2016.07.26

久しぶりの更新

2~3カ月なんてあっという間。

せめて今日くらいは自分が思い描いている「理想の一日」を過ごそうと頑張ってみる。なかなか。
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2016.04.16

4/16(土)「深夜寄席」@新宿末廣亭

きらりさんの卒業公演。

今日が深夜寄席に出演が最後のきらりさんは、なんと「鉄砲のお熊」という白鳥師匠作の新作を。二つ目最後の深夜寄席は古典を読むのかなと想像してきたので少し意外な印象。

話自体はお熊が切なくて、笑えるというよりはジワッとくるし、コメディタッチでありながら女でありながら基本的には男がメインの相撲の世界で勝負していこうとする健気なお熊が、講談の世界で頑張っていこうとしているきらりさんにも重なって、似合っているし聞いている方も感情移入してしまう。

あまり演芸に馴染みのない若い方にもウケる引きごとを入れつつも、テクニカルなところではきちんと講談として読んでいるように感じたので、とっても良かった。

そんなに話を二つ目最後に読んだきらりさんの気持ちやいかに。

5/1からは同じ末廣亭で神田鯉栄(かんだりえい)と名前を変えて真打として高座に。おめでたい真打ちお披露目興行に皆様も是非に。


テスト

スマホアプリで更新してみているのですが、うまく出来てるかしら。


2016.03.30

3/30(水)「三笑亭噺の会」神保町らくごカフェ

あ、受付を青木さんがしてる。

可龍「石返し」
小夢「親子酒」
~仲入り~
夢丸「あくび指南」
可女次「子別れ」

可龍さんは「この話はとても由緒正しいけど難しい上に面白くない」ってまくらでしきりに。初めて聞いたのだけど、確かに爆笑!って噺ではなかったけど、つくりといい筋立てといい落語らしい楽しい噺だった。笑三師匠や可楽師匠は最初に教わったというのもなんだか納得がいく。小夢さん(下戸)は昔お酒でえらいめにあった時のエピソードをたっぷりからの親子酒。正直に書くと今までそんなにピンとくることは少なかったのだけど、今日は面白かった。ふとした瞬間のパッとした楽しさがいっぱいあった。

夢丸さんは夢楽師匠に「一目上がり」の稽古を付けてもらった時の思い出を。最後の夢楽師匠の台詞までが出来過ぎだろ!位にいい話。私あくび指南って進みがちんたらしている印象だけど、夢丸さんのはあまりダラダラしてなくて好み。煙草は「そんなに吸わなくてもいいだろう!」って思ったけど。

そしてトリは今度真打になる可女次さん。なぜ落語家になったかの微笑ましい(そしてどこまで本当なのかしら?な)エピソードをいくつか話していざお話に。最初の本筋に入るまでの熊五郎がなぜ今一人なのかを説明していく部分を聞いていて、可女次さんってこんなに柔らかくて味のある口調だったかなあってふっと思う。ふわっとしていてとっても良かった。

全員終わって最後は今日届いたばかりの「三笑亭可風」の幟を披露して、チケット販売タイムだったのだけど、なんと持ってきたのがあっという間に売り切れて売りそびれるという思いがけないオチ。一番「あーもっと持ってこればよかった!」と悔しがる立場である可女次さんはぼそっと「こんなに売れるんだねえ」ですって。らしいよね。兄弟子達が「本当にこれで終わり?!」「もっと持って来ないと!」とキャッキャしてた。

スパンが長めでもいいから続けてやって欲しい。ちなみに今回五年ぶりらしいですけど。外タレのアルバム並みの長めの待ち。皆もう真打なんだなあってしみじみする良い会でした。

「ここは写真OK!どんどん色んな所にのせて宣伝して!」の一枚。
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ああやってみると結構大きい、綺麗な色でした!
真打お披露目興行は5月1日(日)末廣亭夜席からスタート!
http://www.geikyo.com/new/new_detail.php?id=389

2016.03.27

3/27(日)「第163回朝練講談会」@お江戸日本橋亭

頑張って起きたらいい事あった。

すず「寛政力士伝 谷風七善根~出羽屋幸吉の改心」
貞橘「笹野権三郎~海賊退治」

すずさん「七善根というのに四つしか見当たらない謎(この前常連さんも同じことを話してた)」とか「講談も大相撲みたいに『抱っこ権』とかあったら」なまくら。「そんな需要ないかもしれませんけど」とおっしゃってたけど、あるね。してもらいたいねお姫様抱っこ。すずさんは声や話し方に甘ったれた感じがないので女性でも聞きやすい。

貞橘先生の「海賊退治」は30分あるので普段寄席では入れてないような部分も入ってのたっぷり版。海賊退治は色んな方が読んでいるけど、逃げた海賊を海の中で退治して、生首を片手に夜の海からザッパーン!と出てくる貞橘先生の形はダイナミックで好き。とっても絵になるではないですか、美しい武士がもじゃもじゃした海賊の生首を持って海から出てくる姿なんて!。初めて聞いた時、その絵の派手さに「ウホ!」となった。斬り合いの場面では、張り扇と扇子で調子を取りながら読んでいくのだけど、その音とテンポが軽やかで、低い貞橘先生の声と相まってとっても心地いい。この綺麗さって貞橘先生の良さの一つなんじゃないかなあっていっつも思ってる。上半身をまっすぐキープしたままですっすっと読んでいくあの感じ。

朝からとてもいい気分!

2016.03.26

3/26(土)「第53回貞橘会」@らくごカフェ

毎月本当に楽しみで楽しみで。

いちか「熊田甚五兵衛」
貞橘「真田の入城」
貞寿「木村又蔵 鎧の着逃げ」
貞橘「相馬大作 最初の本懐」
~お仲入り~
貞橘「裸川の由来」

「真田の入城」は前半ののんびり感からの、後半の修羅場。華奢すぎず野太すぎず、滑らかな声で読んでいく貞橘先生の修羅場は本当にカッコいい。すっごくよかったのに最後に日にちでちょっとコケた。そんな日にちなんて皆そこまでちゃんと覚えていないのだから、間違っても黙って押しきればいいのに自分でバラしてしまう貞橘先生。

「裸川の由来」は今月3回目だけど、読みなれている分微妙に色々変えてたり引きごとをいれてみたり出来るようなので、聞いていても安心感がある。これを読む前のお金のまくらが面白い。

「相馬大作」は今回ネタおろしの模様。国を相手に仇討をするとう話なのだけど、固めの内容でこういうの貞橘先生似あう。途中殿様を殺す「たぶさを掴んで首に手を廻して…」のあたりのシリアスでダークな描写が猛烈にカッコよかった。似あう!とても似合う!。あのナリ(高身長)と声(低)だから本当はこういうのをどんどん読んでほしいなって思うけど、こういうのばかりだと男男しすぎてキャッチーさには欠けるのかなとも。声色を変えたり演技してるなってなりすぎるのが好みじゃないので、貞橘先生は動きも声もくどくやらない分、クールで余計にカッコよかった。ここでも最後でボケてて、ちょっとだけ「間違えてもスルーして!」と思った。

今回はとってもバランスが良かった。「真田の入城」で修羅場を呼んで、「相馬大作」はネタおろし、読みなれてる「裸川」。毎月三席しかも修羅場とネタおろしが入ると結構大変だろうなとは思うのだけど、正直貞橘先生は都内での一般入場可の会が少ないので、せめてこの会は少し無理して欲しいところ。

次回はらくごカフェがGW休業に入ってしまうので、最終土曜ではなくその前の4/23(土)13:30~から。

2016.03.21

3/21(月)「浪花相撲美談 関取千両幟」を聴く会@神保町らくごカフェ

ものすごく楽しい!

いちか「狩野探幽 大津屋の屏風絵」
みのり「塙保己一」
琴柑「井伊直人」
南海「稲川の生い立ち 並みに故郷に錦」
~仲入り~
南海「千田川と松吉 並みに大阪御難」

前座の二人が二人ともちょっと疲弊しているように見えた、大丈夫かな。琴柑さんは気持ち的にも物理的にもグイグイ前に出てくる感じ。ここまで三人でかなりたっぷりだなあと思っていたけど、正直なところ南海先生の高座は前の三人の印象を全部吹っ飛ばすような高座だった。

お相撲の話ということで、なぜか勝手にそんなに熱い展開とか大事件とかないのかなあと思っていたけれど、そういうことは全くなくて。低くて落ち着いたとても心地のいい声で、ガンガン話を進めて行きながらも、ポンポン楽しい引きごとが入って、気がついたら前席小一時間あっという間。仲入りはさんで後半も「軽く♪」っておっしゃりながらも、またも事件につぐ事件でたっぷりのボリューム。

上方の人ならではのやりとりの間や言葉は新鮮だし、引きごとなどで結構下ネタ的なものが入りつつも下品にならず。どう説明したらいいのかわからないのだけど「長い話を聞いている」感がすごい。終わった時の「聞いた!」という気持ちのいい充実感。東京にいて南海先生のこんな高座が聞けるなんてなんとありがたいことよ。

「いやーカッコいい!」「もーカッコいい!」「面白い!」そればっかり出てくるような楽しい高座だった。

次回は5/28(土)神保町らくごカフェで18時開演。

2016.03.19

3/19(土)「巷談さくま亭」@さくま亭

さくま亭初体験。

貞橘「裸川の由来」
貞友「馬場の大盃」
〜仲入り〜
貞水「槍の前原」

貞友先生の勉強会のような会なのかな。こじんまりとした和室にお客さんびっしり。貞友先生以外はどなたが出るのかわからないまま、とりあえずずっと気になってたし、常連の紳士にも「行ってみるといいよ」って言われたので来てみたら、真打になってからはほとんど出ていない(らしい)貞橘先生のまさかの登場で、嬉しくて正座のまま座布団の上で軽く跳ねた。

午前中は真打お披露目パーティだったそうでその話を少し。裸川の由来は昨日も聞いたのだけど細部は色々違っていて、貞橘先生も一言一句派じゃないんだなあと改めて。貞友先生はこの前の伝承の会の話をして、何を読むか色々迷って結局これに。貞友先生でこういうタイプの話に今まであんまり当らなかったので嬉しい。

仲入りではお茶のサービス有。

貞水先生は「槍の前原」を。普段貞橘先生でよく聞く話を師匠で聞けた!。時間があるからか色んな引きごともはいってたっぷり。当たり前なのかもしれないけどこうやって聞くと「貞橘先生ってそっくりなのね」みたいな個所がちらほら。筋も台詞も全部知っているのに飽きずに楽しく引き込まれながら聞けるのが、これがベテラン(というか貞水?)の力なんだなあと。

またお邪魔したい。

上野動物園と清澄庭園に行って来た。

すっごい人でした。

「今日はどこかにガッツリ写真を撮りに行きたい」ということで江ノ島と悩んで、夕方から別の予定もあることだしと近い上野にして、11時ごろに上野動物園の正面入り口に着いてみたらもうすっごい人。かなり並ばないと入場券も買えなさそうな混みよう。混んでいるのは厳しいけどここで帰るのもなんだなあということで、西門に回ってみるとこちらはさすがにすぐ入れた。とはいえもうどっこも人でいっぱい。人の多さに気後れしてしまい「しっかり見るぞ」という気になれず、しかも写真を撮りに来るのも久しぶりで、なんとなく回って終了。

あまりの人の多さにただ噴水を眺める。
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このまま帰るのもなあととりあえず一本で行ける清澄庭園に移動する事に。動物園がというよりも上野全体に人がいっぱい。まだ桜もほとんど咲いていないのに早々とシートをひいて花見(飲み?)をしている人もいるし、ちょこっと咲いている桜に群がって写真を撮る人もいるし、観光地すごい。

もう終わりがけの桜にもこの人だかり。
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清澄庭園もいつもよりは人が多い印象。まだ桜も咲いていないし、早咲きの寒緋桜は終わっているし、特別すごい見所があるわけじゃない清澄庭園でさえも(酷い言いよう)。何もないとはいえ、広くて静かでなんだかのんびり出来るので、私は大好きです。近所ですし。

ずっと桜と勘違いしていた杏子。
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静かでとてもいい。
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寒緋桜は、もうすっかり終わり。毎年楽しみにしていたはずなのに、今年はいつ咲いたかもチェックできてなくて、そんなに忙しいか?年に一度の桜もチェックできない程なのか?色々考えてしまう。

せめてと綺麗に咲いているのを日の丸構図で。
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写真も下手なりに日々撮っていないと感が鈍るのを実感。あと、60Dのファインダーを覗いていて、どうもぼやけてる。どこか設定が変なのか?そんなに目が悪くなっちゃったのか?もしかしてカメラの不具合?。結局最後までなんでボケているのかわからず終了。ピントがあっていないわけではなさそう。

そしてこれ、さっき改めてマニュアルを見ていて気がついた。視度調整つまみのせいだった、ちょっといじったらくっきり見えた。マメに撮らないと駄目だって本当につくづく実感。

沢山撮って行こう!

2016.03.14

3/14(月)「講談かぶら矢会」@国立演芸場

雨だけどお客さんいっぱい。

山緑
貞山「三井の大黒」
琴梅「明治異聞~怪漢の拳骨」
琴調「大岡政談~万両婿」
琴星「諸国民話~女切峠」
~仲入り~
琴桜「大石内蔵助妻子別れ」
琴柳「上州侠客~二人忠治」

聞いたことのない話が多くて、どれも「新しい話を聞く楽しさ」を満喫。講談ならではの「そりゃちょっと上手く行き過ぎ!」という結末もあるけれど、そういう話のつくりは講談ならではのものと思って楽しめばいい訳で。

琴梅先生の「明治異聞」は、ずるい医者や勢いありすぎる長男というキツめなキャラの中、世慣れてとぼけた警官が琴梅先生っぽくてよかった。琴調先生の「万両婿」は、親切心があだになり何もかもなくしそうになった時、大岡様のお裁きのおかげで一発逆転的に成り上がる男の話。「そんな上手くいくか~?」なんだけど、まくらでの「昔愛嬌があり過ぎる」と言われたという琴調先生の柔らかい雰囲気のおかげで「良かった良かった」って気持ちで終わる。軽くて雑な登場人物も嫌みがない。

琴星先生は民話を元にした「女切峠」。最初に少し江戸から明治にかけての工場のしくみについてお話。好き合った若い二人が最後は池に身投げっていう悲恋なのだけど、琴星先生が読むとそこまで陰惨な雰囲気にならない。「ネットで『女切峠』で調べる沢山出てくるよ!」と言われて早速調べたのだけど、琴星先生の高座で聞いた時に出て来た「後参入の糸屋の男」が出てくるものがなく。こいつが本当にクソ男で、こいつが色々画策したせいで二人が上手くいかなくなった感あり。でもこういう悪い系策士が出てくるからこそ講談ぽくなってる気がするので、このキャラが先生のオリジナルなら琴星先生すごいなって。こいつがいないと悲恋とはいえ普通の民話っぽいのだ。

琴柳先生の「二人忠治」は、忠治と大店の旦那の「器のデカイ男合戦」みたいな話。子供の為には頭を下げる忠治も、やくざ者だとわかっていながら丁寧に忠治達をもてなす旦那もカッコいい。あと琴柳先生の高座のあの佇まいもカッコいいなあって思いながら見てた。あえてなのかわからないけど、全体的に間がたっぷりで、それがとってもいい間に感じた。

「講談だけで国立!?」とか「本牧にも数人しかこないのに?」って言われて始めたという「かぶら矢会」も、今ではこんなに沢山のお客さん。今回で60回目だそうで、ご本人達が一番感慨深いかなあと思いつつも、以外にあんまり色々深くは考え過ぎてないかもな、とも思ったり。

ベテランの先生方ばかりだけど、終演後は皆様出て来てお見送りっていうのもなんだかいい。

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