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2007.01.31

いよっ、社長太っ腹。

今日はちょっと余分に働いていきたいなあ、でもお腹が空いてきちゃったなあ、おやつのおにぎりとか買いに行ったら駄目かしら…、なんて事を思っていた午後6時過ぎ。社長が大きな手提げを持って帰社。一体何を?と思ったら、なんと中華料理のテイクアウト。みんなで食べよう!と、いきなり職場で晩ご飯。

職場の新人というのは少々遠慮してというのが常であるのだけど、この職場は「そういうのは無しで」という所なので、私も遠慮なく沢山いただいた次第。「やまあわび」なるものを始めて食べた。食べているはなから、やまあわびってなんだ?と検索をしてみてみると、キノコの事なのですねえ。って食べれば食感からキノコかしら?ってのは想像がつくのですけれども、あえて。「北京ダック(時価)」あったりして、それはそれはありがたい晩ご飯なのでした。

私もそうなのだけど、他の皆様も「美味しい美味しい」とそれはそれは勢い良く食べる人ばかりで、食いしん坊揃いの職場。いい所かも。

2007.01.30

第178回 二つ目勉強会

ものすごい勢いで定時に職場を出て池袋へ。それでもギリギリで前座さんには間に合わず、入ったら緑太さんが話していた、途中で入ってすいません。そんな二つ目勉強会は、

柳家緑太「道懽」
前座さんはチラシに書いていないので入ってわかる訳で、入ってめくりみたら「あー花禄さんのお弟子さんだな」と。顔は知らないけど名前は知っている、って良くある。もう入ったのが後半で席に付いて気持ちを落ち着けているうちに(駅から走って来たから)終わってしまって、じっくり聞けなくて申し訳なかったなという気持ち。今度巡り合わせたら、腰を落ち着けてちゃんとききまする。

柳家ろべえ「出来心」
前に知り合いとの話にのぼっていて、その方がべた褒めだったので期待して見る。声の感じは聞きやすくて良い感じなのだけど、なんだかちょっと話ぶりが一本調子で、ちょっと途中退屈になってしまった。どこがという訳ではないけど長く感じちゃったな。

桂きん治「お見立て」
訛りなのか、個人的な喋りかたのクセなのか、きん治さんのあのふあふわした凹凸の無い喋り方が苦手なので、なかなかプラスに聞けない。そのせいかどうかわからないけど、なんとなく話のダイジェスト版を聞いているような気持ちに。出囃子が「黒やぎさんからお手紙ついた〜♪」なので、妙に耳に残っていたのだが、まくらで元々郵便局にお勤めだからとお話になっていて納得。

金原亭馬治「井戸の茶碗」
井戸の茶碗は初聞き。好みなお噺だった。出てくる人に悪い人がいなくて、馬鹿がつくほど正直で、でもそれがちょっとあだになっちゃうけど、最後は「よかったよかった」で終わるお噺だった。こういう噺はいいなあ。馬治さんはまくら無しでぽーんとお噺に。侍の役が凛々しくてお似合いだし、クズ屋の正直で明るい様子もお似合い。くすぐりを言う時の間とか力の出し入れ加減もやっぱり好みだ。どーも馬治さんを見る時はニコニコしてしまう。あと思ったのは何かする時の所作が素敵。今日のお噺でいうと、紐をはずして笠を取る時、頭にかむった手ぬぐいを脱ぐとき、天秤棒(で合っているかしら?)を担ぐ時などなど。噺にはいっているから何となくやっているという風ではなくて、その事をしている様が見えるようというかね、くどくならない加減で丁寧で綺麗というかね。元々馬治さんの手の動きって綺麗だなあと思っていたけど、今日はなおさらに。噺家さんを見ていると、ふとそういう事に気が付く時があるよね。と、誉めてばかりだけど、下がる時がちょっとスマートじゃなくて残念。出の時の座布団に座っておじぎをする所が、普段以上にいい感じだっただけに残念だ。

お仲入り

鈴々舎風車「提灯屋」
和やかな雰囲気で、噺のテンポも良いのであまり途中でダレずに楽しく聞ける。提灯屋って噺も始めて聞いたけど、こういうサゲっていいな。頭とお尻がわかりやすくつながってる。

古今亭志ん太「試し酒」
試し酒も始めて聞く、今日は始めてが沢山だ。って、落語を聞き始めてまだ半年なのだもの、そりゃそこかしこに始めてがあるわなあという話。志ん太さんのブログは読んでいたので、どんな人なのかなーと思っていたけれど、まくらを聞いていると慣れてるのなあという印象。初めのうちは楽しく聞けたのだけど、途中の久造が酒を飲み出して2升目から4升目にかけての、久造の独りしゃべりが続く場面が退屈になってしまった。志ん太さんのちょっとかん高い声で久造の訛りが続くとちょっと私にはくどいのと、何も言わず盃に口をつけて飲んでいるのが長くて…。志ん太さんだからというよりも噺のせいか。

6人聞き終わって、二つ目さんにも色々あるなあとしみじみ。まあ、色々あって当たり前な訳だけども。今噺家さんというのは上方もあわせると600人ぐらいいらっしゃるらしいので、その中で「おっ!」と思えて、都合をつけてお金を出してでも何度も見たい!と思える噺家さんに会えると言うのは、ラッキーな事というよりない訳で、そういう噺家さんに、半年でもう何人か巡り合えてる私は運がいいなあー有り難いなーなんて思いながら帰路に。しかし落語会っていうのは開演が早いな。今日の6時半というのはまだ良い方で、6時とか5時半というのもざらにあるものね。7時位からだともっと行きやすいのになあと思ったり。

今日はものすごく嬉しい事もあったのだが、それは何かは秘密。誰でも読めるネットの日記、書いて良い事と、書かない方が良い事って有るよね!

2007.01.28

あっという間の日曜日。

サボっちゃ駄目ーサボっちゃ駄目なのよーと、丁寧に掃除。といっても私の丁寧のレベルは、きっと真面目な主婦の皆様の足元にも及ばなさそうだけど。掃除と洗濯と、新しいおかずの試作と、図書館と買い物で、あっという間に夜だ。

そして今日は夜からも用事で新宿に出かけ、家に着いたらまた用事を済ませ、お風呂に入ったらこんな時間、早い。眠くなってきたので寝ます。

2007.01.27

池袋演芸場→中野ZEROホール

今日も楽しく落語会をハシゴ。

午後からずっと出ずっぱりだから、早起きして家の事はささっとやっちゃうよ、なんて思っていたのに、延々布団の中で色々と思索してしまう(ずっと寝ぼけていたともいう)。思索もキリがいい所が来たので(目が覚めて来たとも言う)起きだし、ご飯を食べ、着物を着ていざお出かけ。

まずは池袋演芸場に向かう。「池袋は混まない」というのを聞いていたのでのんびりといったら、会場ほぼ満席。あっれー?。一番前か一番後ろかどうするか?!と東京大学物語の村上君のごとく0.5秒で考えて、せっかくだったら最前かな?と最前に。何がせっかくだ、何が。そんな池袋演芸場下席はこんなふう。

柳亭市丸(何の話かしら、泥棒のお話でした)
前座さん。長くかんじちゃったな。滑舌がはっきりしてないし、登場人物がどっちがどっちだか、キャラ分けがはっきりしてないの。でも今落語協会のサイトのプロフィールを見たら18年に前座になったのですって。1年でそんなに上手かったら恐いなあと納得。

金原亭馬治「真田小僧」(であってるかしら)
真田小僧って真田幸村の話をバーッと勢い良く語るのと、今日馬治さんがお話されたようなサゲのと両方聞いた事有るけど、両方とも「真田小僧」なのかしら?どっちかがちがうのかしら?。それはさておき。今日の池袋の私の一番のお目当ては馬治さん、黒い着物が凛々しい。まくらは「お母様とカニの話」。この話は何度聞いても楽しい。で、馬治さんのこのお話は始めて聞くのだけど、よかったー。私は馬治さんが勢いよくポンポンポーンと話す様が好きなので、出てくる父親のキャラがよく似合ってた。子供がませててちょっと小憎ったらしいのだけど、馬治さんがやるとイイ感じに愛嬌もあるの。最後にちょっぴりだけ出てくる内儀さんが、色っぽくて可愛い。

今日はしっかり全体が見えたから特に思ったけど、馬治さんの手の動きがステキだなあと。なんていいますかね、動かすにしろ止めるにしろ角度がカッコイイ。カッコイイという言い方も単純であれだけど。綺麗なのですよ。そういえば首を傾げたり(特に内儀さんの役の時<役?)、体をすっと動かす時なども、角度が直線的じゃなくて素敵なんだなそういえば。と、今日改めてしみじみと。好きな噺家さんはあっという間だ。途中のぬか床にいたずらの箇所、馬鹿馬鹿しくて大変に好み。「どっちもしょっぺえからな」。

三遊亭白鳥(題名がわからない、山の奥の寿司屋の話)
真っ青なSWA着物だー!。って後ろがよく見えなかったけど、肩にラインのはいった着物だったからSWA着物ダーって思ったけど、違っていたらごめんなさい。白鳥さんをこんなまじかで拝見するのは始めて。まくらは開店寿司での隣のトリオ ザ おばはんの話。面白い。白鳥さんはものすっごい勢いで話すので、もちょっと近いと口から出たものが飛んで来そう。白鳥さんはこれで4回目だけど。今まで見た中で一番まとまりがよかったような。白鳥さんの高座は楽しくて勢いがあって、時々ぐるぐるして、そんな感じ。

天乃家白馬「蒟蒻問答」
白馬さんも蒟蒻問答も始めて。スキンヘッドが似合い過ぎてお坊さんみたい、って聞いていた話のせいで余計にそう思ったのかもしれないけれど。ぽわーんとした雰囲気で、いい感じ。途中ちょっだけ聞いていてだれてしまったのだけど、サゲがはっきりしててダレが修正されてお終い。

笑組
漫才。いったいお幾つなのかしら?という風情のお二人登場、面白かった。向かって右側の眼鏡さんのキャラが大変にいい。ものすごく考え屋さんのものすごく飄々とした人って感じ。しかしどの人も、オールバックの占いのオバハンの事をネタにしてるな。

林家久蔵「浮世床」
久蔵さんは、今月頭のこもれびホールで見たあの久蔵さんかしら。かしら?じゃないよ、名前一緒だよ、同じ人だよ、まくらも同じだったし。こもれびホールでの感想は「若手さんで、ちょっとだれるなー」という感じだったけど、今日見たらそんなにものすごく若手!というほど若手ないようですし、お話も面白かった。顔全体をいっぱいつかってお話する人だなあって思った。見る場所(ハコ的にも自分の席の位置的にも)、その時の噺、その時のメンバー(出順も含めて)、全て色々噛み合ってのその時の印象なんだなあとつくづく思った。

金原亭馬生「干物箱」
「干物箱」って題名がいい。馬治さんのお師匠さんの馬生師匠。前回見た時も今日も思ったけれど、なんとも不思議なトーンと、佇まい。爆笑!じゃないけれど、聞き入ってしまうようなそういう話し方なのですよ。今日まくらはほどんどなしで噺に入った。善公が独り言をいうシーンが可愛くて「持ち手をこうやってはすっかいに持つね」って台詞が、なぜか妙に耳に残る。落語にこうやって自分のやってる事や思っている事を、納得しながら話すってシーンがちょこちょこあるけど、可愛いよね。そしてこういう師匠の所に弟子入りしたい!と思った、若かかりし馬治さんて渋いなと思った。

ここでお仲入り。最後まで見たいのは山々だけど、昇太さんの落語会と被ってしまったので、失礼ながらここでおいとま。ロビーでコートを着ていたら、煙草を吸っていたおじさまが「下駄可愛いな」と誉めてくだすった、嬉しい。どこにも寄らずにまっすぐ(江戸っ子だとまっつぐ?)中野ZEROホールに。向かう電車の仲でホールが何処に有るかわからない事に気がついた。何故出る前に調べてこないか自分。有り難い事に地図にちゃんと載っていて、駅から歩いて近しい所だった、よかった。紅葉山なんていう可愛らしい名前の所に有るホール、入ってみると綺麗で広くて驚いた。席についてぼさーっとしていたら、隣の女性に話しかけられた。私はそんなに話しかけやすそうか。で、三人会はこんな感じ。

林家彦いち「権助魚」
幕が上がってめくりを見ると、あー彦いちって書いてあるー!。なんと本日は彦いちさんが一番手。三人会とか二人会と銘打ってあっても、必ず最初に一人はいって、それは前座さんの時も有るし、二つ目さんの時も有るしでまちまちだけど、今日はなんと彦いちさん。おーって事は、私は今日一日でSWAメンバーを三人も見れて終う訳ね。まくらは先日のにぎわい座で話していた話のバージョン違いみたいな話。カナダでの英語で小咄をした時の話が面白い。彦いちさんの権助魚は、全体的にどのシーンもあっさりしていて、権助のキャラだけがはっきりしてるという印象。声が響き過ぎて聞き取りずらい所があったのが残念でした。中紅よりもう少し紫がかったような、綺麗な色の着物が素敵でございました。

春風亭小朝「片棒」
小朝師匠の話を聞いた時は、偶然ずっと人情噺が続いていたのだけど、今日始めてそうじゃない噺が。大変に楽しゅうございました。まくらも長い一つの話をするのではなく、小さいのを次から次にぽんぽんぽーんと。口角泡を飛ばして話している訳ではないのに、微妙な勢いがあって、とんとんとーんと淀みなく言葉が出て来て、話に高低があって、…ってそういうのを上手っていうのか。

ここでお仲入り。どうでもいい話だが、近くにいた若者数名のグループ。チケットを見ながら色々話してるのが聞こえてくる。「ほら、たい平って、この人が黒ぶち眼鏡の人だよ」「昇太は?」「最初の人は名前のってないね」「前座だよ前座」。…。眼鏡の人はたい平さんじゃないし、昇太さんは眼鏡だけど黒ぶちじゃないし、黒ぶちはそれタイガー&ドラゴンだ。そして彦いちさんは前座じゃない。合ってない、どれも合ってない、オール不正解な情報。

林家たい平「明烏」
今日のたい平さんは、ちょっと詰まる所や言い淀む所が多かったような。楽しくない訳じゃないけれど、なんとなく、本当に何となく物足りない感じがした。今日は黒い着物をお召しだったのだけど、たい平さんは明るい色の着物の方がお似合いだなあって思った。

春風亭昇太「伊予吉幽霊」
昇太ハラショー!(呼び捨て?)、昇太ブラボー!(だから呼び捨て?)、昇太ボンジョールノー!(欧米か!)。

…。

綺麗な水色の着物に袴姿。ちらりと見える襦袢は甚三紅っぽい桃色。今日の昇太さんは昇太さんの素敵なところがみっしり入ってた。まあ素敵な所というか、私の好きな所な訳だけども。まくらは海外旅行の話と、日本人が好きなスポーツの話。海外旅行の話は笑いどころだらけで、しかも最後で寝っころがる仕種の愛嬌のあることといったら貴方!。ばたーんごろーんと転がって、袴がまくれちゃって足元丸見え。今日は上から見ていたので、その愛嬌のある仕種を全部お見通しだぜ!って昇太さんはパンダか。あと落語家って商売はーって話す時に、座布団の前の端を両手で持って、どんぶらこどんぶらこっていうね、あの仕種も、四十七になった殿方にいう台詞じゃないとは思うけど、いわずにはいられない、…可愛い。やんちゃ坊主!って感じなのですよ、四十七だけど(何度もいうな)。

もうおちゃらけまくって、お客さんの横っ腹を痛くさせた後に、ふと調子を落として噺の前振り。「そういう季節ではないけれど、怪談噺のような、伊予吉幽霊というお噺を」と。おー!伊予吉幽霊ー!。照明がすっと落ちて、昇太さんが座っている三畳の高座の中の、昇太さんの座っている所だけが明るく照らされてお噺始まり。私は昇太さんがこのお噺をするの大好き(お前、どの噺も好きだろう)。口より先に話したい事が先走っちゃってるような勢いのある話し方もチャーミングなのだけど、こういう正座をして、両手を前で重ねて話しかけているようなトーンの昇太さんの声って、まろやかで優しくて、ものすごく耳に気持ちがいいのですよ。そういう柔らかい口調の、母親思いな息子と、息子を大切に思う母親と、お互いを知っている優しい友達の会話が、じーんと来てしまう。号泣じゃないけど、じわじわ泣けてきてねえ、ひっきりなしにハンケチで涙を吸収していかないと、昇太さんの姿がぼやけっちまう有り様。こうやって書くと人情噺っぽいけど、深刻になり過ぎない所でフッと笑える所(気を緩める所)が沢山有るのがまたよいのですよ。あ、前に聞いた時は「手妻かい?」という台詞だったのが「どうやって会得したんだよ!」になっていたのが少し残念。手妻かい?のほうがカッコイイと思うのだけどな、どかな。

最後にスポットが当たる中、幕が降りきる最後まで頭を下げたままだった昇太さんがたまらなく格好良かった。笑うは、じーんとくるはで心は大満喫。でも物理的には、さっきの「じーん」の余韻のせいで、鼻をぐすぐすさせながら会場を後に。あまり周りを見ても鼻をぐずぐずさせているような人は見当たらないが、あれか、私はじーんとし過ぎてるか。感度を上げ過ぎてるか。まあ、感度を下げているよりはいいよなーと、一日に見たお気に入りの噺家さんの噺を思い出しながら、若干夢見心地でぽてぽてと歩きフレッシュヒロオへ。ありがたくも閉店手前ギリギリ間に合い、色々とオマケをしてもらう。

私「開いてて良かった。間に合わないかと思いました」
店員さん「お姉さんが来るのを待ってたんだよ!」

いい事をいう、さすがだフレッシュヒロオ。欲しかった野菜を全部買って帰宅。そしてこれから、一通りは見たけれど、また改めて隅の隅までかわら版を読む、晩酌をしながら。思った事を忘れないうちに全部書いておこうと思ったらこんなに長くなってしまった。最後まで読んでくだすった人なんているのかな。いたら今度、今日挑戦して美味しく出来た「ニラと豚肉の玉子とじ」と日本酒でもてなします。嫌っていってもてなす。
070127

2007.01.26

浮かれ過ぎて気が弛んで寝坊。

大変な事になるところだった。

「今日行ったらお休みー、週末は落語ー、かわら版も買っちゃうよー、ひゃほう」と浮かれていたら、あっさり寝坊した。浮かれるのも程々にねと。

お昼は「初ガツオの刺身弁当」と「たらことしらたきの炒り煮」(おかずを足すな、おかずを)。今日のお弁当の中に「初ガツオ」とあったのを見つけて、おおう初ガツオかあ、初ガツオね、初ガツオ!と、まるっきり「初ガツオ」の名前に呼ばれちゃって、今日のお弁当決定。大袈裟なまでに昼ご飯を満喫。

今日は社長からいよかんもいただいて、もうニコニコ。いくら9時まで働いたって美味しいご飯が有れば大丈夫だぜ!。さっきいよかんも食べてみたけれど、程よく甘くいい感じに酸っぱく、大変美味しゅうございました。私は一人暮らしをするまでは、非常に母親がよくしてくれていたので(何時に帰ってもご飯をよそってくれたし、料理に手を抜かない人だったのですよ)、毎日美味しいご飯を食べられるのは当たり前の事だと思ってた(だから気にもしていなかった)。でも、それはすべて母親のガンバリのお陰であって、一人だと気を抜くとどうでもいいものを食べてしまったりする事もあるなあ、なんて有り難かったのだお母さん!とね。

しかし最近の私の日記は、落語の事とご飯の事ばかりだ。土日は新しいメニューの試作会!(一人でな)
070126

健康を診断してきました。

職場での健康診断に行って来た。レントゲン写真を目の前にして「この白いのなんですか?」と聞く無知な私。心臓って思いのほか下の方に有るのね。

上着だけ脱げばいいと言われたレントゲン撮影だったのに、なぜか一人だけ「上半身裸」を言い渡された男子有り。好みだったのか。

採血で貧血を起こしそうになって、横になって採血した男子有り。採血室から腕に手を当てて出てくる様は、さながらネジ式のワンシーンのごとくよれよれ。注射器一本の血液をとられただけであの有り様、大丈夫か。女子に生まれていたら毎月ひっくり返ってしまう羽目になってたかも。男の子でヨカッタね。

心電図をとる部屋の壁に「昼寝のような気持ちで横になっていてください」と書かれてあったのを見て、「昼寝のような気持ちがわからない」と言った男子有り。人生に昼寝がないとは、なんということでございましょう。私の「ベスト昼寝場面」は、お日様と、干したての布団のたたんだのと、猫。

昼に選んだお弁当がいまいちで少しがっくり。でも追加でつけた「白子の酢の物」が、ものすごく酒のつまみにぴったりで、はしたないかなあと思ったけど持って帰ってきちゃった。これで晩酌をしたらかなりいい。

落語に関して色々書く紳士の皆様がいらっしゃるけれど、なんとなく好みの人と、どうも読んでいて違和感がある人とあって、昨日から読んでいた江國滋という方は、ちょっと駄目だった。どこが!と詳しく説明が出来ないのだけれど、なんとも読んでいて嫌な感じがしてきてしまう。こういう噺家さんが書いていらっしゃるものではない落語本は、読むと面白いものもあるけれど、そこそこにしないと実像じゃないものが膨らんでしまいそうだなと思った。

今日はイエローモンキーな気分。本当の事は何ひとつしゃべらない〜、だ。

2007.01.23

呼びかけども呼びかけども。

反応まるっきりなしの、こけし屋にいる猫。

職場の玄関の呼び鈴が、普段だと「ピンポーン」となる訳なのだけど、たまにいらっしゃるお客様でかならず「ピン、、、、、、、ポーン」とものすごく間を開けて押すお客様がいる。そしてこの最初の「ピン」が鳴って、次の「ポーン」に行くまでに、必ず職場で笑いがおこる。皆「…ククク」って感じで。なんとも絶妙な間でなるのですよこれが。今日もそのお客様が来たので、皆で「クククク」と顔を合わせて忍び笑い。前の席の男子曰く「主張がありますよね」。あんなピンポーンごときで笑っている、呑気な職場ですか。

こんな寒い日は、こたつで本を読むのが一番楽しい。あとは落語を聞きながら刺繍したりとか。風邪だけはひきたくないですねっ。

2007.01.22

「顔が疲れてるよ」

月曜日からそんな事を言われていてどうするか。

今日は私は大変機嫌が良くてですね、ええ、ええ、朝起きるのは辛いし、起きて3時間位は半解凍の肉みたいにだらっとしていますが、お日様が昇ってくるにつれ元気になるのでして。その上、各種いい事を思い出したり、思いを馳せてみたりしていたら、仕事も頑張ろうって気になりまして。調子にのって仕事をしていたら、体には思いのほかダメージがあったと。顔に出るって酷いな。

でも気分的にはノリノリ、今日も歩いて帰って来ましたし。オークションに出品している品物は入札が入っているし、お昼ご飯の焼きシュウマイもハラスの塩焼きも美味しかったし、今日も一日ありがとう、自分。<自分なのか。

明日は掃除当番。

2007.01.20

第三回ひろし寄席 銀座亭

午前中に池袋で用事を済ませて、近くなのでチラシでももらいに行こうと池袋演芸場へ向かうと、大変な人の列。いったいどなたが出るのかしら?と見てみたら、小さん師匠がトリをとられる模様。すごく沢山並んでいたけど、あんなに入るのか池袋。

その後、友人と歌舞伎座で待ち合わせてご飯を食べる。歌舞伎座も人がずらーっと並んでおりました。私は始めて歌舞伎座に来たのだけど、なんだか派手で豪華な建物ですな。友人とご飯を食べた後はひろし寄席に。居酒屋の一角を高座にしての落語会。そんなにギリギリでもなかったのに、中は結構な人でございました。でもって本日の落語会は、

金原亭馬治「牛ほめ」
久しぶりの馬治さんー。黒いお着物が凛々しいでございます。前回はお客さんが少なかったけど、今日は沢山入っていて「来れるんじゃないですか!」ってなまくら。そんなに長く話さずするっと牛ほめに。牛ほめ始めて聞いたけど、呑気でいい噺だ。でもってやっぱり馬治さんいいなあ。声がポーンとしてるし、なんかねえ活きがいい感じがするのだな、ぱっと明るいし。牛ほめにはかなりのお馬鹿さんな子供が一人出てくるのだけど、馬治さんのやりっぷりのせいか、ものすごく馬鹿な子供に見える。馬治さんが旦那になって喋る時の喋りぶりが聞いていて気持ちが良いですよー。今日はちょっと声ががらがらしてるかな?って所があった。でもいい。

金原亭馬吉「猫の災難」
馬治さんの兄弟弟子の馬吉さん、始めてみる。まくらほとんど無しで噺に。「猫の災難」も始めて聞いた。最初出て来て、話始めた時は正直ちょっと頼り無さそう…と思ったのだけど、話が進むにつれて、どうも聞き入っちゃうそんな声でした。せっかく買って来て一緒に飲もうと思ったお酒を先に飲んじゃう主人公がかわいらしい。お酒を飲む姿があっさりしてるなあって思った。この話聞いていると仕種が色々楽しそうだったのだけど、前の人が非常に大柄で、しかも姿勢をあっちにしたりこっちにしたりするので、ほとんど9割りがた姿が見えなかったのが勿体無かった。これからは少し緊張してもいいから、前にいった方がいいかなあって思った。ちゃんと姿が見える所でもう一回みたい。

五街道弥助「鰍沢」
弥助さんも「鰍沢」も始めて。今日は始めてばっかりだ。まくらでは兄弟子の五街道佐助さんが真打ちになって隅田川 馬石になるって話し。で「これからやる噺は笑う所が一つもない」といって「鰍沢」。確かに笑う所がなかった…。弥助さんはとても綺麗に話される方だなあという印象。すーっとお話が流れて行く。ところがねえ、またも姿が見えない訳で、非常に残念だった。あとこんなに綺麗に話される方の、人情噺じゃない滑稽噺なんかが聞いてみたいなあと。

金原亭馬治「お見立て」
時間が早すぎるのでという事で、馬治さんがもう一席、やったー。このせっかくのラッキーを「見えん」では勿体無かろうと、不自然に隣の紳士に寄って見た。全部じゃないけど随分見られるような状況になった。これなら早い内に隣の紳士に「みずらいので少しそちらに寄ってもよろしいでしょうか?」と言えば良かった。

馬治さんの「お見立て」も始めてだったのだけど、「お見立て」非常に良いですよ!。「牛ほめ」もよかったけれど、「お見立て」はなお良かった。私の好きな馬治さんの要素が沢山入ってた。喜瀬川花魁の勝手がチャーミングな所とか(馬治さんの女役が好きなんだな)、喜肋が困って愚痴る様とか(いい感じに軽いのがいい(、杢兵衛のダサさとか。最後の「どれでもお好きなのをお見立て下さい」の台詞の具合も非常に好み。いやー良かった、いやー良かった。

馬治さんは素敵だったし、三人ともキャラクターが違っていて楽しい寄席でございました。ただ、ここの店の作りのせいか、しばしば気が削がれるような事があったのが少し残念。もう少し気を配っていただけたらなあと。あと照明が強すぎる箇所があって、噺家さん達が眩しくて見ていられない時があった。

その後は懇親会。どうも落語会では良く有るようで(かわら版にも「打上げ付」とかよく書いてある)、知り合いもいない事だし、友人は仕事があるからと帰ってしまうしで、さくさく帰るつもりが、隣の紳士に「是非残って行きましょうよ」と誘っていただいたので、落語の懇親会ってどんなもの?と興味もあったので残ってみた。

そしたらもう楽しくて楽しくて。またも腹が痛くなる程に笑ったし、もー色んな人と色んなお話が出来て楽しかったし、色々な方に親切にしていただいて有り難い事この上無し。楽しくて浮かれちゃって、自分が気をくばらないといけないようなところで、ダメダメだったのが反省。いくら酔って楽しくて浮かれても、大人の女子たるもの(大人の女子って日本語はおかしいな)、きちんとしないといけない所はきちんとしないとな、という事は次の日起きてから気がついた、遅い、遅すぎるよ自分。

楽しくて有り難い一日でしたとさ。

2007.01.19

第一回浜松町かもめ亭

文化放送が主催する「かもめ亭」の第一回目に行ってまいりました。文化放送の12階だかの大きめの会議室のような所が会場。そこに行くまでには文化放送の社員らしき方々に「こちらです!」とエレベーターにのるのにも、2階に上がるのにもいちいち誘導してもらいながらの会場入り、ちょっと物々しいな。

入ってみてちょっと驚いた。100人位かなあと思われる会場の、前の方半分くらいには、まあこういう言い方もおかしいけれど普通のお客様。そして後ろの方にはスーツ姿の男性ばっかり。しかも名刺交換なんかしてるの、なんだこれ。そしてねえ、めくりに「浜松町かもめ亭」と書いてある。なんだか微妙にしきりが悪い感じで始まりましたかもめ亭はこんな感じ。

立川談修「かつぎ屋」
今調べてわかったが、私は噺を「七福神」と間違えてた。駄目ねえ。談修さんは私が前回にみた末廣亭での四派で深夜とまくらも噺も一緒で、ちょっと残念。御上手なんだろうけれど、やはり私の中ではちょっと綺麗にまとまり過ぎな感じがしなくもなく。そしてこの日が、いっ平さん、喜多八師匠、喬太郎師匠と、どんどん濃い人になってしまったので、印象が薄くなってしまったかもだ。

林家いっ平「お血脈」
いっ平さんを見るのは二度目。ものすごーくかむし、言葉も荒いなあなんて思うのだけど、妙に勢いがあって明るい雰囲気なのが、なんだか好印象。あれでかまなかったらもっともっといいのになあって思う。あと二世の方が自分の親の話ばかりをまくらでするのは、ちょっと苦手だなあと。自分の話をしてほしいな。でもあれかな、そういう話を期待する人が多いって事なのかな。

柳家喜多八「やかんなめ」
始めて見たけど、大変に楽しかった!。背中を丸めて、ゆーっくりやる気のなさそーうに出てきて、まくらも又やる気のなさそーに、もっそもそもっそも話す。それが何かこう「クククッ」っと笑えるのですよ。そして噺にはいると、あのもっそもそのやる気の無さ感は何処へやら、張りの有る素敵な声で、テンポよく進んでものすごく聞きやすい。そして出てくる「つむりを舐められるお武家様」がぴったりで、しかも大変にチャーミング。他の喜多八師匠の噺も聞きたいぞ!と思った。

柳家喬太郎「すみれ荘201」
爆笑。最初に「そう長い間出来ない噺なので」と不二家のネタで短い噺を。これがまずものすっごく楽しくて楽しくて。他の話は配進されるから来ていない人でも聞けるけど、せっかくなんだから来て頂いた人だけの話もという事でこの話。とてもこれは流せないってなお話でした。きわどい台詞が多くて(不二家もすみれ荘も(「三回目にも予定が入っているのですが、今日で最後かもしれません」って。この話が終わったところでおじぎをしたので「これで終わり?」と思ったけど、そのあと「すみれ荘201」。これは初聞きだったのですが、もうあっちやこっで爆笑爆笑。途中「東京ホテトル音頭」と「東京イメクラ音頭」も聞けたのです!。お客さん手拍子の手拍子入って楽しい楽しい。やった後に登場人物の口を借りて「ヤケにもほどがある!」ですって。今まで喬太郎師匠の話は「心眼」や「錦木検校」のようなじんと来る話に当たっていたのだけど、ここに来てこんな喬太郎師匠が見れて大変に嬉しい。これは独演会にも一度行ってみないと!と思った。

ところで喬太郎師匠が「名前を覚えていってくださいませ、私の名前は…」とめくりをみながら言おうとしたらめくりは「浜松町かもめ亭」。喬太郎「…かもめ亭浜松町と申します」って。文化放送よ、めくりぐらいきちんと噺家さんの名前のめくりを用意したまえよ。後ろ半分のスーツ姿の男性陣以外のお客さんは、女性のお一人様っぽい人が多くて頼もしいなって思った。何がどう頼もしいのか良くわからないけれども。

喬太郎師匠と喜多八師匠のお二人が大変に素敵で、私の中の「あったら行きたいリスト」に名前がまた増えた一日でしたとさ。

2007.01.18

御昼ご飯はうなぎの太巻き。

うな太巻きは人気で、本日11人中4人が注文。

今日は、そうとう一生懸命歩いたにもかかわらず48分。これは45分を切ろうと思ったら、途中で「走る」を混ぜて行かないと駄目だ。駄目だって、そういう記録を出す為に歩いてるのじゃないんだった。ものすごい形相で世田谷区から杉並区を駆け歩く私。駆け歩くって日本語は変か。

その途中に有るポプラでは、樽酒の量り売りをしていた。入ってみてみるとぼーんと樽が置いてある。これはなんとも楽しそうな企画をするじゃないかポプラ。今に帰りに一杯買って帰ってしまうのではないかと。

今の職場の面接で尋ねた時は「残業はそうですねえ、月に10時間くらいかなあ、そんなにないですよ」と聞いたつもりだったが、ここ一ヶ月くらい週に10時間くらいある。私が聞き間違えたのか。やりたければいくらでも仕事を出してくる、残業し放題。

これくらい寒いとSOFT BALLETのドライが聞きたくなるので、今聞いてる。「ツアー楽しかったなあ」「仙台は寒いのに女子校生は足だしまくってたなあ」「寒い駅に夜バスで朝について、そのまま仕事に行ったなあ」なんて事を思い出す冬。明日で一週間のお仕事終了、早い。

2007.01.17

1時間きりました。

あまりの腹まわりのやる気のなさに危険を感じ、ちょっと歩こうかと思い、昨日試しに仕事帰り職場から家まで歩いてみたらちょうど1時間。そして今日は雨だったけど歩きたい気分だったので、ENDSを聞きながら(昨日はSOFT BALLET)スタスタと歩いたら、なんと50分。やるな自分。これは雨が降っていなくて、鞄に入っている本を3册から1册にしたら、45分でもいけるかも。45分はいいが、なぜ鞄に3冊も本を入れているのかと。

実際一日中座ってPCを見ているような仕事なので、少しは動かないと肩こりとか便秘にもつながる訳ですしね。ちなみに千歳烏山→西荻窪。

雨のせいで仕事中、ちゃくちゃくとやる気がなくなり、そこに追い討ちをかけるようにラジオから流れてくるトムヨークの声。こんな雨の日にレディオヘッドなんて「私に死ねとおっしゃるのですか!」気分だ。雨の日に気持ちが凹むのは、これはもう気圧のせいだからしかたなく。天気になれー天気になれーと思いつつ、気圧配置図を眺めながらすごす午後なのでした。

寒いからお風呂に入ってとっとと寝るよ。

2007.01.15

ぶりかまの塩焼き。

私の今日の昼ご飯。こうも寒いと早起きをしてお弁当を作ろうなんて気は、これっぽっちも起きない。今までだったら「お昼どうしようかなあ」と悩む所だけど、今の職場は毎日違うお弁当が頼めるし、しかも食事代を半分くらい負担してくれる。いい所だ。そして今日はぶりかまの塩焼き。ぶりかまって綺麗に食べるのが難しい。

週の初めから残業だったわけだけども「下北演芸祭」のチケットが取れちゃってるものねえ、昇太さんもSWAも、まんぷくブラザーズだって見れちゃうものねえ、と仕事も鼻歌まじりでクリアーだ。

職場の近くにニワトリを放し飼いにしている家がある。全然出入り出来ちゃう庭だけど、ちゃんと庭の中でコケーコケーと10羽弱のニワトリが寛いでいる。そしてそのニワトリの1メートルも離れていないと所を、猫が歩いてる。あの猫の人がいいのか、ニワトリが強いのかどっちだ。猫に人がいいっておかしいか、猫がいいか。違うか、違うな。

寒い。

2007.01.14

皆の者であえー!

今日は2月に下北で行われる春風亭昇太プロデュースの公演のチケット発売だった。なにせ狭い小屋(劇小劇場)での開催なので、いつもにましての激戦が予想されたので、チケット取りの手練の友人にも応援を頼み、友人とともに打ちいって、希望通りのチケットを確保する事が出来ました。ぶほほぅーぶほほぅー(勝利のほら貝だ)。さすが私の友人達、迅速で手際のいい戦法をとったとみえる。

実は思いのほかあっさりとれたので、「実はみんなとれてるのじゃないのかしらん?」と思ったが、色々サイトを見ているとそうでもなさそうで。取れた事を大変に有り難く思う訳なのです。あれかな、いつも八百屋に行く途中で、荻窪八幡様にお参りしてるからかな。なにせ100と少しの小屋なので、11時のスタート勝負だと思って気合いを入れたのがよかったのかな。有り難い有り難い。

友人はロッピーの前にいたらそれらしき人が来たので「もし同じ日の同じ時間のを取るようなら一緒に取りましょうか」と声をかけたら、偶然にも同じ日も希望だったようで、一緒にとって差し上げたらしい。さすがだ友よ、気が利く。ちなみにその女性(美人)は、かわら版を片手に、友人の後にも何か挑戦していたらしい。公演を見に行ったさいには声でもかけてみるかと思ったり、美人だそうですし。

チケットが取れてうかれまくって一日過ごす。主に保存用の食料作り。スープとか煮物とか。そういうのを作っておけば、料理が面倒臭い時に、すぐに食べられて便利。機嫌がいいから料理だって鼻歌まじりでババンバンですよ!。始めて買った縮れたほうれん草が、おひたしにしたら大変に美味しかった。期間限定とかに弱い。

ほとんど家にいたので落語のCDと音楽のCDを交互に聞いていたのだけど、筋少の曲ってどれもいいなあと改めてしんみり。今日は特に「サーチライト」にぐっと来た。当時聞いていた時も「オーケンたらこんな歌詞を書いて…」と思ったが、今聞くと良い曲だなあと思うのと同じくらいに、なんて痛々しい歌詞かとも思う。「サーチライトのつもりか!サーチライトのつもりか!」と繰り返す所がなんとも。そういう風に歌えるからこそ、オーケンの歌は誰かの心のサーチライトになり得るのだろうなって。あらやだ真面目な事書いちゃった。

ものすごく長い日記でなんだが、これは書いておかないと。オール読み物の「御宿かわせみ」の明治編を読んで、声がでそうな程に驚いた。それはない!それはないだろう平岩弓枝!って。今までずっと読んで来た方が読んだら驚くと思う。それはない!って思うと思う。小説の中の人物なのに、なにかこう本当にあった人の事のように思えちゃうから、読んでいて辛くなっちゃうもの。なぜそのような方向へ持っていくのか平岩弓枝よ。

色々あって今日も終了。

2007.01.13

こたつで読書。

なんかしら動くのが億劫だったので、一日中こたつに入って本を読んで過ごした。姫野カオルコの「コルセット」、丸山健二の「鉛のバラ」、春風亭小朝の「胎動する落語」、古今亭志ん生特集のムック。姫野カオルコはずっと好きだったのに、ある時期からずっとなんとなくしっくりこず読めなくなっていたけど、ふと先日久しぶりに挑戦したら良かった。「そうそうそうなの」っていう台詞がいくつもあった。本や音楽ってタイミングだなあって思った。

先日きゅりあんに落語を見に行った時の事。私はエレベーターで「御一緒した皆様がドアーに挟まれないよう『開く』を押している」という大役を(なんとはなく)仰せつかり、ぽちっと押して皆様が出るのを待っていた。するとハコにいっぱい入っていた中の三分の一位の方が「ありがとう」といってくださったり、会釈をしてくださったりした。当たり前の事をしてるのだから、何もなくてもなんとも思わないけど、何か返して下さると嬉しいものですねえあれは。洋服や化粧で外側を着飾るにはお金がいるが、人への心遣いにもとではいらぬとは良く言ったもので。偶然なのだけど、その三分の一の人はほとんどが後の方に出た人だ。だからなんだ。

夜は一日の終わりのきっかけがつかめず、無駄に夜更かし。

2007.01.12

きゅりあんに小朝・昇太の二人会を見に行く。

品川区の施設らしいけれど、またこれえらい大きくて立派な施設で。傾斜が緩くて広々で、椅子も座り心地が良くていいのだけど、後ろの席だったらたいそう見ずらそう。しかし各市町村が色々なホールをつくってるのね。今までで落語を聞くに良かったのはかなっくホール。程よい傾斜と広すぎないキャパのお陰で、非常に見やすく聞きやすかった。それはさておき今日はこんなふう。

春風亭勢朝「紀州」
喋り方はハキハキしててテンポも良くて、程よくヌケた感じもあって良かったな。また機会があったら見てみたい。私はなぜか勢朝さんの事をもっと年齢のいった人だと思っていたが、全然違った、若者だった。1962年うまれって噺家さんとしては若者だよね。

春風亭小朝「ねずみ穴」
まくらではぽんぽんぽーんと洒落を投げてきて、結構あっさり噺に入った。私はねずみ穴ってちょっと苦手なのですよ。火事になって首をくくるまでがあまりにも「それはないわ」な噺なので。小朝師匠は前に聞いた楽太郎師匠よりもあっさりした印象。サゲも楽太郎師匠のとは違ってた。すーっとあっさりしているような印象なのだけど、途中で聞いていてダレてこないのは、やっぱり噺の巧さなのかなあと思ったり。

お仲入り
後ろの家族のうちの娘さんが「ほら、人間国宝の子供で歌が上手い人がいるじゃん!」としきりに言うが、父親が「そんなのいないよ」と一括。後ろをむいて「いると思うな」って言いたくていいたくて。私の隣のカップルの女子の方、小朝師匠の時に寝ていた。なぜ寝ていたかがわかったかといえば、「フゴッ」って聞こえたから。寝るなら静かに寝ようぜ。

翁屋勝丸(大神楽)
私は今までに見た神楽の中で一番下手だった。が、面白かった。微妙な間と、下手さをそのまま出して、それでも頑張って、最後にはなんとかなっちゃう所とが微笑ましい。ああいうので本当にすごい技が出ると「はー」って声が会場中から漏れるのがいい。

春風亭昇太「ちりとてちん」
藤色の着物に鼠の袴。ちらりと見える襦袢が甚三紅(「じんさんもみ」と読む、いったらサーモンピンクみたいな色)で、藤色+甚三紅+昇太さんが非常にいい感じだった。ここのところお馴染みの初詣、カップル、紅白の話に加えて納豆の話も。「痩せるって付けばなんでもうれるんですよね。だったら皆様も家に帰ったら家の人に言って下さい。昇太の落語を聞いたらこーんなに(袴のお腹のあたりをひっぱりながら)細くなっちゃったーって。そしたら僕の公演のチケットもばんばん売れちゃって」ですって。今でもばんばん売れてるでしょうに。この納豆の話をしている時、ものすっごい嬉しそうな顔で話してて、聞いてるこっちまで破顔一笑状態。っていつもだけど。「ここ永平寺では」の台詞のトーン、今日のが一番好み。ってどう違うんじゃ、どう違うんじゃ。

今日のちりとてちんは、ここ最近見た中で一番うけてた。美味しそうに飲み食いするシーンでは拍手が沸いたし、食べようとして仰け反るシーンはウケがいいからか、すっごい仰け反ってたし。この話を聞くのは2007年で3回目だけど、また大笑い。たまらん。そしてサゲの台詞を微妙にかむ昇太さん。ははは、なぜそこでかむか、とも思ったけど、お疲れなのかなあとも。

最後に幕が下がって行く時に、いつもの片膝立ててピース!が出た。あれが出るとなんだか余計に嬉しくて、つい両手をあげて喜んでしまう。ライブでは両手をあげて喜んでいる人は山といるけど、落語ではあまりみない。でも私にとっては、もう嬉しくて嬉しくて手を上げずにはいられない気分になるのが、昇太さんの落語なんでございますよ。

しかし、ここまではまるとは思っていなかったな…

2007.01.11

もっさい村の副村長。

もっさい村がどんな村かは、語感でわかってもらえたら幸い。

この週はずっと、もっさい村の住民みたいにだれだれで、眉を書くのが手一杯な日が多く、加えてこの日はもっさい度も最高潮で、我ながら「これはどうなのか」と思った。どれくらいかと言うと、とても友人知人にはあえないし、ライブや落語になんかいけるわけないよ!っていう姿。どんなだよ。

夜も、何をそんなに疲れているのかわからない程にだるくて、最低限の事(ご飯と風呂)を、なんとかこなしてそそくさと布団に。体の位置を確認している内に、あっさりおやすみなさい。

仕事に行けて本当に良かった。<レベル低。

2007.01.10

SWAが古典をやる会

横浜にぎわい座での正月公演。SWAメンバーが古典をやるのでございますよ、とても楽しそう!。楽しそうとか書いてるけど、チケットの発売を忘れていて、ギリギリ滑り込みでチケット確保だったので(Yさんありがとう)、一番後ろの一番はしっこ。仕事を定時でぶっちぎって、電車に乗っている意外はすべて小走りで向かって、開演2分前に会場到着。大変に見やすい会場だった。そんなSWAはこんな感じ。

挨拶
まずは赤いSWA着物を着てメンバー登場。メンバー紹介と新年何をしていたかを話す。鴨にみかんののったのを全部食べちゃって怒られた(白鳥)、北海道に行ってた(山陽)、普通通り(喬太郎)、寄席で大変(彦いち)、「ああ、こういうのっていいなあ」(昇太)。「帰って来てさ部屋を見たら電気が付いてて、部屋に入ったらなんだかあったかくて、ああ、こういうことなんだいいなあ。と思って探したらこいついないの!」だって。昇太さんちに遊びにきて、電気もエアコンも全部つけたまま、おまけに鍵をあけっぱなしで飲みに行っちゃった山陽さん。自己紹介の時「おまえら中途半端なんだよ!」と昇太さんにつっこまれる白鳥さん&彦いちさん。

神田山陽「宮本武蔵」(ってタイトルでいいのかな?)
「これを聞いた事のある人はそうとうのマニアですよ」と言って語り始めたその話、あ、聞いた事あるよアタイ!。昇太さんの独演会にイタリア帰りの山陽さんがゲストに出た時の話だ。今日はこれからもっともりあがりそう!ってところでタイムアウト。それは残念だったけど、家に赤い着物を取りに帰った時の話で「来たのなら声くらいかけてください」って後から奥様からメールが来って話しナイス。師匠の臨終に間に合わなかった話もすごい。奥様と不仲そうな話をしているけれど、知人の話では一緒にどなたかの公演を見にいらしていたとの事。面白い話はいいけど、嘘だったらいかんなあ。やっぱり山陽さんの講談を一度しっかり聞いて見たい。どこが!と適当な言葉が見つからないのだけど、なにかこう山陽さんってカッコよく見える。

柳家喬太郎「錦木検校」
喬太郎師匠のお話は3回目で、そのうちのSWAでの公演1回以外は両方とも盲の話、偶然。途中ものすっごい張り切って間違えちゃって、それを上手に噺に取り込んでいたのがすごいなあと。手練な噺家さんなら、そういう事が出来て当たり前なのかもしれないけど。錦木が跡を継いだ若様の前行った時の心持ちや、せっかく約束を果たせると思ったそのとたんに錦木に逝かれてしまった時の若様の気持ちがねえ、陳腐な台詞でなんですがジーンときますよ。じーんとこさせるのが噺家さんの力か。

春風亭昇太「時そば」
まくらはここの所の新春の落語会で話している初詣、カップル、紅白の噺なのだけど、何度聞いても楽しいなあ。微妙に変えて来てる所とか。着物は藤色の着物に、よくはいていらっしゃる鼠っぽい袴。時そばも好きなシーンが目白押し。調子良く一文安く食べる男の勢いの良さも、引っ張られる様も、何度言っても安くなったからくりがわからない所も、ぼんやりした男が食べに行った先の蕎麦屋の困惑ぶりも、一つ一つのシーンが非常にチャーミング。「オレ蕎麦っ食いだからよー!」とか「これ、すごく長いの…(ちゅるるるるんっ)」とか。そしてここでお仲入り。昇太さんが古典をやるときに現代っぽい固有名詞やギャグを入れない所が好き。あ、蕎麦屋を呼ぶ時に「検校ー!」って、先の喬太郎さんの間違えちゃったネタを出してた。白鳥さんは昇太さんの蕎麦ネタを出してた。

三遊亭白鳥「親子酒」
今日の白鳥さんも途中ハラハラする所あり。上手とはいえないと思うのだけど、あのまごまごぶりがなんとなく微笑ましく見えるのはなんでだろう。後半ちょっとダレたかなあという感じもしなくもなく。

林家彦いち「愛宕山」
彦いちさんがユーコンを下った時の話をしてくださったのだけど、ユーコンの川下りというと「水曜どうでしょう」のあのユーコンばかりが目に浮かぶ。小咄の話に私は大ウケだったのだけど、あまり皆様笑っておらず、思いきって笑えなくて残念。
「台所はどこにつくるんだい」
「勝手にしな」
ほら、すごくいいでしょう!(ちょっと言葉尻が違っていたらごめんなさい)。愛宕山は、先に全部あらすじをしゃべっちゃった、1分半で。で、改めて愛宕山を川下りバージョンでやったのですよ。最初はなんの話かわからなくて「?」って気分で見ていたのだけど、それは私だけではなかったようで、彦いちさんも「皆さんなんのはなしだろうって顔をしてますが」って。話はもうキングサーモンに跨がったり、手ぬぐいと扇子でピストルと散弾銃をやってみせたり、曰く「古典落語が進化する時!」だ。「手ぬぐいで銃」は「ほー」と感心したけれど、ピストルなんかが出てくるとちょっと物騒な感じがしちゃうなあとも思ったり。

最後に皆様で出てくるかなあと思ったけど、出てこないまま終了。今やった演者がめくりも座布団も自分で返すってのが新鮮。楽しい会だった。あれくらいのハコだとどこでも見やすくていいな。帰りは一緒にいった友人と、偶然会った友人とで中華、美味しかった。大笑いして美味しいもの食べて、いい一日でしたとさ。


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2007.01.09

朝の葛藤。

最終的には「起きて仕事に行く」しか選ぶ道はないのだけど、ギリッギリまで行かずにすむ方法を考えてるダメ人間。行かずにすむ方法なんてないっていうの。ここで行かないとどうしようもないのに行けなくなったら、それは職場に行かずに病院へ行けという事な訳で。

もう2007年になって一週間も経ったんだなあと、出勤の電車の中で思う。

2007.01.08

たまには家で。

池袋か浅草の初席に行こうかなあと考えながらも、年末からずっと出ずっぱりで家の事がなあと思い、今日は寄席は諦めた。図書館に行ったり、掃除したり、そんな事をしていると一日もあっという間だ。

テレビで映していたのを見たのだけど、成人式をディズニーランドでやるっていう、あれはどうなのか。成人式ってそういうものか?「浦和市の成人式の出席率75パーセントです」とか言ってるが出席率が上がればいいものか?。取材されてカメラに向かってピースを出してる馬鹿とか、語尾が全部伸びてる馬鹿とか、全部大釜で煮ちゃえばいいのに。不味そうだけど。

桂米朝師匠の「三十石夢の通い路」をCDで聞く。音だけなのに、なんだかこうカラフルだなーって思った。みんなのやり取りがテンポが良くて、威勢も良くて、シャレが効いてて、馬鹿馬鹿しくて楽しい。生で上方落語のお上手な人も見てみたいな。あ、来月文珍師匠をみるな、楽しみだ。

落語を聞きに行ったり、時代小説ばかり読んでいるせいか三味線をやってみたいなあなんて思ったりもしつつ、最近フラダンスって素敵だなあともおもったり。あの穏やかなテンポにのせて、女性らしい柔らかい動きに、可愛らしい衣裳、いいな。色々なものに興味を持ち過ぎだ。

2007.01.07

今日もはしご。

まずは保谷こもれびホールに昇太さんを見に行く。東伏見の駅に思いのほか早く着いたので、伏見稲荷にお参りした。家族や友人が健康でありますように、芸事をしている皆様(ミュージシャンも噺家さんも)にとって今年が良い年になりますように、と。芸事をしている皆様の身内ではないけれど、お参りする時は、なんとなくそう思う。

そしてその後、道を間違えていた事に気がつき、いや正しくは目標の場所を間違えていたので道を間違えたというよりも「馬鹿だった」という話。間違えてた先から正しい先へ行くバス停で一緒だったご婦人が、偶然にも同じこもれび寄席を見に行く方だったので、道中ずっと御一緒して、落語の話をしながら会場へ。小朝師匠がお好きなご婦人、ここでもお菓子をいただく。今日の演目はこんな感じ。

前座さん
早口で名前をおっしゃったのでどなたかわからず。結構楽しかったのだけど、何せどなたかわからず。

林家木久蔵
昨日とちょこっと違う話もまざりつつも、ほとんど同じ話。でも楽しかったなあ。ちゃんとした噺(という言い方も変?)はやらないのかな、新春だからなのかな。木久蔵師匠はでてくる時と下がる時、かならず高座までの間に一度止まって客席に向かっておじぎをしたり、話の最後を新年の挨拶で締めるのがいいなあと思った。

〜お仲入り〜

林家久蔵
…どのお話をしたか覚えてない、昨日の事なのに…。保谷の出身だそうで、まくらは主に地元の話。何がどういけないっていうのではないけど、途中眠たくなってしまった。

春風亭昇太「ちりとてちん」
今日は藤色の着物に鼠の縞の袴。まくらはほぼ昨日と同じだったけど、F1の話は私は始めて聞いた。これがまた楽しいお話でしてね、そして妙に大きい声で「ニャーンッ!ニャーンッ!」(レースの車が走ってる音)を繰り返す。えらいはりきって繰り返すなあと思ったら「この時間になると寝ている人がいるから起こそうと思って」ですって。確かに会場中の人を起こさんばかりの勢いだった。保谷の人は初詣での話の時の「こっそりお賽銭をくすねるアクション」に反応がなかった。面白いと思ってないのか、気が付いていないのか。ちりとてちんは昨日聞いたにもかかわらずやっぱり面白い。お酒や食事をいただく時の美味しそうな事!。後ろのおじさんが「上手いなあ」って呟いてた。あと赤ちりとてちんに挑むシーンの悶えっぷりがたまらん。はー楽しい。

ここで一度家に帰って、ちょっとだけ悩んだけど(急に体がだるくなってねえ)末廣亭の四派で深夜を見に。相変わらずここに並んでいると、酔っぱらった皆様からの各種お声が聞こえる(流行ってるんだよなー落語、すごい人ー人気あんのー、などなど。黙って通り過ぎてくれよって思う)。そういえば並ぶ前に末廣亭の近くでオジサマ2人と20代後半位の女子が大きな声で挨拶しているから目をやると、オジサマ2人の方がどっかで見た事ある顔。確かねえ噺家さんですよ。けっこう酔っぱらってた。それはいいが、あの女子がどういう経緯であの年長噺家2人と飲む事になったのか?って思ったりして。それはさておき今日はこんな感じ。

鈴々舎風車「やかんなめ」
面白かった。ハキハキしてるし、間延びするような所がなくて聞きやすかった。でも私の中では「もう一度聞きたい!」まではいかず。

三遊亭好二郎「お見立て」
つまらなくもなく、でもすごく面白いという訳でもなく。といいますかね、最近思うのだけど、一回見ただけで「ああ、こうだったなあ」って印象に残る噺家さんって実は結構少ないのかも?と。

瀧川鯉枝(新作かな、自動車学校の話)
私はこの人のちょっとロボ声みたいな声と、あまり起伏のない話し方がどうも苦手で。

立川談修「七福神」
新年らしいいいお話だった。着物と羽織りと半襟と手ぬぐいの色の合わせ方が私の好み。着物の趣味が自分の好みに近いと、それで好印象になるなあと思った。まくらでは末廣亭の初席で立川流の自分がトリをとるっていうのはもう大変な事、これも末廣亭の社長のお陰って話をしてた。 この談修さんといい、ちょいと前にみた笑志さんといい、立川流のお二人は始めて聞いた時の印象が似てる、「これだ!」っていうわかりやすい個性が見えないの(私にはって話しですよ)。笑志さんを見た時「特にどこがいいのか…」なんて感想を書いたのだけど、そのあと何人かの二つ目さんの同じ話「元犬」を聞いてたら、「ん、笑志さんのが一番良かった」って思う訳だ。それって上手って事よね。

そう思うと談修さんはお上手なんだなあ思う。聞きやすいし、すーっと流れていくような話し方で。またこの話のサゲがイイ感じなのですよ。聞き終わった瞬間に「ほー」っとニコニコで感心するようなね、そういうサゲなの。サゲのタイミングも非常によろしかったのではないかと。何より新年にこういう噺を選んでいらっしゃる所もいい。ただ欲を言えば、私のような落語初心者には、先にも書いたように、もう少しわかりやすい個性ってのがあったらもっととっつきやすいなあと思ったりも。しかし私も初心者のくせにえらそうな事ばっかり書いてるな。

なんで談修さんだけ、こんなに感想が長いかといえば、今回のお目当てさんだからという話し。あーでもいくらお目当てさんでも、他に気に入った人がいれば、そっちの人の話を長く書くかもか。

終了後は2人の紳士と一緒にお茶をしながら落語について色々話す。落語を好きになってから、今までとは違った人と知り合ったり、お話するような機会が増えたのが嬉しいなあと思いながら帰路につくのでした。

2007.01.06

落語漬け。

そうとでもいいましょうかねえ。

今日は松戸に昇太さんと、木久蔵師匠と、たい平さんの出る三人会を見に行って来た。尾張出身の私にとっては新八柱なんていう駅は京成中山に続いて「聞いてもぽかんとする駅」な訳で、しかもまた駅からも中途半端な所にある森のホール。行は雨が酷かったし道に迷ったらシャレにならないなあとタクシーを使ったのだけど、たいへんにしょぼしょぼした運転手さんで、「正面玄関でいいですか?」という声が小さ過ぎて、聞き取るのに四回くらいかかった。そんなしょぼしょぼの運転手さんに連れられて740円かかってついた三人会はこんな演目。

春風亭一左「子ほめ」
前座さん。上下のはっきりしない人だった。って、落語を聞き始めてまだ半年のお前が何を言うか、という話ではありますが。声がものすっごい広がっちゃってて、この後の師匠方の時にはどうだろうって、それが気になってしまった。

林家木久蔵
いきなり木久蔵師匠。すごく長いまくらだった。「いつ噺にはいるのかしらん?」と思っていたら、いつの間にか終了。木久蔵師匠っていうのはああいう事も多いのかしらん。北朝鮮、ビエラ、富士子婦人、化学者どの話も楽しかった。話した後ご自分で「ふふふ」と笑いながら口元を押さえる仕種がチャーミング。与太郎を気取っているのか、本当に与太郎なのか、どっちなんだ。

〜お仲入り〜
ものすごくどうでもいい話だが、アナウンスのトーンがものすごく暗いの。お通夜の道道案内より位。あと開演を知らせるブザーの音が大き過ぎ&長過ぎ。いつまでたっても「ぶーーーーーーー」っていってる。

林家たい平
気が付くとたい平さんを一ヶ月の間に3回見てるのだけど、偶然にも全部まくらが一緒。でも噺は全部違っていて、今日は「紙屑屋」だった。花火とか役者とかのネタは、あれたい平さんの落語には必ず入るものなのかな。落語も楽しいけれど、あの秩父夜祭りのスターマインはねえ、感心しますよ。

春風亭昇太
出囃子の時に手拍子がおこりかけてた。今日は良くお召しの紅鳶っぽい着物に末廣亭で着ていた(と思われる)袴。ちらりと見えた襦袢が黄丹(早く言えばオレンジ!)みたいな色で、お着物と非常にあってて素敵だった。今日のまくらは色々なまくらのピックアップ版みたいな感じ。海外旅行、洗濯機、初詣、カップルなどなど。初詣のまくらの「ものすごくさりげなくお賽銭をくすねる」シーンが好き。あとカップルの話の時、「早く教えろってーの!」と言いながら立ち上る→蹴り付ける→お行儀の悪いアクション!のシーンもいい。噺は「ちりとてちん」。「戦後一番変わったものは」のフリで、今まで聞いたのは「女性の地位」だったが今日は「食べ物」。そして「ちりとてちん」に突入。「きゃー!ちりとてちーん!」ってこれは私の心の叫びで。

先にテレビで見ちゃってたのだけど、もうやっぱり面白かった。あの灘の酒を飲んだ時の「んっああ〜」っていう右手の動きとか、ちりとてちんの匂いを嗅いだ時の「ああ〜ん」って所とか、「男の生きざまみせてやるー!」の所とか、大変いいんでございますよ。聞けてすごく嬉しい。あ、正月に日本の話芸の再放送で見たから、余計に「見たいなあ」という気分だったのか自分。今日は幕が降りきる間、ずっと頭を下げていらっしゃったのも印象的。でも私は幸手の時のように、おちゃらけてスターマインの真似をしたり、片膝付いてピース!って出していらっしゃる昇太さんの方が好き。

昇太さんのお話はとても楽しかったけど、お客さんがなんかねえ、微妙な所で笑ったりするんでございますよ。先日みた末廣亭でもほぼ同じまくらだったけど、こういうリアクションは無かったなあってのとか、「え、今って笑うとこか?」なね。そういうのって不思議だなあって思った。どちらがいいとかでは無いとは思うけど、好みは末廣亭の方。雨が土砂降りの中、駅まで歩いて一旦帰宅。といいますかね、歩いて15分の所に740円も払ったかと思うと、ちょっと切なく。しかし行と帰り同じルートで電車の切符を買ったはずなのに、値段が90円も違うのはどういう事かJR東日本。手妻か?

一度出かけて戻って来てNHKでやっていた南光師匠と文珍師匠の「わがまま演芸会」を見る。南光師匠の「初天神」、上方落語も面白いよね。あの関西弁のせいか、出てくる人がチャーミングに見える。自分がどっちの落語にも違和感なく入れるのは、もともと名古屋に住んでいて関西弁にも少しは馴染みがあるからかなあと思ったり。ゲストのたい平さんのやった噺は、なんとさっき聞いて来た「紙屑屋」。当たり前だけどねえ、生の方が面白いですな!。でもテレビで見た事のない噺家さん(たい平さんは聞いたこと有るけど)が聞けるのは嬉しいですな!。昼にやっていた繁昌亭の特集は明日見よう。音羽館で微妙な本を見つけて購入。なんと昇太さんが真打ちになった時の記事や、女装してる写真などが載っていたのですよ。真打ちになられた時だから随分と前の話になるのだけど、その着ている洋服のダサさっていったらもう、ほほほと笑うしか無い位の、そういうねシャツですよ。もちろん細いベルト付きの「シャツイン」の着こなし。ほほほ(笑い過ぎだ)。こういう楽しい本を見つけると、「物と言うのは望んでいる人の所に出てくるものなのですな」と思う次第。しかしあのダサさ。ほほほほ(もういいって)。人の事笑ってる場合じゃ無い、私だってその頃はクラッチの超ミニのワンピースにヒスの毛皮とか着てライブに行ってたのですし。どこの店の人だ?これから仕事かよ?っていうね、そういう話。

本を見ていて、もっと前から知っていたら良かったのにと思う反面、今の私から見るとその時の昇太さんの姿はあまりにも堅そうでありインテリ風を吹かせいそうであり、正直感じ悪いと思えなくも無く。その頃の私は(14〜5年前、SOFT BALLETまっさかり)昇太さんがいるのを知っても、その時のオレアンテナにはひっかけなかっただろうなあと。今の昇太さんに今の私が巡り会うのが、きっと一番いいタイミングなのだろうなあと思うのでした。どんな事でも自分の都合の良い方にとりたい派。

寝るかな。

2007.01.04

笑い初め。

お久しぶりの日記でございまする。まずはあけましておめでとうございます。なぜにいきなり一週間も日記が途絶えていたかといえば、サーフを見た翌日から帰省をしておりまして更新しそびれた、ただそれだけの事と。昨日帰ってきました。帰省中の事はまたおいおい書くとして、今日はこれ。

新宿末廣亭の初席を見て来たのです。初席は新年の顔見せのようなものだから持ち時間も短く、話をやらないで終わってしまう事も多いなんてのをものの本で読んだりもしたのですが、それはそれ、新年あけてまずは笑って年を迎えようという縁起担ぎな気持ちも含めて行ってきた次第。立ち見もでるらしいと聞いて「これはきばらな!」と開場の2時間前に会場についたら、思った以上に勇み足で、余裕の一列目を確保。運がいい!。まあ、運じゃ無くて「早く行って並ぶ」という力技な訳ですけれども。

私はニ部を見たので総勢20名近くの出演者。かわるがわる出てくるので、正直な話お目当てさん以外は誰が誰ややら状態ですよ、初心者の私にとっては。一番最初に出て来た神田蘭嬢なぞは、名前をいって「よろしくおねがいいたしますー!」といったら終了って(今芸協のサイトを見たら彼女はまだ前座さんでした)。最初の方は自己紹介と小咄一発ごきげんよう!、そんな風。

ほとんどの方は普段の落語でいうところのまくらのようなお喋りをして終了。悪くいえば慌ただしくて目まぐるしいけど、良くいえば1人が短いから飽きない。どんな人がいるのか見にくるには非常にうってつけなんだなあと。そして本日見たのは多分この皆様。なぜ多分かといえば、もうそれはそれはあっという間で、最初にも書いたように私のような初心者には覚えていられないって話で。パンフ見ても「交互出演」とかありますしね。

神田蘭
古今亭錦之助
春風亭昇之進(彼以降真打ちさん、多分←どこまでも自信無し)
三遊亭遊之介 
☆この人は顔が誰かに似てるのが気になって気になって。
都家歌六
☆のこぎりをね、ヴァイオリンの弓を使って「みょぉぉぉ〜ん うぉぉぉ〜ん ひょよよよよ〜ん」と弾くのですよ。どうやってあんな音を?と見入ってしまいまった。テレビでは見た事があるけど、目の前でみると「ほおぉう」ってなる。そしてにかーっと笑いながら出てくる様が、なんとも福々しかった。
桂歌助
☆あ、この人だったかな。最後にね着物を端折って「かっぽれ」に合わせながら操り人形の踊りを見せてくださったのは。話はともかく(ともかくじゃないよ)その踊りがお上手で「はー」っと感心。足とかひゅーっとね、本当に操り人形をうえに持ち上げる時みたいになるの。私は噺家さんが噺の最後に踊りをやってくれたりするとなぜか嬉しい。
春風亭柳好
☆昇太さんいわく「いつ電話をかけても家にいるしょぼしょぼの男」の柳好さん。前にかなっくホールで拝見した時はそんなに感じなかったけど、今日は独特の飄々とした感じがすごくして、なんともいえず朗らかな気持ちに。なんでしょうあれは。不思議な魅力。
雷門助六
松旭斎八重子
桂円枝
☆「宝船から出て来ちゃったのかしらん?」って風情の、もうねえ、私からみたらおじいちゃんですよ。しかも今日は落語を話さないで、だらだらと世間話の続きみたいな噺をしてるのだから、「おじいちゃんみたいだな感」もそりゃ溢れるって話。ウケなかったからもう一度って話したら、また違うオチがっていうのは、世間話ではないところってやつで。もう、いちいち話に感心する私、だ。うなずくなオレ。
三笑亭茶楽
☆多分「紙入れ」をやったのは茶楽師匠(私の記憶違いでしたら訂正メールをいただけたらと思います)。梅紫な感じの綺麗な色の着物で、座り姿が非常におだやかにおさまりいい感じ。私はまだ馬治さんの紙入れしか聞いた事がないから、別の人のを聞くのが新鮮。すーっとした紙入れでした。
春風亭昇太
☆昇太さーん!。もうお囃子でデイビークロケットが流れてくるだけでニコニコしてくる。今日は藤色の着物に菜の花色と鼠の縞の羽織り、ちらりと見えた襦袢が今日は朱っぽい色の小さい柄物だった、やっぱりお正月公演でおめでたいから?。そして何せ近かったのでクラゲ紋もしっかり見えた。今日は落語はなく(この言い方も変?)他の方同様に長いまくらだったのだけど、始めて聞く話ですごく面白かった。初詣でとレベルの低いカップルの話。落語はやらなかったけど初詣での話で、昇太さんの素敵仕種の一つの「しがみつかれる(引っ張られる?)男」が出て来て妙に楽しい気分になる。飛んで来て頭に当たったお賽銭を、怒りながらすごくさりげなく懐に入れる様とか、短いながらも非常にアクションは派手だし、すごい勢いで話してて、聞いてるこちらは笑いが止まらん。また笑い過ぎて咳き込んでる人がいた。すっごい勢いで動きたおして、喋り散らかして「もうつかれちゃったし時間も来たのでこれで」と終了。「もう二度とお会いする事もないとはおもいますがー」と退場していかれる昇太さん。昇太さんの話を聞いた後は、心地よい笑い疲れで軽くぐったり。
Wモアモア
☆漫才。ロケット団なんかより二世代くらい上の漫才。昇太さんのお陰で笑いのストッパーが弛んで、ものすごく笑いやすい体勢に入っているせいもあって、すごく笑っちゃった。
桂歌春
☆ずーっと「うぁおう」と上から大きく弧を書いて話しかけてくるような感じの話し方で、妙に笑っちゃう。今芸協のサイトを見たら、思いのほか年長の方で驚いた。そうは見えなかった。
三遊亭小遊三
☆初小遊三師匠。期待していた通りステキ。喋り方が威勢が良くて、スパンスパーンとしてる。お着物も渋くてかっこいいし、今度は落語を聞きに行くぞ!と思った。微妙にワンテンポずれて笑うお客さんがいたせいかわからないけど(お客さんちょっと遅いよ!と指していらっしゃったぐらい)、ちょっと喋りにくそうかなあって思う時があった。
〜お仲入り〜
山遊亭金太郎
桂伸乃介
春乃ピーチク
☆似顔絵漫談。ここにもまたナイスジジイが!という、そういう人だった。喋りは結構クールでね、喋りながらお客さんの似顔絵を書いて行くのね。こう書くと「どこがおもしろいんじゃい」と思うかもしれないけど、なんか楽しいんだこれが。ベレーにチェックのジャケットもオシャレ。82才とは思えない。
橘ノ圓
☆またこう七福神から出て来たような人が。柳橋師匠の「明日九時に新幹線」の話がいい。ああも近い席で自分の祖父と同じような年の師匠に、落語じゃ無い話(ようは世間話のようなまくら)をされると、孫みたいな気分になってくるのは私だけか。
桂米助
☆長島茂雄氏の話を色々していたのだけど、あれは本当の話なのかしらん?
林家今丸
☆紙切り。今まで見た正楽師匠やニ楽師匠とは、微妙にテイストが違って感じ。それとは別に切るのが早いような気がする。
桂歌丸
☆歌丸師匠はねえ、着物がすごく上品だなあと思った。着物の色もすごく落ち着いたでも地味すぎない色だし、襦袢は地味目な色だけど水玉で、伊達襟も小さい柄のがすっと入っていて、素敵な着物姿だなあと。「壷算」をおやりになりました。しかし落語の話というのは、人によって本当に違うもんだなあと。いったらもう歌丸師匠、おじいちゃんクラスですよ私から見たら。でも、話して行くうちにどんどん「おじいちゃん感」が見えなくなって来て、その出てくる若い威勢のイイ男子になってくるのがまた不思議。

と、こういうね。最前で三時間かぶりつきで見ていたので、もう三部を見る気力がなく、明日は仕事初めだしなという事で、私の笑い初めはこれにて終了。初笑いで最前で昇太さんで爆笑って、今年はいい年にちがいないですよ!

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