」のまくら。柳好さんのまるで芯のなさそうなへにょへにょしたたたずまいは、思いの外聞いていると心地よく、このお噺も楽しかった。威勢のいい女房の役が意外にもはまってる。

春風亭昇太「ストレスの海」
おや、出順が早いぞ。まくらは胴体着陸の事と、海外旅行の事。あの海外旅行まくらは、アクションが派手だし、いかにも真に迫っている感じがいつ聞いても楽しい。「鞄を斜めにかけちゃってー」の所の動きが大好き。「ストレスの海」は所々端折られているバージョンだったけど、あの嫁の自分本位ぶりがたまらん。

林家今丸(紙切り)
今日はリクエストでトリをとる夢花師匠を切りました。似てる!すごい!

三笑亭茶楽「紙入れ」
茶楽師匠はあの高座に座った時の座り姿が収まりが良くて素敵。でもって実際は頭の少し薄くなったおじさんなのに、女房が妙に色っぽくてチャーミング。動きが滑らかなんだなきっと。茶楽師匠の他の高座も見てみたいよー。

口上
今日は夢丸師匠がお休みで夢太郎師匠がいらっしゃる旨を話すときに、柳好さんが「夢花さんの叔父さん弟子でー」と間違い、夢太郎師匠は口上で「叔父さん弟子ですー」。誰かが名前を間違えそうになると、昇太さんはセーフセーフのアクション。セーフじゃないよ。三本締めは茶楽師匠の音頭。お披露目を何度見に行っても「大変おめでとう存じます」な気持ちで三本締め。三本締めの姿がかっこいい人っているよね。

桂文月「がまの油」
おー袴姿が凛々しい。最初の長い口上は「あややっ!」という箇所があって惜しい訳なのだけど、後半の酔っぱらっちゃった後の口上の酔っぱらい具合がとてもチャーミング。腕に刀を当てて血が出て、それが止まらない場面の「あれ、血が、えっ」って所なんか特に。文月師匠は偶然なのか故意なのかネタがかぶらないので、文月師匠のやる色々なキャラクターにあえて楽しい。

桂伸治「ちりとてちん」
師匠がいつも黒の紋付きなのは決めていらっしゃるのかな。今日の「ちりとてちん」も楽しかったけど、特にあの「ちりとてちん」の臭いを嗅いだ時のファーストインパクトの時のリアクションと顔が大ヒット。そんな臭そうなアクションはないよね!っていう勢い。グッと来た。

三笑亭夢花「幾代餅」
夢花さんもネタがかぶらないない。今まで聞いた幾代餅とは(といってもそう多い訳ではないけど)どれとも違う幾代餅。なんというかものすごいコメディかよ!って感じ。それは多分あの夢花さんの幾代太夫のキャラクターのせい。ものすごい過剰で、そして間違った方向への女性ぶりというかなんというか。面白かった。

初めての浅草演芸ホールは、いい感じにゆるくて楽しかった。仲入りの時に厠に並んでいたら、お友達とばったり。落語を見に来ていて偶然知り合いに会うってなんか嬉しい。沿線が同じなので、途中まで一緒に帰ってきましたとさ。

2007.05.10

落語ファン倶楽部Vol.4は。

6月30日発売。

それの付録CDに収録されるSWA三題噺の収録に行ってきた。ウェッブ上で募集していたのを見つけたのが締めきり一日前、なんというナイスタイミングか(普段はめったに見ないサイトなのに、これも運命ってもんかしら)。外れて元々と思いながら応募すると見事大当たり。でんやーんでんやーん(祝砲)。

誰がどんな噺を下かと言うのは箝口令がひかれているので秘密なのですが、んーまー楽しかった。こんなに楽しい高座をタダで見せていただいちゃってありがたやありがたやですよ。「ええっ!?」というハプニングも有りで、非常に思いで深い高座となりました。6月30日発売の落語ファン倶楽部4には、今日のお噺が入っている訳で、発売も楽しみ。

帰り際にまだ一冊だけ買っていなかったのでVol.1を購入。そこにいらした高田文夫先生にサインをしていただいた。これもまたありがたやありがたや。

本編が45分、まくら15分で約1時間の高座だったのだけど、ええ?そんなに長かったっけか?と思った。楽しく聞いていたらあっという間で、そんな長丁場だったなんていう印象はゼロ。そういうのが楽しい高座なのでしょうねえ、ええ、ええ。時間を感じさせないっていうのがね。

しかし自分に高田文夫氏にサインをもらって喜ぶ日が来るとは思わなかった。

2007.05.07

取れなかったチケットでも。

色々問い合せてみると「あ、一枚でしたら御用意出来ますよ」とか「パイプ椅子になりますが追加発売がありますよ」とか言われたりするので有り難い。何ごとも諦めない事が肝心か。いったらたかだかチケットの話ですけれども。たかがチケット、されどチケット!

思いっきり風邪をひいてしまって、死にかけ3秒前のクセに、仕事中に考えている事と言えば夜の予定。

第一候補 若さ全開!ピチピチの夢吉さんをagainに見に行く
第二候補 やはり大本命か!昇太さんを見に、お仲入りから末廣亭
第三候補 お前風邪ひいてんだろ!、という事で定時で退社

どれにしようか、いやどれとかじゃなくて発熱してきてるし帰れや、ああでも用事もないのに定時で帰るなんてもったいない、回らない頭でぐるぐるしてたらあっさり6時。ここはやはり第三案かと気持ちが固まり始めた6時過ぎ、オードブルが配達されてきた、会社飲み開催だ。

一案とニ案は流れたけれど、酒は飲まずにご飯だけいただけば、料理の手間が省けるし残業代もつくし(セコいな)と、あっさり大番狂わせの第四案。ほどほどに食べて帰って来た。末廣亭には明日行くかな。

2007.05.05

本日も末廣亭で襲名披露興行→そのまま深夜寄席

なんだか起きる気分じゃ無くて、「こうやって今日は一日ただ布団の中で横になっていようかな…」と思いながら結局午前中をつぶす。それじゃいかん、それじゃいかんだろう、とむっくり起き出して、末廣亭へ。結局一昨日より一時間早く到着したけれど入場規制中。じゃあまたこの前と同じ時間位に来るかなあとその場を離れようとしたが(さすがに2時間待ちはキツいかと)、とりあえずスタッフさんに聞いてみると、もう少しでお仲入りで、そこで人が出たら多分入れますよと。なら待ちましょうと少しだけ待って、昼の部お仲入りからの入場となりました。昼の部は立ち見で。夜の部は最前列の端っこパイプ椅子。

昼の部お仲入り後
桂歌春「桃太郎」
玉川スミ(三味線漫談)
三笑亭夢之助「宗論」
笑福亭鶴光(招かれた茶の席で、前の人のを真似するお噺)
林家今丸(紙切り)
桂歌丸「長命」

夜の部
橘美香「平林」
三笑亭朝夢「芋俵」
宮田 陽・昇(漫才)
桂右團治「真田小僧」
春風亭柏枝「小言念仏」
松旭斉小天華(奇術)
柳亭楽輔
春風亭小柳枝「青菜」
東京ボーイズ
桂伸治「幇間腹」
春風亭昇太「壷算」
〜お仲入り〜
小遊三
披露口上(上手から歌丸、夢丸、夢花、文月、柳太郎、昇太、伸治、小遊三)
三笑亭夢花「そば清」
檜山うめ吉(俗曲)
三遊亭小遊三「堀之内」
三笑亭夢丸
ボンボンブラザース(曲芸)
桂文月「化物使い」

一昨日一通り感想を書いたので、今日は印象に残った人を。
玉川スミ(三味線漫談)
色んな意味でとてもグッときてしまい、ちょっと涙が。80を超えてあの勢い。あんな人に言われたら、そりゃあもう頑張らないとしょうがないでしょうって思うよね。「頑張って働きましょうよ」ってね。あの人の80年の間にあった苦労と比べたら、私の悩みとか屁以下だよなあと思った。

三笑亭夢之助「宗論」
始めて見た夢之助さん、聞き良かったな。仏像の話に感心。

笑福亭鶴光(招かれた茶の席で、前の人のを真似するお噺)
関西弁新鮮。喋り慣れてるなあという感じがする。関西弁ならではの雰囲気が楽しいので、やっぱり上方落語も生で聞いてみたいなあと思った。

林家今丸(紙切り)
「誕生日の人、なんで後回しなのかなあ」と思ったら、最後にその誕生日のお嬢さんを前に呼んで似顔絵を切ってさしあげていました。なるほどそれなら最後に持って来た方が納まりがいいよな、なるほど。

桂歌丸「長命」
私が聞く時なぜか歌丸師匠、わかりやすい言い間違いをする。それをさらっと言い直す。押せ押せでもなく、引きっぱなしでもないのな、師匠のお噺は。一番最近聞いた「長命」が昇太さんのなので、それにくらべるとさらっとしてる。歌丸師匠のやる内儀さんも、キッツイ感じでいい。

夜の部
橘美香「平林」
一昨日聞いた噺より会ってて楽しかった。定吉の明るい間抜けぶりがチャーミングでした。定吉が教えてもらった名前を羅列して歌っていく場面で子供馬鹿うけ。

三笑亭朝夢
ご自分でおっしゃっていた通り、色白の男前だが、…なんの噺をやったか忘れてしまった。

宮田 陽・昇(漫才)
お、一昨日とネタが違うぞ(野球の話)。でもって一昨日より面白いぞ。若いんだからもっと飛ばして、もっとブラックでもいいと今日も思った。

桂右團治「真田小僧」
一昨日の話より今日の「真田小僧」の方が面白かった。女性なのに、内儀さんの役に違和感があるのは、女っぽくなり過ぎないように気を使い過ぎてるからかしらん。

春風亭柏枝「小言念仏」
始めてみたぜ柏枝師匠。この枠の人は小言念仏って決まっているわけじゃないよね(一昨日の柳桜師匠も小言念仏だったの)。小言念仏、楽しい噺でいいなあ。「あかんぼ這って来たぞー」ってだけの台詞でもなんだか楽しい。うんこは目筋じゃなくって目なりに拭けばいいわけね!

春風亭小柳枝「青菜」
今日も渋いお着物だ。一昨日思った通り、やっぱり職人さんみたいな雰囲気がお似合いだ。渋い雰囲気もありつつも噺は柔らかくて好み。

桂伸治「桃太郎」
伸治師匠はなんだかいっつも笑っていらっしゃるなあという印象、聞いたお噺のせいかな。文月さんが高座に上がっている時、ずっと楽屋の窓にびちーっと張り付いて文月さんを見ていらっしゃいました。

春風亭昇太「壷算」
あっれー出番が早いー。綺麗な若草色の着物にオレンジの半襟。自分拍手で登場。なんだかいつも以上にえっらい急いた感じの喋りのまくら(胴体着陸の話)。昇太さんの「出ない」は、あれ静岡イントネーションだな。同じ話なのに、あのフッとした間と勢いのせいで笑ってしまう。そして今日は「壷算」、キャー壷算ー!。壷算は遠くの席でしか聞いた事がないので嬉しい。店の親父が困り果てる樣とか、兄貴と店の親父がしがみつかれる様とか、遠くで見ても楽しいだけあって、近くで見ると大迫力。「や、や、やめてください!首を嘗めたら駄目!」って。昇太さんの高座はすっごい急いているのに、途中途中の間をピシッととるからメリハリがあるのだなあと。一瞬の「ぽかん」って顔だけで笑える。昇太さんの高座は明るくてカラフルでキラキラしてるから、見ていて本当に幸せ。楽屋の窓から終始色んな人が覗いておりました。

〜お仲入り〜
披露口上(上手から歌丸、夢丸、夢花、文月、柳太郎、昇太、伸治、小遊三)
今日は歌丸師匠も登場、NHKの取材も入ってました。進行は小遊三師匠。歌丸師匠が旭日小綬章を受章されたのでその話をすると、師匠ご自分がお話される時に「今日は私のお祝に集まっていただいて」って。夢花さんの名前を間違えたり、どんどん違う話に脱線したりで、反対側から突っ込みが入りまくりの歌丸師匠の挨拶。昇太さん(「嫁はいないけど納税はしてます!」)は一昨日よりはちょっと真面目、でもやっぱり「出身は三鷹、両親はサラリーマンで、なんの特徴も無くー」「顔もこんな不思議な顔をしてますしー」って。他の誰かが何か言う度に地味に突っ込んでた。あとずっと何かもにょもにょ口を動かしてる、何を言っているのか何を。伸治師匠が文月さんを紹介する時に「彼のお父さんは、彼が生まれる三年前に亡くなって…」といえば、「合わない、合わない」と突っ込み。色々言われて文月さんは前を見ながら、笑いを堪えてるという表情でした。柳太郎さん、何かに似てるなあと思っていたけど、今日の口上を見ていて思い出した「カオナシ」だ。

口上の初めの笛がヘッポコで、小遊三師匠に「えー締まりのない笛の音でー」なんてな事を言われていて、「これを吹いているのは夢吉さんなのかなあ」と思ったら、やっぱり夢吉さんでした。上手にふける日はあるのか!?

三笑亭夢花「そば清」
またすっごい勢いのそば清。そばの食べ方が変で(いや変という言い方もおかしいか、いやでも変だ)、そのアクションにお客さん大笑い。食べる前にクックックッと箸で手繰っているのが妙に気になる。畳み掛けるようにポンポンポーン!と言葉を投げてくる夢花さん。どの噺でもあの芸風なのか。「いつまでたっても食べてるなあ」と思ったら「こんなに入ってんのかよ!」と自分で突っ込んでいた、ははは、確かに。

春風亭柳太郎「結婚式」
まくらは一昨日とまるっきり同じ。今日は柳昇師匠の「結婚式」をかけていました。弟子が師匠の新作落語をやるってなんかいいよね。面白い噺だった。柳太郎さん、楽しいのだけど表情が無いので、なんか一本調子に見えてしまうかなあと。それは文月さんもそうかな。私は声の強弱だけじゃあ物足りないのだ。

檜山うめ吉(俗曲)
可愛いのだけど、もちょっと声のボリュームを大きく!

三遊亭小遊三「堀之内」
小遊三師匠はいつも着物が渋いな。堀之内から長屋に帰って来た所で終わりでした。

ボンボンブラザース(曲芸)
お、一昨日と違うネタがあったぞ。自分の目の前まで降りて来てビックリ!

桂文月「化物使い」
まくらでは「文月」の読み方の事と、後からやる深夜寄席の噺。ちょっと笑い所が少ない噺なのかなあ、お客さんの空気がちょっと堅くなっちゃったかなあと思ったけれど、後半にかけては随分盛り上がって来たし、長いお噺だったけど、ほとんどだれる事もなく聞けた。文月さんのやる御隠居は、ちょこんとしてて可愛い。柳太郎さんもそうなのだけど、もちょっと表情にメリハリがついたらもっとチャーミングなのになあと、個人的には思うのでした。トリのお勤めお疲れ様でございました!

落語協会の真打披露の時は5人でだったので、10日の興行でも出番は2日。友人に聞くとそれ意外の人は全然で無いらしい、口上もその日にトリをとるその人だけ、ということは本当に出番事体が2回しか無い。だけど芸術協会はトリをとるのは三分の一だけど、毎日高座にはあがるし、口上にも毎日でる。大変だろうなあと。大変だからこそ甲斐もあるのだろうなあとも。ちょっと芸術協会の方に好感なのは、それはやっぱり昇太さんがいて、その昇太さんのお弟子さんの真打披露だからかしらん。

楽屋の入り口が良く見える席だったので気になったのだが、そこにいる若手さん達、男子女子にかかわらず「眼鏡」か「ぽっちゃり」の確率がすごい高いなあと思った。もしくは「眼鏡でぽっちゃり」とか。流行か、芸協の若手では「眼鏡」と「ぽっちゃり」が流行か。相撲部屋かっつーの。

深夜寄席の話はまた後に別枠で。

2007.05.04

初夏だな。

驚く程暑かったな。

友人と西荻と新宿を特にあても無くウロウロ。いや、あてあったな、小田急で開催されている「福岡・長崎物産展」だ。ところが行くすぐ手前でご飯を食べてしまったせいか、あまり見ても「食べたい!」と思えなかった。美味しそうなものは沢山あったのににゃー。でも試飲させてもらった「天心」という所のお酒は美味しかった。日本酒だけど、日本酒独特のマッタリ感がなくて、白ワインみたいな飲み心地。じゃあ白ワインを飲めばとか、そういう事じゃない訳で。美味しかったけど500位で2600円と少々お高かったので購入にはいたらず。

西荻で入った「虹色パスタ ココロ」も美味しかった。私はあお海苔が練りこんであるパスタに、七菜ミートソース。パスタがもっちもちしてて、量がそんなにないけどお腹一杯に。パスタにサラダにドリンクとデザートで900円。せっかく美味しいのだから、店員さんがもっと明るいといいのになと。

トルコグッズのお店で始めて「コロンヤ」を付けさせてもらった。スカーッとする香りで、付けてもスカーッと気持ちがいい。売っていたら買うのにな。コロンヤが何かは調べてもらえれば。

友人から最近あまりあっていない友人の近況を聞くが、思った以上に重たい内容に驚いた。友人と別れた帰り道、もし同じ事が自分に起こったとしたら、自分は彼女達みたいに明るく頑張れるだろうかと想像したが、出来る自信が全然なくて、自分の駄目さと友人達の頑張りに泣けてきた。

自分の状況が良くないと「私ばかりが不幸」と思ってしまいがちで、他人が羨ましくてしょうがなくなるけど、誰しも見えない所で何かを抱えている可能性は大。そういうところに想像が働かなくなる自分の考えの浅はかさにうんざり。そして人を羨ましいと思い、「じゃあそうなれるように頑張ろう」と思う事は悪い事でも無いけれど、ただ羨ましいと思うばかりではなんともならないし駄目すぎるし。じゃあその当たりの線をどこで引いたらいいのか、とそんな事も考えられなくなったりする最近なのでした。どんな事でも決めるのは自分だ。

なんか微妙な日記でやがる。

2007.05.03

末廣亭五月上席「真打昇進披露興行」

ナメてた私が悪うござんした、3時半に末廣亭に着いたら満員の為入場制限中。ここで退いたらいかんだろうと、そのまま1時間待ち、夜の部からの入場。「なにせ夜の部は真打披露興行、そんなに人は出てこないだろう」と思いきや、思いのほか沢山の人が出て、私も無事入れて、でもって最前列に座る事が出来た。最前ていいよね、前に人がいないから見やすいし、席も無いから出入りも簡単、お席確保出来て良かった。小狡い手を使ってまで前に行こうとは思わないけど、空いているなら率先して前へ。そんな本日の番組はこんな感じ。

橘美香
春風亭笑松
宮田 陽・昇
桂右團治「やかん」
春風亭柳桜「小言念仏」
松旭斉小天華(奇術)
柳亭楽輔
春風亭小柳枝「粗忽長屋」
東京ボーイズ(漫談)
桂伸治「皿屋敷」
三遊亭小遊三「金明竹」
-お仲入り-
披露口上(上手から)小遊三、夢丸、夢花、柳太郎、文月、伸治、昇太、楽輔
桂文月「看板のピン」
三笑亭夢花
檜山うめ吉(俗曲)
春風亭昇太「お見立て」
三笑亭夢丸
ボンボンブラザーズ(曲芸)
春風亭柳太郎

柳太郎さんを去年の深夜寄席で見た時に、「私来年の5月に真打披露興行があります、皆さん一回は来て下さいよ!今から言うんですからね、一日も空いていないとは言わせませんよ!」的な事をおっしゃっていて、そういうのも縁だし、聞けば師匠は昇太さんだし、じゃあと本日来てみたのですが楽しかった。

始めて見た口上は、新真打の三人がまん中で神妙な顔をしてずーっと真正面を見てるのだけど、恐い。文月さん顔丸っ、夢花さん顔長っ、柳太郎さん顔でかっ(でもっておじぎをしていても、一人体がボコンと出てる、体もでかい)。非常に見た目のキャラの立った皆様だ。楽輔さんの司会で、なんだかかしこまったカタイものではなく、のほほんとした口上だったな。昇太ファンとしては、幕が上がった瞬間に昇太さんが自分の真ん前だったので「昇太さんダー!」とそれだけでもものすごく御機嫌。昇太さんは若い真打の皆様と同じように、むしろそれ以上に顔がぴちぴちつやつやしてた、なんだあの生き物は。

もちろん、真打になられる皆様、大変おめでたい事だと思うので、これでもか!という位に一生懸命拍手をさせていただきました。師匠方の挨拶、昇太さんは全然師匠らしい挨拶じゃなかったけれど(元々は兄弟弟子ってのもあるのかな)、「途中で帰っちゃ駄目!。帰るなら、えー前に夢丸師匠が出る時にでもー。」とか「携帯ならしたら僕が許しませんよ!」とか、真面目じゃ無いけど、いいなあと思った。

寄席に行った時は「どんな球でも拾ってやるぜ」な気持ちで見るので、お目当てさん意外でもたいてい楽しい。今日も満喫だ。途中で体がポカポカしてくるのがわかって、「あー血行が良くなってるなー」と思った。血行が良くなって結構結構ってか、はははは<退場。

以下中身の感想。
春風亭昇太「お見立て」
私の大本命。昇太さんを見るのは久しぶり(一ヶ月ぶり)だったのだけど、んーもーやっぱり素敵。跳ねるように出て来て自分拍手をして高座に着席。胴体着陸の機長のまくら。ちょっとアレンジされてて、しかも昇太さんすぐそこ!という環境も相まって、何度も聞いてるのに大笑い。パイロットの事を運転手とか言ってた。あと機長さん達の楽屋とかあるんでしょ!とか。なんだ機長さん達の楽屋って。そしてお噺は「お見立て」。キャー「お見立て」!。先日の落語研究会にいけなかったので、聞けて嬉しい。

でもって思っていた通り楽しいお見立てだった。出てくる全員がハイテンション、いちいち勢いがあって、喜助の困り具合も、杢兵衛のダサさも、喜瀬川の勝手さも、昇太さんがやると皆とてもチャーミング。「静岡の出身なので涙に茶がらが」とか「座布団三枚、桂歌丸ここに」とかナイス。昇太さんの「ぽかーん」って顔や、むすっと口をつむる顔や、どれもその一瞬に出てくる表情で笑える。あのむちむちした手すら私にとってはセクシーの極み。久しぶりの昇太さんを満喫なのでした。

橘美香
前座さん。髪がちょっと乱れてるし、着物の袖の所からほつれた糸が垂れてるしで、「前座仕事が大変なのかなー」と思った。

春風亭笑松
体でかっ。

宮田 陽・昇
始めて見た。こういう「いかにも漫才」な漫才をやっている若手の人って好きだ。妙に地味なスーツといい、あの喋り様といい、好みだ。若いのだからもっと飛ばしちゃえーと思った。

桂右團治「やかん」
開口一番の「子供じゃありませんよー」の台詞が一番面白かった。この方も初見。年齢不詳の女性で、着物は男着物。噺はなんだかわしゃわしゃしてあれなのだけど(どれだ)、途中の講談のように喋る所は似合ってて聞き良かったな。

春風亭柳桜「小言念仏」
椅子に座って前に落台(ってご自分でおっしゃってたの)を置いての高座。陰と陽についてのまくらで、「へー」と素直に感心。うんこは目筋に拭かないとね!

松旭斉小天華(奇術)
ほっとんど喋らない人だった。でも「手後れのないように願います〜」って。奇術とか神楽って拍手のタイミングも大事よね。見た事のない奇術ばかりだったので楽しかったな。

柳亭楽輔
落語はせずに(ってこの言い方も変か?)長いまくらだけ。ちょっと投げやりっぽい感じの話し方で、かつ慣れた雰囲気で聞きやすかったし面白かった。いくつなのかものすごく年齢不詳。着物のセンスが好み。

春風亭小柳枝「粗忽長屋」
この人なんか好みだ。オッサンだけどえらい勢いが良くって、下品じゃなくってちょっと渋め。なんかねえ棟梁って雰囲気(私的にだけど)。そして落語歴7ヶ月にして始めて聞く「粗忽長屋」、筋は知っていたけど、改めて聞くと、まあなんとシュールな噺か。小柳枝師匠はポンポンポーンと噺が進んで行って面白かった。ちょっと他の噺も聞いてみたいな。

東京ボーイズ(漫談)
「あれ?東京ボーイズって二人だったっけか?」。なんと今日はリーダー欠席(あとで番組表をみたら骨折との事)でお二人だけの出演。副リーダーの微妙なやる気の無さ感がいい。

桂伸治「皿屋敷」
なんか芸協の人は、イイ感じに痩せた人が多いな。まくらが柳桜師匠と丸っきりかぶっちゃって、お客さんの空気で「あ、これもう聞きました!?」って。すかさず前座さんが声をかけてた。結局同じ陰と陽の事でも違う話をふって「皿屋敷」に。この人も話がポンポンポーンと進むなあ。御隠居に挨拶をする場面で「こんちはー」「こんちはー」と何人かが言うのだけど、言ったその後の台詞が「一人で何人もの声だしてんじゃねえ」。オレ的今日の大ヒットだ。

三遊亭小遊三「金明竹」
内儀さんが旦那にさっき話された事を説明するシーンが可愛い。「いるよな、そういうオバハン!」って風情。小遊三師匠って楽しいしチャーミングなのだけど、時々ふっと視線が上の空というか、何かに迷っているようなお顔をされるな。あれはなんだ。

-お仲入り-
披露口上(上手から)小遊三、夢丸、夢花、柳太郎、文月、伸治、昇太、楽輔
(お手を拝借の時に)小遊三「千円札ながらー」(僭越!僭越!と皆から突っ込まれる)

桂文月「看板のピン」
綺麗なサーモンピンクの揃いで登場。まくらでは「読み方は『ふづき』でも『ふみづき』でもいいんだけど」ってな事を。噺の最初の方は緊張のせいなのか「大丈夫かしら?」と少し思ったけれど、進むにつれてそういう事も気にならなくなった。サゲがお馬鹿でいいなあと思った。

三笑亭夢花
あれはなんてお噺なのかしら。旅に出た二人が都々逸を言いながら歩いていて、途中茶店に入って酒を飲んだけど、水っぽくって、でもそれは酒を水で薄めたんじゃ無くて、水に酒を入れたって噺。夢花さんはもそもそーと話す人かなあと思っていたら大違い。すっごい大きい声で、えらいテンションで話す人だった。顔長っ、声でかっ、そういう人。お客さんが笑おうが笑うまいが話す!そんな勢いだった。

檜山うめ吉(俗曲)
小さい人だ。フジロックにまで出た人だから、どんなパンチの利いた人だろうと思っていたけど、夢花さん同様、私の想像していた人とは違ってた。せっかくなんだから、もっと声ははっきり大きい方がいいなーと思った。黒い着物に銀地に亀甲の柄の入った帯が素敵でございました。でも座る時はもちょっと丁寧に座らないと中が見えちゃうぞ!

春風亭昇太「お見立て」
どこまでもチャーミング。元気が出ないなあ…なんて時は昇太さんの落語を聞けばいいな。できれば生で。なんでも生が一番だ。時々ほんの一瞬、すごくクールな顔をするのもいい。

三笑亭夢丸
夢丸師匠はお噺はせずに、末廣亭であった昔の思い出話をといって、三亀松師匠のしくじりの話を。「息子よ、親父の芸の邪魔をするな」。イイ台詞だ。イイ台詞だけど股間の話。師匠方の思い出話っていいよね。夢丸師匠は、ほやーんと柔らかい空気の方でした。

ボンボンブラザーズ(曲芸)
お二人でやる曲芸で、帽子やバトンの芸が多いのだけど、すごく上手。さりげなく上手ってのがナイスだ。二人が入れ代わりバトンを取り合う芸に、口をぽかーんと開けて感心。どうでもいい話だけど、片方の人、西田敏行に似て無いか。

春風亭柳太郎
新作かしら。トリだけにまくらも長く、柳昇師匠の話や、教員免許を持っている話や、前座の頃の話。そして落語は「御隠居とかが落語に出てくるような人じゃなかったら」という事で、何も教えてくれない御隠居に、自分から色々話をしちゃうっていう、なんつかね、落語では暗黙の了解で通ってる事に突っ込んで行くっていう、いいのか?そういうのをやっていいのか?って話。所作なんか全然上品じゃ無いし、話はなんだかとっちらかる事も有るし、ネタ的にも「いいの?」なんて思ったけど、若手だもの、それくらい飛ばしてもいいんじゃないかなあと思った。

もうお客さんが帰る頃、奥から三本締の声が。夜の部すべて満喫、前でちょっと端の方に座っていたので、最後の最後に、昇太さんが柄シャツにハンチング姿に着替えて、高座の入り口にいらっしゃるのも見えて、さらに満足。よーし、土曜と日曜も来るかなあ、いっそ朝から見ちゃうかなあ。そんな事を思いながら帰るのでした。


2007.05.02

体調悪いぜ。

気持ちが弱るとあっという間に体調に不調を来す私、信じられないくらいの「病は気から」体質。

昨日の夜から締め付けられるような頭痛と吐き気、ちょっぴりの目眩。昨日は10時半に寝たにも関わらず、これっぽちも回復しておらず。朝になっても頭痛とダルさが取れず。それでも昨日「這ってでも来ます」と言ってしまったので、そのとおり這うように出勤(ちょっと遅い時間にだけど)。

「這ってでも来るっていったのにー」と言われたので「這って来てこれです。這わなかったら来れてません」と言いたいところだったけど、言う気力も無くて「すいませんでした」と。いやそもそも言っちゃ駄目だよ、そんな台詞。普段考えられるような事がちっとも考えられず、なかなかに辛い一日だった。そもそも私に食欲が無いという時点で大事だ。

凹み気分、このまま連休なんて最悪!と、先日職場のビンゴ大会で当てた一万円分の商品券で、布団カバーセットとタオルケットを購入。その店でしか使えないという超個人的な商品券だが、運良く欲しい柄のものがあったので良かった。欲しい物を買ったらはみ出たのは40円というナイス買い物ぶりを発揮。新しい可愛い布団カバーで気分転換をして、いざ連休突入ダー。

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