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2007.03.31

明日から四月ですね。

日記を書いている今は、もう日付けが変わったので明日では無く、今日なのだけど。

少し出かけますと書いてあっさり二週間。随分前に帰って来ていたのですが、帰って来てからずーっとなんだか色々あれで、家でゆっくり過ごす時間があまりなく、日記も書けずじまいでした。

楽しい事も色々あって、それをしている間や、見たすぐ後などは非常に満足感か幸福感があるのだけど、一日寝てしまうと厭世感がただよいまくり、微妙な心具合で過ごす春の日々なのです。まあ、春だからそういう気持ちにもなるのかなあとも思うのだけども。

冬から春になる時って、暖かくなって気持ちも晴れ晴れしそうなのに、なぜかちょっとブルー気分になるのはなぜか。

2007.03.18

今日は早朝寄席

昨日の夜なかなか寝つけなかったせいで、朝全然起きられず「もう早朝寄席はやめておくか…」と思ったが、いやいやいや、見たい人が出るのだからここは気張って起きないと!と、決死の思いで(大袈裟)起きて出かけた早朝寄席。電車の中で「上野動物園のお猿の方が、まだ品があるんじゃないのか?」と思うぐらい下品で汚いカップルに遭遇。「島流しにしちゃえばいいのに」とか思い、鈴本の近くの信号のところでは、酔っぱらった20代中位の男子の束が写真を撮っていて「頼むから死んでくれ」とか思う。そして開演10分前に着いた早朝寄席はこんな。

三遊亭窓輝「ぞろぞろ」
高座に座った感じは談修さんと似てる感じがする。まくらは昨日の深夜寄席の話と真打ちの話し。何が話したいのか微妙な感じのまくらだった。そつなくお話されているけれど、笑い所が少なく、すーっと流れてしまうなあという印象でした。今さらいうまでまでもないけれど、ここに書いているのは、あくまでも私の印象であって、良し悪しではないので、そこの所をお間違えなきよう、宜しくお願いいたしますよ。

三遊亭きん歌「転宅」
なにかタイミングが合わなくてずっと見れなかったきん歌さん。まくらは師匠や一門の皆様の話し。噺もまくらも面白いし、泥棒のお間抜けさが似合ってて(ってこれ褒め言葉になるのか)可愛かった。が、今こうやって見ると、慣れた感が出過ぎちゃってるなーという印象も。慣れてちゃいけないって訳ではないけど、なんとなく私は二つ目さんで慣れた感が出過ぎてるとなんとなく「んー」と思ってしまう、なぜかしら。

三遊亭時松「長屋の花見」
いったらなんですが、おっさんくさい風貌の方で。飄々とした雰囲気は嫌いではないのだけど、噺全体がつーっとした感じで、途中ちょっと「長いなあ」とか思ってしまった。

本日お三人さんの高座。私のお目当てさんが(馬治さんではない)欠席で、大層がっかり。そういうのも良く有る事らしいそうですし、チラシにもその旨書いてあるのだけど、なにせそういう事に慣れていないので、大事なんじゃあないのかと、ソワソワしたりドキドキしたり。まあ大事じゃあないらしいので良かったですが、お目当ての人が出なかったってのは、随分とがっくりするものだなあとも思ったり。

そんな気分の最中にかかってきた実家からの電話の内容にさらに凹む。ダブルで凹んだのでなんとなく予定していたのは全て止めにして帰宅。帰宅後に図書館に行ったするけれど、どうにも気持ちが落ちてしまい、ぼんやりしているとあっという間に夜。先に電話をした友人から連絡が入ったので飲みに出る。私の若干暗い話なんかも聞いてもらったり、笑える話も出来たりで、随分と気が紛れて有り難いなあと思う。彼女と飲まなかったら、今もぼーっと何をするでもなく横になってたのではないかと。

取りあえず明日から数日の間、西荻を離れまする。

2007.03.17

続いて深夜寄席の事でも。

二人会が思いのほか長丁場で(談春さん1時間、昇太さん50分)、どう頑張っても少し遅刻だし、確実に立ち見だし、どうするかなあと考えつつも、いややっぱり卒業記念だしと思い末廣亭へ。9時40分位に会場につき「まだ入れますか?」と聞くと「立ち見になりますが」との事。立ち見でも入れるならと思い入場すると、まあすごい人。木戸銭を今日に限り1000円でもとっておけば、随分といい事になったのにねなんて思ったり。そんな大入り満員の「真打ち昇進おめでとう 卒業記念深夜寄席」は、

柳家喬之助「寄合酒」
そつなく聞けてまとまりも良いなあという感じ。新聞紙に包んだ味噌みたいな物を箸でつついて口にした瞬間に、後ろの女性が「うわっ!」って。ははは、うんこじゃないから大丈夫!<こら。

五街道佐助「火焔太鼓」
佐助のお名前での高座は、これが最後だそうで。佐助さんは、前回の印象がそんなに良くなかったのだけど、今日は全然良かった。見た目もスマートですっとしてて素敵だし、動きも綺麗だ。佐助さんと近いような気がするのは、やはり同じ師匠だから?。爪印を押す場面がチャーミングだったし、太鼓が売れて帰ってきた主人が、家のを戸をバッと開ける手が綺麗だった。佐助さんは「四代目 墨田川馬石」という名跡を継がれるそうで、この名跡は久方ぶりの復活らしいのです。より大きくするもその逆も、佐助さん次第、と。

柳家太助「厩火事」
さあ真打ちになりまする!というと、私は若々しくイキイキと!という印象がするので、そこでだらだらの嫁が出てくる所帯じみたまくらは、私の好みではないです。寝そべった姿も格好が良くないし。基本的にどてっとした体型の人が好みではないので、んーという感じ。なのでああいう雰囲気の人が好きな人には、とても良いと思いまする。良し悪しではなく、好き嫌いだ。太助さんは「柳家我太郎」になります。笑点で馬風師匠がおっしゃっていたとおり、名前のまんまだ。

ここで菊朗さん達が出て来て「お膝送りをお願いいたしまーす」と。「お膝送り」は「詰めてね」って事なのだけど、こういうのっていいなあと。詰めてくださーいではなく、お膝送りをお願いいたしまーすって。もう人が一杯でね、あんな事とかこんな事とかしつつ、なんとか次の高座へ。「トイレから帰っていらっしゃいました!」の案内に拍手が。帰って来たそのお客様も片手を上げて「やーやー」と。そういうノリの良さって大事だ。

古今亭菊朗「湯屋番(鈴ケ森入りバージョン)」
綺麗な白鼠の揃えなのに、胸には真打ち公演のチラシが。「今日はもう無法地帯で。」的なまくらを。この事はインターネット落語会で配信されるので書けない訳だけども(書いちゃ駄目とも言われておりますしね)、ものすごく慣れた感が溢れてる人でした。普段だとあんまりそういう慣れた感のある二つ目さんに良い印象を持てないのだけど、あまりにも飛ばしてるし、基本的には人がいいのかなあという感じが少ししたし(少しかよ)、何より、さあもうすぐ真打ちになります!という今は、ゴールでもありスタートでもある地点で、二つ目を卒業する若手さん、今飛ばさずにいつ飛ばすという感じが私にはして、そこであそこまでするってのはちょっといいなあと思った。若い時に飛ばさずにいつ飛ばす、だ。今やりたいと思った噺をやってもらったほうが全然いいと思う。そんな菊朗さんは「古今亭菊志ん」に。

春風亭朝之助「鹿政談」
鉢の小さい人だなあ、頭がひょこっと乗ってるなあという第一印象。天然なのだか作ってるのだかわからない、微妙なキャラクター。ぬるい投げキッスを送っておりました。まくらで小朝師匠から柳朝師匠の形見を別けてもらったという話しを。「本来の私の予定時間はあと5分でございまして」というので、そんなに長い噺はしないのかなあと思ったけど、噺に入ってもしきりに本編から脱線して説明になって、また戻り、また説明に。程々の説明は必要だと思うけど、なんだかとっちらかってるなあと。朝之助さんは「六代目 春風亭柳朝」に。このお名前も久方ぶりの復活で、しかも大名跡。大変だろうなあと。

大入り万々歳で終了。生の高座って「こりゃ文字に残したら(ネットに書いたら)いかんでしょ」というネタが沢山出て来て楽しい。しかし五人一度の真打ち昇進というのはどうなのかしら。本来なら一人でやるものなのでしょ?。それを五人一緒と。落語ビギナーの私がいったらなんだけど、やっぱり随分と力に幅があるような気がするのだけど、そのへんはどうなのかしら。きくおさんは、ああいう形での襲名&真打ち昇進で、他の皆様はどう思ってたりするのかしら?。知らないからこそ色々気になる落語界なのでした。

帰りは偶然来ていたマイミクさんと一緒にご飯を食べた。頼んでいないお茶とデザートが着物効果なのか?とも思ったり。私はあれか、馬派の人が好みなのか。日本の話芸を見ていて、早いうちに「この人を高座でみたいなあ」と思ったのも雲助師匠だったしな。馬派の人は所作が丁寧で品が有るような気がいたしまする。

二部にわたった17日の日記終了。なげえ。

町田市民ホール→新宿末廣亭

今日もはしごなのですよ。まずは町田で春風亭昇太と立川談春の二人会。会の前には友人と軽く町田散策をした。東急の着物屋で60万の訪問着を見ながら思う訳ですよ。今の私には60万の、こんなぼんやりした柄の訪問着を着て行くような予定なんてまったくもって無しな訳で、じゃあいったいこういうのはどういう人が、どういう時に着て行くのかしらんとね。駅から10分位歩いた所にある800人強入る町田市民ホールでの二人会はこんなふう。

立川志の吉「松竹梅」
まくらは師匠(立川志の輔)の柏餅の話しと結婚式の司会の話で、その流れで松竹梅に。あー一ヶ月前に文鳥舎で見たのと何故被るかなあと。サゲは最後までいかず「大蛇になーられたー」の所でお終い。ハキハキしてて聞きいいのだけど「志の吉さんらしさ」ってどこかなあとも思う。お若そうだし、もちょっと弾けてもいいのになあなんて。

立川談春「大工調べ」
座布団の色が花葉色で(いったら明るい黄色)、談春さんの着物が薄黄をもう少し薄くしたような色に黒の羽織り。あー座布団の色と被っちゃってるなあと思っていたら「気が効かない弟子だな、座布団かえりゃあいいのに」と。そだよねえ被っちゃってるものねえ。座布団の色によっては、もっと着物も映えたのにな。まくらでは野球と相撲と政治家と昇太さんとマッサージと二人会の話。「あんまり疲れてたからマッサージに行ったら、体が柔らかくなって、今日はいつもとちょっと違うでしょ。いつもみたいな話は出来ないので、与太郎の出てくる話でも」と。噺に入りかけて「牛ほめ?そんな軽そうなのを?」と思っていたら、違った大工調べでした。

談春さんは色々なところでベタ誉めだったので、大層期待してきたのだけど、それがいけなかったかなあという印象。そういう前評判を知らずに聞いていたら、まくらはシャレも毒も利いていて面白いし、噺っぷりは勢いがいいし、いいなあと好印象だったんじゃないのかと思うのだけど、前評判であまりにも皆様は手放しでベタ誉めだったせいで、「ものすごくすごい人」と思い過ぎてて、正直な所「あれ…そこまとは思えないかな…」となってしまった。棟梁が大家に威勢よくまくしたてる所は、早口は早口なのだけど、何を言っているのか聞き取れなくて(これはホールの音響のせいもあるかもしれないけど)、言い終わったあと拍手がおきたけど、私はいくら早口でも聞き取れなかったらなあと思ってしまったし、裁きになって大家がやり込められるところまでいかなかったので、「くっそー大家頭に来るなあ!」という気分のままで終わってしまったというのもあって、若干残念な気分。別の会場、別の噺で又聞いてみたいなと思った。

お仲入り
劇的に厠が混んでいるうえに、お仲入り10分。ひゃーと思ったら外にも出られるとの事で一安心。長丁場な落語会は厠と食べ物が思いのほか重要だ。

翁家勝丸(神楽)
あーあの下手っぴな子だ。今日もあいかわらず下手っぴだった。キャラクターは面白いと思うので(面白いというか、駄目な子を見守るという感じでもあるけど)、早く沢山練習をして上手になったらいいのになあと。しかし町田の人はイジワルね。あれだけいっても手を上げないという。ああいう時は積極的にいかないと。

春風亭昇太「愛宕山」
出囃子がド下手でうんざりした。三味線ははしるし太鼓はあってないし。あんな下手糞な出囃子を聞かされたら興醒めしてしまう、テープでも流してくれた方がまだマシじゃあないかと。談春さんの時は「あーなんかセンスのいい出囃子だなあ」と思ったのに、昇太さんの時はこれ。なんだ、人が変わったのか。まあ弾きずらそうではあるが「デイビークロケット」って。とはいえもっちょっとマシなのを願いたい。

自分拍手と両側おじぎをして着席。綺麗な退紅みたいな着物に、菜の花色を薄くしたような色がベースの袴、激しく見える襦袢は深紅よりもう少し赤みがかった色に小さな模様の入った襦袢、ナイスコーディネート。まくらは胴体着陸とかかのう姉妹とか柳昇師匠とか「おふくろさん」の歌詞を書いた人の話しとか。なんだか随分探り探り話してるよなあという印象。胴体着陸の話しの時の「タッチ&ゴー」「花形路線」にはウケた。と言いますかね、喬太郎師匠が飛行機に乗った時のアクションで、立て膝に両手を広げて「ぶーん」にも驚いたけど、今日の昇太さんはもっとすごい、腹ばい気味になってね自分が飛行機になってたもの。どんなアクションだよ!と思った。

今日の「愛宕山」は、なんだか全体的に焦った感があった感じ。って昇太さんは結構いつも焦った感があるけど、今日はなおさら落ち着きがないような。それでも好きだからかなあ楽しい。出来としては5つ星だったら3.5位かもしれないけど、でも楽しい。拾ったお金を手のひらで「ちっちっちっ」と数える所は、そんな何度も数えてもねえと思った瞬間「ああ、一枚ずつしか増えない」、一八が「この坂を使って」といったあと、あー落ちるの早いって!きゃー!と思ったら「てな感じで♪」とまだ落ちてなかったり。私にとって昇太さんの落語は、自分が「ああ!」とか「?」と思った次の瞬間にオチがあったりホッとしたり納得したり。昇太さんの間に、自分の間が合ってるのだなあと。一八が崖を昇るシーンではお客様から拍手が。

この会場のお客さんは、神楽では手を上げないし、笑いもイマイチのりが悪そうなのに、シーンシーンで拍手はしたりするんだよな。なんだあれか、笑わないけどしっかり聞いてる客ってのか。笑わないけどしっかり聞いている客が重宝されるっていうむきが私にはちょっと納得いかない。が、男の人ってそういう所あるよね(勿論全部ではないけれど)。音楽でも、ただ「かっこいい!」って言いながら盛り上がる人が下で(主に女)、微動だにしないけど「ちゃんと聞いてくれてる」人が上で(主に男)、的なね。なんだそれ。楽しく踊っててちゃんと聞いてる、楽しく笑っていてちゃんと聞いてるという選択肢が一番いい感じなんじゃあないかなあと。

はりきって最前に行って、キャーキャー言いながら踊ったり、ガン見しながら大笑いしている事を、「…ふ」と鼻で笑っているような輩がいるのはわかっているけど、真面目くさったことや、重箱の隅をつつくような評論気取りの感想を書いた方が、一方にはウケがいいのかもしれないとも思いつつも、わーわーキャーキャー言いながら、楽しく踊ったり笑ったりしたいし、知ったかぶりの嫌味な感想は書きたくないなあなんて思うのでした。

…あれ?。二人会の感想を書いていたのに、おかしな方向へ流れてないか。お天道様が昇った後に見たら、恥ずかしくなるような事を書いているだろうなあという検討はつくのだけど、なんとなく書かずにいられない気分なので、そのままにしておく。でも後からやっぱり消すかもね!。でもって長くなりすぎたので、深夜寄席の事は、枠を変えて書くよ。

昇太さんが「軽い与太郎の話しでもしようかなあなんていうから、あー牛ほめでもやるのかなあと思ったら大工調べ。全然重いっての」と話されて、「あ!アタイもまるっきり同じ事思ったよ!」それだけで嬉しかったり。ってそういうところが女子の迂闊さっていうかね(女子のじゃなくてお前の迂闊さだ)。つか、あの流れだったら会場の8割位の人が、同じ事を思ってるよね…。

でも、いったらなんだけど、本当にただ上っ面だけ見てキャーキャー言ってる女子がいるのも事実だしね!<ええっ。

2007.03.15

今日の家計簿の欄は。

出金 缶コーヒー(深炒り微糖) 50円

以上だ。
なぜ缶コーヒーが50円かといえば、我が職場はお弁当も300円までの負担でいいという特典だけでなく、各種の見物も半額負担でよいのです、お茶やミネラルウォーターに限ってはお代いらず。いい会社だ。今日なんてお夜食のクリームアンドーナツまでも、お弁当と一緒に注文する始末。本当にいい会社だ。

なんとなく集中力に欠けてきたのであまり長居せずに帰宅。今週はせっかくいくらでも残業出来るウィークなのに(ライブも落語もない)、どうもやる気が出なかった。とはいえ5時半定時の所を8時頃まではいるのだから、それでも充分かなあという気もしつつ。なにせ皆様働き者で、定時になったってちっとも帰る気配が見えないのですよ。といってもつられ残業でもなく。

昼に「フジ ぽっどきゃすてぃんぐ落語」で柳家喬太郎師匠の「夜の慣用句」を聞く。ブッ!と笑えたり、肩が震えてきて怪しいので、外に向かって腕組みをしながら聞いてた。外に向かって肩を震わせて笑っている方が気持ち悪いか。

寄席の番組を調べていたら、4月の下席は馬生師匠がトリを、でもって馬治さんも御出演だ(交代だけど)。4月は池袋の上席にも馬生師匠がトリで馬治さんが出るし(交代だが)、末広の上席の真打ち披露興行では喬太郎さんが出るし、土日は全部寄席に行くかなってな感じだ。寄席月間の四月。ホールの独演会も楽しいし、飲み屋みたいな所での勉強会も楽しいけれど、寄席は寄席で楽しいのものね。そしてイイ具合にというかどなたも私の見たい方が出られない中席の週末はENDSのライブや馬治さんの勉強会が。楽しみばっかり。

落語の事をあまりご存じない方はもしかして「なんだお前が好きな馬治って奴は交代でしか出られないのか、人気ないんじゃないの?」とか思うかもしれないけれど、違うのですよ。馬治さんはまだ二つ目さん、だいたい二つ目さんは三人位で交代であがるので、交代出演は普通なのですよ。こんだけ土日が被っていれば、どの日にかはあがるんじゃあないかと。といっても馬生師匠がトリだし、交代で出る馬吉さんも良い感じなので、土日ずっと言ってもイイ位じゃないのかとも。寄席の木戸銭が安くてヨカッタね、だ。

本サイトを早く整理して、落語のページも作りたい。

珍しく告知なのです。

いつも日記を見にきて下さっている皆様は、何かしら私と趣味があうところがおありではないかと、そういう所を見込んでの告知なのです。

来る3月15日に武蔵小山にライブも落語もやってるよ!というイベントスペースが開店になります。昼間はカフェ営業の予定だけど、ただカフェという訳でもなく、ライブをやるけどライブハウスというのもちょっと違う。基本的には「着席でどうぞ」というスタンスで、キャパは40人程度(予定)、そんなお店です。平日の開演時間が19時30分と遅めなのも、仕事帰りの方にはいい感じじゃあないかと。武蔵小山の駅から徒歩1分とかです、走ったら秒で着きます、秒で。

一階にはかの「ペット・サウンズ・レコード店」さんがいらっしゃいますので、上で買ったCDを持って、そのまま下でお茶を飲みながら、おもむろにがさがさと買ったばかりのCDを開けて歌詞カードを読むなんて楽しい事も出来ます。下で聞いたバンドのCDを上に買いに行っちゃったりも出来ます。とてもいいです。

音楽と落語と、どちらかは大好きだけどもう片方は…という方に、もう片方の楽しさも知っていただけたらいいのになあなんていう気持ちを込めての「音楽」と「落語」のニ本柱なのです。只今の所こんな感じでスケジュールが決まっております。「豪華すぎるんじゃないかしらン?」なラインナップではないかと思うのですがいかがなものでしょう。値段の事をいうのは不粋ではありますけれど、今丸師匠の独演会をね1500円で見せようっていうこの腹の太さ!。と言いますかね、今丸師匠以外の皆様も、もうなんつか「大粒ぞろい」でございます。すべてに「!」をつけるべきなメンバーですよ。御用とお急ぎでないお方、いや、御用があって急いでいる方も、ここは一発気にしてやって見て下さいませよ!

驚きの3月のラインナップはこちら。
07.03.15.(木)開店!
07.03.17.(土)「こけらおとしライブ」 出演:バケッティアーズ
07.03.18.(日)ブランディン出張イベント
07.03.19.(月)落語 立川談修
07.03.20.(火)-SOLD OUT- 対談 内田樹=平川克美
07.03.21.(水)落語 柳家小ゑん
07.03.22.(木)新作落語会 出演:桂花丸、川柳つくし他
07.03.24.(土)18時まで貸切
07.03.25.(日)紙切り芸 林家今丸独演会
07.03.26.(月)寒空はだか ソロ・ライブin武蔵小山
07.03.28.(水)三遊亭金兵衛独演会
07.03.29.(木)ロッキン・エノッキー・ワンマンバンド
07.03.30.(金)大塚まさじライブ
07.03.31.(土)上野茂都ライブ

あ、肝心なお店の名前を書いていないですね、そのお店の名前はLive cafe againといいます。
お店のウェッブサイトは以下の所。お問い合わせや予約はサイトから出来ます。
http://www.cafe-again.co.jp/

加えて「出たい」というミュージシャンや噺家の皆様もお待ちしておりますので、是非にこちらも合わせてお願いいたします。爆音は無理らしいのですが、普通くらいの音量なら問題ないかと思われます。キャパをいかした他では出来ない企画なども大歓迎(のはずです)。見たい方も出たい方も、ふるってサイトをご覧下さいませ。個人的には二つ目の皆様が勉強会に使ってくださったらいいのになあと思ったりします。多分そういう事をするには具合のいい大きさなのではないかなあと、勝手に思ったりしておりまする。

以上!3月15日オープン、武蔵小山の「again」の告知でございました。長文失礼いたしました、って、自分のブログなんだから、別に長文でもいいか。きっと慣れてるしな長文に、ここを見に来てくださってる皆様は。


2007.03.14

怒られてしまいそうです。

本日それはそれはぐだぐだなカッコで出勤、しかも眼鏡。もう皆様が知ってる私とは別の人だと思ってもらっていいと思う。それくらい別の人。眼鏡だったのは、朝起きたら目の痒さがピークで、コンタクトを入れようにも上手く入らず、無理矢理入れようとしたら痛くて。ってこの台詞だけ聞くとちょっと別の事を思い出しちゃいそうだよね。いや、そういう事じゃなくて。そんなこんなで、もう今日はコンタクト無理だなと眼鏡。

髪をあげている頃に買った眼鏡なので、今の髪形とイマイチ合ってない事が、今日ものすごく良くわかった。思いのほか印象が違う。

職場の斜向かいでボヤ騒ぎが発生した。消防車が7台(小型だけど)、パトカー3台の大騒ぎで、職場の皆も窓から覗き、そのうち二人は「行ってくる!」とわざわざ見に行くほどの野次馬ぶりを発揮。結局は中にいた人も自分で歩けるような状態だったようだし、煙りも出ていなかったので、そんなに大事ではなかった様子、よかったよかった。消防車が7台というのは、なかなか壮観な眺めだったので「あ、写真」と一瞬思ったが、大した事ではなかったようだとはいえ、不謹慎だよなあと写真はやめておいた。乾燥しているから、火の元にはお気をつけくださいませよ。

もう三月も半分終了、日々過ぎるのが早すぎなのね。

2007.03.13

これだけ見ていても。

今日の帰り道に「落語が聞きに行きたいなあ」って思い、おまけに「あー音が大きくてはしゃげてトキメけるライブに行きたいなあ」と思い、どこまでも欲が深いよね自分。

職場の人(女子)は相撲を見に行きたいらしい、しかも「砂かぶり席」(一緒に行こう!と誘われてる、和物好きつながりか)。小柄な人だから、あんな所に座っていたら潰されちゃう。落語での前の方の席はといえば、砂と違ってナマモノが飛んでくる可能性有り、さながら「唾かぶり席」。ものすごく座りたがられなさそうな名前。

2007.03.12

月曜日なんていうのは。

定時に職場に着けただけで、90点をあげてもいい。

おまけに今日は3時間も余分に働いたし、帰りは歩いて帰って来ちゃったし、昼はうな重だし、さっき見た「水曜どうでしょう(今日は試験に出るどうでしょう第ニ夜)」は面白かったし、いうことない。

あと一時間ぐらいDEAD CAN DANCEをかけつつ、ぼんやりすごしてから寝る。

2007.03.11

新宿末廣亭三月中席夜の部

昨日が盛り沢山すぎたせいで、なんだかぼんやりしてしまい、ここ最近では珍しく12時過ぎてから布団から出て(とはいえ6時には目が覚めて、また寝ては1時間30分毎に起きてた)、ぼんやりしながらご飯を食べ、「笑いが一番」の昇太さんに笑い(ポカスカも堺すすむも、昭和のいる・こいるも面白かった)、コーヒーを飲む。ぼんやりしてるとあっという間に時間は過ぎて、このテンションだと一日こうやってこたつにもぐって終わってしまいそう、これはいかん、これはいかんのでございますよ!と、支度をして末廣亭へ。かわら版とスタンプカードを出して中へ。昼の部主任の円菊師匠のお噺の終わりがけでございました。そんな円菊師匠で始まった本日の末廣亭は、

古今亭円菊「火焔太鼓」
終わりがけ15分位で一番後ろで見ていたからあれだが、非常に聞きずらい円菊師匠。が、なんか動きとかが微妙で、「何か、佇まいを楽しむってのも有りなのか」なんて思った。
(以降夜の部でござい)

(何の噺か今思い出せないのは思い出したら追記しまする)
古今亭だん五「手紙無筆」
名前のまんますぎるぜ!という体型の人でした。

柳家喬四郎「つる」
最初にやった小咄の所が面白かった。「まずこういった小咄を教えてもらうンでして」と言った時、「ああ、さん喬師匠がこういう小咄を言うのを聞いてみたいなあ」とか思った。ちょっと声が高めで、全体的に一生懸命感の漂う人でした。

明石寿々栄(俗曲)
着物が白が地色の何色かの細い縞の着物に、黒い般若が書いた帯に真っ赤な帯締めでカッコ良かった。英語をやってて、40から三味線を始めてこうやって今はたたせてもらって、少し前もアメリカの大学で三味線を弾いてなんて話をしていた、いったいどんな人なんだ。
「この中で三味線を習っている人?」
(挙手する人がいない様子)
「…ゼロ。信じられない」
日本が誇れる素晴らしい楽器だから、若い人は是非三味線を習ってみて下さいっておっしゃってた。実は習ってみたい私。でもな、どんな人に習いにいけばいいのか検討がつかん。取りあえずは買ってみるか三味線。
一番前に座ってうんうん頷いてるせいか、ものすごく話しかけられていたっぽかった自分。

柳亭燕路「たらちね」
声が大きい年とッたお地蔵様みたいな人。テンポが良くて声がハキハキしてると聞きやすいなあと思った。いくつかのか非常に年齢不詳。

柳家さん生「出来心」
「裏は花色木綿」までいかなくても「出来心」なの?って誰に聞いてるのかわからないけど。顔が大きくて丸くて、お坊さんみたいだなあという私の印象。菓子盆をあける所とか、小さい所の言い回しとか間がちょっと好みかもだ。他の話もちょっと聞いてみたい。ちょっとってなんだ。

笑組(漫才)
前回池袋で聞いたのとは全然違うネタで嬉しい。私は大変に面白かったのだけど、客席はそう大笑いという程でもなかった。あれ?。母親だったってネタも面白かったのにな。最後にスーツの裾をぴらっとしていく姿がチャーミングだ。

柳家さん八「長短」
気が長い方の男の煙草のすい方が変わってたけど、あれはああいうものなのかなって、落語はわからない事だらけだな。饅頭を二つに割って一口齧ったのを、又くっつける所なんかは可愛いけれど、食べた後に本当に指を口につっこむのはちょっと「え…」って感じだ。

古今亭志ん橋「居酒屋」
見かけがちょっと好みじゃないのと、小僧が全然可愛くないのとでちょっときつかった。見かけが好みってのは別に男前だからとかそういうんじゃなくて、なんつかね雰囲気というか、そういうの。

林家正楽(紙切り)
今日は師匠が「お題は」と聞く前から、皆が我先にとリクエストをしていてなんだかなあだ。そんなにがっつくのは格好が良くないと思うな。欲しいのはわからなくもないけど、大人はもっとスマートにだ。でもって私は正楽師匠よりニ楽師匠の方が好みだな。正楽師匠は黙っちゃう時間が多くて持て余しちゃう。

金原亭馬生「強情灸」
おー、偶然にも先日の私が行った国立の時と同じ噺だ。そう毎日「強情灸」ばかりやっている訳でもないだろうと思うと、同じ噺を聞くのも運命かしら?なんて思ったり。師匠はあまり寄席で聞く時はほとんどまくらがなくて、すっと噺に入っちゃう。師匠の高座はグイグイとどうだ!どうだ!と押し付けがましい所がなくて、でもシーンにメリハリがあるから聞きいいのかなあと思った。このお噺は見栄っ張りで馬鹿みたいだけど、男っぽくて勢いがあって楽しいので、いつか馬治さんで聞いてみたいなあと思った。きっとお似合いだ。

桂文楽「六尺棒」
んー感じ悪かったな。「若い者は言葉を知らん」ってそればっかり。渋谷の109あたりの若い者が知らないならそれは仕方ないけど、末広の楽屋にいる若い者が知らないなら、それを教えるのが貴方の役目でしょうに。それをぶーぶー言うばっかり。そういう若者たたきもネタの一つなのかもしれないけど、そういうのって逆に寄席に沢山いるであろうオッサン客に媚びてるようにも取れるような気がして、それってなんだかなあと思った。声もがらがらだし、見かけも脂ぎった中年のおじさんでございって感じで、オール好みじゃなくて駄目でした。

お仲入り
夜の部の前半で座布団を返していた人が、えのきが眼鏡をかけているようなひょろっとした人で、随分丁寧に座布団を返しているし、眼鏡ぶりがよかったので「いったいあの人はなんて人ですか?」と聞いてみると、

「たまたまじょうさんですね」
「…え」
「たまたまじょう」
「…え、もう一度すいません」
「たまたまじょうさんです、円丈師匠のお弟子さんです」

「そんな名前?」と思って何度も聞き返してしまったが、家に帰り落語ファン倶楽部を見てみると、あ、玉々丈って書いてあるよ…。あのえのきみたいな風情で、どんな噺をするのか見てみたいな。

柳亭左龍「牛ほめ」
えらい顔の濃い方で。という事ばっかり印象にのこっちゃってるし!

アサダ二世(奇術)
白鳥さんのネタでよく出てくるアサダ二世さん、始めてだ。私は寄席でみる奇術好きだな、のんびりしてて、でも思いのほか「えっ?!」ってのもあって。今日は私始めて奇術のお手伝いをいたしましてよ。トランプを一枚引いて後ろのお客さんに見せるっていうあれ。トランプ持って立ち上がって「これでーす」ってね。ちょっと(結構)嬉しい。女子だからかなあ。

林家しん平
落語無し。カルビとビールと食べ物の、主に下らない話で終了だ。面白かったが「で、噺は?」とも思ったり。料理の話の時に思いっきり突っ込まれて「お姉さんしかいないでしょう!南田洋子みたいな頭して!」とか言われた。ははは、南田洋子て。…確かに(納得するな)。最前列って面白い。ってお前は最前列で見てたのかよ!ってね。見てたよ。

入船亭扇遊
聞きやすかった。が、終わってみると「これだ!」という印象が残っていないという情けなさ。

仙三郎社中(太神楽)
神楽は最前で見ると迫力倍増だ。見てると自然に「ほう!」「あっ!」とかため息漏れ漏れ。あの急須がバチの上を回るのってすごいよ。この神楽の時に唄っていた方の声がステキだったな。誰か全然わからない訳だけども。

柳家さん喬「妾馬」
さん喬師匠始めてだーと思っていたけど、違ってた。始めて「一日末廣亭」をやった時に見てた。その時のメモを見ると「そば清」をやっていたのだが、正直記憶にない。さてじゃあ、その時から四ヶ月たち、さて私の印象の違いは!と思って来た訳なのだけど。師匠は綺麗な薄い若草色の羽織に、もちょっと薄い同系色の着物、お似合いだ。ものすごく控えめな佇まいで登場。えーっとねえ泣いちゃったな。最初は兄貴のお馬鹿ぶりが遺憾なく発揮されて、馬鹿馬鹿しい話なのかなあと笑っていたのだけど、後半で妹の側に言って話し始めた途端、今までの駄目さはどこへやら、妹思いの優しくて言いたい事もすらすら言えてっていうねえ、なんともいい場面でねえ、涙してしまいました。でもただしんみりさせるだけじゃなくて、ジーンとさせつつも笑える場面もかぶさってきて、泣きつつも笑いというね。声のトーンも聞きやすく、押せ押せの感じじゃないけど印象が薄い訳でもなくと、大変に楽しかった。他の噺も聞いてみたいなあと思った。

ところでさん喬師匠というのは、喬太郎さんの師匠なのだけど、んーそんなにお年なのかしら?。と思って今見て見てみたら、そんなものすごい年輩でもなく、それでも喬太郎さんのようなお年の弟子がいると言う事は、結構お若いうちから弟子をとっていらした(=それだけの力があった)という事なのかなあと。どうでもいい事だけど私の父親と誕生日が同じだった。

夜の部満喫なのでした。そういえばね、途中ものすごくあの出てくる所の窓から人が高座の方を覗いている事があった。ちょうどその反対側にいたので、誰かが窓から覗いているとすぐわかる(さすがに誰が覗いているかはわからなかったけど)。いったい皆は何をそんなに勢い込んで覗いていたのか、ちょっと気になる。

あんまり好みじゃない人も出てくるけれど、定席を見るのもやっぱり面白い。今日は始めての人、始めての噺も多かったので、楽しゅうございましたとさ。にーん。070311

2007.03.10

武蔵小山→八丁堀

いくつも候補のある予定から、厳選に厳選を重ねて本日はこの二つ。まずは武蔵小山に向かい今月15日に開店するお店のお手伝いをして来た。お手伝いといっても私は特に対した事ができる訳でもないので、買い出しとか洗い物とかね、そういう手伝い。色んな人が沢山いて「さあ、お店がもうすぐ始まるぞ!」という雰囲気が大変に新鮮で、手伝わせてもらえて有り難いなあという気持ちに。お店の事は又改めて詳しく書きまする。お昼に食べた洋食屋さんのランチがとても美味しかった。何せお店をオープンということで、後学の為に皆で厨房を凝視する事しきり。4時過ぎにはお手伝いを切り上げて八丁堀へ。私があがる時点では、まだ店内はえらいことになっていたが、無事にライブが出来ただろうか。

八丁堀に着いてみると「こんな所で落語会があるのかしら?」という閑散ぶり。あれよね、オフィス街なのよね八丁堀って。会場になるビルに着いてみても入り口あたりは暗く「日にちを間違えたかしら?」と思いつつも、一応チラシが貼ってあったので上がってみると、やってました日にち間違えてなかった。カウンターとお座敷のある、ちゃんとした飲み屋さんという感じのお店に、テーブルを使って作った高座が作ってあり、お席がばーんと。若干躊躇しながらも前の方の席へ、手元が見えないといけませんしね!。今日は金原亭馬治、金原亭馬吉のお二人の勉強会「さより寄席」なのです。主催の方の挨拶があって始まり始まり。

金原亭馬吉「抜け雀」
馬吉さんはニ度目の拝見。えらいまた渋めの着物で登場、高座の幅が狭いので落ちそうとか、今日は軽く1時間位でとか、そんな話しをして、籠かきの説明のまくらをしてお噺に。馬吉さんは見た目はもう一歩間違うと、ちょっとちゃらちゃらした感じになりそうなのに、噺は大変にまっすぐで真面目。声にちょっと特徴があるのだけど、耳障りなガラガラした声ではないので、聞き良くて一度聞いたら覚えるような声。見かけもチャーミングだし、声にあんなに特徴があるのだから、もっと弾けてポップでもいいのになあと思った。って落語に対して弾けてポップにってどんな感想だ。同じ噺で、同じ師匠から習っているのに、馬治さんとはやはり全然違うのが面白いなあと思った。このお二人の師匠の馬生師匠の抜け雀もいつか聞いてみたいな。って、あんまり馬生師匠は「抜け雀」はやらないかな。
馬吉さん、高座から降りる時に、足場のない方から降りようとしてた。危ないでございますよ。

金原亭馬治「幾代餅」
この前の明るい水色の着物から、今日は細い縞の着物(ちょっと遠めに見ると薄いグレーに見える)に黒の羽織。馬治さんの高座はやっぱりいいなあ。声のトーンと表情のせいかな、全編ぽわーっと明るい感じがするのですよ。そんなに短い噺でもないけれど、楽しいからあっという間。今日は前回とくらべると噛みところが多かったけれど、そういうのは余り出来には関係ないよなあと思ったり。泣きつかれて「よし!」と結局は清三を吉原へ送りだす場面の親方はかっこいいし、幾代餅を買いに行った時の事を嬉しそうに話す場面は、本当に嬉しそうで可愛らしい。この「幾代餅」では最後に「〜、幾代餅の由来のお噺でございました」(言葉尻が違うかもだけど)だけど、これ意外でも、馬治さんのお噺を締める台詞の言い回し方がいい感じなのですよ。ナイス一件落着!っていう丸くおさまった感がね、いいわけなの。
落語とは関係ないけど、今日馬治さんを見ていたら「あー馬治さんタンタンに似てるなあ」と思った。髪形と顔の形がぴったりこ。馬治さんを見た事がない人は、タンタンが着物を着てると思っていただければいいかなと。なんのアドバイスだ。

で、この「さより寄席」は落語と「お刺身定食+お酒」がセットになっている。いったいどうやってご飯をいただくのかいな、落語が終わった後に普通にバラバラの席につかされて、一人で刺身定食を食べるってどういう状況かいなと思っていたら、テーブルを横に並べて着席して、始まる前には乾杯して、お二人がちょっとずつお席に回ってという、まあ懇親会のような感じでございました。私はいつもの通りお一人様だったので、「あーもう、どうしたらいいのかしら。いっそ帰っちゃおうかなあ。でも食事何名様って用意していらしたのに、いきなりいなくなるのもそれはそれで失礼かもですよ。それにさよりの刺身は美味しいってネットの日記に書いていた人もいたから食べてみたいなあ(この食いしん坊が…)ああ、でも、こんな常連さんばかりの中で居場所がねえよ!」と思っていたのだが、お優しい男子に促されてなんとか着席。そしてまたも始めて会う方々に落語の話を伺いながら時は流れていくのでした。

「色んな人がいて楽しいなー」と自分は思い、ほどなく会場全体に酔いが回って座が盛り上がって来たところで馬生師匠が登場。「師匠だ!」「師匠!」の声とともに、微妙に背筋がのびる皆様。さすがだ。お客さんが口々に「今日は良かったですよ」とお二人を誉めるのを聞いて、あからさまに嬉しそうなにやにやした顔はしていらっしゃらなかったけど、まんざらでもなさそうな表情。高座を降りても偉ぶった所が全然ない人なんだなあと思った。よくわからないけど、自分の弟子が勉強会をやったからといって、わざわざその席に来て下さるものなの?。最後は師匠を挟んで三本締でお開きに。

その後友人とデニーズで軽くお茶を飲み、一つ大失敗をかまして帰宅。反省しながらの丸の内線。というかね、反省する位なら最初からしなさんな!という話しでね、はい。夜は一日色々ありすぎての興奮からかなかなか眠れず。何かと興奮しやすい自分。
070310

2007.03.03

晴れた土曜日の過ごし方

家事、図書館、八百屋、読書、新しい料理試し。

姑くの間休館していた西荻図書館がやっと開いたので、さっそく行って来た。中が変わったと言う訳ではなく(CDの棚は少し移動したけれど)システム大幅変更だそうで、カードを作り直した。作り直して貸し出し手続きをしていると、係りのおじさまが「あ、もう一冊来てますね」と予約の本を出してくれた。さっき頼んだ人が忘れていたみたい。また図書館に来る手間が省けるのと、早く読めるのが嬉しかったので「ありがとうございます」と言うと、「今度のシステムはね、全部出るから漏れがないの」と、不愛想気味だった表情が少し嬉しそうな表情に。新しいシステム導入で、係りの人もちょっと嬉しいのかなと思った。

今日はなかなか面白そうな本が沢山見つかって読むのが楽しみ。とはいえ最近「あまり字ばっかりの本は読む気がしないなあ」という気分なので、時代小説と落語関係の本以外は、絵とか写真が沢山入ったものばかり。江戸やら動物やら寺やらね。そのままフレッシュヒロオとフジガーデンという、徒歩1時間コースで帰宅。

昼に見た日本の話芸は金馬師匠の「薮入り」、始めて聞くけど、いいお噺だ。金馬師匠って私が落語を見始める前に思っていた噺家さんのイメージにかなり近い。噺家=小柄なおじいさんが面白い噺をするっていうね。…どんなイメージだ。

これからまた日本酒での飲みながら、浮世絵の解説本でも眺めるよ。ポテチとかコンビニのパックの惣菜じゃなくて、ちゃんとおつまみを作って、テレビは消して、ジョニミッチェルなんかかけて、「江戸っ子は、どうしても今伝えたい!てな事が夜に思い付いたら、どうしてたのかしらねえ」なんて考えつつ、ぼんやりしながら一日終了。晴れた土曜日の過ごし方。

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